【4712号】戒規・教師免職巡る議案で議論沸騰

 

教師戒規に関連する幾つかの議案が、前総会に引き続き、今総会最大の関心事であった。

一面に記したように、総会が開始される以前の登録、議事日程承認の段階で、早くも混乱があり、激しい議論が交わされた。

関連する議案が次のように上げられていた。

124回神奈川教区総会が提案者となった議案30号「聖餐のあり方について慎重かつ十分に論議する場を教団に設置する件」は、議案1.常議員会において十分な時間をとって聖餐のあり方について内容的な論議を行う、と議案2.その論議が十分に煮詰まるまでは特段の法的な処置をとることを控える、に分割され、議案1.は上程されたが、議案2.は廃棄され、上程されなかった。山北宣久議長は、その理由として、戒規施行細則第6条「審判委員会において決定したるものは、最終決定とする」を上げ、「教団総会でこれを議論すると、教団総会を経なければ戒規が確定しないという事態となり混乱する」と説明した。これに対し、教団総会の優位性を論拠に反論が述べられたが、議事日程確定の段階で、廃案に決まった。

議案1.については、その提案理由にもあるように、「教会存立の基本的事項である聖餐について教団として慎重かつ十分な論議がなされ」なければならないが、その論議は不十分だという意見が述べられた。それに対して、「十分な論議がなされてもいないのに、教規に違反する行為がなされたことこそが問題であり、事を行ってから議論しようと言うのは欺瞞だ」と、反論が述べられた。採決の結果、345票中146票の賛成で少数否決された。

同じく第124回神奈川教区総会提案の議案31号、「北村慈郎教師に対する教師委員会免職戒規適用の無効を確認する件」も、30号の議案2.と同様の論拠で廃棄となった。

松木田博議員による議案36号「教憲第1条および第2条の規定に反し、教団の秩序を紊る行為のあった教師に対して、教団総会議長が常議員会の議を経て戒規の申立をすることが出来ることを確認し、第36回教団総会議案44号の決議の無効を確認する件」は、30号、31号とは真反対の立場から提案された。 議案は、「確認し、」までの前半と「第36回教団総会」以後の後半とに分割され、後半は議案整理で廃棄された。前半も、後半と同様に第36回教団総会議案44号の決議を事実上覆す意味を持っているため、廃棄されなければ整合性がないと、激しい反対意見が述べられた。しかし、教憲教規に依って秩序を回復するためには是非とも必要だとする意見が上回り、330票中187票で可決された。

柴田もゆる議員提案の議案41号「2009731日付『北村慈郎教師に対する戒規申し立て』およびそれに拘わる教団関係機関の無効を確認する件」は、「無効とすべき執行」として、1.教師委員会による免職処分の決定、2.常議員会による審判委員会の設置、3.審判委員会による決定、つまり、戒規に至る手順全てを上げた。論拠としては、主に第36回教団総会議案44号の決議が上げられたが、この決議の性格・意味については、36総会期を通じて議論されて来たことであり、「単に手続きの不備の問題に過ぎず、戒規が否定されたものではない」という反論が、ここでも述べられた。議案整理の対象となり議事日程審議時に廃棄された。

また、議案42号「教師委員会の戒規申立書を改竄しての審査に意義を申立てる件」も、同様に廃棄された。

賛否は別として事前の関心が高かった岡村恒議員提案の議案39号「『信仰告白』と『教憲・教規』における洗礼と聖餐の〈一体性と秩序〉とを確認する件」については、「議案37号、議案39号ともに常議員会付託に」という意見が述べられたものの別個に取り扱うこととなり、結果、上程されず審議未了廃案となった。

(新報編集部報)

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