第38総会期第3回教師検定委員会が、秋季教師検定試験終了後の9月19日から翌日の20日まで、大阪クリスチャンセンター会議室において、委員7名全員の出席によって行われた。
聖書朗読と渡部和使委員長の祈祷をもって委員会は開始された。議題として、2013年秋季教師検定試験の合否に関する件が審議された。結果は新報において既に報告済みであるが、特に正教師の保留者、不合格者が多く、厳しいものとなった。それを踏まえつつ、感想が各委員から述べられた。その後、追試レポート課題の締め切り日や最終的な合否判定の日程等が協議され、承認された。
続けて、2014年春季教師検定試験について協議された。日程、会場について審議され、提出試験の課題となる釈義・説教の聖書箇所について話し合われた。特に2014年春季から、補教師の釈義・説教の提出試験が、旧約、新約各1編ずつ計2編となる。そのため、いつも以上に入念に選ばれた。また正教師の組織神学論文の出題についても協議し、決められた。
その後、「教師検定規則第6条⑥実施に関する件」が審議された。これは前回までは、「教師検定規則第3条⑹に関する件」として協議を重ねてきたが、内容に鑑み、第6条⑥に関することであることを確認し、審議に入った。教師検定規則第6条⑥によると、「第3条第6号の認定は、教師検定委員会が本人の経歴と現在の状況を調査し、面接の上で行う」とされている。しかし現状では、これが実施されておらず、まずこれについての歴史的経緯の検証がなされた。その上で協議を行い、その結果、2015年春季教師検定試験より規則通りに実施することを決定した。
最後に、『教師検定試験受験の手引き』改訂について、前回に引き続き協議し、11月の委員会において最終稿を確認することを決めた。
2日間にわたる委員会、そして秋季教師検定試験を無事終えることができたことを主に感謝しつつ、若月健悟委員の祈祷をもって閉じられた。(鷹澤匠報)