第4回教区活動連帯金検討委員会は7月30日教団会議室において開かれた。
今回は、第3回委員会の方向を踏まえて新たに提案されることになる「伝道資金規則」について協議を深めた。特に、その内容面と条文の確定、実際の運用についての組織的位置づけ、更には運用プロセスなど、具体的裏付けを明確にしようとするものであった。
⑴「伝道資金規則」の特徴を一言でいえば、常議員会の決定に基づいて運用されることにある。これは従来の教区活動連帯金との決定的な違いと言える。
例を挙げれば、前回の報告記事でも記した「伝道交付金」は「各教区からの申請」に基づいて行われるが、その審査は、伝道委員会の下に置かれる「伝道資金小委員会(仮)」によって行われ、その委員の選任は常議員会によってなされる。
また、「伝道資金運用指針」は毎年度常議員会において決定され、それに基づいて審査がなされる。
⑵これらの例からみられることは……
第2回委員会を6月20日教団小会議室で開催した。
今回の委員会では「改訂宣教基礎理論(第一次草案)」の検討に集中した。各教区から寄せられた「改定宣教基礎理論(第一次草案)」に対する意見をすべて全委員で読み合わせることから始めた。
意見を文書で提出した教区は北海、東京、西東京、神奈川、東海、中部、西中国の7教区に留まったが、賛否両論はもちろん、多種多様な意見を受け止めることになった。
その後、種々の意見や提案などを類別し、項目ごとに協議、検討した。
その結果、誤字や脱字の確認と共に、一部修正して行く必要があることを確認した。
なお、西中国教区から「教規第41条によって、宣教委員会の所管事項として定められている。従って、内容以前に先ずは、教規に則った進め方への是正を求める」との意見があったことから、これをめぐって委員間で協議したが、委員会としては「常議員会からの要請を受けて作成したも……
6月25日~26日に教団会議室で、第38総会期第2回教育委員会を開催した。委員6名が出席した。まず、前回委員会の議事録を承認した。
次に以下のような報告を受けた。教師の友編集委員会報告、全国教会幼稚園連絡会報告、クリスマス小委員会報告、2012度クリスマス献金会計報告、教育プログラム小委員会報告、2014年度教会中高生青年大会報告など。
続いて以下のようなことについて協議した。2012年度のクリスマス献金の中から東日本大震災救援募金に70万円献金することにした。
2013年度クリスマス献金送付先について、東日本大震災救援募金と南インド合同教会とし、委員で情報を集め、さらに検討して、11月に献金のお願い文を出す。
教会学校応援セットについては、A、B、Cコース、各5セットとし、多くの応募があった場合は、経済規模の小さい教会から選んで行く。
委員会に先立ち6月25日午前、教育プログラ……
第38総会期第2回年金局理事会が6月20日、21日教団会議室で開催され、教区代表理事、東京教区支区代表を含め28名(九州教区代理出席、沖縄教区欠員)が出席した。
「2012年度年金局事業報告ならびに決算書」および「2014年度年金局財務計画」が審議され、承認された。この2議案は第38総会期第2回常議員会に提議される。
1998年に年金給付額と掛金額の逆転が起こり、その後その乖離はひろがり続けている。その間制度の見直策も実施したが、2012年度には1億1500万円の差があった。年金財政検証によると、この開きは2013年度がピークになるであろうと予想されている。
また、積立金ゼロで開始した教団年金は当初より負を抱え、また長引く超低金利により大きな積立不足が生じた。これらを解消するために、1996年、2003年の2回にわたる対策実施ののち、2006年度に謝恩日献金1億1千万円を提案し、教団……
第38総会期第2回伝道委員会が6月24日~25日、桃花台伝道所(24日)、名古屋西教会(25日)を会場に開催された。
今期は伝道推進室の活動との連携で、山畑謙委員を伝道推進室委員として派遣している。推進室が作成した『日本基督教団伝道推進室基本方針』と、『伝道礼拝・伝道集会等への講師派遣のガイドライン』の原案を検討した。この件は委員会終了後に開催された伝道推進室との合同委員会にて協議され、文案を確定し常議員会に諮ることとした。
「こころの友」「信徒の友」編集委員会担当の北川善也委員、高承和委員より「信徒の友」に教団主催の伝道推進室発足記念大会などの集会の記事が載せられるべきこと、取材ルートを提供する必要もあることが報告された。
今期伝道委員会の重要課題の青年伝道につき、青年大会に関する報告が高委員、山元克之委員からなされた。大会は、日時2014年8月19日~21日、会場・御殿場YMCA……
6月24日、第38回総会期「障がい」を考える小委員会が教団会議室にて開催された。加藤幹夫(阿漕)、W・ジャンセン(東京神学大学)、上竹裕子(磐城)、森田恭一郎(遠州栄光)、中村英之(熊本城東)、藤盛勇紀担当幹事が出席し、加藤委員長の開会礼拝の後、書記に上竹委員を選任した。
前総会期からの申し送り事項として①病と障がいの理解を深めていくこと、②4年に一度の全国交流会を2016年度に開催できるように努め、そのための献金を継続すること、③「障がい」に関する情報発信を継続することを確認した。
特に、牧会者とその家族のメンタルケアの問題について、牧会者とその家族の相談室設置や交流会開催が議論されてきた経緯についての話し合いを深めた。教会と牧会者、その家族のコミュニケーションの課題があり、牧会者が悩むケースに加えて、パワーハラスメントやDV等、牧会者が加害者となるケースについても対応できる相談室の……
私は6月26日〜7月13日の18日間、台湾基督長老教会(以下PCT)の主催する「I Love Taiwan
Mission」(以下ILT)に参加した。
2002年に始まり今年で12回目を迎えたこの会は、台湾中のPCTの教会の青年と、PCTと関わりのある世界の教会の青年が台湾の地に集まり、共に主を賛美し、学び合うというものだ。参加者は3日間の全体会の後、4~5名のグループで台湾各地の教会に派遣され、そこで12日間の奉仕を行う。最後の3日間はまた全体で集まり、報告会を行う。
今年は台湾から73名、海外から12カ国84名の青年が参加した。非常に規模が大きく完成度の高い会であるが、企画・運営は学生を初めとする青年が主体となって行われる。
この会は、海外からの参加者にとっての学びも勿論大きいのだが、私はILTを通した台湾人青年の成長という部分を多く発見し、印象的だった。このILTという活動が……
3年に一度のアメリカ合衆国長老教会(PCUSA)青年大会(Presbyterian Youth Triennium/PYT)が、7月16日から20日にかけて開催された。主題は「I am」。約5300名の高校生の年代の若者たちが全米また世界中からインディアナ州のパデュー大学に集まり、忘れられない5日間を過ごす。参加者は大学の寮で寝起きし、音楽と踊りと演劇に満ちた全体礼拝を中心に、分団での活動、ピクニックやダンスパーティーなどの多彩なプログラムの中で活動する。
この度、PCUSAからグローバルパートナーとして招待を受け、国際関係委員会が高校生を募集・選考し、エデフォスはんなさん(静岡英和女学院高等学校)と髙野夢さん(山梨英和高等学校)の両名を派遣した。引率は、望月麻生国際関係委員と高田輝樹職員。
7月中旬に海外の研修旅行へ出かけることは、日本の高校生にとっては試験や学校行事との関係で決して……
教団としてぜひ継続して取り組んでほしいと願う課題は多い。その一つが生命倫理の分野、特に医療現場における遺伝子研究に関わる課題ではないかと思っている。
かつて、キリスト教界においても「脳死と臓器移植」の問題が大きく取り上げられ、議論されたことがあった。しかし、最近のiPS細胞を使った再生医療の研究に関する倫理的な問題や、遺伝子検査による特定の病気の診断とその予防的対応(米国の女優が乳がんのリスクを減らすために予防的乳房切除を行った例など)といったことについては、事柄についての議論よりも、実際の研究の方がかなり進んでしまっているというのが現状である。
日本においては、これらの研究が進められる際には、各医療機関が設置している倫理委員会での審査を受けることが定められている。私は市立秋田総合病院で10年以上にわたって治験審査委員および倫理委員を務め、現在は秋田大学医学部倫理委員(外部委員)の一人……
島田さんは現在大学3年生。高校1年生のクリスマスに洗礼を受け、キリストの枝に連なる一人とされた。そして自身の信仰と同時に伝道についても考えていた。しかし「伝道って難しいよな」と思いつつ年月だけが過ぎていた。
本年の2月11~18日、東北教区被災者支援ボランティアに参加した。奉仕の心を持って活動に臨んだが、被災された方々と接し、一緒にワークをして親しくなり、食事などでむしろ自分たちがもてなされ、しだいに被災者の方々との関係は家族のように身近で大切な存在となっていった。
被災の跡が残る地域に案内されたフィールドワークでは、一人一人が五感で感じ、祈るときとなった。案内された単立教会の跡地では、十字架が立っていた基礎だけが残り、そこに新たな柱と十字架を立てた場所があった。その基礎部分には、コリントの信徒への手紙一13章13節の御言葉、「信仰と希望と愛、この三つはいつまでも残る」と刻まれていた。……