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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4606号】メッセージ

2006年7月8日
ルカによる福音書 12章22~34節 小さな群れよ、恐れるな 芦名弘道 ・最も良くご存じなのは主ご自身 「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる」(12・32)。 この言葉を最初に聞いたのは、全世界でたった十二人、ルカの報告によって広く捉えても七二人の主の弟子たちです。一握りとも言えない無きに等しいこの群れに、「恐れるな」と主は言われました。 私たちも微少な群れです。将来への言い知れない不安は心を去りません。その不安を育てている根は、私たちの中にある恐れであることに、この主のお言葉の前に立って改めて気づかせられました。 教会の今後を憂い悩む心の奥底には、このままでは教会が消えてなくなるのではないかという恐れが常にあります。現実を打開しようと提示される知恵に富む方策も、力を込めた叱咤も、ついには虚空に吸い込まれるように消え失せてしまうのは、すべ……

【4605号】ラバイズ・フォー・ヒューマン・ライツ

2006年6月24日
前述した日本宗教連盟理事長として各方面の会に参加させていただいている。五月十一日外国人記者クラブにて、庭野平和賞の授与式に出席した。 今回はイスラエルのラビたちがパレスチナの弱者側に立って平和と人権と正義のため貢献している働きが選ばれて二千万円が贈られた。立正佼成会が授与するのだが選考したのはノルウェーのルター派の司教がその責にあった。 私はイザヤ書32章17節を引用しつつ挨拶した。「神の姿に似せて創造された人間(Imago Dei)をパレスチナ人、イスラエル人の隔てを越えて尊重していくための実践こそ、まさにシャロームそのものです。 平和について論ずる者は少なくありません。平和を願う人も多くいます。しかし、平和を作り出す人は必ずしも多くはないのです。 そうした中にあってラバイズ・フォー・ヒューマン・ライツのなしつづけておられる平和を作り出す働きは、全世界の人々に人間の尊厳を取り戻さ……

【4605号】人ひととき 柴田 順子さん

78歳、将来を語る 新聞広告で見たカルチャーセンターの和菓子作りの講座が目にとまり、申し込んだ。「こんなにのめり込むとは思いませんでした」マイスターをはじめ数々の資格を所得し、気が付けば和菓子を作り続けて十年になる。 教会に繋がったのは母の影響だった。自由学園で羽仁もと子の薫陶を受け、卒業後、植村環に導かれて受洗した。近所の八百屋の二階を会場として、浅野順一が聖書の勉強会を開いていたのにも参加した。母の祈りに支えられて教会生活を続けていると思っていた。しかしある時、母を通して神様が捉えていて下さると気付かされる。母の姿を見て学ばされた事は多いが、それも神様の守りであり、母の姿を通してつかまえて下さったのだ、と。そもそも自分は大それた人間じゃない。意地悪をしたり、きつい事も言う。でもそんな人間が人を喜ばせたい、それを通して神様に喜んでいただきたい、そう思うように導いて下さったのだと思……

【4605号】お知らせ

★ハンセン病を正しく理解する講演会2006「いのちの尊厳を求めて」/(1)関東地区、時=6月24日(土)14時~17時、所=教団柿ノ木坂教会、講師=石田裕さん/(2)関西地区、時=7月1日(土)14時~17時、所=日本キリスト教会西宮中央教会、講師=曽我野一美さん/主催=社団法人好善社TEL03-3712-3845、関西連絡先TEL06-6491-1704(山本) ★東京地区原理問題相談会 時=7月7日(金)13時~15時/所=日本キリスト教会館4階会議室/問合せ=東京教区事務所(TEL03-3203-4270)

【4605号】出版局ニュース

★新刊から 『歴史の狭間を生きる』〈李仁夏〉戦争が暗い影を落とす一九四一年に余儀なく日本の中学に留学。教会と地域に仕えつつ、「寄留の民」として差別と向き合い、共生社会を目指して「和解の福音」に仕えた感動の記録。四六判・二三一〇円 『キリスト教徒が生きたローマ帝国』〈松本宣郎〉キリスト教公認以前のキリスト教徒は、「迫害」の中で死と隣り合わせの日々を送っていたのであろうか。彼らの実態を、社会史の観点から丁寧に紐解く。四六判・二五二〇円 『初期キリスト教の礼拝--その概念と実践』〈P・F・ブラッドショー、荒瀬牧彦訳〉教会の最初の数世紀に、キリスト者たちはどのような儀式を、なぜ行ったのか。時代背景と地域性から説得力のある叙述で考察し、その起源と展開を探る。四六判・二六二五円 『講座 日本のキリスト教芸術』全3巻〈刊行開始〉 日本の文化に溶け込み、固有の芸術として開花した、日本におけるキリ……

【4605号】牧師のパートナー

礼拝の喜び 田中 篤司 (安行教会員) 妻が安行教会の牧師に就任してから、九年余りの年月が経ちました。東京三鷹での生活に区切りをつけ、二歳の子どもと夫婦三人で埼玉安行にやってきました。期待と不安を抱きつつ…。妻は、一体どんな説教をするのだろう? ちゃんと福音を語るのだろうか。私たち信徒に十字架のキリストを毎回解き明かしてくれるのだろうか? いつもいつもキリストの十字架と復活を語って欲しい。私たちは聖書の言葉を聴いても、十字架と復活のキリストとの関係をすぐ見失ってしまうから繰り返し繰り返しとしつこく言って煙たがられはしましたが。 安行教会では、火事で現在の場所に移築後(皆様のご協力をたくさんいただいたらしい、ありがとうございます)、教会学校が閉じていて、CS教師の希望もなく、再開のめどが立っていませんでした。それならと、牧師が新たな方向を紹介し、その学びを始めることになりました。……

【4605号】消息

原  彰氏(隠退教師) 四月二六日、逝去。九〇歳。埼玉県に生まれる。一九三九年関西学院大学神学部卒業後、前原教会に赴任。その後小倉鍛治町、大分、広島南部、福岡中部、姫路五軒邸、唐津各教会の牧師を務め、九〇年隠退した。遺族は長男の誠さん。 横山フサ子氏(隠退教師) 四月二九日、逝去。九〇歳。福島県に生まれる。一九四二年横浜共立女子神学校卒業。六〇年から東京復活教会に赴任。七一年から七三年まで川口教会担任教師を務め、九一年隠退した。遺族は義弟の州夫さん。 白石愛子氏(隠退教師) 四月二九日、逝去。九二歳。愛媛県に生まれる。一九三八年神戸女子神学校卒業。四九年から八三年まで松山教会担任教師を務め隠退した。遺族は甥の東山隆志さん。

【4605号】教規一五四条の変更を検討 第五回予算決算委員会

第34総会期第五回予算決算委員会は五月十五日・十六日の両日、教団会議室で開催された。 総幹事および財務担当幹事より当委員会に関わる諸事項の報告を受けた-二〇〇六年度各教区総会への総幹事報告、二〇〇五年度の財務関係諸報告、二〇〇五年度決算、教団監査委員からの要望、新横浜所在の土地売却、NCCへの負担金等。 ついでC表改訂後の問題点の協議では、教団年鑑に記載されている年間統計の継続性について検討し、C表の謝儀記載では、教会からの支出と互助に分けてあるが、年鑑の統計では従来通り合算して記載することを確認した。 新横浜の土地売却については、改めて売却に至った事情と経過について総幹事より説明を受け、事情止むを得ないものとして承認した。 二〇〇七年度教団負担金については、現在の負担金賦課方式と、教規一五四条との乖離について協議を行い、教規を変更する方向で検討し、更に将来の負担金のあり方について……

【4605号】次期総会での継続設置を要請 在日韓国朝鮮人・日韓連帯特別委員会

第34総会期第三回在日韓国朝鮮人・日韓連帯特別委員会が、五月十五日~十六日の両日、教団会議室で開催された。 酒井薫委員長が聖書日課の出エジプト記12章1~12節をもとに奨励。続いて報告事項に入った。 まず在日大韓基督教会と教団の宣教協約に基づく宣教協力委員会開催の結果、「入管法改定案」に反対する共同声明が発表され、また「教育基本法」の改定に対する共同声明を協議中であるとの報告があった。 外キ協関連では、広島で開催された全国協議会、全国キリスト者集会、「外国人住民基本法」の制定を求める国会請願署名運動、北海道で開催された外登法問題国際シンポジウム(外キ協ニュース54号参照)について報告があった。 吉澤恵次委員が関わっている「尼崎入居差別裁判」1審一部勝訴の報告(控訴中)、があった。また、前委員会で支援を決めた韓国ソロクト・台湾楽生院訴訟について、「ハンセン病補償法」の改正という、国外……

【4605号】整えられていく東京教区 東京

第65回東京教区定期総会は五月三〇〜三一日の両日富士見町教会を会場に、正議員、准議員等四二二名の出席を得て開催された。 開会礼拝は富里教会島津虔一牧師による「教会の生命の基盤」と題する説教によってなされた。 礼拝に続き、教団問安使山北宣久教団総会議長、来賓秋山徹出版局長、小林貞夫年金局理事長の挨拶を受けた。 山北宣久教団議長は教団の課題に言及。「教団紛争等で体力の落ちた教団は信頼関係の回復が急務」「正しい聖礼典執行による一致」を訴え、新潟県中越地震被災支援に一層の募金協力を呼びかけた。 長崎哲夫教区総会議長は、議長報告として教区運営状況を詳細に述べた。教務の一部を五支区に委任することとあわせて五支区教務打ち合わせ会により教務を遂行し、教区財政は負担金の四割によって賄われ六割は教団に納付、負担金未納問題は教区財政全体の位置づけによる検討の方向で取り組むと述べた。 また懸案の墓所拡張……
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