【4830号】伝道のともしび 新しい会堂に国を越えて神を信じる人たちが 千厩教会牧師 柳沼赦羊子

 2013年3月、東日本大震災の地震の影響により教会と牧師館の移転・新築を余儀なくされた私共千厩教会は、新しい土地・新会堂・新牧師館を与えられ、旧会堂及び旧園舎の解体や整地も終了し2年の月日が経ちました。

 教団を始め、奥羽教区、岩手地区、東京の諸教会、数えきれない位の教会が強力に支えて下さいました。その上、私が赴任した17年前から、千厩教会報を発行しておりますが、千厩教会報「おりーぶ」の読者の方々(北海道から九州まで)の力ももの凄く、読者の方々が次々に御自分の知人・友人に、まるで絵本の「大きなかぶ」のように支援を呼び掛けて下さり、「小さな教会の大きなチャレンジ」が実現したのです。

 震災前から、千厩教会には、結婚のため韓国から千厩に来た方々が集っていましたが、震災以降、教会員所有の建物で礼拝を守っている間、彼女たちの友人の心痛む出来事をきっかけに一つの使命が与えられました。「新会堂は海外から日本に来られ、重荷を背負っている方々と歩みを共にするために用いられる様に」という祈りと共に、奥羽教区の大きな助けを得ながら再建の歩みが進められました。

 新会堂移転後その祈りに神様が応え、韓国の方々、フィリピンの方々が一人、また一人、と集うようになり、昨年10月から月一回日曜の午後に、「タガログ語の礼拝」を開催しています。中心となっている女性の義理のお兄様が牧師で、ネットを通じてメッセージを送って下さっています。タガログ語の礼拝の中でフィリピンの方々の証しや賛美がありますが、涙を流している姿をみると日常の笑顔の裏に多くの重荷があることが伺えます。

 千厩教会の礼拝や、タガログ語の礼拝には、フィリピン、アメリカ、韓国、ドイツ(宣教師の方々が子供向けの英会話クラスを開催して下さっています)、日本の方々が集い「国際化」し皆仲良く過ごしておりますが、その一方で日本の歩みは、確実に戦争に向かっています。

 そのような中で今年度から5年間、千厩教会の主題等を次の様に決定致しました。
主 題 平和の実現を目指して~神に信頼し、人と人との信頼を築こう~
聖 句 イザヤ書32章15節~20節
讃美歌 393「こころを一つに」
内 容(略)新しい会堂に、国境を越え、神を信じる人たちが集められていることを感謝致します。これからも、教会に集う一人一人が礼拝と交わりを通し、神との信頼、人と人との信頼を築き、聖なる民、神の家族として、共に歩んでいきましょう。目先の事柄や経済を優先せずに、将来を見据えて物事を考えることを大切にし、思いやりの輪を広げていくよう心がけましょう。

 移転・新築・解体・整地という、私たちにとっては余りにも大きすぎる決断でしたが、地域の子供会や保育士研修会等にも教会が用いられ、今は皆「ここに移ってよかった」そう思っています。

 7月以降は特に、教会に集う子供も大人も、皆、平和を求め、祈り、各々の方法で平和を実現しようと試行錯誤しています。その私たちの姿を後押しするように、「この国は二度と戦争をしないと誓った」と記されている旗が、今日も教会玄関前で風になびいています。

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