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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4757号】全国教会中高生・青年大会 軽井沢に270名が集められる

2012年9月29日
5年後の宗教改革500年を見据え 8月21~23日、全国教会中高生・青年大会が、教団内の有志青年伝道団体を結集して、主題「日本伝道のために~召命と派遣~」(ローマ12章1節)のもと、恵みシャレー軽井沢を会場に開催された。この大会は5年後の2017年に宗教改革500年を記念する青年大会開催を見据え、そのプレ集会として位置付けられ、日本伝道の幻に仕えるため、次代の教会を担う若き器が育てられ、伝道者が起されることを願うものである。参加運動体は、北海道青年修養会、全国教会青年同盟、全国連合長老会、改革長老教会協議会、北陸伝道会、福音主義教会連合関西部会、西日本教会青年同盟、日本伝道会九州、沖縄キリスト伝道会、eAst21asiaであった。また教団教育委員会のプログラムであるユースミッションがプログラムに合流、同委員会と伝道方策検討委員会の後援を受けた。北海道から沖縄まで全国90教会から中学生……

【4756号】811246を目指して

2012年9月15日
仙台エマオから自転車で3分、笹屋敷に向かう。 そして、8月11日2時46分、笹屋敷でボランティアをしている青年たちの自転車が荒浜の海岸に向かう。 8月7日~15日まで、わたしは日本基督教団の被災地支援を行っているセンターに行き、ボランティアの方々と活動を共にした。 その活動の中心に8月11日午後2時46分祈りの時があった。 ある被災地の方が、その海岸をさしながら、「あそこには、今だに、恐ろしくて行けない」とわたしに話して下さった。津波の凄まじい破壊の中で、何人もの悲しい姿をさらした地である。綺麗な海辺が地獄図の地に変わってしまった。 その地に自転車の青年たちの列。 午後2時46分、80名の青年たち、アメリカ、スウェーデン、台湾、香港から日本中から集まったボラティアたちが輪になって手をつなぎ祈りを捧げた。 エマオのボランティアには、被災地の方々は心を開いてくださり、その悲しい経験……

【4756号】人ひととき 深谷いづみさん

与えられた命を神さまの器として 深谷さんは、クリスチャンの母の胎内にあるときから礼拝に出席した。神様は常に身近な存在であった。 恵泉女学園中学に入学し、担任教師がクラスで「教会に行っている人」と尋ねることがあった。挙手すると、「それでは神様を信じているの」と聞かれ、「信じています」と答えたことは印象深く心に残っているという。生徒会委員をするほど活動的だったが、中学3年生のとき、燃えつき状態になり、食べることができなくなった。 聖書を読み祈る生活が続いたある晩、主の呼びかけを聴いた。「あなたがたは、この世では悩みがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」(ヨハネ16:33)と。 そのとき「自分が求める先に、神は私を選び、愛してくださっている。イエス様はそのために十字架に架かってくださり、私が共にいるから勇気を出して生きなさいと、言ってくださっている」と素直に思……

【4756号】主の召しに応えて 七戸教会牧師 野口 忠子

 北のガリラヤに生きる  私が愛し仕える七戸教会は、青森県南部内陸に位置する七戸町(人口約1万8千人)で唯一のキリスト教会です。新約時代のパレスチナの聖書地図を日本地図に置き換えて、東京をエルサレムとすれば七戸はずっと北のガリラヤの辺りと言えば分かりやすいかもしれません。  七戸は歴史ある町で、四季折々の彩りが美しく、特に冬には、遠く八甲田の山々が白銀に輝く様子を見渡すことができます。  今年(2012年)3月17日で創立105周年を迎えた七戸教会の歩みは、決して平坦なものではありませんでした。105年の歴史の約半分が無牧(代務・兼務)であったことも、教会が置かれた状況を物語っています。  東北の農村の閉鎖性は想像を超えた厳しさであり、かつて高名な社会活動家であり伝道者である賀川豊彦を迎えて伝道集会を行ったとき、聴衆のうちの決心者は100名を超えたのに、そのうちの1人も受洗……

【4756号】消息

天野八重子氏(隠退教師)12年6月19日逝去、93歳。兵庫県に生まれる。日本女子神学校を卒業、'45年紅葉坂教会に赴任、尼崎教会を経て、'86年まで立花教会を牧会し、同年隠退した。遺族は姪・小仲要子さん。 中村忠明氏(隠退教師)12年6月25日逝去、96歳。宮崎県に生まれる。'46年日本基督教神学専門学校を卒業、大宮(宮町)に伝道所を開設、同年大宮新生教会を設立(現・埼玉新生教会)、12年まで牧会し、隠退した。遺族は妻・中村志げ子さん。 中山年道氏(隠退教師)12年7月30日逝去、95歳。福島県に生まれる。'40年日本神学校を卒業、同年高知安藝教会(旧日基)に赴任、羽犬塚教会、牛込払方町教会を経て、'90年まで青森松原教会を牧会し、同年隠退した。遺族は妻・中山公さん。

【4756号】第3回障がいを考える全国交流会

 2012年7月3日(火)~4日(水)戸山サンライズにて「東日本大震災を通して障がいを考える」というテーマで第3回障がいを考える全国交流会が開催された。  第1日目は、奥羽教区宮古教会員である北村嘉勝氏(元社会福祉法人カナンの園職員)と、東北教区石巻栄光教会員である大林健太郎氏(「シャローム石巻」心病む人々の集まり)の二人の発題を聞いた。  北村氏は「障がい者(診断名)の中にその人はいない。その人をそのまま受け止める教会の中で、障がいを取り上げることに違和感を覚える。障がいに関する専門知識や経験ではなく、その人に即した具体的な見方があればよく、その人に懸命に耳を傾けることだけでいいのではないか」と問いかけた。  大林氏は、弱さを告白することによって、豊かなコミュニケーションが生まれ、心の絆が育まれてゆくことをシャローム石巻ミーティングの体験から話し、「場の力」が大切であると語った。 ……

【4756号】宣教師会議2012 被災地・教会を訪ねて

宣教師会議2012が、7月14日(土)より16日(月)まで、湯の杜ホテル志戸平(岩手県花巻市)を会場に開催された。出席者は36名、そのうち、宣教師は家族を含めて30名であった。 1日目は、開会礼拝が横山良樹宣教師支援委員長の説教によって行われた。 その後、奥羽教区総会議長邑原宗男牧師より震災の被害の大きかった教会についての説明があり、引き続いて、加藤誠幹事より翌日の被災地訪問についてのオリエンテーションがなされた。 2日目、参加者を乗せたバスは宿舎を午前7時45分に出発し、新生釜石教会に向かった。バスの中では交わりのときが持たれ、お互いの顔と名前を覚えた。 到着後、教会堂に入り、応急処置がされている教会堂の壁を目の当たりにし、津波被害の大きさを改めて思わされた。 主日礼拝の後、新生釜石教会の柳谷雄介牧師より、大地震発生後の様子や教会が受けた被害、復興の様子について説明を聞いた。津……

【4756号】第4回宣教師人事委員会 改訂入国管理法への理解を深める

第37総会期第4回宣教師人事委員会が7月4日教団会議室において開催された。 前回まで宣教協力学校協議会の運営委員長として当委員会の委員であった田中弘志教師に代わり、新たに運営委員長に就任した青山学院大学の嶋田順好教師が、今回から当委員会に加えられた。宣教協力学校協議会の代表者が宣教師人事に関わってもらうことにより、キリスト教主義の学校における宣教師の働きがさらに有意義に実り多いものとなるよう連携を保っていきたいと願う。 まず、世界宣教に関連する諸委員会からの報告を受けた。世界宣教委員会からは、日本基督教団から派遣される宣教師の動向について、東日本大震災2周年国際会議が2013年3月12日(火)から15日(金)にかけて仙台市において開催される予定であること、宣教師支援委員会からは、宣教師会議が7月14日(土)から16日(月)に岩手県花巻市において開催されるという報告があった。 また、当……

【4756号】予算決算臨時委員会を開催 健全で安定した財務状況を構築する

 7月17日、第6回予算決算委員会が開催された。前月開催されたばかりであったが、今総会期の取扱い事項が増えたことと将来に向かっての財政規模適正化の準備のために臨時委員会が必要となったためである。  通常のように、前回議事録の確認を行い、その後、総幹事と財務幹事から、予算関係の承認の件、能登地震会計監査の件、東日本大震災募金の報告、人事の件等の報告を受け、確認した。 また、常議員会に提案した事柄の経緯について委員長より報告を受けた。  その後、教団の人件費関係に関しての報告と、それに基づく検討と討議を行った。その結果、様々な意見と指摘があり、規則の整備などの必要性もうかがわれたが、当委員会としては、将来に向かっての、健全にして安定した財務状況を構築するために、何が必要かを検討し、そのために必要な規則整備などを提言していく方向で検討に入った。  まず、主たる収入は負担金であるが、各教会の……

【4756号】第5回宣教委員会 学校・社会事業の重要性を議論

 第37総会期第5回宣教委員会が、7月2~3日教団会議室にて開催された。白戸清委員司式による開会礼拝ではじめられた。  最初に、常議員会の要請に基づき、「改訂宣教基礎理論」について関係委員会の意見を聞くために、宣教研究所から上田光正委員、長谷川洋介委員が陪席した。  「(現)改訂宣教基礎理論」(1960年代初期)は「神との関係」と「礼拝」に弱さがある。改訂作業は不十分な部分を補うために行われているとの説明を受け、自由な懇談の時を持った。その中で、「宣教基礎理論」は教団の中での位置づけが必ずしも明確ではない、「まえがき」にその旨を記すこと、「宣教」のガイドラインとなるように、信徒に分かる言葉で記すことなどの意見が交された。  その後、キリスト教主義学校、社会事業の重要性について、次のように活発な議論が行われた。議論は、教会の業としての「教育」をどう捉えるかにまで展開された。  教会が……
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