9月24日~26日、第37総会期第6回社会委員会が開催された。
24日と25日は、沖縄フィールドワークを行った。ひめゆり平和記念資料館、佐喜真美術館を訪れ、沖縄の人々の心に刻まれている戦争の記憶を辿った。また、オスプレイが配備される直前の普天間飛行場を訪れ、民家に隣接する基地の現実を見ることができた。その後、嘉手納基地、辺野古を訪れ、それぞれの委員がこれからの課題を捉える機会となった。道すがら、沖縄出身の芳澤信委員との会話の端々にも、東京で開催される委員会では感じ取ることのできない、沖縄の思いが伝わってきた。
26日は、真和志教会において、委員会として処理すべき事項について協議を行った。芳澤委員の司式による礼拝をもって開会し、書記が第5回議事録(案)を読み上げ、字句訂正を行い承認した。
大三島義孝担当幹事より、教務・業務報告、会計報告、常議員会報告を受けた。また、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。
次期委員会への申し送り事項については既に協議を終えているが、第37総会期最後の委員会となるので、補足を含めて、最終意見交換を行った。社会委員会が、さまざまな社会問題を共有するために、コーディネーターとしての役割を担っていることを確認した。
尚、次期委員会への申し送り事項は、以下の通りである。
⑴日本キリスト教社会事業同盟との関係を保ち深めてもらいたい。⑵社会活動基本方針を重んじ、文言の訂正(例:保母→保育士)の作業を望む。⑶基地問題、裁判員制度と死刑制度の問題、いのちの問題を課題として継続協議してもらいたい。⑷「その他の救済資金」運用に関する内規があるので活用してもらいたい。⑸社会委員長会議を開いてもらいたい。
「社会員会通信」第48号発行について、担当の芳澤委員がとりまとめ、書記が編集を行うこととした。
最後に、釜土達雄委員長が、第37総会期社会委員会活動を総括し、各委員に謝意を述べ、祈祷により閉会した。
(上森俊明報)