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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4768号】宣教師からの声 番外編

2013年3月9日
一粒の麦として-辺境の地に女子教育の種を蒔き、育てた宣教師たち- 木村いくみ(学校法人北星学園企画課) 北星学園はSarah C.Smithが創設し教育の基盤を築き、後継者Alice M.Monkの学校改革により発展をみた。さらに、Elizabeth M.Evansが戦後の新体制を牽引し、今日の北星学園が導かれた。3人の宣教師は自らのすべてを北星学園のために注いだ宣教師として、本学園の記憶に留められる。 Sarah C.Smith 北星学園は、東京以北最大の都市と呼ばれる北海道札幌市にある。Sarah C.Smithは1880年に東京に赴任したが、来日3年後に気候が合わず病にかかり、故郷によく似た気候の札幌に転地した。数ヵ月後に健康を回復したスミスは、そのまま札幌で宣教活動を続けることを決意し、伝道協会に決意と学校設立についての理解と協力を求めたが、当時の札幌は開拓途上にあり、……

【4768号】消息

森トミ子氏(隠退教師) 12年12年11日逝去、93歳。山口県に生まれる。'73年日本聖書神学校を卒業。同年名瀬教会に赴任、'85年より00年まで徳之島伝道所を牧会し、隠退した。遺族は息・森孝さん。 荒井俊次氏(隠退教師) 13年1月16日逝去、80歳。東京都に生まれる。'58年タフツ大学大学院神学部、'60年ハートフォード大学大学院神学部を修了。アジアキリスト教協議会(CCA・シンガポール、香港)、日本クリスチャンアカデミー、世界教会協議会(WCC・スイス)を経て、再び日本クリスチャンアカデミーに02年まで勤め、隠退した。遺族は妻・荒井明子さん。

【4768号】被災者のために祈り、寄り添う 日本基督教団東北教区被災者支援センター・エマオの働き

祈りと寄り添い 日本基督教団東北教区被災者支援センター・エマオでは、震災直後の2011年3月15日から今日まで働きを繋いで来ています。それはただ単に支援活動を繋いで来たのではありません。何よりも「祈り」、そして「寄り添う働き」を繋いできました。 この「寄り添う働き」を私たちは「スローワーク」という言葉で表現しています。ゆっくり時間をかけて、丁寧に被災された方たちに寄り添っていく働きです。例えば、お宅の方から望まれれば、目の前の作業を中断してでも一緒にお茶をしています。お話に耳を傾け、また求められればこちらからもお話をすることを通して、少しずつ出会いが生まれていきます。「目に見える成果」ももちろん大切ですが、それよりも「目には見えないもの」を私たちは大切にしています。 エマオが信頼関係を築いてきた結果、はじめて参加したワーカーに対しても、お宅の方たちは心を開き、受け入れて下さってい……

【4768号】東日本大震災国際会議実行委員会 実行委員長に伊藤瑞男氏を選出

第38総会期第1回常議員会の議決を受け、1月29日、教団会議室において委員6名中5名の出席を得て、東日本国際会議第1回実行委員会が開催された。 招集者である岡本知之委員により、入念に準備された資料に基づき国際会議への理解を深めた後に組織に入った。 国際会議全体を統括する実行委員会の委員長には伊藤瑞男教団副議長を、副委員長には岡本委員を選任した。実行委員会の下に会議準備のために以下の5つの会議準備委員会を設けた。財務・募金委員会の委員長に北紀吉委員、事務局担当者に計良祐時幹事。広報・登録委員会の委員長に秋山徹委員、事務局担当者に加藤誠幹事。プログラム・会場委員会の委員長に藤掛順一委員、副委員長に高橋和人委員、事務局担当者に飯島信幹事。宿泊旅行・行事接遇委員会の委員長に長崎哲夫総幹事。展示・総務委員会の委員長に岡本副委員長をそれぞれ選任した。会場を提供してもらう東北学院大学との連絡は、同大……

【4768号】救援対策本部会議 38総会期選出新委員により開催

1月31日、教団会議室にて、38総会期教団救援対策本部第2回(通算第19回)会議を開催した。 今回の会議は、38総会期第1回常議員会において選出された委員(石橋秀雄、伊藤瑞男、雲然俊美、大村栄、岡本知之、北紀吉、藤掛順一、佐久間文雄、稲松義人、嶋田順好)による最初の会議で、まず、石橋教団議長が本部長、伊藤教団副議長が副本部長、雲然教団書記が書記の任を担うことを確認した。 続いて、東日本大震災における教団の救援対策活動が初動から中長期的な活動へと移行したことを受けて、救援対策本部においては、被災教会からの会堂・牧師館再建復興支援申請などの、救援対策活動における重要事項を扱うことを確認した。 また、救援対策室においては、継続中の活動(仙台エマオ、石巻エマオ、ハートフル遠野)の状況を把握し、活動を推進すること、国内募金活動の展開と海外の教会への献金呼びかけを推進すること、震災に伴う原発事故……

【4768号】東日本大震災2周年を前にして 中長期的救援事業を実施

教団総幹事 長崎哲夫 2011年3月、救援初動 東日本大震災から丸2年が過ぎようとしている。 日本基督教団東日本大震災救援対策本部(以下本部)は、この3・11に際して全教区・支区・地区・教会に「メモリアル・マンス」の集会を呼びかけ、被災教会と地域の救援とそのための募金を諸教会と共に一致して祈り、その手を些かも緩めず実施して行く。 顧みて、あの日の翌日3月12日には、教団は総幹事を委員長として、「救援対策委員会」を立ち上げ、①教団議長を隊長とし、被災地の状況把握のため調査隊派遣。②社会委員会は国内募金開始。③HP・教団新報・後に対策本部ニュース等広報活動開始。④被災の奥羽・東北・関東3教区に初動活動資金各1千万円、見舞金50万円を送金。⑤現地との連絡を密にするため、世界宣教幹事を震災担当幹事に兼任させ、⑥救援対策本部専用事務室を設置。⑦少し遅れて被災教区と共働で仙台・石巻・遠……

【4768号】荒野の声

教区、教会総会に向けて伝道報告、伝道計画について話し合い、準備が始まっていることであろう。仕える教会では、教会の新年度準備と合わせ幼稚園の準備が始まっている。先日も新入園児の保護者会を行なった▼幼稚園の保護者会でも開会に礼拝を献げることを常としている。既に在園している子供たちの保護者は、今年度行われてきた保護者会の開会にて礼拝を経験してきている。だが、新入園の子供たちの保護者の中には、礼拝ははじめての経験で、皆が祈りに「アーメン」と声を合わせるのにもどぎまぎしてしまうという親もいる。今年もそう言った保護者がいたのかもしれない▼けれども、今年の保護者会では賛美の声がよく聞こえた。牧師、園長が一人、賛美の声を上げている、ということも珍しくない状況なのだが、今年は保護者たちの賛美の声がよく聞こえた。馴染み深い讃美歌だったこともあるかもしれない。また既に在園、卒園した弟妹さんの親も多かったこともあ……

【4768号】東日本大震災2周年に際して 海外からの祈りに励まされて

木下宣世 (聖書〉 詩編46編2〜8節 神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。 わたしたちは決して恐れない 地が姿を変え 山々が揺らいで海の中に移るとも 海の水が騒ぎ、沸き返り その高ぶるさまに山々が震えるとも。 大河とその流れは、神の都に喜びを与える いと高き神のいます聖所に。 神はその中にいまし、都は揺らぐことがない。 夜明けとともに、神は助けをお与えになる。 すべての民は騒ぎ、国々は揺らぐ。 神が御声を出されると、地は溶け去る。 万軍の主はわたしたちと共にいます。 ヤコブの神はわたしたちの砦の塔。 戦  慄 2011年3月11日午後2時46分、私は東京教区の三役教務打合わせ会に出席するために、教団ビル5階にエレベーターから降り立ったところでありました。突然、強い揺れを感じて立っ……

【4767号】妻のいることろに行きたい

2013年2月23日
わたしが今牧している教会は、牧師館がないので、自宅から車で通っている。 ある日教会に来たら、郵便受けにメモが入っていた。それにはこう書いてあった。「 わたしは75歳の男性でAと申します。キリスト教の信仰に入りたいと思います。これから、日曜日の礼拝に来ますのでよろしくお願いします」。 次の礼拝後、Aさんは初めての対話で、できるだけ早く洗礼を受けたい、と言ったのに驚いた。 事情を聞くと、Aさんは10年前に妻を亡くしたが、彼女はクリスチャンであった。今、自分は癌にかかって余命数か月と言われている。死んだら妻のいるところに行きたい。彼女は、駅に近い別の教派の教会に属していたが、自分は葬儀の時以外その教会には行ったことがない。それに、病気が進行することを考えると、家から歩いて数分のこの教会がよいと思うので来ました、と言った。 それから、Aさんは毎週礼拝に出て、準備の学びを受けて、1ヶ月後に洗……

【4767号】人ひととき 山田 昌人さん 伝道者養成に仕える信徒

山田さんは「聖ヶ丘教会に育てられたという思いがある」と語る。中学生のときから教会に通い、地の塩会(中高生会)に所属し、聖歌隊に入った。また西南支区音楽部の一員として、近隣教会の集会を奉仕して回った。 大学生のとき通っていた桐生東部教会で受洗、卒業後、再び聖ヶ丘教会に通うようになり、転入会した。ほどなくして山北宣久牧師が副牧師に迎えられ、青年会活動が活発になっていった。そのことが「東京神学大学」との出会いにも結びついていった。聖書・教会・キリストについて、より深く学びたいという思いから、青年会の友と、東京神学大学夜間神学講座に通うようになった。「神学とは教会に仕える学問である」と当時の竹森満佐一学長が開講式で語られた言葉は今でも「学び」の原点であるという。この夜間講座で出会いが与えられ、光子さんと結婚した。 その後転勤などもあったが、1996年以来、再び聖ヶ丘教会に通うようになった。 ……
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