【4746号】2012年春季教師検定試験 遣わされる者としての覚悟が問われ

個人面接を試験と位置づけて

2012年春季教師検定試験が2月28日~3月1日、東京会場(教団会議室4階、6階)において実施された。1日目は開会礼拝の後に学科試験、2日目と3日目は全体会の後に個人面接試験という日程であった。
今回初めて、教師検定規則改正第4条3号(36総会期常議員会で可決)に基づいて試験が実施された。従来、大学神学部を経ないで教団立および認可神学校大学院に入学し卒業予定の補教師志願者も、Aコース受験(学科試験は教憲教規および諸規則・宗教法人法の一科目、提出課題は説教一編を課す)が認められていた。しかし正教師検定受験時に基礎学力不足が露見するケースが相次ぎ、問題が指摘されていた。規則改正により、在学中に履修した学部科目を教師検定委員会が認定し、未履修科目を受験科目に加えて試験が行われることとなった。
今回の受験志願者総数は67名。内訳は補教師が57名、正教師9名、転入1名であった。補教師受験志願者のうち、Aコースは32名で、改正4条3号対象者はその内の5名であった。Bコースでの受験者は14名、Cコースでの受験者は11名であった。
学科試験の得点が合格点に少し足りなかった受験者については即不合格とはならず、判定が保留される。レポート課題が与えられ、後日その提出物によって合否の再判定がなされる。今回保留となったのは補教師志願者9名、正教師志願者2名、転入志願者1名であった。
最終合否判定確認は3月22日に行なわれた。補教師の合格者は44名、不合格者は4名と決定した。Cコース継続者は9名。また、正教師の合格者は4名、不合格者は4名、継続者は1名であった。転入志願者1名は合格となった。
教師検定試験は「主の召命に応えて日本基督教団の宣教を担い、主の教会に仕える教師を送り出すために、教憲教規に基づき、教師検定規則に則って実施される」という筋道においてなされる(教師検定委員会基本方針)。
全体会においてこの点が東野尚志委員長によって丁寧に説明された。
教師検定試験に向けての学びの姿勢の中に伝道者として「主の召命に応える」という確かな客観性が現れてくる。その意味を踏まえて各受験者に告げられる判定結果を謙遜に受け止めて欲しい。
なお、今期より個人面接を試験と位置づけて行っている。昨年までとは面接手順に若干の違いがあることも全体会で確認された。
学科試験の結果について委員会で話し合われ、いくつかの所感が出された。以下はその抜粋である。
教憲教規および諸規則・宗教法人法は、取り組みの度合いに明瞭な差が見られた。教師として教会形成に携わるには的確な法知識と理解は不可欠。謙虚に学んで欲しい。
旧約神学。補教師受験者は概ね良好な成績であったが、正教師受験者は十分とは言えなかった。良書を一冊きちんと読みこなし、神学的に旧約と取り組む力を養って欲しい。
新約神学はキリスト論的称号に対する関心の薄さが感じられた。主ご自身による自己啓示である。熱心に学んで欲しい。
教会史・教理史は学習量がそのまま結果につながる傾向が強い科目。今回もそれが如実に表れた。
組織神学は、神学的に思索し論述する力の弱さを感じさせられる。教師は教義学の基本を踏まえて、一貫して教会的に発言する責任を担う。自覚をもって準備して欲しい。
各試験問題はいずれも、基本的な理解を問うものである。聖書全体が壮大な救いの歴史と将来を語っている。その大文脈の中で一つひとつの御言葉は新鮮に解釈され、語られるのを待っている。神学なしに誰も正しくなし得ない奉仕である。
その基本を整えていく中で、召命は確かなものとなっていくはずである。

(渡部和使報)

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