第36総会期の第4回教師検定委員会が、11月16日(月)、教団会議室において、委員7名中6名の出席により行われた。
倉橋康夫委員長により、次の通り事務局報告が行われた。①第36総会期第3回常議員会(10月19日~20日)で、秋季教師検定試験合格者(正教師56名、補教師7名)が承認され、教師転入(正教師2名、補教師2名)が可決された。また教師検定規則第4条変更が可決された。②教師委員会による同志社大学神学部・関西学院大学神学部問安(10月5日)に、教師検定の委員長、書記、幹事が同行し、教師検定規則第4条変更に関する件について説明し、変更規則に基づく試験実施のための準備について理解と協力を求めた。③2010年春季教師検定試験の要綱と願書を各神学校、Cコース継続者、願書送付希望者に送付した(補106通、正9通)。
次いで、教師転入願いの出ている2名の志願者について提出書類を確認し、試験内容を決定した。また東北学院大学文学部キリスト教学科卒業予定の志願者について、受験のコースと科目の認定を行った。
その後、懸案の「教師検定試験受験の手引き」作成の作業に取り組んだ。これは、神学校での学びを経ない受験者のために用意されていた「Cコースの手引書」を改訂するにあたり、検定規則変更も踏まえて、全受験者のための手引きとして新しく執筆したものである。全体は、Ⅰ教師検定制度、Ⅱ受験手続き、Ⅲ試験科目、Ⅳ受験コース認定、科目認定の申請、Ⅴよくある質問と回答、Ⅵ受験科目の準備の仕方と参考書について、Ⅶ受験費用援助について、の7章から成り、従来のB5判からA4判に変更し、文字も大きくした。受験の資格や必要な手続き、受験科目や準備の学びの進め方等について、丁寧に解説しており、受験者に広く用いられることを願っている。
最後に、検定規則第4条変更による具体的な運用と試験実施までの行程の確認を行い、次回委員会開催(2010年1月25日~26日)を確認して散会した。
(東野尚志報)