第37総会期第5回宣教研究所委員会が11月17日に開催された。
これまでの宣教研究所委員会では「宣教基礎理論」の改訂に鋭意取り組んできた。今回の委員会では、作業部会で作成された改訂素案を検討し、本文部分においては委員会案として提出できるまでに作業を進めることができた。残る作業は、引用聖句の確定、用語集の作成である。
改訂作業を終えた本文部分は、A4版で19頁ほどの分量である。目次だけを紹介すると、第一章「三位一体の神の招き」、第二章「宣教の主体であられる神」、第三章「宣教の内容」、第四章「宣教の対象」、第五章「宣教の方法」、第六章「宣教の目標」である。
宣教基礎理論というのは、宣教研究所が1963年に発表したものを指す。50年ほど前なので当時の経緯は文献によるしかないが、日本基督教団史資料集によると、最初に宣教基本方策が作成され、これが1961年第11総会期第6回常議員会で承認された……
11月29日、教団会議室にて、第37総会期教区議長会議が開催された。出席者は、教団三役と各教区議長(またはその代理者)16名(沖縄教区は欠席)と、内藤留幸総幹事ほか幹事4名であった。
初めに、石橋秀雄議長が、本会議は教規39条(2)に基づいて開催したものであり、今期三役において本会議の開催を検討していたところ、東日本大震災が発生し、この度は主にその対応と今後の支援を協議し、全教団的取り組みを推進したいと願っていると述べた。
出席者が自己紹介をした後、まず東日本大震災による被害状況について被災三教区(奥羽、東北、関東)の各議長が報告した。
続いて、各教区における支援内容として、教区内に支援委員会を立ち上げて献金や物資支援の呼びかけをしたこと、ボランティアの派遣をしていること、被災教区の議長や教師を迎えて報告会を開催したこと、定期的に祈祷会をもっていること、被災教区との交流のための委員会……
①東北教区被災者支援センター(通称・エマオ)有償ボランティア(要面談)
◎人数 1名
◎期間 1月10日~
3月31日
◎資格 教職(含む隠退教師)
*但し引継ぎ業務のため事前(年末)に5日程度現地に滞在できる方
②救援対策本部室(通称・11号室)有償ボランティア(要面談)
◎人数 1名
◎期間 1月10日~
3月31日
▼公募期間 ①②とも12月22日迄
▼申し込み先 海外献金プロジェクト小委員会救援対策本部(11号室)
担当/白鳥 ℡03-3205-6088
e-Mail kyuen11@uccj.org
場面ごとに聖書の言葉が
神よ、わたしたちを連れ帰り
御顔の光を輝かせ
わたしたちをお救いください。(詩編80編4節)
クリスマスをどのように迎えようとするのか、今年は特別の期待を抱きながら、しかし思いが定まらないままで迫っている。震災の日から、時も心も途切れ途切れに過ごすことばかりになってきてしまった。まとまったこと、積み重ねて筋道が立っていることより断片的なところに立たせられる。突然に表れる現状の重さ、思いもよらない変化、喪失と出会い。確信より、戸惑いの中で断片の生き方を重ねながら、今日の日にたどり着いているように思う。つなぎ目や脈絡ができていることは何かに包まれていてできたことのように思う。散乱した部屋で、なくしたものと、もう前とは同じように収まらないものを抱えて立ち尽くしているようである。
しかし、あの日から、場面ごとに与えられ、支えられた聖書の言葉があった。
停電し、ま……
新共同訳聖書では、ローマの信徒への手紙12章1~8節は『キリストにおける新しい生活』という小見出しが付けられて、神への献身である真の礼拝を守るようにと勧められています。端的に言えば、主キリストを信じて新しくされた者の生活の基本は生涯を神に捧げる喜びにあり、それが主日礼拝を中心に据えた教会生活であるというわけです。
さて、その献げる喜びの具体的証しとして、現在、日本基督教団では東日本大震災救援対策本部を設置し、被災教会会堂再建をはじめ被災地域の復興のために、懸命な救援活動に励んでいます。そのために10億円を目標にして国内全教会に募金協力を呼びかけています。現時点では約2億円が献げられ、2015年3月末までにはなんとかして目標額が達成されるようにと願っています。本部会議での報告によると、被災3教区に直接献げられた献金も多く、それを合計すると現在、約3億5千万円になっています。それに海外諸教会……
1939年、東京生まれ。碑文谷教会員、全国教会婦人会連合文書委員。
相馬さんが教会につながったきっかけは、お母さんである。父がニューギニアで戦死した。母は夫の戦死をなかなか受け入れられなかった。母に生きる道を開いたのは、クリスチャンであった母の妹、相馬さんの叔母さんが母を教会に誘ったことにある。最初、教会の敷居は高く教会員宅で開かれていた家庭集会に出席した。牧師の語る言葉に励まされ、父を失った娘3人を連れ碑文谷教会の礼拝に出席するようになった。相馬さんが小学校3年生のときである。
5年生のとき、母が受洗するのに連れられて相馬さんも洗礼を受けた。受洗の自覚も、信仰告白の志も無かった幼児洗礼であった。相馬さんが改めて信仰を自らに問うたのは高校2年生のとき。当時、教会が越谷教会と合同で開催していた夏のキャンプで思いがけず、これまでの教会とのつながりを証ししたことが背を押し、その年のクリス……
サイトを閲覧された方が教会に足を運び、求道し、洗礼に導かれることを願って『伝道のためのコミュニティーサイト』を公開しました。
公開と言っても、今のところ「各地の教会・諸団体」と簡単な「キリスト教Q&A」、ウィキペディアのようなキリスト教「事典」、それと少しの読み物を提供しているだけで内容の充実はこれからですが、入れ物が出来あがりましたので公開することにしました。
組織と目的
インターネット伝道会は東京教区の自主活動団体である東京信徒会の中に作られました。開設準備の最初から関わってきた13名の有志によって中央委員会が組織され、会長・長崎哲夫牧師(東京山手教会)、書記・愛澤豊重牧師(松沢教会)、財務・鈴木功男兄(目白教会員、東京信徒会代表)、事務局長・張田眞牧師(鳥居坂教会)、主事・大三島義孝牧師(碑文谷教会)が選ばれています。
規則が作られており、その第2条に本会の目的が記されていま……
高戸竹二氏(隠退教師)
11年10月28日逝去、88歳。岡山県に生まれる。'47年日本基督教神学専門学校卒業、同年津山教会に赴任、高倉教会、茅ヶ崎恵泉教会、神奈川教区巡回教師を経て、'87年より'95年まで二宮教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・高戸暁さん。
2011年2月15日から7月28日までの5ヵ月半、私はEMS(南西ドイツ福音宣教会)の主催するボランティアプログラム(kumenisches Freiwilligen Program)に参加し、ドイツでの生活を経験してきました。このプログラムは、キリスト教がまだマイノリティである国のクリスチャンの若者が、キリスト教が多数派であるドイツで生活をする中で異なる宗教文化を学ぶことを目的としたものです。教団新報での公募に応募し、面接を経て参加が叶いました。
今回の参加者はインドネシア、南アフリカ、香港、日本からの合計5人で、滞在中私たちは、平日は保育園や学校、教会でボランティア活動をし、週末はホストファミリーと過ごし、2ヶ月に一度ほどEMS本部事務所で研修があり、他のボランティアやEMSのスタッフと交流を深めました。
私は幼稚園のころから親に連れられて教会に通うようになりキリスト教というものを……
今年は特に東日本大震災等による被災者の方々を覚えて、その直後から今日に至るまで、多くの祈りがささげられ救援のための働きが続いています。宗教法人立、社会福祉法人立、無認可を問わず、社会福祉事業の働きやその施設も被害を受けました。この事態を受けて、教団や教区、日本キリスト教社会事業同盟を始め、その他の様々な繋がりを通して、病院や社会福祉施設の利用者の皆様に対しても、また地域の皆様に対しても多くの貴重な救援活動が展開されています。ボランティアの皆様の働きも、医療・看護・介護等の専門知識と技術をもった職員の働きも、被災された皆様に喜んでいただいている貴重な働きです。救援のためにご尽力下さいました皆様を覚えて、神さまに感謝します。全国の教会からも「地域の人々の救いに仕える教会の再建を目指して」の主題のもとに呼びかけられている日本基督教団の東日本大震災救援募金に尊い献金と、熱い祈りがささげられておりま……