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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4608・09号】沖縄教区からは推薦議員として十名

2006年8月12日
「第35回教団総会開催準備委員会報告」では白戸清書記より報告を受けた。主な報告は次の通り。 まず第35回日本基督教団総会議事日程・議事運営については、次のように報告された。 二〇〇六年十月二四日(火)十三時三〇分の開会礼拝をもって開始し、二六日(木)、閉会礼拝をもって十五時に終了する。主題は「日本基督教団の過去・現在・将来」とする。 この主題については、どのような意図があるのかという質問があったが、山北宣久委員長(教団議長)により「大阪女学院での第14回教団総会から四〇年、教団は荒野の四〇年を経てきた。この四〇年を『過去・現在・将来』と確認して総括していくこととする」と説明された。 推薦議員、准議員については、推薦議員三〇名、准議員十五名が選任された。特に沖縄教区の教団総会議員未選出による未登録について、「沖縄教区の現実を受け止めて、今回、沖縄教区総会で選出された三役、常置委員を推……

【4608・09号】第34総会期第5回常議員会 依然改革途上の教団財政 機構検討特設委員会を設置

常議員会二日目の十一日午前、議長提案の機構検討特設委員会設置議案が上程された。第30総会期以降検討が続けられて来た教団機構改正・財政検討委員会による第33総会期、04年の答申に基づいた処理の内、残されている諸問題を検討しようというもので、教規52条以下に規定されている一研究所と三業務機関(宣教研究所、部落解放センター、出版局、年金局)の機構検討を目的としている。 竹前昇総幹事は、「部落解放センターは教団の業務機関であって、委員会ではない。三業務機関は自主独立的で財政は総幹事は把握していない。しかし責任はある。部落解放センター、出版局、年金局の財政と教団の予算決算委員会における審議との整合性を図って欲しい」「委員五名は常議員から選出し、任期は今秋の教団総会までとする」との補足説明を行った。 討議の結果、賛成多数で承認し、議長が指名した佐々木美知夫(招集者)、長崎哲夫、後宮敬爾、高橋豊、樋……

【4608・09号】沖縄教区・知花議長出席

初日の冒頭、議題1「陪席者に関する件」では、新しく教区総会議長に選出され、常議員会に出席(要請陪席)した京都、兵庫、沖縄の議長が、それぞれ挨拶を述べた。知花正勝沖縄教区総会議長は、私的見解であると断った上で、用意した挨拶文を朗読した。 以下にその要点を記す。 「沖縄教区議長が常議員会に陪席することで、教団との関係回復が全面的になされるのではない。さまざまな意見があるが、個人の決断でこの場に臨んだ。 『教団に暫く距離を置く』事態があり、問安使拒否が続き、教団総会議員を選出せずに今日に至った。その中で、『沖縄宣教連帯金』による支援や『教区連帯配分協議会』においての特段の配慮をいただいている。その他の諸献金や個々の教会の会堂建築への協力など、この事態の中で、なお支えられていること、人的な交流が続いていることに感謝を述べたい。 『教団に暫く距離を置く』声明以来、教団政治と教区政治の衝突を実……

【4608・09号】第34総会期 第5回常議員会

教憲・教規と宣教課題の間 七月十~十一日、第34総会期第5回常議員会が、教団会議室で開催された。何よりも、第33第34総会を通じて、初めて沖縄教区総会議長が出席したことを、報告する。このことが「沖縄教区との関係回復」の第一歩となるかどうかは、現段階では即断も・楽観もできない。なすべき対応の努力をたんたんと続けることこそが何よりも肝要だろう。対話無くして進展はない。知花正勝沖縄教区議長の決断に大きな拍手が湧いた。 兵庫教区の按手礼式を巡り議論 議題5「総幹事報告」の質疑は、毎回長時間を費やすが、今回も多くの項目で多様な質疑がなされた。 特に次の項目で、質疑が交わされた。 就業規則等検討委員会の答申に基づき就業規則案を作り、職員集会を開き説明していることが報告された。報告に関連しキリスト教事業所連帯合同労働組合の性格について質問があり、愛澤豊重総務幹事は、「企業内労組であ……

【4607号】主の招きに応える

2006年7月22日
日曜日、礼拝が始まる前にチャイムを鳴らす。テープの曲を外に流すこと十分間である。教会への途上にある皆さんが、このチャイムを聞き、礼拝に招かれているという思いが一層強まり、思わず足を速めるという。あるいはチャイムを耳にしてほっとされる方もある。一週間が終わり、新しい日々が始まったという思いが深まるのである。 もう三〇年もチャイムをもって世の人々に礼拝へのお招きをしている。ある日、チャイムを鳴らしてまもなく、牧師館の玄関を激しく叩く音がした。道を隔てた隣家の人で、うるさいから止めろと言う。夜の仕事のようで、眠られないと言われる。こちらにも言い分はあるが、その人に迷惑をかけている以上、すぐさま止めたのであった。その家は飲み屋さんであり、深夜までカラオケの歌声が聞こえてくる。今度はこちらから乗り込むか、なんて報復を考えたりもした。改めて教会の世にある存在を考えさせられたのである。 教区総会に教……

【4607号】人ひととき 長谷川孝子さん

三番目の子を授かったとき、長谷川さんがそれまで絶対と思ってきた価値観は全く機能しなくなってしまった。 長女、次女と授かり男の子。男の子だったらと心に決めていた聡(そう)と名付けた。名付けの後、ダウン症であると診断が下った。一生治らない。小児科医である夫の言葉は孝子さんを納得させるに十分だった。 子供によい教育の機会を与え、能力を身に付ければ万全だと思ってきた。能力主義、孝子さんは「進化主義」と言う。自分も何の疑問もなくこの価値観で育ってきたし、子供たちもそう育ててきた。しかし、この子には通用しない。教育する意味、育てる意味が分からなくなった。はじめて経験した落差、ギャップがあまりに大きかった。この子がこの家に来た訳をどうしても知りたいと思った。 そんな折、長女の同級生のお母さんから教会の家庭集会に誘われた。孝子さんには聖書への信頼があった。招きに応じた。 信者ではなかった両親が、孝……

【4607号】第3回部落解放全国活動者会議に参加して

第3回部落解放全国活動者会議は、奈良県天理市にある天理教施設を会場として六月十九・二〇日に開催されました。全国から約一〇〇人が集まり、部落解放を願って熱く語り合いました。今回は天理教大阪教区啓発委員会の好意により、会場や宿泊など様々なお世話をしてくださいました。ご奉仕に心から感謝いたします。 また、合同メソジスト教会よりランディ・ディ世界宣教局総幹事が来日され、「差別と連帯」と題して講演をしていただきました。講演の最後に「合同メソジスト教会世界宣教局は教団部落解放センターに宣教師を送る準備ができている。一緒に連帯しながら部落解放を進めていきたい」という大変嬉しい報告がなされ、思いもしないこの知らせに会場は拍手の嵐でした。「部落差別問題は日本だけではなく、世界の問題である」という力強い言葉に希望を感じました。部落問題はまだまだ現実社会に根強く残っています。宗教を越え、国を越えてたくさんの人……

【4607号】牧師のパートナー

神は偉大、小さい私 井上 春菜 (河内長野教会員) 私が牧師である夫と結婚して気付けば八年余りの月日が流れました。まだまだ生まれたてのひよこのような気もしますし、あまりにも濃密な激しい日々を送って来てもう人生の折り返し地点に立っているかのような錯覚さえ感じます。私はまさか自分が「牧師夫人」と呼ばれる人として生きていくことになろうとは夢にも思っていませんでした。十代の頃、牧師家庭のイメージは、私にとって歌舞伎の世界のように特殊で閉ざされた世界でした。牧師夫人は必然的にまるで相撲部屋の女将の如くハードな涙の陰の働き手と想像していたのです。母教会の牧師夫人が何でも出来てよく気が付き、チャキチャキ仕切り上手な方だったためかも知れません。その後今迄およそ300人の牧師夫妻との出会いに恵まれて百人百色である事を知り、精一杯用いられたらオリジナルでもいいという事に気付きました。私はクリスチャン……

【4607号】消息

遠藤信治郎氏(隠退教師) 六月一日、逝去。九六歳。長野県に生まれる。一九三八年関西学院大学神学部卒業後、日本メソヂスト教会大石教会に赴任。五八年から七五年まで志筑教会牧師、八七年まで担任教師を務め隠退した。五八年から六四年まで広石教会を併せて牧会した。遺族は娘の堂山めぐみさん。

【4607号】統一協会浸透阻止の運動を開始韓国ヨス市教会連合 統一原理問題全国連絡会

例年のように統一原理問題全国連絡会が二〇〇六年六月十五日(木)~十六日(金)、日本基督教団会議室において開催された。参加者は世話人六名、各教区(東京教区は支区)推薦計二〇名、自主参加四名、発題者一名、事務局二名、PCK(大韓イエス教長老会異端似而非対策委員会)六名の合計三九名であった。 今回のPCKメンバーの参加は、一昨年に続いてのもので、〇五年六月に結ばれた両教会の相互協定書に基づいての参加である。 代表世話人岩﨑隆教団宣教委員長と黄勝龍PCK委員長の挨拶に引き続き、講演Ⅰとして今年一月にソウルで行われた「日韓教会フォーラム報告」がPCKメンバーへの感謝と共になされた。また合同結婚式に参加し在韓する約六五〇〇名の日本女性に対する働きかけが望まれるが、住所不明の場合もあり、現地の韓国諸教会、牧師の協力が必須であり、ホットラインの構築から始めていく旨述べられた。 山口広弁護士による講演……
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