第24回神学校等人権教育懇談会が2010年7月8日(木)午後1時から5時まで、教団会議室で行われた。
出席者は、7つの神学校・大学神学部からの代表8名と部落解放センター関係者3名の計11名。
まず、礼拝で懇談会が始められ、西南大学神学部の片山寛さんによって詩編130編のみ言葉から、差別の根源はどこにあるか等について心に問いかけるメッセージをいただいた。
その後、東谷誠さん(部落解放センター運営委員長)から挨拶があり、この懇談会を開き続けてきたことの意義や、神学校での人権教育を継続的に行っていくことの大切さについて語られた。
次のプログラムは、過去の人権教育懇談会で、参加者の間で交わされた質疑に対する発言について、その真意を確認する時間がもたれた。多くの時間がこのために割かれたことになるが、今後の懇談会の歩みのためには、必要な時間であった。
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解放の輪がどんどん広がって
2010年8月10日(火)~13日(金)にかけて、今年もまたいずみ教会で部落解放青年ゼミナールを行うことができました。
今回で13回目となる青年ゼミですが、回を追うごとにそこに集う仲間との絆が深まり、そこに新しい仲間も加わって、「解放」の輪がどんどんと広がっていくのを感じます。今年は7名の新しい参加者が与えられ、総勢46名の仲間がいずみの地に集まりました。部落差別問題と真剣に向き合い、その中での気づきや葛藤を互いに腹を割って話し合うこの時間は、今では自分にとって、自分を飾ることなく素のままで仲間と交わり合うことのできる貴重な時間となっています。
今回の青年ゼミで私の印象に強く残ったのは、実行委員会の仲間の一人が担当してくれた聖書研究と、解放同盟難波支部の方に案内していただいた芦原橋でのフィールドワークでした。聖書研究ではマタ……
ワーク・キャンプ(千葉)、献身修養会(高知)
新会堂の建築でペンキ塗り
千葉支区青年部ワーク・キャンプ
8月20日(金)~21日(土)、建築中の千葉北総伝道所を会場に、日本基督教団東京教区千葉支区青年部ワーク・キャンプが開催された。7教会から延べ14名の参加という、比較的小規模の集いであった。
ワーク・キャンプの名のとおり、頭を動かすのではなく、体を動かすことをプログラムの中心とする青年の集いであり、近年は、にじのいえを会場に行われていたため、にじのいえが閉鎖となった今年は、会場選びの段階から困難が予想された。
しかし、同じ千葉支区の千葉北総伝道所の大串眞牧師より、新会堂建築にぜひ支区の青年たちの助力を得たいとの申し出があり、会場選びは困難な思いをすることなくクリアされた。ただし、建築中の会堂が会場ということで、宿泊に関しては不可……
10月下旬の第37回教団総会が公示された(新報8月14日発行)。すでに今年の各教区総会では教規1条に従って教団総会議員計360名が選出され(沖縄教区は10名未選出)、常議員会による推薦議員30名も選出された。総会議員は計390名である。
今、改めて教憲・教規で定められた教団総会はどのような教会会議なのか、その主たる点を記してみると--
教団総会は、教憲4条・5条によると、会議制で行われる教会政治の最高の政治機関であり、それは教憲・教規に従って行わなければならない。
教団総会は教団総会議長が招集し、2年毎に1回、10月中に開かれる(教規16条)。
教団総会議員の任期は選挙があった年の8月1日より2年間。
教団総会への議案提出権は『①常議員会、②議員10名以上の賛成があるとき、その代表者。③教区総会、④教団常設委員会および教区常置委員会、この場合は常議……
苦難を乗り越えた先に
祖父に連れられて八丈島教会に通うようになり、素直に信仰を持ち、教会に通い続けた。しかし、受洗は40代になってからと意外と遅い。
求道者として関わり続けた関係が変化したのは、教会付属幼稚園の父母と牧師との対立がきっかけだった。狭い島の中で、それが教会不振に繋がっていくことに危機感を覚えた。幼稚園の父母と教会の架け橋になろうと決意してのことだった。
「受洗してからが地獄の始まりだった」と語る通り困難の連続だった。教会の裏側を見てしまうことになり、牧師との間に壁ができた。教会はぶどうの枝であり、一つと信じていたのに、支区の交わりで「あなたの教会の問題でしょ」と突き放され、躓いたこともあった。教会に行きたくなくなり、家族の問題に逃げるようになった。娘、自分、夫と立て続けに病を得たことも、教会を離れる口実になった。
そんな時、伊豆諸島……
聖名を崇めます。7月下旬、モンスーンによる雨でパキスタンのカイバル・パシュトゥンハ州に洪水が発生し、浸水・倒壊の被害家屋は65万軒、被災者は300万人以上、犠牲者は2,000人超にのぼると見られます。社会委員会ではすでに被災者救援活動を始めたACT(Action by Churches Together) Internationalの呼びかけに応え救援募金を行います。皆様のご協力をよろしくお願い致します。
2010年8月23日
日本基督教団社会委員長 福井博文
記
◎募金期間 2010年10月末
◎目標額 特に定めず
◎送金先 加入者名/日本基督教団社会委員会
◎郵便振替 00150-2-593699
(通信欄に「パキスタン洪水被災者救援募金」とお書きください。)
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
日本基督教団社会委員会
(電話0……
EMS(南西ドイツ宣教会)、青年国際ボランティア
◎期 間 2011年1月より6月まで
◎内 容 ドイツの保育所や教会青年部などでのボランティア活動
◎財政負担 EMSが飛行機チケット代、ビザ取得費用、健康保険、出発前ドイツ語研修費を負担、食事・宿泊・小遣いは受入れ先団体が負担
◎条 件 20歳から30歳まで、英語でのコミュニケーション力、牧師の推薦状
◎募集人数 1名(日本基督教団より)
◎問合先 国際関係委員会(℡03-3202-0544)
◎応募締切 9月30日(木)、書類と下記の面接により選考
◎面接日 10月8日(金) 午前9時30分
去る6月14日~16日、全国教会婦人会連合第21期第84回中央委員会が、日本キリスト教会館で開かれた。出席者は中央委員25名中23名(西中国・九州教区は欠)、準中央委員(東京五支区各1名)、要請陪席、教区陪席、事務局、取材計51名。今期主題「キリストの祝福に満たされて--エフェソの信徒への手紙を学びつつ」を掲げた3回目の中央委員会である。
開会礼拝(司式・説教、川上善子大久保教会牧師)で、「私たち教会は、十字架の赦しの下にまったく新しくされる形で成長する。しかも孤立でなく御手の内にしっかり組み合わされ結び合わされて成長していくものとされている」とのメッセージに押し出され、会議は始まった。
1日目、前回中央委員会記録が一部訂正の上承認。2009年度会計決算報告承認、小委員会報告、その他諸報告の承認がなされた。
《教区報告》
15教区の報告から、教区内での婦人会連合の存……
4704・05号2面「常議員選挙、全数連記を提案へ」記事中、8段目「高橋潤常議員」を「高橋豊常議員」に、お詫びして訂正いたします。……
気仙三一氏(隠退教師)
09年11月24日、逝去。86歳。青森県に生まれる。'53年日本基督教神学専門学校を卒業、同年白鷺教会に赴任、曙教会を経て、青山学院大学、フェリス女学院中学・高等学校、同大学に務め、港南希望教会、大船教会を牧会し、'95年より神奈川教区巡回教師を務め、04年隠退した。遺族は、妻・気仙とみ子さん。
関 潔氏(隠退教師)
10年5月21日、逝去。75歳。神奈川県に生まれる。'97年准允、'98年に目黒原町教会に赴任、01年東京神学大学大学院前期終了、04年より09年まで諏訪教会を牧会した。遺族は、妻・関哲子さん。
牧野冨士男氏(隠退教師)
10年5月25日、逝去。81歳。静岡県に生まれる。日本聖書神学校を卒業後、'52年沼津教会に赴任、荒尾教会、美竹教会、真駒内教会を経て、'90年より00年まで利別教会を牧会した。遺族……