【4648号】幻をもって厳しい現実に向き合う 奥羽教区・東海教区・東中国教区

■奥羽教区報告
三つの教区の報告が行われ、最初に、邑原宗男教区議長が奥羽教区の報告を行った。膨大・詳細な資料が提示されたが、「大切な所だけ抜き出して」と断り、伝道の歴史とそこで働いた信徒教職が抱えた問題に焦点を当て、詳しく説明がなされた。
最初に、東北教区からの分離独立という独特の歴史に触れ、『「一つなる教会」を標榜することを宣教基本姿勢として教会間の交わりを大切に教区形成に努めてきた』ことが述べられた。
次に、報告資料の小見出しに「日本基督教団の方式伝道の課題(挫折の中から-特に東北地方特別開拓伝道)」とある通りに、次々と打ち出された方式伝道の問題点が指摘された。その中で、特に、伝道経験豊富な人材こそ適任と思われる開拓伝道に、何故神学校を出たばかりの若い伝道者が遣わされたのか、期限内経済的自立という事実上のノルマが課されプレッシャーを与えたのかという疑問が投げかけられ、その果てに教職が失意の内に教会を去るという状況に、「痛みを今なお持ち続けている」という痛烈な指摘がなされた。
配布された資料では、奥羽教区長期宣教基本1期~5期の文面が紹介された。この方針がどこから生まれ何を課題としているのかを考えさせる説得力豊かな発題であった。

■東海教区報告
東海教区の報告には西之園路子常置委員が当たった。先ず、伝道委員長を含めた四役制度、伝道部のもとに婦人・青年・農伝の三専門委員会が置かれる東海独自の組織体制が紹介された。
特筆すべきは資料にも上げられた教区レベルの各種集会のことだろう。伝道協議会一〇二名、信徒修養会一七一名、婦人研修会四三二名、青年修養会六三名、農伝協議会六六名、その集会数と参加者数に圧倒される。数が全てではないと言いながら、将来を悲観せざるを得ない材料が多いこの宣教方策会議に於いて、疲労回復剤に優る清涼感があった。勿論この数字は偶然ではなく、教区の歴史を通じての働きの結果であり、教区・地区・各部がいかに連帯協力しているかが、縷々語られた。
最後に「今後の課題」として、「謝儀互助制度の全面的見直しが検討されている」ことが紹介され、このことが「教区として伝道をどう考えていくかという問題と深く結び付いている」と説明がなされた。

■東中国教区報告
宮川経宣教区副議長が演壇に立った時には、全体に時間が押しており、二〇分の筈の持ち時間は半分となっていた。この限られた時間ぴったりに、しかもジョークを交えて、東中国教区の報告はなされた。
最初のジョークの部分、添付資料の教区地図が人間の横顔を連想させる。「顔の見える関係」が東中国教区のキーワードであり、そのことを地図が雄弁に語っている。五〇教会の小教区、にも拘わらず地域間格差は激しい。高齢化が著しい地域で、ことは深刻になっている。「教区の現状報告」の③では、会計に於ける「教師謝儀の比率が75%以上の教会が多くある」と指摘され、「教会強化特別資金の充実」など教区独自の取り組みが紹介された。
資料の「最後に」の項目にも、「伝道圏伝道という概念を教区全体が共有し、『この地域の伝道は、この教会が、この教師が、そしてこの信徒が担っているのだ』ということを互いが理解しあう『顔の見える関係づくり』を何より大切にしている」と記されている。
「互いに学び協力しあう関係により、小規模教会、地方教区と呼ばれながらも、合同教会の豊かさを実感できるものと思われる」と、報告は結ばれた。

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