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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4687号】教区コラム 中部教区

2009年11月28日
センター事業の社会的責任 高橋 潤 中部教区内には、日本基督教団の特別財産として運用される事業が2つある。一つは、定員55名の介護付き有料老人ホーム、愛知老人コミュニティーセンター・シルバーホーム「まきば」(以下「まきば」)、もう一つは超教派の納骨堂を管理する「十字ヶ丘復活苑」(以下「復活苑」)である。 この二つは、それぞれ理事会を持って日常の運営が行われているが、財産問題等が発生したときに問われる所有者・責任者は、理事会ではなく日本基督教団の責任役員会になる。教団機構検討特設委員会の答申によって、教団全体の出版局を含む各種センターが、社会的責任を問われた場合の困難さと納税業務上の困難さを問題提起された。常議員会は、責任ある解決策を検討し速やかに実行することが求められている。 「まきば」は、今後も教団法人規則30条「宣教の目的達成のため」のセンター事業の一つとして歩む決断……

【4687号】「平和メッセージ」巡り協議 第3回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会

  去る9月30日、第36総会期第3回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が、小橋孝一委員長をはじめ全員が出席して開催された。 前回第2回委員会議事録案の承認後、野村和正担当幹事より2009年度会計報告が提出されたが、「1年度期の委員会予算枠は幾らなのか。またその費用はどの予算項目から支出されるのか、常議員会費か」等の質問があり、次回までに野村担当幹事が確認して報告することとした。 また、野村担当幹事は過去2年度分(2008年度、2009年度)の教団総会議長および在日大韓基督教会総会長連名による平和メッセージ、外国基本法(案)逐条解説(2005年度版、構成:佐藤信行氏)を配布し、委員会でその内容を確認した。 その後、小橋委員長は、各委員からの報告を求め、暫くの間各々の委員がキリスト教学校人権教育セミナーに参加した報告を行い、プログラムの中で訪ねた2・8独立宣言資料……

【4687号】「戒規適用申立書」受理、調査へ 第2~5回教師委員会

  以下のように第2~5回教師委員会を開催した。 第2回委員会(6月15・17日、天城山荘にて)は教団新任教師オリエンテーションの前後に開催し、主にオリエンテーションの開催準備の内容を扱った。また、戒規の申立人についての信仰職制委員会からの答申の内容を確認し、答申に関して同委員会にさらに説明を求める(諮問)こととした。 第3回委員会(7月13日、教団会議室にて)では、戒規の申立人に関する当委員会からの諮問に対する信仰職制委員会よりの答申を確認し、当委員会において定めている「教師の戒規適用に関する内規」を改定した。 第4回委員会(9月16日、教団会議室)では、教師委員会宛てに届いた申立書等について検討し、その結果、「北村慈郎教師への戒規適用申立書」(申立人・小林貞夫)を受理し、「内規」に従って当委員会内に調査員会を組織して調査をすすめることとした。 第……

【4687号】キリスト教教育主事養成に関する検討委員会設置 信仰問答作成巡り議論

  宣教研究所委員会報告として、主に、現在取り組んでいる二つの課題について、説明がなされた。 一つ目は、前総会期から引き継いでいる「宣教基礎理論」と「宣教基本方策」の作成である。1963年発表のものとの相違は次のとおりである。以前のものは、方策から理論が導き出されており、そのために人と人との横の繋がりの比重が大きかった。今回は、神と人との和解に基礎づけられることを土台に、理論から方策を導き出す方向で、改訂をしようというものである。今総会期中に形あるものとして発表したい。 二つ目は、「日本基督教団新信仰問答-教団信仰告白-」の作成である。 現行の「日本基督教団信仰問答」は、1959年に信仰職制委員会から出版されたものであり、内容は、使徒信条と生活綱領の解説である。 今回新たに作成する信仰問答の内容は、教団の信仰告白の解説である。但し、1959年版と同様……

【4687号】第36総会期 第3回常議員会 10年度「教団歳入歳出決算予算」可決

  沖縄宣教連帯金減額で議論   第2日目午前は、約2時間半をかけて、10年度「教団歳入歳出予算」、「標準報酬月額および掛金」について審議した。 予算案提案に先立って、前日の予算決算委員会報告にて触れられた「三局等収支合算表、貸借対照表」試案が報告、説明された。 「三局等合算表」は、複雑になっている教団の諸会計をわかりやすくするために予算決算委員会によって取り組まれてきた。 現在個別に行われている教団事務局、出版局、年金局、および部落解放センター会計を含めた教団の連結決算を目指して、試案として今回はじめて公にされた。これによって教団全体の大局的な収支状況を見通すことが可能となる。今回の合算表は08年度決算書を資料として作成されている。合算表作成を主に担った寺門文雄予算決算委員が説明に当たった。 三局の連結決算を行う上で困難を生じるのは、収……

【4687号】荒野の声

▼猿を捕まえる方法をご存知だろうか。猿の手がギリギリ入るような口の小さい壺の中に、猿の大好きな食べ物を入れて置く、すると猿は壺に手を突っ込んで中の食べ物を掴む。当然握り拳になり、最早手を引き抜くことが出来なくなる。▼握るのを止めて拳をゆるめ食べ物を離したら、簡単に手を抜くことが出来る。しかし、猿は一端握ったものを手放すことをしないから、壺から手を引き抜くことが出来ずに、そのまま捕まってしまうのだそうだ。▼日光で猿が大暴れしている。何度もニュースで見た。しかし日光で、この方法を使って猿を捕まえたと言う話は聞かない。実際には、こんな方法で猿を捕まえることなど出来はしない。▼一度握ったものを手放すことが出来ずに、まんまと捕まってしまうのは、猿ではない。それは人間だ。一端握ったものを手放すことが出来ずに、その奴隷となってしまうのは人間だけだ。▼高い木に登って下りることが出来なくなった猫や熊の子がい……

【4687号】それぞれ難題を抱えた諸委員会報告 センター明確化方針決定は困難な状況

  一日目夕食休憩後のセッションでは、議事日程に従い順次議事が進められた。 「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会報告の件では、長山信夫委員長より、原田謙委員の病気辞任に伴い木下宣世委員が補充されたことが報告された。その上で、委員会として心砕いているのは、募金状況であるとし、2300万円の目標未達、年内達成が危惧されており、支援先の復興計画が具体化する中で、なお一層の協力を願うと述べた。 センター明確化推進小委員会報告の件では、欠席の後宮敬爾委員長に代わり、鈴木功男委員より報告を受けた。現在、桜井圀朗氏(東京基督教大学教授)による学習会など、今後の歩みにおいて、コンサルタント的な助言を得つつ進め、12月に最終方針を確定する予定。しかし、各センターが方針を明確化できないままでいる現状があり、来年9月までの方針決定は難しい状況になっていると述べた。 伝道……

【4687号】第36総会期 第3回常議員会 幹事任用論議に時間を費やす 連帯金問題でも激しい議論

  第36総会期第3回常議員会は、10月19日から2日間、教団会議室で、30人中開会時28人が出席して開催された。 開会早々、「要求陪席を認めるべきでない」「かつて要求陪席者によって常議員会が混乱した」「今後のあり方を検討してほしい」など、要求陪席についての発言が相次いだ。山北宣久議長は、「今総会期第1回常議員会の冒頭、節度ある要求陪席は認めるとの方針を明らかにし、受け入れられた」とし、一括承認を求め、賛成19人で承認された。 続く前回記録承認議案で、幹事任用議案に関し、北紀吉常議員が「幹事解任の理由を明記せよ。総務幹事の辞意も、事態を一任された三役、総幹事が当然慰留すると議場は思っていた。議事録の記載に疑義がある」と発言し、第1日目の大半の時間を費やした幹事任用論議が始まった。長崎哲夫東京教区議長は、「陪席者を全員退席させて解任を決めたのは、日ごろ人権を唱えて……

【4686号】教団の会議について思うこと

2009年11月7日
教団の教憲4条には『本教団は教憲および教規の定めるところにしたがって、会議制によりその政治を行う』とあります。教団が行う会議制による政治とは、いわゆる長老制でも会衆制でも監督制でもなく、それらとは異なる教会政治形態を取り入れているというわけです。教団総会を初め、教区総会、教会総会の他、教団の宣教を担う各委員会なども会議を通して事を決め、それを実行していくというのです。 教団の会議制で大切な点は、教会の会議の持ち方にあります。教会会議は当然のことながら祈りをもって始め、祈りをささげて終ります。このことは教会会議には生ける主キリストが働かれ、主のみ心が示されると皆が信じていることを表しています。 したがって、会議のメンバーたちが議題を審議する際に大切なことは、なによりもまず、その議題について主キリストのみ心はどこにあるのかを考えつつ語り合うことではないかと思います。熱心さのあまり、ただ自分……

【4686号】人ひととき 矢崎 容子さん

主への讃美に生かされて 「信仰の原風景」をキリスト者はそれぞれにもつ。クリスチャンホーム育ちの容子さんにとって、それは日本基督教団諏訪教会の礼拝での讃美歌だった。会衆の歌声が自然と四重唱になっていく美しさに惹かれた。中高生の頃、足が遠のきがちになっても、讃美歌に魅せられて年数回は教会へ足が向かった。 就職を機に東京へ。知人の紹介で聖ヶ丘教会のクリスマス・イヴ讃美礼拝を訪れた。あるとき、率先して会堂清掃をしている山北牧師を見て「本物だ!」と感じた。その姿に、私たちの救いのため、罪にまみれた人間の世界に到来されたキリストの出来事が重ね写しになった。やがて自分が言い知れない不安の中で求めていた「絶対に変わらず、動かず、崩れないもの」、それは神の愛であると知らされ、信仰を告白し洗礼を受けた。 受洗以来、聖歌隊員として奉仕し続けている容子さんは「原風景」を思い起こしつつ、「嬉しい時だけでな……
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