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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4775号】委員会コラム 教師委員会

2013年6月15日
教師が教会に仕えるため 小宮山 剛 教師委員長という役は、正直言って私には重荷です。 まず、教師委員会の任務として教規に掲げられていることは、⑴教師養成機関(神学校)に関する事項、⑵教師の育成・研修および留学などに関する事項、⑶教師の人事交流に関する事項、⑷教師の戒規に関する事項です(第43条)。それは教師に関することすべてとも言え、たいへん多くの事柄を扱うこととなります。 それはまた、伝道者としての教師の人生に関わることを扱うことでもあります。重大です。しかしそれは、単に教師個人の問題ではなく、教会のことを第一に考えなくてはなりません。 教会は、教師によって立ちもし、倒れもするという面があります。だから、教師が主の御心に従って教会に仕えることができるように支援するべきですが、委員会ができることは限られています。 しかもそれは、当然のことですが、自らをかえりみることになります。……

【4775号】宣教師人事委員会

宣教師の人事権について確認、協議 4月30日、第1回宣教師人事委員会が開かれた。 第38総会期最初の委員会であり、木下宣世教師を委員長に選任した。委員5名の内には宣教協力学校協議会運営委員である嶋田順好教師を含む。 さらにウェイン・ジャンセン宣教師に常時陪席を要請している。これは受入れ宣教師のうち、学校で働く宣教師が多い状況を踏まえてのことである。 最初に担当の加藤誠幹事より、宣教師の人事権が教団内で唯一世界宣教委員会にあること、その下にある宣教師人事委員会の責任も重大であることが指摘された。 この後、事務局職員も交え、日本より海外へ派遣されている在外教師の消息も含め宣教師全般の状況と課題が報告された。委員会では宣教師が任地で順調に働きをまっとうすることが出来るように、ていねいな分かち合いがもたれている。 報告のなかでは日本キリスト教連合会主催の講演「狙われる日本の教会「カ……

【4775号】国際関係委員会

PCUSA青年大会参加者を選考 第38総会期、第1回国際関係委員会が、4月26日、教団B会議室にて開催された。中道基夫招集者による開会祈祷の後、今回初めて委員を務める者も多いため、招集者・職員による委員会についての説明がなされた。 自己紹介を経て委員会組織を行い、委員長に中道基夫、書記に望月麻生が選出された。委員は委員長・書記の他、大津健一、廣中佳実、吉田新の計5名。教団事務局からは高田輝樹、杉山真里菜の両職員が出席。加藤誠幹事は出張のため欠席。 前総会期議事録確認と報告事項の後、協議がなされた。 2012年度会計報告が承認された後、今回の主要協議事項であるアメリカ合衆国長老教会(PCUSA)主催の高校生を対象とした3年に一度の青年キャンプ、Presbyterian Youth Triennium(7月16〜20日、於インディアナ州・パデュー大学)への参加者選考を行った。 参……

【4775号】韓国・スイス協約委員会、合同委員会

震災国際会議への参加要請を決議 第38総会期第1回韓国協約委員会とスイス協約委員会の合同委員会が5月2日、教団会議室で開かれた。 メンバーは韓国協約が朴壽吉(聖ヶ丘・委員長)、石田周介(溝ノ口・書記)、そして張仁惠(名古屋)の各氏、他方でスイス協約は吉岡光人(吉祥寺・委員長)、廣石望(フェリス女学院大学・書記)そしてダヴィッド・ウィダー(関西学院大学)の各氏である。 両委員会はかねてより、三国間協議会(スイス、韓国、日本)を2011年7月に東京で開くために実行委員会を組織して周到な準備を重ね、プログラムもほぼ完成していた。しかし同年3月に発生した東日本大震災の影響で協議会は延期を余儀なくされ、その後は委員会も休止状態にあった。 この事態を受けた世界宣教委員会は2012年6月の委員会で、上記の三国に加えて、さらに台湾基督長老教会など関係諸外国の教会を招くかたちの国際会議を開催する……

【4775号】2013年度 教区総会報告 西中国、奥羽、兵庫、東海、中部

西中国教区 教団総会議事運営について議論 第62回西中国教区総会が、5月13日、14日、広島流川教会にて開催された。開会時、出席議員は130名中105名だった。 柴田もゆる議長は総括報告で、昨年の政権交代による「経済優先、軍備強化、改憲推進勢力の台頭」、オスプレイ配備、原発再稼働の動きに対し「ヒロシマの出来事を覚えて歩んできた教区として平和実現を神から問われている」。「この時代状況の中で信仰と良心に従って、発言、行動する必要を痛感する」とした。 61教区総会で可決された「北村教師免職撤回」については、教区が特定の聖餐のあり方を支持、不支持するのではなく「戒規という方法によって問題解決を図ろうとする姿勢に異議を唱えている」のであって、「解決のため十分な時間をかけて神学的領域において取り組むべき」。北村氏の裁判提訴は「教団状況を考えると法廷で争わざるを得ない面があるが、それ以上……

【4774号】祈りの家を建てさせてください

2013年6月1日
4月2~4日、放射能汚染問題の現状を知るため、福島県内の教会等を見て回りました。 原町教会・原町聖愛保育園(南相馬市)では、教団が購入を支援した食品放射能測定器の利用状況を確認しました。空間放射線量の問題もさることながら、人が直接体内に摂り入れる食品(特に自家栽培や露地栽培の野菜など)の放射線量の不安が大きいこと、建物や土壌を除染しても、また違った場所で数値が高くなってしまっているなど、「除染」ではなく「移染」となっている現状等を知らされました。 また、会津放射能情報センター(会津若松市)では、原発事故のために避難して来ている方たちの生活の問題、家庭内や近所付き合い、また学校などの地域社会で、放射能汚染問題の受けとめ方の違いで、人と人との関わりにおいてきわめて複雑な思いが交錯している現状なども知らされました。放射能汚染の問題は「どれだけの健康被害があったのか?」ということ以前に、人々の……

【4774号】人ひととき 豊川 昭夫さん 伝道の喜び

豊川さんは若い頃、クリスチャンの母親に勧められても、またキリスト教大学に入学しても、キリスト教に興味をもてなかった。しかしクリスチャンの女性、朋子さんとの出会いが転機となった。彼女の気を引く気持ちもあって越谷教会の礼拝に出席するようになり、その後めでたく二人は結婚した。 教会に通い出した当初は聖書の御言葉が全く理解できなかったが、石橋秀雄牧師による聖書の学びを通し、1987年ペンテコステに洗礼に導かれた。「私たちの人生は神によって創られ、どんな時もキリストが共にいてくださる。苦しみや悲しみの中にあってもそれで終わらない神が保証してくださる人生を知った」という。 同時に、教会に招いてくださったのは神ご自身であると気づかされ、伝道の大切さを知らされた。「私たちの出来る伝道とは、まず礼拝に出て喜びに満たされた生活をおくること。その姿こそ、人々を教会へ向かわせる動機になるのではないか。神さまに……

【4774号】宣教師からの声 番外編

北陸初の女学校を創ったメリー・ヘッセルと最古の幼稚園を設けたフランシナ・ポーター 梅染 信夫(北陸学院史料室長) 日本の本州中央部、日本海側に位置する富山県、石川県、福井県が北陸地方である。 明治初期、この北陸3県のプロテスタント・キリスト教に最も大きな影響を与えたのは米国長老教会(The Northern Presbyterian Church in the U.S.A.)から派遣されて金沢に来た宣教師のトマス・C・ウィン(Thomas C. Winn)とその妻、婦人宣教師のイライザ・C・ウィン(Eliza C. Winn)である。 メリー・ヘッセル トマスは開拓伝道に従事するかたわら、私立男子中学校を開設して教えた。またイライザは孤児院を開いたりしたが、この地方初の女学校の開設を発想した。 この2人が長老教会のミッション・ボードに申請して金沢にやって来たのが婦人宣教師の……

【4774号】消息

中村德枝氏(隠退教師) 12年12年27日逝去、86歳。東京都に生まれる。'67年日本聖書神学校を卒業。同年小石川白山教会に赴任、溝ノ口教会、鈴鹿教会、豊橋東田教会、聖和教会を経て、成東伝道所を'93年まで牧会し、'96年に隠退した。遺族は姉・岡田福子さん。 矢島信一氏(無任所教師) 13年3年25日逝去、80歳。広島県に生まれる。'59年同志社大学大学院を修了。甲南教会に赴任、芦別教会、北海道クリスチャンセンター、北星学園女子中学・高等学校校長・聖書科講師を務め、手稲はこぶね教会、月寒教会を経て、札幌北部教会代務を03年まで務めた。遺族は妻・矢島満子さん。

【4774号】委員会コラム 宣教委員会

宣教総合活動の取り組み 張田 眞 東日本大震災により今なお困難の中にある方々のうえに主の慰めを祈ります。また、懸命に救援・復興のために労しておられる方に感謝いたします。被災地にある諸教会、また、その宣教の働きのために祈り、委員会としてなすべきことに取り組みたいと願います。 当委員会は伝道、教育、社会の常設専門委員会、障がいを考える小委員会、自主活動団体の全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟から報告を受けて、「宣教の総合活動」に取り組みます。今総会期は4つの課題が中心となります。1.教師とその家族が必要に応じてカウンセリングを受けることができる「相談室」設置に向けて取り組むこと。2.保育・教育のいっそうの充実を目指して関係諸団体との交流促進。3.作業が進んでいる「改訂宣教基礎理論」を前提に、「宣教方策」に関する議論を始めること。4.中長期的な展望ですが、……
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