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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4712号】全数連記で常議員選挙 27人中新人が13名当選

2010年12月4日

今総会の争点の一つは、常議員の選挙方法だった。議事が大幅に遅れ、2日目午後、第6号議案「常議員会選挙に関する件」が上程された。常議員(教師14、信徒13名)を全数連記で選出する常議員会提案だが、対案として、半数連記(教師・信徒とも7名)での選出を求める第38号議案が提案されており、一括上程された。
対案の38号議案提案者、向井希夫議員(大阪)は、「常議員会議案は1票差の可決だった。全数連記では、過半数をわずかに超える人々が議員を独占することが出来る。異なる意見の人をすべて排除する常議員会は、今日の教団状況を反映した会議、民主的な会議といえるだろうか。前36回総会同様の7名連記を提案する」と提案理由を説明した。
続いて、6号議案の常議員会での提案者、岡田義信議員(東京)が、「常議員は、教区の意見を代弁するものでなく、教団総会全体の意志決定を反映するために選ぶものだ。教団紛争以前は全数連記であり、当初から議員個人に常議員全員を選ぶ権限が与えられていた。全数連記では少数者の意見を反映しないとの意見があるが、現在の常議員会は、教区総会議長、常設委員会委員長、様々な立場からの陪席を受け入れている」との提案理由を行った。
引き続き審議に入ったが、「明日の教団を考えるとき、いろいろな立場の人がいることが重要」「全数連記では選挙が人事の争いに陥る」という少数連記の主張。「全数連記だと一つの考え方になることなど有り得ない」「少数連記での争いが、教区間格差を生み出して来た」との全数連記支持と議論は平行線を辿った。
38号議案採決で、無記名投票を求める動議が採択され、投票の結果、投票総数354、賛成155で38号議案は少数否決となり、自動的に常議員選挙は全数連記での投票となった。
2日目午後から3日目午前にかけて予備選、本投票が行われた結果、常議員は教職9名、信徒6名が入れ替わった。
(永井清陽報)


【教職常議員】

◎高橋和人 (東北)212

藤掛順一 (神奈川)207

◎古屋治雄 (九州)207

◎大村 栄 (西東京)203

◎岡村 恒 (大阪)203

小橋孝一 (東京)203

△長崎哲夫 (東京)203

長山信夫 (東京)201

北 紀吉 (東海)198

◎島田勝彦 (神奈川)198

高橋 潤 (中部)197

◎森里信生 (兵庫)196

◎篠浦千史 (四国)194

◎深谷春男 (関東)193

【信徒常議員】

望月克仁 (神奈川)212

大杉 弘 (中部)205

髙橋 豊 (西東京)204

◎河田直子 (東中国)203

鈴木功男 (東京)201

江本義一 (大阪)199

◎松尾 亨 (奥羽)199

岡田義信 (東京)198

△遠藤道雄 (東北)197

小林貞夫 (東海)196

◎寺岡恭仁子 (四国)195

◎佐久間文雄 (関東)193

◎川原正言 (西東京)188

 

*得票順(◎は新議員、△は元議員、無印は再選)

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