インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4687号】神の国への入口

2009年11月28日
  時々、教会の様子を電話や手紙あるいは直接の訪問で尋ねられる方々がある。いずれもこの教会で洗礼を受け、後に転出して、それぞれの教会で信仰生活を続けておられる方々である。懐かしそうに語られる文章や声を見聞きしていると、母教会への感謝と愛情がそこに溢れていることを深く感じさせられる。ほとんどの方は長い信仰の人生を振り返りながらその原点となった時と場を確認し、神の恵みを噛み締めておられる。母教会が変わることなく主の福音を宣べ伝え、そこに立っていることに大きな喜びを感じておられるのである。私自身もまた母教会に対して同じ思いを持っているので、その方々の気持ちに寄り添うことが許され、話がはずむこともしばしばである。 信仰を与えられた時と教会、それは私共にとって神の国への入口、天国への門でもある。主が召して下さったことを確認する場である。それ故に多くの方々が母教会を覚え、その働き……

【4687号】人ひととき 佐藤 恵子さん

  キリストを証する記者として 恵子さんは、宮城高等女学校を卒業後、上京し同盟通信社に入社。戦後、会社は共同通信社となる。同期入社の女性が少なかった中で女学校にて培われた英語を生かして外国特信部に長く働いた。外国からのニュースを翻訳する部署とは違って、海外に出かけて行って取材し記事を書くことの多い部署だった。 同僚があまり行きたがらない外国取材を、チャンスととらえて、恵子さんはどこにでも出かけた。32年に亘る勤務で訪問取材した国は33カ国。思い出深い取材は、東西に分断されていたドイツ、まだソビエト連邦と呼ばれていたロシア、社会に根付いた相互扶助の精神を経験したデンマーク、ローラ・インガルスに憧れて訪ねた大草原、アメリカ・カンザス等々。特に南欧への思い入れは深い。 恵子さんは、どこに行くのも、誰と会うのもほとんど臆することはない。国王や女王でも取材したい、と……

【4687号】「第36回日本基督教団総会議事録」の訂正

   57頁17行目行頭に「和田献一 155票」が欠落していました。お詫びして訂正いたします。 (事務局)  ……

【4687号】制度そのものの協議に時間割かれる 教区活動連帯金配分協議会

  2009年度教区活動連帯金配分協議会は、9月15日、教団会議室で開催された。出席者は、各教区総会議長および財務委員長(東海教区、沖縄教区は欠席)、教団宣教委員長、伝道委員長、予算決算委員長で、総幹事、財務幹事、予算決算委員が陪席した。 教区活動連帯金配分検討委員会(以下、「検討委員会」)委員長の疋田國磨呂関東教区議長、内藤留幸総幹事の挨拶に続き、検討委員会が議長団となって協議に入った。 前回記録の承認を巡り、東海教区が脱退を表明しているのに記録に欠席者として記載されていることへの疑義が出されたが、議長団からこの協議会は第27回教団総会で可決された議案第36号に根拠を持っており、全教区が参加するという議案の趣旨を超えて、脱退を承認することはできないため欠席扱いとなっているとの説明がなされた。前回記録は他の箇所を一部修正の後承認された。 この制度のあり方に……

【4687号】献身のとき No.9

神に起こされた石ころ 金田佐久子(西川口教会牧師) 私の献身のきっかけは母の死でした。母は持病の喘息の発作のため突然亡くなりました。誰もいなくて助けることができず、処置が間に合わなかったのです。 そのときの私には希望がありました。微力ながらも、海外へ行って貧しい人々を助けたいという願いがありました。けれども母が死んで父が残され、私と妹が同居することになりました。母を失った大きな悲しみと共に、挫折し、傷ついた思いもありました。「どうしてこんなことが起こるのか」と問い、一方で、「神様はすべてをご存知である」と、自分の心に言い聞かせていました。 母の死から約1年後の1997年2月、西川口教会は、祈りの集いであるアシュラムの講師に、今は亡き酒井春雄牧師(当時、新潟・栃尾教会)をお迎えしました。アシュラムの後「恩寵あふるる-これらの石ころからでも-」という酒井先生の信仰自叙伝を読み……

【4687号】教団年鑑刊行のお知らせ、お詫び・訂正、CD版グラフが語る日本基督教団の実像

◆教団年鑑刊行のお知らせ このたび、日本基督教団年鑑2010年版を刊行いたしました。前年版以降の新たな情報を満載しておりますので、是非お買い求めください(定価3600円+税)。また、ご購入いただいた方には、是非アンケートハガキにお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご批判をいただければ幸いです。来年3月に発行予定の追録をお送り致します。 なお、直接お買い求めの際は、03-3202-0541事務局総務部にお電話ください。 2009年11月 日本基督教団事務局総務部   ◆お詫び・訂正 教団年鑑冒頭の『教団の記録』末尾に『教団創立87周年記念日』とありますが、『教団創立68周年記念日』の間違いでした。また『牧会手帳』収録の『日本基督教団年表』末尾、6月24日の項も、正しくは「教団創立68周年記念日」になります。お詫びして訂正いたします。 ……

【4687号】消息

  吉田 稔氏(無任所教師) 2月1日、逝去。96歳。宮城県に生まれる。 '76年日本聖書神学校を卒業、'78年より日本盲人伝道協議会主事を勤めた。 遺族は、妻・信子さん。     能美敏彦氏(無任所教師) 8月25日、逝去。86歳。愛知県に生まれる。 '43年青山学院専門部高等商業部を卒業、'93年函館教会に赴任、'95年から七飯教会を牧会した。 遺族は、息・能美崇さん……

【4687号】全国交流会の準備を進める 第2回「障がい」を考える小委員会

  10月 6 ~ 7 日、第36総会期第 2 回「障がい」を考える小委員会が教団会議室において開催された。 まず、井上隆晶委員司式・説教による開会礼拝をささげた後、議事に入った。 今回の委員会の主な議事は、「『障がい』を考える全国交流会」について、その準備を進めることであった。今回の交流会は、参加対象を牧会者とその家族にしぼって、「牧会者ならびにその家族の精神的ケアを考える」というテーマで行うこととなった。これは前回の委員会において提案されたように、牧会者やその家族が精神的に大きな負担を強いられ、教会での働きができなくなってしまうという問題に取り組むことが急務と考えられるからである。 そこで委員会としては、全国交流会の内容協議の前に、精神的な病についての理解を深めることとし、加藤幹夫委員による発題を聞き、それに基づいて委員会全体で学びの時を深めた。特に、……

【4687号】再建、更に前進 募金の推進を継続 第3回「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会

  第36総会期第3回「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会(以下、委員会という)が、10月9日に、教団会議室で開催された。 はじめに、原田謙委員の辞任、後任に木下宣世委員の選任が第2回常議員会で承認されたことを確認した。 前回委員会議事録承認後、陪席した中部教区能登半島地震被災教会再建委員会の小宮山剛委員長より、中部教区で小宮山委員長が再建委員会の委員長に再任されたこと及び最近の取り組みの経過報告、現在の状況についての報告があり、七尾教会会堂及び七尾幼稚園園舎一部の改築計画について協議を求めた。 続いて高橋潤中部教区議長から補足説明がなされた。 次に事務局より、現在(2009年10月9日)の募金状況及び会計報告があり、募金状況は1億2千6百万円強であり、その内七千万円強が再建された会堂等に送金されていることが説明、報告された。 また、9……

【4687号】教区コラム 中部教区

センター事業の社会的責任 高橋 潤 中部教区内には、日本基督教団の特別財産として運用される事業が2つある。一つは、定員55名の介護付き有料老人ホーム、愛知老人コミュニティーセンター・シルバーホーム「まきば」(以下「まきば」)、もう一つは超教派の納骨堂を管理する「十字ヶ丘復活苑」(以下「復活苑」)である。 この二つは、それぞれ理事会を持って日常の運営が行われているが、財産問題等が発生したときに問われる所有者・責任者は、理事会ではなく日本基督教団の責任役員会になる。教団機構検討特設委員会の答申によって、教団全体の出版局を含む各種センターが、社会的責任を問われた場合の困難さと納税業務上の困難さを問題提起された。常議員会は、責任ある解決策を検討し速やかに実行することが求められている。 「まきば」は、今後も教団法人規則30条「宣教の目的達成のため」のセンター事業の一つとして歩む決断……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan