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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4759・60号】伝道推進室設置の件を協議 第6回伝道委員会

2012年10月27日
第37総会期の締め括りとして第6回伝道委員会が9月10日~11日、洛北教会(初日)と京都大宮教会(2日目)で開催された。 開会礼拝では小林克哉委員がルカ福音書5章1~11節から、主の御言葉に従って深みに漕ぎ出す伝道へと力強く勧めをなした。 前回議事録確認に続いて業務報告及び会計報告、常議員会報告、教団救援対策本部報告、「信徒の友」「こころの友」編集委員会報告、伝道方策検討委員会報告、伝道推進室報告が各担当委員、担当幹事によりなされ、承認された。 今回の最も重要な案件は伝道推進室についてである。まず常議員会決議「伝道委員会の下に伝道推進室を設置」という組織の枠組み(報告、決定権、決裁権)について確認した。伝道委員会から選出した委員1名を正式な推進委員に充てる。原則として伝道推進室の主体性を重んじ、今後の活動を展開させる。但し活動報告を伝道委員会に提出し、重要な決定は伝道委員会の承認を得……

【4759・60号】消息

山田ヱミ子氏(別帳教師) 10年10月8日逝去、89歳。大分県に生まれる。'41年ランバス女学院神学部を卒業。同年山鹿教会に赴任、京都中央教会を経て、'44年まで洛東教会を牧会した。遺族は娘・山田玲子さん、りよ子さん。 金井輝夫氏(隠退教師) 12年8月13日逝去、84歳。群馬県に生まれる。'52年日本聖書神学校を卒業、同年黒石教会に赴任、岩内教会、札幌教会を経て、04年まで北海道クリスチャンセンターに勤め、隠退した。遺族は妻・金井要さん。 角田三郎氏(隠退教師) 12年7月21日逝去、86歳。神奈川県に生まれる。'55年東京神学大学大学院修了、同年成田教会に赴任、横浜上大岡教会、上大岡教会、佐渡教会を経て、'93年より'98年まで敬和学園高等学校に勤め、同年隠退した。遺族は妻・角田和子さん。 南嶋一郎氏(西宮名塩伝道所担任教師) 12年7月31日逝去、87歳。兵……

【4759・60号】13年度は従来の形で配分 教区活動連帯金配分協議会

9月19日午後、教区活動連帯金配分協議会が教団会議室で開催された。 2011年度教区活動連帯金配分検討委員会委員長の木下宣世東京教区議長の祈祷で開会、同氏が今回の協議会の議長をつとめた。前日からの全国財務委員長会議に引き続いての会合であったが、東海・沖縄教区が欠席し、米倉美佐男教団伝道委員長から「欠席の教区の思いも聞く必要がある」との発言があった。 全国財務委員長会議において、教区活動連帯金に替わるものとして提案された「伝道資金」案は常議員会で継続審議の扱いとなっており、10月に開催される第38回教団総会に提案される見通しにないことが報告されていた。 これを踏まえ、木下議長は、2013年度は従来の形で教区活動連帯金の配分を行うことをはかった。意見交換の後、第38総会期中(2013・2014年度)は従来の形での教区活動連帯金の配分を行うことを確認した。 「この協議会が総幹事のもとに置……

【4759・60号】全教師の約20%が 無任所教師 第8回教師委員会

第37総会期第8回教師委員会が、教団会議室にて9月7日に行われた。 委員長および事務局報告があり、特に①「2012年度教師継続教育研修費援助」については、申請額の30%が執行されるとの報告があった。②「被災教会・伝道所担任教師健診(人間ドック)」(対象者は教師と配偶者)について8月末現在で、57名3、601、200円の執行があった旨、報告があった。なお今回は9月末をもって、閉じるが、今後の課題として、放射能による発病などについても検討された。③「神学校日献金」について、2012年度東京神学大学交付金、2012年度神学教育交付金の報告があった。8月23日付で、各教会に「2012年度神学校日献金のお願い」の文書を送付しているので、祈りをもって協力してほしい。 また、第6回常議員会において報告した無任所教師、別帳教師の名簿の整理を行うこととなった。これは教規第128条第5項が40年以上適用さ……

【4759・60号】大震災の影響下でも支えられ 第2回全国財務委員長会議

第37総会期第2回全国財務委員長会議が、9月18日~19日に、教団会議室で開催された。 第1日目、伊藤瑞男予算決算委員長の挨拶の後、まず被災3教区から、被災教会の会堂再建に向けた現況が報告された。大きな困難がある中で、それでも多くの教会が希望をもって再建に取り組んでいることが感謝をもって報告された。 続けて、各教区の財務状況の報告がなされ、多くの教区から、財政的な厳しさを抱えつつ、さまざまな工夫努力をしながら歩みを進めている現状が語られた。 内藤留幸総幹事と計良祐時財務幹事からは、東日本大震災の大きな影響がある中で、11年度の教団財政が支えられたこと、12年度も経常会計は順調に推移する見込みであることが報告された。 しかし、教団全体の教勢の減少傾向に対応する教団財政のあり方を、より抜本的、構造改革的な面から考えて行かねばならないであろうことが述べられた。 教区活動連帯金検討委員会……

【4759・60号】被災3教区の減免を盛り負担金算定 第7回予算決算委員会

9月18・19日に、今総会期の第7回予算決算委員会が開催された。内藤留幸総幹事より、東日本大震災募金の現況報告、担当幹事の変更について報告を受け、確認した。続いて、計良祐時財務幹事より財務状況の報告を受けた。続いて、2013年度経常会計予算案に関して報告を受け、承認した。併せて、負担金の算定に関して検討に入った。大きなこととしては、震災による3教区の減免額941万円余りを、教団負担分を141万円余りとし、残り800万円を、各教区に負担してもらうことを提案することとなった。今予算案では、負担金額は前年同額の据え置きとなった。 以上の事柄を踏まえて各教区の負担金額を算定したところ、前年度との比較で、額が多くなりすぎると思われる教区があったため、増減率を3%以内になるよう調整を行うこととした。 支出に関しては、前年度の実績を参考に、特に大きな変更はなかった。各教区・教会の財政も苦しい時ではあ……

【4759・60号】教団救援対策本部 第15回会議

8月24日、教団会議室にて、教団救援対策本部第15回会議を開催した。 先ず、8月15日現在の国内募金総額が3億9、102万8、918円となっており、4億円到達が間近いことが感謝をもって報告された。 また、海外からの献金は2億2、847万6、685円と、前回から動きがないことが報告された。 続いて救援対策室会議から、「被災教会支援金配分要綱」の検討等を扱ったとの報告のほか、救援対策本部会計の報告がなされた。特に、主に海外からの献金によって活動を展開している人道的支援に用いる資金の不足が明らかとなってきたことが報告された。 その後、奥羽、東北、関東の3教区から、それぞれ、被災教会の再建・復興に向けての近況や、各教区が実施している支援活動の現状等についての報告がなされた。さらに、飯島信救援担当幹事から教団の救援活動の現地訪問報告、および石橋秀雄本部長から被災地訪問報告(地域行事や漁業ボラ……

【4759・60号】二度目の秋に 東北教区復興支援現況報告

全国の祈りと支援に力づけられて 東日本大震災から一年半を経て 震災から1年半となりました。東北も酷暑でした。 その中で東北教区被災者支援センター「エマオ」にはこれまでになく多くのボランティアが参加しています。遠く台湾の教会からも大勢で来てくださいました。炎天下をいとわずワークに励んでくださったことに勇気づけられています。 活動内容も、泥出し住居の整備から農耕地の再生へ、石巻では養殖の手伝いなど生活再生へ、仮設や地域のコミュニティーへの働きかけなどへ、次第に展開してきています。 9月27日には、エマオ笹屋敷が移転しました。向かいにある町内会館を新しく休憩場所に使い、近くのビニールハウスを資材置き場に提供してもらいました。 これまでの場所も地域の方の好意で使わせていただいていましたが、事情で移ることになりました。スローで地道な働きの継続が、無理なく受け入れられ、喜ばれるようにな……

【4759・60号】2012年秋季教師検定試験

正教師受験28名合格、11名不合格 客観性を帯びた具体的な確信を得るために 2012年秋季教師検定試験を9月11日(火)~13日(木)、大阪会場(大阪クリスチャン・センター)において実施した。1日目は学科筆記試験、2日目と3日目は全体会および個人面接試験という日程でそれぞれ行った。 今回の受験志願者総数は71名であった。内訳は補教師14名、正教師56名(大多数は2年半前の春季教師検定試験で合格して補教師としての准允を受け、正教師受験資格を得た)、他教派からの転入1名。 合否の結果は次のとおり。補教師:合格1名、保留2名、継続7名、不合格4名。正教師:合格28名、保留17名、不合格11名。転入(正教師):合格1名。 「保留」とは、学科筆記試験の得点が合格点に少し足りなかった受験者について即不合格とはせず、レポート課題を改めて与えて、後日その提出物に基づいて合否の再判定をする……

【4758号】2年間を振り返って

2012年10月13日
今総会期の2年間、この足らざる者を尚祈りに覚え、お支え頂いたことに先ず以て感謝を申し上げたい。しかし7月常議員会では、議長団の議事設定の不十分さから、複数の重要案件について「提案者差し戻し」や「継続審議」とせざるを得ず、実質的に議案を不成立としてしまったことに副議長として深く責任を感じる。この場をお借りして関係者に心よりお詫び申し上げると共に、次期議長団の議事全般への真摯な取り組みを期待したい。 教団執行部に批判的な教区と教団との溝は、災害対策においても十分には埋まらなかったと感じている。教団内世論はあらゆる面において二分されたままである。このような状況下にあってはオピニオンにおけるマイノリティーの方が一層閉鎖的となり蛸壺化しやすいのではないか。 元中国大使の方が「中国人と日本人とでは思考構造そのものが違うのだから、それを前提として出会うところからしか外交(対話)は始まらない」という趣……
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