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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4684号】部落解放青年ゼミナール 差別の現実と向き合う

2009年10月3日
  毎年8月の上旬に行っている部落解放青年ゼミですが、今年は参加者が参加しやすい日程を考え、25日~28日と8月の下旬に青年ゼミを行いました。おかげで気候にも恵まれ、それぞれが充実した学びと交わりの時を過ごすことができたように思います。 私自身は、今年は実行委員長という立場での参加で、やはりそれなりの責任を感じながらの日々ではありましたが、参加者皆に支えられ、おかげで今までで最も自分と向き合い自己を解放することのできた4日間となりました。 今年の青年ゼミは「『あわいこそ』へ入ろう ~ただいま解放中!~」をテーマに、皆で差別の現実と向き合いました。 「あわいこそ」とは、被差別部落に存在した(地域によっては今も存在しています!)、人がすれ違えない程の狭い道のことで、この道は狭い地域に密集して住むことを余儀なくされた部落の人々に対する差別を如実に表しています。私……

【4684号】社会委員会フィールドワーク 広島・岩国で学んだ事、出会った事

  「学んだ事、出会った事のたったひとつの証しは、自らが変わる事、変えられていくという事だ」 (灰谷健次郎) 広島・平和記念資料館 9月7~9日にかけて広島及び岩国で教団社会委員会が開かれた。7日午後、広島駅到着後すぐに広島平和記念資料館に向かい原爆の実相を知る。そのあと久保まさかずさん(ピースリンク広島・呉・岩国、広島の歴史をみてまわる会)の案内で平和記念公園(爆心地)を碑めぐりを中心にフィールドワークする。原爆投下前の町並み復元図を見ながら今、立っているこの場所に人々のかけがえのない生活があり、家族がいて、それぞれの人生があったこと、そして原爆によって一瞬にしてその命が、生活が、家族が奪われてしまったことを思うと胸が張り裂けそうになる。「あの日」どれほど多くの人々が苦しみもだえながら水を求めて元安川に飛び込んだことだろうか。そして死体で埋もれたことだろ……

【4684号】台湾「婦女霊修会」に派遣されて 全国教会婦人会連合

  8月12~14日、台湾基督長老教会(PCT)の婦人宣教委員会が主催した「全国平地婦女霊修会」から招待を受け、全国教会婦人会連合(婦人会連合)より茨木公子と成松が出席した。 「霊修会」は修養会のこと、「平地」とは台湾人の大半が住む、西側の平地に位置する都市や町村である。 2週間前には、先住民(台湾では原住民)婦女霊修会が開催されたそうだ。別にする理由は言語の違いからで、13ある先住民族の言葉による会が持たれたとのこと。 台北近くの新竹市に立つPCT所有の聖書学院が会場で、現在は信徒訓練所として活用されている。今回は合計340人の参加だ。 主題「主の前に黙して、主を待ち望め」(詩篇37・7)をもとに開会礼拝が捧げられ、次に学院長による主題説教では、「イエスの祈り」として聖句を引用しつつ、祈りの意味、祈りが実るとはなどを明快に語られた。 翌日の「……

【4684号】悩んでもいい、あたふたしても良い 東支区中高生連合キャンプ

  8月4日から7日、野尻湖YWCAキャンプ場に於いて、東支区中高生連合キャンプが行われた。 このキャンプは東京教区東支区に属する50の教会が協力し、中高生の信仰育成のために企画されている。中高生キャンパー22名、青年リーダー12名、教職(講師含む)3名、計39名が参加した。 今年は講師に北千住教会の伊藤大輔牧師を招き「楽に行きましょう」という題で講演を聞いた。師はエリ・ヴィーゼルの言葉「答えは人を分け隔て、問いは人を結びつける」を紹介し、世間の価値観や常識に捕らわれるのではなく、問うこと、自分で考え悩むことの大事さを話す。また、お互いに自分の答えに固執し(師は「ぎゅっと握りしめる」という言葉でそれを表現する)批判しあうことの無意味さを説く。最後に、信仰そして聖書の御言葉は私たちを束縛するものではなく自由にするものであると締めくくる。 哲学的な内容を含む講……

【4684号】常任常議員会開催 教規第37条に基づき、40年ぶりに組織

  山北議長の懸案が実現   第36総会期第2回常議員会において、教規37条に基づき組織された常任常議員会の第1回の会議が、8月31日(火)開催された。 下記の常任常議員全員が出席、総幹事、総務幹事(任用承認後)が陪席した。 山北宣久(議長)、佐々木美知夫(副議長)、鈴木伸治(書記)...以上三役。石橋秀雄、後宮敬爾、小橋孝一、佃真人、津村正敏、松村重雄、望月克仁...以上常任常議員。内藤留幸(総幹事)、藤盛勇紀(総務幹事)...以上陪席。 山北宣久議長により、開会の祈祷が捧げられた後、議事1号・常任常議員会の運営について、議事2号・幹事任用の件が審議された。 議事2号では、愛澤豊重、勝山健一郎両幹事の退任に伴い、下記2名が嘱託幹事として任用された。任期は2009年9月1日~2010年3月31日。 藤盛勇紀(総務部担当、藤沢北教会牧……

【4683号】積み重ねられる日々

2009年9月19日
  教会備え付けの讃美歌に教会員が布のカバーをつけてくれた。表紙が弱っていた物もまた充分に用いられている。よく見ると備え付けの聖書も表紙の傷んでいる物が多い。何年、何回用いられてきたのだろうか。その姿には礼拝や祈祷会の積み重ねが刻まれている。 8月11日、地震で若干の被害が出た会堂を片づけ、その状況を確認する時にも、50年を経た会堂のあちこちに主を礼拝する日々の積み重ねを強く感じたことである。ここで讃美が繰り返され、ここで祈りが積み重ねられ、ここで奉仕が続けられている。教会はここで主に生かされ、出て行って主と人々に仕えている。この日も変わることなく、と。主が教会をお建てになり、私共を祝福して用いられるのは、私共を主の再臨の日に向かわせ、また多くの人々に御自身を証されるためである。私共の働きも人生もすべて主の再び来たり給うことに結びつけられ、今日在ることの意味を持っている。 ……

【4683号】人ひととき 平本 善一さん

  大学に社会人入学が増えて来たことは、どこの大学でも見られる現象だが、東神大では、近年とくに顕著なように思われる。09年5月の学生数は、112人(大学74人、大学院38人)で、年度によって増減はあるが、学部編入者を含めた大学、大学院の新入生の半数近くを社会人が占める年もある。 広島大学に進んだ平本さんは、当時不治の病といわれた肺結核にかかり、大学を中退し療養生活の中で信仰を得た。回復後、弱者のために働くことを決意し、当時、福祉専攻では先駆的な明治学院大学福祉学科に学士入学し、大学院を卒業した。大学院卒業の際、恩師から社会福祉の現場に入ることを勧められ、バット博士記念ホームで福祉活動のスタートを切った。 以来、基督教児童福祉会、日本キリスト教児童福祉連盟、キリスト教社会事業同盟などに関わり、かたわら農伝の講師を続けるなど八面六臂の活躍で、児童福祉の分野では、現場……

【4683号】出版局ニュース

★キリスト教音楽講習会 8月25日(火)~28日(金)、第81回キリスト教音楽講習会が開催されました。東洋英和女学院六本木キャンパス(主会場)、青山学院女子短期大学、聖ヶ丘教会、霊南坂教会(パイプ・リード)の各会場のご協力のもと、約100名の受講生が学びの時をもちました。 2009年はカルヴァン生誕500年を記念し、「全地よ、主に歌えよ」(詩編96編より)の主題でプログラムが進められました。 実技はオルガン(パイプ・電子・リード)・声楽・聖歌隊・会衆賛美に分かれ、ジュネーヴ詩編歌を中心に、それぞれ演奏技術と礼拝奉仕者としての心を学びました。その他、8クラスに分かれたゼミ、全体合唱でも熱心な指導に導かれ、与那城初穂チャプレン(流山教会牧師)による「夕の祈り」で一日が閉じられました。 公開講座として行われた講演「カルヴァンの生涯を追う」(出村彰東北学院大学名誉教授)、2……

【4683号】献身のとき No.6

我に従い来たれ 疋田國磨呂(大宮教会牧師) 「この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである。」 (使徒行伝4章12節口語訳) 私が羽咋教会の門をたたいたのは1961年の初春、18歳の時でありました。思い切って教会の玄関を入ると、兄のような若い杉山謙治牧師が迎えて下さり、無我夢中に自分の悩みを訴え、聞いていただきました。「疋田さんの問題は、なかなか難しいですね」と言って、佐古純一郎先生の著書『現代人の不安と苦悩』という本を手渡されました。そして次の週から礼拝に出席するようになりました。 私の悩みは「自分は本当に親に望まれて生まれたのか」という問題でした。4人兄弟の末っ子で母の40歳の時の子供で、妊娠したから仕方なく生まれたのではないかと自分の出生に疑問を持ったのでした。限りなく虚無的になり、勉強も手に……

【4683号】世界宣教委員会からの訂正・お詫び

  世界宣教委員会編「共に仕えるために・二〇〇九年-二〇一〇年版」22ページのトップ見出し「パラナ州オリンダ」を「ペルナンブコ州オリンダ」に、33ページ「あとがき」の11行目「小井沼眞樹子姉をブラジルへお送りしました。」を「小井沼眞樹子先生をブラジル、ペルナンブコ州、アルト・ダ・ボンダーデ・メソジスト教会へお送りしました。」に、お詫びして訂正いたします。  
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