【4712号】第37回教団総会 教団の一致はいずこに 御霊の導きを渇望しつつ

三役一新、常議員も新人13


 今総会の最大関心事は、北村慈郎氏に対する戒規・免職処分の是非であり、その議員資格の扱いであった。本来性格が異なるはずの案件でも、このことが繰り返し議論された。問題の根底には聖餐理解を巡る問題が存在し、健全な教団を形成するためには避けては通れない議論ではあったが、ために、緊急課題である教勢、伝道、財政等、重要事項が霞んでしまった。選挙方法といい、議論の入口で大渋滞の感あり。

 

議員資格巡り冒頭から白熱

37回教団総会は、1026日から3日間、東京・池袋のホテルで開催され、総会議員400人中、開会時364人が出席した。沖縄教区は34回総会以来、連続して議員10人を選出しなかったが、具志堅篤元教区副議長が准議員として出席した。

開会前の議員登録で、北村慈郎氏の登録を巡り、内藤留幸総幹事に多くの議員が詰め寄り、受付ロビーが騒然とし、登録が停滞する中で、午後1時半、定刻に開会礼拝が始まった。

山北宣久議長の総会成立宣言は、発言を求める声と怒号でかき消され、開会の祈りの間も怒号が飛び交った。山北議長は、「議員名簿には北村慈郎氏は議員と記載されているが、名簿印刷後、審判委員会の裁定により免職が決定したので北村氏は議員資格を失った。神奈川教区に補充を要請したが、教区は補充しなかったので、未登録と取り扱う。北村氏は退席して戴きたい」と述べたが、北村氏はそのまま議席に留まった。

議事日程議案で山北議長が、戒規関連議案のうち、30号議案を分割し後半を却下、31号、41号議案を廃棄するとの議案整理委員会報告を提示したことから論議が始まった。

36総会44号議案の無効決議は生きており、議案整理委員会の決定は不当」「過程のどこかに重大な誤りがあれば、規則の定めることは規範にはならない。廃棄するのでなく、上程して意見を戦わすべき」という議案整理への反対意見、「44号議案は、手続き上のことで戒規そのものの無効を決議したものではない。戒規に賛成する議案も可決されている」という賛成論と意見が噛み合わなかった。

議長席の佐々木美知夫副議長は、議事日程の審議であることを再三確認したが、戒規の是非を論ずる議論が続いた。山北議長は、「44号決議を重んじて、自ら発議はしなかったが、議長は一切何もするなという議案ではない。こういう事態にならないために北村慈郎氏には未受洗者配餐を止めるように再三勧告したが、聞き入れられなかった。規則は変わるまでは従うのがルールだ。戒規は悔い改めの招きだ」と述べた。

議長席からの採決提案に対し、まず採決に入るか否かを問うこととし、賛成203(投票総数366)で可決。動議を受けて無記名投票で採決が行われ、賛成199で承認された。1号議案の議事日程案が承認されるのに、休憩30分を挟んで1時間40分要した。

この結果を受けて、京都教区有志が「北村慈郎氏の議員権剥奪は不当不法であり、37回総会を認めない」との意思表示を行って一斉に退席し、抗議の横断幕を掲げて会場を何度も練り歩いたが、総会を通して席に留まった京都教区議員もいた。

議長報告、総幹事報告でも同様の戒規問題の論議が続いたが、挙手多数で承認された。

 

新議長に石橋秀雄氏

岡本知之副議長、雲然俊美書記

議事は大幅に遅れ、1日目夜8時過ぎ、2号議案議長選挙に入り、予備選を経て同夜、本投票を実施し、2日目午前、議長に石橋秀雄議員(関東)が選出された。

石橋秀雄    201

後宮敬爾    150

青山 実      1

岡本知之      1

向井希夫      0

(投票総数354 無効1

石橋秀雄新議長は、「どうか寛容と忍耐と祈りをもって支えて頂きたい。目に見える教会は、信仰告白と典礼と教会法により現実化される。その一つでも歪むと、後の二つは脆弱になる。教団においてこの三つがしっかりと確立するよう働きたい。礼拝で熱心に御言葉が語られ、聞かれ、高らかに主に讃美が捧げられることで伝道に熱くなる教団になって行ける」と力強く抱負を語った。

石橋新議長は、副議長3期、議長4期を務めた山北宣久前議長に謝辞を述べ、山北前議長は、「14年間、お用い戴いたことを神に感謝する。東京教区が総会を開催できない状況になってから、教団に関わるようになり、牧師生活の殆どを全体教会形成のために捧げて来た。今後も祈りをもって支えて行きたい」と挨拶し、議事を石橋新議長にバトンタッチした。

副議長選挙は、予備選で同数者が出て8人での本投票となり、岡本知之議員(兵庫)が当選した。

岡本知之    200

後宮敬爾    147

佃 真人      5

黒田道郎      2

雲然俊美      1

張田 眞      1

島 耕一      0

山北宣久      0

(投票総数357 無効1

岡本知之新副議長は、「偏ることがないのは神だけで、人間は偏り見る存在だ。
そうであるが故に、会議において議事規則が定められ、それに基づいて公正な議論をしなければならない。限界はあるが、精一杯務めて行きたい」と挨拶した。

書記は、慣例通り石橋議長と岡本副議長との協議選考を議場が承認して、雲然俊美議員(奥羽)が選出された。この結果、三役は一新された。

雲然俊美新書記は、「教団の教会としての形成のため、議長、副議長を支えて働きたい。地方教区は困難な中で伝道に励んでおり、宣教協力こそ大切だと感じている。そのためにも励んで行きたい」と語った。

(永井清陽報)

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