石井裕二氏(隠退教師)
8月8日、逝去。78歳。大阪府に生まれる。'64年同志社大学大学院を卒業、関東学院大学神学部に赴任後、ハーバード大学留学、'69年同志社大学神学部に赴任、01年隠退した。遺族は、妻・多恵子さん。
新たな伝道の気運を 小出 望
始めに、過ぐる8月11日に駿河湾を震源に起きた地震につきまして、各教区よりお見舞いをいただき、心から感謝申し上げます。被害は軽微でしたが、当初は気が付かなかった被害が見つかっており、各教会の被害状況を改めて問い合わせているところです。
さて、5月に行われた東海教区総会では、互助制度の新しい案が採択されました。財源不足と互助申請教会増加に対応するためで、教区として行う互助の規模を84%に縮小したのです。
東海教区は伝道を大切にしてきた教区です。機構改正をせずに、伝道部の中に青年、婦人、農村伝道等の専門委員会が置かれていることにもそれがうかがえます。その故でしょう、昨年教団財務委員会が制作したDVDで、最も健全な財政・教勢の教区とされました。
互助新制度は2011年度から施行されます。互いに顔の見える互助に……
2009年7月19日(日)午後2時半~5時、埼玉県大宮教会において、埼玉地区壮年部の修養会が行われ、信徒・教職70名が参加した。
第1部開会礼拝、疋田國磨呂牧師による説教「すべての民をわたしの弟子にしなさい」に続き、第2部修養会は、「教団50年データ」の上映から始まった。
映像に映し出されたグラフによる教団の姿は深刻なものがあるが、疋田関東教区議長は、今年大きく変化した教区の数字を挙げながら以下のように語った。
従来、関東教区は17教区のうちでも、それ程悪い方ではなく現状維持か、変動率が極めて小さい教区であった。それが、今年の教区総会でびっくりする数字が現れた。つまり、この一年間で教区の数字が落ちてしまった。経常収入2150万円減、現住陪餐会員289名減、礼拝出席64名減、祈祷会出席47名減、受洗者45名減。これは、教区全体で中堅教会の一つが消えていく……
6月29日(月)、日本基督教団の部落解放センター主催による第22回神学校等人権教育懇談会が日本聖書神学校で行われた。神学校(神学大学、大学神学部)、部落解放センター、教会から11名が出席し、学びの時をもった。
プログラムは、部落解放センターの活動委員をしている、高石教会の一木千鶴子さんの「『聖書と差別について』-出会いの中で考えさせられてきたこと-」と題する発題で始まった。一木さんはルカによる福音書にあるラザロの物語(16章9節~)を朗読し、その後、ご自身の30年にわたって伝道師・牧師としての歩みの中で、いかに部落差別と関わり、学んできたのかを語った。
一木さんからは神学校からの出席者に次のような希望が出された。神学校では部落差別の知識だけではなく、実際に出会いのチャンスを学生に与えてほしい。学生を部落解放センターに連れてきてい……
7月21日(火)から22日(水)にかけて日本盲人キリスト教伝道協議会(以下盲伝)第36回定期総会が、22日(水)から23日(木)にかけては第59回全国修養会が、全国身体障害者総合福祉センター「戸山サンライズ」で開催された。
2年に1回開かれる総会と全国修養会としては、実に30年ぶりの東京での開催となった。
全国から総会に約80名、修養会に110名の会員が集まり、盲伝の今後のことを考え、学び、交わりの時を持った。
総会では会員の高齢化や会員数の減少などが、現在の課題として挙げられた。
この総会で、議長に日高馨輔氏(日本聖公会東京教区退職執事・盲)、副議長に鳥羽徳子氏(日本基督教団神奈川教区巡回教師・晴)、書記に近藤敏郎(日本基督教団信徒・盲)、岩本和則(日本基督教団名古屋中村教会牧師・晴)の両氏が選出された。また新規約に基づいて新しい理事が選任され……
eAst21asia 第2回国際会議
すべて教会青年有志による企画・準備のもと
東アジアにおける10年後の教会像を描く
eAst21asia第2回国際会議が8月1日、弓町本郷教会を会場に開催された。
eAst21asiaの活動主眼は、東アジアにおける10年後の教会像を描くことにある。クリスチャン青年として共通の課題がある。国境・教派を越えた学びと交流による相互理解、伝道を通して信仰を深め合いたい。そして平和を希求し、真の契約共同体としての自由な市民社会の形成を志向することが願われている。
昨年に引き続いて2回目となる国際会議も上述の趣旨を活かして開催された。特筆すべきはすべて教会青年有志によるボランタリー・アソシエーションとして、企画・準備が進められたことである。また今回の国際会議準備には東京台湾教会の青年も参加した。
当日……
▼車にナビが入った。とてもありがたい。安心して運転できる。▼途中に寄る所があったりで、ナビの指示に従わない場合がままある。それでも、小言一つ言わないで、新しくルートを検索し、その場所からの指示を出してくれる。同じことが重なっても、投げ出したりしない、何度でも、検索し直し、新しい指示を出してくれる。健気とさえ思われる。感謝している。▼自分が同じ目にあったらどうだろう。せっかく親身になって考えアドバイスしたつもりなのに、それを無視されたら。一度や二度は、許すかも知れない。しかし、二度三度と重なったら。もうたくさん、アドバイスに従う気がないのなら、初めから相談なんかしないで、愚痴も言わないでと思うだろう。▼教会も道を間違えることがある。迷子になることもある。しかし、その都度、不思議な声に導かれて、正しい道に立ち帰って来た。▼聖書の神さまは、ナビよりも遙かに忍耐強く、人間と接し……
「キリストこそ わが救い」
これは、プロテスタント伝道150年記念行事の標語です。聖書66巻を一言で言い表す言葉として、まことにふさわしいと思います。この標語のもとに、記念式典に集い、喜びを共にしましょう。聖書の歴史も、教会の歴史も、大切な節目では、みんなで集い、讃美し、祈ったのです。
「ありがとう 150年
つなごう 200年
主とともに」
これは、信徒大会の標語です。全国の信徒が信徒の名で呼びかけて一堂に会するのは40年振りになります。そこでの祈りは〝ありがとう〟と〝つなごう〟です。継ぐ責任を集うことで示しましょう。
「同道いたしました教会員も記念礼拝の素晴らしさに感激しておりました」
これは、すでに実施された創立記念日礼拝で表彰された教師の礼状の一部です。この喜びを全ての教職・信徒で共有しましょう。
11月22日(……
全国から100名を越える参加者が
こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。 (ローマの信徒への手紙
12章1節)
中高生・青年献身修養会が、プロテスタント日本伝道150周年記念大会として、2009年8月18~20日、全国教会青年同盟・西日本教会青年同盟共催で、軽井沢恵みシャレーを会場に開催された。
北海道から沖縄まで全国43教会から中学生15名、高校生18名、青年41名、さらに講師・教師・引率者を含めた105名が主に召し集められた。
この献身修養会は1970年に設立されて以来青年伝道の使命に仕えてきた全国教会青年同盟と、同趣旨で1998年に設立された西日本教会青年同盟の共同企画における最……
教団の執行機関である事務局の一日の業は朝拝から始まります。その礼拝では『日毎の糧』に従って教団内の1700余の教会の中から一教会を覚えて祈ります。教団には何百人もの会員のいる教会もあれば、十数人という小規模の教会もあります。けれども皆同じように熱心に主日礼拝をささげていることが伺え、励ましを与えられています。
教団には事務局のもとに業務機関と研究機関があり、それぞれの役割を担っています。出版業務は出版局を設け、キリスト教出版活動を通して宣教の一翼を担い、年金業務は年金局を設置して、主として教師の謝恩金や退職年金に関する業務を担当しています。さらに部落解放センターを置いて(分室は大阪にある)部落解放問題と取り組んでいます。
研究機関としては宣教研究所が設けられ、教団の宣教と教会形成に関する基本的・実際的諸問題を研究し、諸資料を保管しています。
この他「教……