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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4692号】荒野の声

2010年2月13日

 

▼正月23日、土日に当たったから、普段以上に忙しかったのだが、仕事の合間合間に、テレビをチラチラ。夜は、スポーツニュースをじっくり。もっぱら箱根駅伝。毎年のことだから、これまでだって見ていた筈だが、今年は特別に気持ちが入った。▼何とも酷な競技だと思う。長距離の難コースをひた走ることもそうだが
、何より、たすきリレーだということだ。大きく遅れたり、ましてブレーキをかけてしまえば、自分一人の失敗では済まない。チーム全体の、予選等も含めた一年間の努力が全て潰えてしまう。シードを失えば、次の年の戦略にも大きく影響する。ゴールを目指して、ふらふらになりながらも、必死に走る学生の姿には、誰もが感動を覚えないではいられない。▼このたすきリレーに、どうしても教会の姿を重ねてしまう。箱根は2日間、往復2177キロだそうだ。山坂もある過酷なレースだが、教会のたすきリレーは、過去二千年続いている。山坂も箱根の比では無いかも知れない。箱根は往復5区づつ、計10区をつなぐ。教会の歴史は、一体何人のランナーによ って受け継がれて来たのだろう。▼たすきリレーでは、一人ひとりが走るが、しかし団体競技だ。信仰も決して個人プレイではない。そこには当然ながら確固としたルールもコースも存在する。

 

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