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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4686号】被差別の実態から学び、連帯し続けて

2009年11月7日
西中国教区が、教団の中で部落問題を提起して51年(1958)。この委員会を立ち上げて26年、現場を拠点とした研修会は、17回を数えるに至った。この教区は、被差別の実態から学び、部落と密着し、連帯をずっと重んじてきた。 今年の研修会も、3人の講師を迎え9月6日〜7日福山東教会と府中市旧隣保館で行った。参加者40名。 第1日目開会礼拝、夕食、報告(広島キリスト教社会館と教団解放センター)を聞いて、講演会。 講師の岡田英治さんは、解放同盟広島県連合会副委員長、尾道向島支部長、県では運動の中心的存在。 「実は福山延広教会で結婚式をあげました」と話し始めたので、皆の心がなごんだ。「でも結婚する迄、先方のご両親の差別にあい難儀をしましたが、説得に成功して挙式ができました」と笑って話された。 「解放運動の中で、沢山の差別事件があり、悩みました」と事例を話された。部落解放への3つの命題、①部落差……

【4686号】再び広がる大学カルト被害 九州・西東京・東京三教区合同統一原理問題研修会

9月7日(月)、九州キリスト教会館4階で、「九州・西東京・東京三教区合同統一原理問題研修会」が開かれた。 これまでも若者、主婦、高齢者がカルトの主な被害者だったが、最近また大学での被害が広がっていることもあり、出席者47名のうち8名が大学関係者だった。 まず「今日の統一協会の現状について」大神周一弁護士から、これまで統一協会に対して起こされた訴訟や、刑事事件として立件された事件を検証しながら、統一協会側の主張の変化やこれまでの対応についての説明があった。 次に大学でのカルト問題について、アンケート調査の結果が紹介され、主にA大学のカルト対策と具体的な事例が報告された。今春脱会したBさんは、自身の経験に基づいて大学におけるカープ(大学生の原理研究会)の働きについて語った。それによると、祝福二世(所謂合同結婚で生まれた夫婦の)と信仰二世(夫婦での入信者の)が各大学で中心となって活動してい……

【4686号】東海教区の試み 重い課題にも楽しく向かい合う

09年度の各教区総会を概観した時に、聖礼典執行を巡る議論や、教師への戒規適用を巡る議論が突出していた。事柄の重要性と深刻さを思えば、当然のことであろう。しかし、この議論に隠れるようにではあったかも知れないが、実は、各教区総会に共通して、最も頻度高く取り上げられていた議論ないし課題は、他の事柄であった。そのことは、各教区総会の後に開催された、第36総会期第2回常議員会に報告された教区報告を見れば明らかである。 教団新報紙上に、秋葉恭子編集委員の文責による一覧表が掲載された。課題の項目の「謝儀基準・制度の見直し」「互助関連」の項目を合わせれば重複も多く、沖縄教区を除く16教区中、計15件となる。これに、財政の見直しの項を加えると、計24件となる。 因みに、「伝道・宣教協力(教勢衰退を含む)」は、9件、これも合わせれば、実に計31件となる。 原因の分析とか、教団内に於いて必ずしも一致を見る……

【4686号】2011年7月の開催を目指して スイス協約・韓国協約(合同) 第1回・第2回三国間協議会実行委員会

2009年9月4日と10月5日、スイス協約委員会と韓国協約委員会の合同による「三国間教会協議会」のための第1回と第2回実行委員会が、教団会議室で開催された。 実行委員に、両協約委員会の委員と事務局担当者に加えて、新しく荒川朋子氏(アジア学院副校長)、茨木公子氏(上尾合同教会信徒)、木村太郎氏(宇都宮教会牧師)を迎えることが承認された。 そもそも本実行委員会は、前総会期から続けられた合同委員会での協議を踏まえ、また教団三役・総幹事が出席可能な2010年7月に、東京での第3回三国間協議会の開催を目指して発足した。しかし第1回実行委員会の直後に、スイス側のパートナーであるスイス・プロテスタント教会連盟(SEK)およびスイス諸宣教団体の合同体であるミッション21から、非公式ながらも「日程的に不都合」との連絡が入った。対応を協議した結果、第2回実行委員会で、2011年7月の開催を目指して諸教会と……

【4686号】北海道伝道の担い手に聞く 札幌・小樽で第3回伝道委員会

第36総会期の第3回伝道委員会が9月28日(月)~29日(火)、初日は札幌教会、2日目は小樽聖十字教会において開催された。 開会礼拝では、竹井眞人委員が説教を担当した。相沢良一隠退教師(元・大島元村教会牧師)の召天が覚えられ、長年大島に留まり地域の信頼を得、『黒潮』の発行により全国諸教会を励まし、日本伝道に仕えた生涯が想起された。 初日の夕べには、北海道伝道の担い手である2人の牧師による発題を聞き、また、親しく懇談の時を持った。 榮英彦札幌教会担任教師は、「北海道におけるキリスト教幼児教育の一断面」と題し、受洗、召命、奄美大島伝道、説教者の苦悩、札幌における幼児教育等を通して、伝道者としての証しを語った。 福島恒雄隠退教師は「北海道基督教史と北拓伝」と題して、北海道基督教史に見る特徴に加えて、1954年の第7回教団総会にて決議された「北海道開拓伝道」以後、10年間に28教会が誕生し……

【4686号】お知らせ

教団新報発行についてのお知らせ 次号、4687号は、常議員会報告を掲載する都合上、定例よりも1週発行を繰り下げ、11月28日の発行といたします。4689号はクリスマス特別号とし、12月25日に発行いたします。 新年号は、10年1月30日の発行となります。 総幹事 内藤留幸

【4686号】荒野の声

▼「おとなになってしまうと、お互いに〈ただただ〉正直である時は数えるほどしかない。日常生活で真実を口にしても不必要もしくは害になるだけだから、誰もしないというわけだ。今世紀になって宗教が苦労している理由の一つもそこにある。本当に神を見出すには、正直にならなくてはいけない。正直になるためには、まず自分をはっきり見るところから始める必要があるが、それは辛すぎる。」...ジョナサン・キャロル、『空に浮かぶ子供』、創元推理文庫。▼作品を論じるつもりも、作家を紹介するつもりもない。出典を上げたのは、出版上の義務に基づいただけ。文脈も背景も関係ない。▼教団会議室が改装された。しかし議論の方は整然とはならないようだ。相手の顔が見えることよりも、自分の顔が良く見えるように、口の字型のテーブルの真ん中に鏡を置いたらどうだろう。...ますます議論沸騰するだろうか。▼インターネットで全国中継出来ないかと考え、そ……

【4686号】『同和問題』にとりくむ宗教教団 

連帯会議の議長として 小林 眞 反省と悔い改めから結成された『同宗連』   神は御自分にかたどって人を創造された。 神にかたどって創造された。 男と女とに創造された。       (創世記1章27節) 主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。  (創世記2章7節)   【はじめに】 本年4月、「『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議(以下、同宗連とする)」総会で議長(任期2年)に就任し半年が経過したが、同宗連の出発や活動を紹介し、理解とお支えを願う次第。 【Ⅰ】結成と出発 30年前に、ある仏教教団の責任ある立場の方が、プリンストンで開催された第3回世界宗教者平和会議の場で「日本には、部落差別と呼ばれるものはない」などの事実誤認も甚だしい発言をされたことに対し、長く部落解放運動に取……

【4685号】伝道協力の輪を広く

2009年10月24日
去る7月8日・9日パシフィコ横浜にて行われた「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」は3つの集会にほぼ1万5千人ほどが参加した。 1年前から「キリストにあって一つ」という主題のもと開催されたこの会は460年前のザビエル、163年前のベッテルハイムによる日本宣教を憶えつつ展開された。特筆すべきはNCC系、福音同盟系、ペンテコステ系の3つが「日本教会の連合と一致」という面で初めて集うたことである。 準備段階から協力一致がなされ、大会後も与えられた成果を生かして行こうとしている。 日本伝道の中核にあるはずの教団は教団内の不一致ゆえ、この会には消極的ならざるをえなかったが、今後、伝道協力の輪を他教派と共にさらに広く拡げていくことは大きな課題の一つであることには変わりないはずである。 今夏、近畿福音ルーテル教団の修養会、日本アライアンス教団の宮島聖会に招かれ講師をつとめさせていただいた。……

【4685号】日本プロテスタント伝道150年 子どものつどい

「日本プロテスタント伝道150年子どものつどい」(東京教区東支区)が、9月6日午後、銀座教会に、13教会308名(内、子ども120名)が集い開催されました。 この行事はプロテスタント日本伝道150年を覚え、次なる200年に向けた伝道の働きを子どもたちへ託すことを目指して企画したものでした。 第1部の讃美歌の伴奏が始まると日野原重明先生が会場に現れ、両手を挙げての指揮、続いて「命」についての50分間の授業を展開してくださいました。一ヶ月後に98歳になられるご自身の活力をアピールしながら、大切なものは目に見えないこと、神様から与えられている命も見えない、他の人のために生き、世界中が平和になるようにと、子どもたちに直に問い掛け、答えを求め、黒板に書かせ、演技させ、子どもの関心を引き付けながらの見事な展開で、大人を含め緊張と笑いの中で、会場全体が一つになって学んだ「命の授業」でした。 第2部……
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