岸和田生まれ岸和田育ち、だんじり祭りをこよなく愛するコテコテの岸和田っ子である。
家族にクリスチャンはいなかったが、幼少期よりクリスチャンである叔母に連れられて、習い事感覚で教会に通っていた。以来、岸和田教会一筋である。その教会生活は、常にクリスチャンホームへの憧れと共にあった。
いつからかその思いは、牧師と結婚してクリスチャンホームを築きたいという思いに変えられていく。しかし、人の思いと神の思いは必ずしも一致するものではなく、示された伴侶は信仰を持たない男性であった。
ここからクリスチャンホームへの強い思いは、自分の子供と一緒に教会へ通い、子供と夫ともども信仰が与えられることによってクリスチャンホームは完成する、という思いへ変えられる。しかし、子供を与えられることはなかった。
同様に、人間の思いと、神の思いの違いを心底実感する教会生活を歩んでいる。人間の思いと神の思いの……
「子どもたちが外で遊ぶ姿に親も癒され」
第3回こひつじキャンプは、GWを利用した4月28日(土)~4月30日(月・祝)までの3日間、9家族31人の参加者が与えられ、東京YMCA山中湖センターのキャンプ場で行われた。
天候にも恵まれ新緑の輝くなか、野外炊事やキャンプファイヤー、ボートやカヌー体験、ハイキングなど、今まで以上に、よりキャンプらしいプログラム内容になった。
今回は、三菱商事のリフレッシュ・キャンプと連動した内容になっており、山中湖センターには期間中約80名の福島の親子が短期保養のために滞在した。
郡山を経由し会津放射能情報センターを出発した参加者たちは、大型連休中にも関わらず不思議に渋滞も無く、バスの中でも子どもたちを飽きさせない東京YMCAの巧みなバスプログラムを楽しみながら、約6時間かけて山中湖に到着した。
湖畔では「約1年ぶりのお砂場あそびです」という幼少のお……
八木康雄氏(隠退教師)12年4月3日逝去、81歳。奈良県に生まれる。'95年大阪キリスト教短期大学神学専攻科を卒業し、'96年羊之舎教会に赴任、03年より07年まで生駒教会を牧会し、同年隠退した。遺族は妻・八木裕子さん。
松隈正徳氏(無任所教師)12年4月9日逝去、61歳。長崎県に生まれる。'78年同志社大学神学部神学研究科を卒業し、同年天満教会に赴任、磐上教会、善通寺教会を経て、06年より11年まで延岡城山教会を牧会した。遺族は妻・松隈智子さん。
横竹明房氏(福岡社家町教会主任担任教師)12年4月16日逝去、61歳。福岡県に生まれる。'78年西南学院大学神学部神学科を卒業し、同年久留米櫛原教会に赴任、福岡警固教会を経て、'97年より福岡社家町教会を牧会した。遺族は妻・横竹房江さん。
自らの心に潜む差別意識に向き合う
同懇談会は、3月23日午後、早稲田セミナーハウスを会場に行われ、教団部落解放センターから4名、神学校関係者6名、大久保正禎牧師が参加した。
開会礼拝の説教は大久保牧師(東京・王子教会)が担当した。
同牧師は、とくに東京のような所で、被差別部落の人々に対する自らの差別意識を自覚することは、それほどたやすいことではないと述べたのち、ある社会学者の次のことばを引用した。「人が差別することの意味を考えることができるのは、いままさに差別をしようとしている瞬間、自分自身の姿を見ることから可能になるということだ。後からいくら厳しく指摘を受けたとしても、反省はできるが、差別している自分の姿をなまなましく生きることなどできないからだ」。
この言葉は、どうやったら自分の中の深いところに潜む差別意識に向い合うことができるのか、そのための大切な示唆を与えてくれている、……
被災地教師の健康管理
第37総会期第6回教師委員会が、教団会議室にて4月20日に行われた。
事務局報告があり、特に「被災教会・伝道所担任教師健診(人間ドック)」(対象者は教師と配偶者)について、奥羽・東北・関東の教区議長及び教師宛に文書を発送した結果として、70名くらいの希望者があった旨、報告があった。報告を踏まえて、人間ドック後の治療(精密検査・毎年の受診・疾病が発覚した場合の対処)について、教師委員会より救援対策室長に進言・質問することとした。
また被災教会・教師問安について、昨年秋に13教会、今年2月に問安をかねて郡山教会(安積教会も問安)で教師委員会を開催したが、継続していく必要性を確認した。
さらに今回は、新任教師オリエンテーションの具体的内容、担当について集中して話し合われた。新任教師オリエンテーションは、6月18日~20日、2泊3日で天城山荘で開催される。……
「資金積み立て」で議論深める
第7回委員会は3月29日、第8回委員会は5月7日、それぞれ教団会議室にて開催された。当委員会は教区活動連帯金の執行が継続できないことと、教団の教勢の危機的見通しを踏まえて、緊張感を持って作業を重ねている。これまでに当委員会が提案した伝道資金構想(仮)について、その後の他の委員会等からの要望や意見を踏まえて構想の検討を継続している。
主な検討内容は教区活動連帯金がどのように活用されているか。特に受け入れ教区の多くで謝儀互助や支援に用いられていることをどのように考えるか。格差是正については是正するための計算式や係数の設定をどのようにすることができるか。教区のニーズに対する交付をどのようにするか。有効に資金が活用されるための交付方法とそれを扱う伝道推進室(仮)の役割と位置づけについて検討した。
伝道資金は文字通り伝道推進のために用いられるものとなる。……
「ボランティアの派遣を巡り活発な議論」
第92回東海教区総会は5月22日と23日、熱海後楽園ホテルで、正議員196名中、開会時151名が出席して開催された。
第一読会では、まず、小出望議長による「2011年度議長報告」がなされた。無牧及び兼牧の状況、教区事務所移転案の見直し、2012年度から始まる新規則による互助、伝道部による「伝道応援説教者派遣制度」、教区の財政状況と「教区活動・財政検討小委員会」の発足、東日本大震災被災者救援ボランティアの派遣などについて、その概要と期待を述べると共に、財政が逼迫しているとはいえ、伝道を大いに進めなければならない、と語った。
議長報告に対する質疑応答に40分ほどの時間が割かれた。主な内容は次のとおりである。
教区事務所移転を巡る疑惑について、小出議長は経緯を改めて説明、事務所経費の新たな負担を減らしたいという切なる希望から出たことながら様々な……
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「謝儀互助等の宣教協力を信頼の上に」
5月22日~23日、第62回中部教区総会が、名古屋中央教会を会場に、開会時正議員201名中180名の出席を得て開催された。
常置委員会報告において、主に以下の報告がされた。◎能登半島地震被災教会再建は、最後の羽咋教会の会堂建築が完成した。◎「教区開拓伝道としての桃花台伝道」は2011年度をもって終了し、今後は祈りをもって支えて行く。◎平和聖日献金による在広韓国人・朝鮮人被爆者への支援は、現在支援をしている4人で終結する。◎愛知老人コミュニティーセンターシルバーホーム「まきば」は、教団特別財産として、教団センターとして残る。
報告に対して、沖縄キリスト教団との合同のとらえ直しについて議論がなされていないことの疑義が述べられた他、新入管法について、教団が在日大韓基督教会と宣教協約を結んでいることを踏まえ、主体的な課題として受け止めるべき等の意見が……
「この世の非福音的状況に否と」
第61回西中国教区総会が5月7日~8日、カリエンテ山口にて開催された。出席正議員は、開会時128名中113名。
2011年度教区総会議長総括報告において、柴田もゆる議長は、この世の非福音的状況に対し「否」と言い表して行くべきだと述べ、「『改定』出入国管理法」問題に対する取り組みを深めて行くこと、「日本軍『慰安婦』問題の解決を求める要望書」を常置委員会名で内閣総理大臣ほか関係各所に送付したこと等を報告した。
「北村慈郎教師の『免職』処分の撤回を求める件」が上程された。提案理由として、*「戒規申立を第36総会期教師委員会が受理したことは第36回教団総会議案44号を可決した教団総会の意思に反している」。*決定の根拠条文は直接聖餐の在り方を規定するものではない。*戒規にいたる過程で、北村教師との面会が行われていない。*法的措置の前に神学的議論の領域が……