講演▼内藤留幸氏、芳賀 力氏、岡本知之氏
今、日本基督教団の教会論を確認する
宣教方策会議が、3月1~2日、富士見町教会を会場に行われた。出席は、開会時で85名、京都教区を除く全教区から参加者があった。但し、九州と沖縄は教区代表ではなく宣教委員としての参加。小出望宣教委員長挨拶でも触れられたように、教団に極めて深刻な亀裂が走る中で、あるべき教団の姿・形を問うべく真摯な学びの時を持った。
去る1月21日~22日教団部落解放センターを訪問した。
東谷誠運営委員長、谷本一廣活動委員長そして小林明主事をはじめ各委員の方々と会合を持つことができた。
昨年の6月13日~22日四国教区で実施したキャラバンの成果、また今年6月7日~9日、東京、西東京教区の協力を得て開催する第11回全国会議の準備状況などを伺い当面する様々な課題について丁寧に意見を交換した。
特に「教会の中に差別はない」「もう差別問題は過去のことではないか」という声の中で、実は次々と起る差別の実態とその根深さ、深刻さは教会が宣教の課題として真剣に担わねばならないとの思いを新たにさせられた。
そんな中、部落解放青年ゼミナールにおおくの参加者が集うていることは心強い限りだ。
解放劇、神学校教育、連帯、青年、広報、狭山事件再審要求運動の部門別に広範な運動、活動を展開しているセンタ……
幼稚園も伝道のため
京子さんの先生は、「たるもと」先生だった。園児として通った教会幼稚園で、卒園してからも生徒として通い続けた教会学校でいつも迎えてくれた先生だ。子どもとかかわる仕事に就きたいと志したのも、幼いときにひとりのキリスト教保育者と出会ったことが源にあった。
幼稚園教師は、子どもたちが家庭から社会に踏み出す最初の一歩を手引きする大切な導き手、はじめて出会う先生と言ってよいだろう。この最初の導き手となるのにキリスト教信仰を土台として務めに当たるのがキリスト教保育者である。自らも教会幼稚園に通い、同時に教会学校にも通い、それ以来これまで教会幼稚園からも教会学校からもずっと離れずに歩んできたことがキリスト教保育者としての、京子さんのアイデンティティーを支えている。
京子さんは、何よりも自分が洗礼を授けられたキリスト者であるので、保育にも教……
http://www.bp.uccj.or.jp
★新刊から
『キリストこそ我が救い--日本伝道150年の歩み』日本基督教団日本伝道一五〇年記念行事準備委員会=編
1959年の宣教100年から50年間を教団はどう歩んだのか。日本伝道に大きな足跡を刻むキリスト教学校と社会福祉事業の歩みとは。歴史を振り返り、日本伝道200年に向かって進むべき道を探る。*2730円
……
三国間協議会実行委員会は第4回委員会を2月2日に教団会議室で開き、第3回目となるスイス・韓国との三国間協議会を2011年7月5日から4日間東京で開催すると決定した。
教団が宣教協約を結んでいるスイスプロテスタント教会連合(SEK)および韓国の三教団(大韓イエス教長老会《PCK》・基督教大韓監理会《KMC》・韓国基督教長老会《PROK》)と教団による三国間協議会はこれまで02年に韓国で、06年にスイスでそれぞれ開催された。
教団が開催する第3回の会場はYMCAアジア青少年センター(東京・千代田区)。他教会からの参加は、スイス10名、韓国15名、在日大韓基督教会5名など計35名を見込んでいる。教団からは三役・総幹事・実行委員と各教区の代表など、33名程度の出席が見込まれ、全体では70名近くになる。
主題は『平和の絆--一つの体、一つの霊、一つの希望(エフェ……
去る1月18日~20日、全国教会婦人会連合第21期第83回中央委員会が、今期主題「キリストの祝福に満たされて--エフェソの信徒への手紙を学びつつ--」のもと、日本キリスト教会館で開かれた。出席者は、中央委員25名中23名(西中国・九州教区は欠)、準中央委員(東京5支区各1名)のほか、要請陪席、教区陪席等を含め計52名。
まず、開会礼拝(司式・説教、郷かしこ牧師)で、「私たちは神から招かれ一つとされた存在であり、また一人ひとりには恵みによって異なる賜物が与えられている。それを用いて、キリストに向かって成長してゆきたい」とのメッセージを受けて議事に入った。
1日目は、前回中央委員会(昨年6月)から現在までの諸活動報告~5つの小委員会および各教区報告を含め~が、終日ていねいになされた。そのうち教区報告では、期主題や地域に即したテーマに基づいた諸活動の報告と共に、高……
《I Love Taiwan》
◎台湾長老教会での国際青年交流
◎日 程 6月29日~7月15日
◎募 集 16~35歳、要英語力
◎費 用 航空運賃半額負担
◎応募期限 4月23日
◎問合先 台湾協約委員会
(℡03-3202-0544)
……
大畠俊勝氏(八尾教会主任担任教師)
2010年1月26日、逝去。61歳。大阪府に生まれる。'83年東京神学大学大学院を卒業、同年西千葉教会に赴任、土気伝道所、豊田教会を経て、00年より八尾教会を牧会した。遺族は、妻・恵美さん。
高田 彰氏(隠退教師)
2010年2月1日、逝去。98歳。東京都に生まれる。'41年青山学院大学神学部を卒業、同年安藤記念教会に赴任、茅ヶ崎教会、銀座教会を経て、'48年より鎌倉教会を牧会し、'72年より神奈川教区巡回教師となり、'84年隠退した。遺族は、妻・深雪さん。……
戒規適用に思う 柴田もゆる
去る1月26日付で教師委員会が北村慈郎教師への戒規適用(免職)を決定したことに驚きと怒りを禁じ得ない。教区常置委員会の議論を経て議員提案の形で第36回教団総会第44号議案を提案した者として看過できないと感じているので、発言させていただく。
第44号議案は前総会期に議長名でなされた北村教師への戒規申立が無効であるという趣旨の議案であるが、その理由の一つとして『教憲教規の解釈に関する先例集』96に示された申立できる者の範囲を逸脱していることを挙げている。この議案は僅差で可決され、先の申立は無効となった。この事実は戒規の運用に関して『先例集』96の枠を遵守すべしという判断を教団総会がなしたことを示しているはずである。しかし今回、信徒常議員7名による申立を『先例集』96の範囲を逸脱しているのを承知の上で教師委員会は受理し、「免職……
第36総会期第4回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会は、1月29日に開催された。
今回は、難波幸矢委員が1月28日~30日に大阪で開催された第24回外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会(外キ協)全国協議会に委員会を代表して出席し、委員会と日程が重なったため欠席となり、1名を欠いての委員会となった。また委員会開催に先立って同日の午前10時半から午後4時まで、在日韓人歴史資料館(韓国中央会館別館内)、二・八独立宣言記念資料室(在日本韓国YMCAアジア青少年センター内)、高麗博物館(新宿区大久保)を訪ね、在日韓国朝鮮人の方々がたどってこられた差別と抑圧の歴史や日本と朝鮮半島との関係史など、様々な資料に触れる学びの時を持つ事ができた。
委員会としては午後4時から5時半までの時間であったが、小橋孝一委員長の祈りの後、前回第3回委員会議事録の承認に引き続き、事務局報告……