インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4701号】教団の教会観は?

2010年7月3日
  最近よく『教団の教会観はどのようなものですか』と質問される。その時私は、教団信仰告白の教会の項の告白文を引用して答えることにしています。そこには『教会は主キリストの体〈からだ〉にして、恵みにより召されたる者の集〈つどひ〉なり。』と教会の本質が告白され、更に『教会は公〈おほやけ〉の礼拝〈れいはい〉を守り、福音を正しく宣べ伝へ、バプテスマと主の晩餐〈ばんさん〉との聖礼典を執り行ひ、愛のわざに励みつつ、主の再び来たりたまふを待ち望む』と教会の使命が告白されています。 ここで告白されている『教会』について簡潔に言い直してみると以下のようになります。 ①教会とはまず神に召された者たちの礼拝共同体(求道者も含めた)です。その礼拝において、主から与えられた公同教会の権能である神の言の説教と洗礼と聖餐が行われます。すなわち聖書が証しする福音が正しく宣べ伝えられるとき『イエス……

【4701号】人ひととき 田﨑光子さん

  キリスト教と保育、ひとつのもの   先日、幼稚園の教師会で、キリスト教・教会との出会いを振り返り、キリスト教保育についての考えを語る機会が与えられた。そこで改めて気づかされたのは、自分にとってキリスト教と保育は分かちがたくしっかりと結びついていることだった。 光子さんがキリスト教に出会ったのは、高校卒業まで一貫して学んでゆくことになるキリスト教学校の幼稚園に入園したことがきっかけである。幼稚園入園を機会に教会学校へも通いはじめた。しかしそもそも、お母さんもカトリックの学校に学び、光子さんと同じ学校に学んだ親戚や、洗礼を受けている親戚もいたので生まれながらにキリスト教から遠いところにいたわけではない。 幼稚園、学校での礼拝、日曜日の教会学校、すべてのことを覚えているのではないが種蒔きの時期であった。高校生になったとき多くの友人たちが通う聖ヶ丘教会に……

【4701号】お知らせ

♢参加者募集♢ 台湾基督長老教会と日本基督教団との青年交流会 (Youth Mission) ◎期間 2010年8月10日(火)~23日(月) ◎募集人数 6名 ◎応募資格 日本基督教団の教会および関係学校・団体の牧師・教務教師の推薦を受けた青年 ◎交通費 半額負担(SCFが半額を負担)、帰りの交通費とお小遣い等(約4万円)は自己負担 ◎滞在費 無料(台湾基督長老教会が負担) ◎締め切り 7月9日(金) ◎申込先 日本基督教団教育委員会/℡03-3202-0544、 担当/草深茂雄、メール/kusafuka@uccj.org ◎主催 日本基督教団・台湾基督長老教会 ◎後援 学生キリスト教友愛会(SCF) 第36回 キリスト教系宗教法人のための法人事務・会計実務研修会 期間 10年10月12~14日 会場 富士箱根ランド 主催 日本キリスト教連合会 ……

【4701号】宣教師からの声 番外編

  生徒らを心に刻んで -ラッセル校長の40年- 野々村 昇 (活水学院院長)   長崎東山手の丘に登る道は「オランダ坂」と呼びならわされている。明治初期、この辺りは居留地に指定されており、外国人たちが行き交ったからである。坂の途中にある活水女子大学の正門を通って石段を登りきると、急に眺望が開け、右手には芝生の校庭と赤い屋根の校舎、左手には谷一つ隔ててグラバー園とその先の海が目に飛びこむ。 校庭の入り口に3本の楠が聳え立つ。枝葉が生い茂り、まるで登校する者を両手広げて歓迎しているかのようだ。 この楠は創立者によって植えられたと伝えられており、そのことは校歌にもうたわれている。創立から126年経った2005年の12月、私たちはこの楠の傍らに、活水学院に遣わされた歴代宣教師を記念する碑を建立した。そこに名を刻まれた宣教師は76名。全員が女性である。……

【4701号】消息

  三永恭平氏(隠退牧師) 10年5月12日、逝去。89歳。広島県に生まれる。'48年日本基督教神学専門学校を卒業、同年荻窪中通教会に赴任、'59年より'97年まで永福町教会を牧会した。遺族は息・三永信泰さん。 沼 信行氏(隠退牧師) 10年5月17日、逝去。91歳。熊本県に生まれる。'41年関西学院大学神学部を卒業、'42年より大阪昭和教会に赴任、兵庫松本通教会を経て'53年より'86年まで山崎教会を牧会した。遺族は息・沼信さん。 小笠原亮一氏(隠退教師) 10年5月24日、逝去。75歳。青森県に生まれる。'64年京都大学大学院博士課程を終了。'83年准允、同年北白川教会に赴任、'97年より07年まで五所川原教会を牧会した。遺族は妻・順さん。  ……

【4701号】委員会コラム 信仰職制委員会

信仰と職制  岡本知之 教規に規定された当委員会の任務は「本教団の信仰告白、教憲教規の解釈、礼拝・礼典および諸儀式、信仰および職制ならびに教会的機能に関する事項」(教規第44条)であるが、昨今の状況からは「教憲教規の解釈」のみがクローズアップされているように思う。確かに教会裁判所を持たない当教団において、唯一、有権的解釈を委ねられている当委員会の働きは、あらゆる立場から無関心ではいられないであろう。答申に対する批判は甘んじてお受けしたい。 また常に自戒したいのは、この委員会が「解釈」と「答申」に名を借りて、直接解釈としても類推解釈としても、教規から導き出すことのできない事柄を提示し、実質的に新たな規則を作り出してしまうことである(先例集にもそのような答申が散見される)。教規の追加や改変には総会の3分の2以上の賛成を必要とするが、一常設委員会が実質的に新たな規則を作り出す事はあっては……

【4701号】委員会別口勘定について見解と計画を協議、予決に答申 第3回台湾協約委員会

  村山盛芳委員長による聖書日課朗読および開会祈祷の後、4月に着任した加藤誠担当幹事から自己紹介と世界宣教委員会に関わる種々の報告を受けた。 主な議事は次の通り。 2009年度会計に関しては、担当職員から資料に基づいた説明を受けて、承認された。 6月29日から7月15日に、台湾で開催される「I Love Taiwan Mission 2010」については、教団新報紙上においてなされた公募に応じた2名の書類選考を行い、参加を承認。この2名の派遣に伴う航空運賃半額補助と海外旅行傷害保険料を「別口勘定:台湾協約委員会」から支出することも併せて可決された。また、この報告会を7月23日(後日、都合により30日に変更)に東京台湾教会において行うことも決められた。 また、予算決算委員会から出された、当委員会の所管している別口勘定についての見解と計画を求める文書につ……

【4701号】「預言と和解と癒しへの召命」を主題に 第13回アジア・キリスト教協議会総会開催

  第13回アジア・キリスト教協議会(CCA)総会が、4月15日から20日まで、マレーシアの首都クアラルンプール市において開催された。主題は「預言と和解と癒しへの召命」で、日本基督教団からは代議員として大宮溥が出席、他にNCCから4名、在日大韓基督教会から1名が参加した。 《アジアの中の教会の使命》 総会における議長団、総幹事、名誉会計等の報告を通じて描き出されたアジアの地域的文脈は、全体的にやや向上安定が見られるが、貧困、暴力、性差別、集団的独占と強制的移動、環境破壊、核武装と軍事増強、人権侵害と少数民族弾圧に苦しんでいる。アジアの教会はこの現実に対して挑戦し「預言者的批判と、和解と癒しへの参与」を求められている。 このような状況に立ち向かうためには、諸教会と諸国家が一致連帯して取り組まなければならない。しかるに近年アジアにおいてはエキュメニズムへの情熱……

【4701号】奥羽教区

  ※奥羽教区から、常置委員会の決定として教団新報の取材を拒否し、陪席も傍聴も許可しないとの通知を受けました。教団新報編集部としては取材報道は不可能と判断し、教区から教団事務局宛知らせがあった選挙結果のみを掲載致します。 教団総会議員選挙結果 【教職】邑原宗男(江刺)、雲然俊美(秋田桜)、願念望(青森松原)、松村重雄(弘前南)、松浦裕介(下ノ橋)、白戸清(野辺地)、村上義治(舘坂橋) 【信徒】鈴木務(秋田高陽)、浅沼千春(秋田桜)、深澤秀男(下ノ橋)、松尾亨(青森松原)、三上敦子(田名部)、遠藤清賢(江刺)、久保征紀(奥中山)

【4701号】戒規、聖餐式の有り様でも議論 東中国教区

  東中国教区総会が、5月24~25日、倉敷教会において、開会時、正議員96名中76名の出席で開催された。 宮川経宣副議長(岡山信愛教会)の辞任に伴い、教区総会副議長選挙が行われ、新たに小松茂夫教師(鴨方教会)が選任された。 最も関心を集め活発に議論されたのは、議案第11号、「『北村慈郎教師に対する教師委員会の免職処分への抗議と免職撤回を要請する声明』を発する件」。教師委員会の戒規適用に対して抗議が述べられ、以下の点が指摘された。全教団的論議がないまま戒規適用を行ったこと。信仰職制委員会の権力化。教師委員会が、教団総会で可決された第44号議案を重視しなかった総会軽視。教師委員会決定の性急さ。教団に分裂と破壊をもたらす。一方反対の立場からは以下のような意見が述べられた。聖餐を議論することなくフリー聖餐を行ったことが問題の出発点。紅葉坂教会が聖餐を受洗者のみに限るこ……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan