【4689号】マインドコントロールと天皇制についての学び 第2回靖国・天皇制問題小委員会

 

36回総会期第2回靖国・天皇制問題小委員会が、20091116日(月)~17日(火)、日本キリスト教会館4階会議室で開催された。沼田和也委員による開会礼拝の後、報告・協議が行われた。

委員会一日目において、釜土達雄委員長による発題「マインドコントロールとは何か ~マインドコントロールの視点から見る天皇制~」がなされ、委員による質疑応答がなされた。滅多に起こらないはずのこと、本来仕掛けがあるはずのことが、いつも起こっていることのように、あるいは仕掛けなど皆無であるかのように語られ、人々が無意識にそれを受け入れるプロセスについて分かち合われた。マインドコントロールは本人が意識してイメージトレーニングする際にはよい効果を発揮することもあるが、本人の知らないところで行われるとき、それは悪となるという性質も確認された。

また明治時代のマインドコントロールのプロセス上、フルベッキが一つの手がかりとして考察された。フルベッキは本来、福音宣教のために日本人に様々な教育を行ったのであるが、日本人は彼が伝えた思想や技術をキリスト教抜きで受容し、しかもそれらを、天皇を神とする国家像へと国民をマインドコントロールすることに用いた事実が分析された。そして、わたしたちがこうした過ちを繰り返さないため、またマインドコントロールを無自覚に受け入れないために、つねに自分で考えることの重要性が確認された。

二日目にはNCC靖国問題委員会の須賀誠二牧師より、同委員会の組織の説明および諸報告がなされ、国立追悼施設の是非について質疑応答がなされた。国家が死者を戦争讃美に利用する危機もある一方、個々人のみで犠牲者を語り継ぐことの限界も指摘された。

次回以降、第3回委員会で「神道とは何か」、第4回委員会で「天皇制とは何か」、第5回委員会で「靖国とは何か」の順序で学びを重ねること、また第3回委員会中に靖国神社においてフィールドワークを行うことが可決された。

(沼田和也報)

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