2013年2月19日~25日の間、南インド合同教会(以下CSI)の招きにより、日本基督教団より秋山徹世界宣教委員会委員長と大三島義孝宣教委員会幹事及び加藤誠世界宣教幹事がチェンナイ(タミル・ナードゥ州州都)にあるCSI本部を訪れた。
目的は共に合同教会である両教団の理解を深め、人事交流を含め、どのような宣教の分野で協力できるかを協議するためであった。
20日朝の礼拝からプログラムが始まった。秋山牧師が説教を担当した。靴を脱ぎ、カーペットに座って礼拝を守った。本部の中の各部署を案内してもらった後、午後から第1回目の協議が始まった。
CSIからは、教団総会議長であるRev.Dr.G.Devakadashamビショップを始めとして副議長、総幹事、財務責任者と4人のディレクターと婦人会担当幹事が出席した。最初それぞれの教団の歴史を紹介し、具体的な分野での協議に入った。
CSI側からは、豊か……
第38回総会期第1回宣教委員会が3月18日〜19日、教団会議室で開催された。今期委員は、張田眞、加藤幹夫、具志堅篤、白戸清、田中かおる、望月修、宮本義弘の7名に、小林克哉(伝道)、清藤淳(教育)、釜土逹雄(社会)、渡辺多恵子(全国教会婦人会連合)、石井錦一(日本キリスト教保育所同盟)、古屋博規(全国教会幼稚園連絡会)が陪席者として加わる。
張田委員による開会礼拝の後、委員長に張田委員、書記に具志堅委員、「障がい」を考える小委員会に加藤委員を委員長として選任した。
前期委員会からの申し送り事項「①キリスト教社会事業同盟、キリスト教保育所同盟との連携強化。②『障がい』を考える小委員会の継続。③『牧会者とその家族のための相談室』設置。④幼稚園、保育園問題の課題(伝道協力)。⑤グローバル化時代の宣教形態の研究。⑥東日本大震災国際会議」をもとに、今期宣教委員会のあり方について協議した。
前期に……
第38総会期第1回予算決算委員会が3月7日~8日に教団会議室において行われた。
互選の結果、愛澤豊重委員(松沢)を委員長に、長谷川洋介委員(石岡記念)を書記に選出、他は森川惠美子委員(阿佐ヶ谷)、奥山盾夫委員(千葉本町)、小平正宣委員(代々木中部)、宮下重康委員(玉川)、森研四郎委員(鎌倉)である。
常任委員として委員長と書記、互選により森川委員を選任した。
第37総会期委員会よりの申し送り事項について次のように確認すると共にその検討を開始した。
①未収入金・未払い金の解明・整理 帳簿をたどって解明する必要がある。会計報告をわかりやすくする。
②より適正な教区負担金賦課方式の検討 各教区ごとの教会員一人あたりの負担金額を確認し比較してみる。また現在の教区負担金賦課計算式を確認してみる。
③教区活動連帯金の制度変更への対応 現状維持ということではなく、伝道目的の理念で構築され提案……
東日本大震災国際会議開催のための第2回実行委員会が、3月12日に教団会議室において委員5名の出席を得て開催された。
開会祈祷、前回議事録承認後の報告事項では、岡本知之副委員長から2月28日に伊藤瑞男委員長、高橋和人委員、飯島信幹事と共に東北学院大学を訪問したことの報告を主に受けた。
東北学院大学の全面的な協力を得られることが報告され、本会議が日本基督教団と東北学院大学との共催で行われることが決定した。日程は当初、2014年3月4日~7日が考えられていたが、今回の訪問により2014年3月11日~14日に確定した。
協議においては会議の構成に意見が集中した。まず、初日の3月11日が震災3周年にあたることにより、日本基督教団としての記念礼拝をささげることが決定した。
会議は三部構成からなる。第1は礼拝後の同時通訳付きの記念講演である。講師は姜尚中氏(東京大学大学院情報学環・学際情報学府教……
3月12日、教団会議室にて、第1回教師委員会を開催した。
先ず、招集者の小宮山剛委員が開会祈祷を行い、本総会期における教師委員会の働きと、東日本大震災から2年経過して、被災された方々をおぼえ、その地に立てられている教会と教師をおぼえて祈りを献げた。
委員会組織を行い、委員長に小宮山委員、書記に吉澤永委員が選ばれた。
続いて議事日程の承認、前回委員会議事録の承認、今総会期の委員会日程が承認された。
諸報告において、前総会期委員会よりの申し送り事項が示され、戒規取り扱いの件、被災教会・伝道所担任教師健診(人間ドック)の件、教職養成制度検討会議、北村慈郎氏裁判の件について、道家紀一担当幹事、及び小宮山委員長より説明があり、協議の上承認した。
協議内容としては、被災教会・伝道所担任教師健診について、この支援は海外募金を財源に執行されたが、今後海外からの支援が見込めないため、今回で終結する……
東京地裁の判決は、 「本件訴えをいずれも 却下する」
2010年9月に戒規を適用され教師を免職となった北村慈郎氏は、2011年11月、教団を相手取って「免職処分無効確認等」を求めて東京地裁に提訴していたが、2013年2月25日、「本件訴えをいずれも却下する」との判決が下された。本案審理に入ることのない「却下」、いわゆる門前払いの訴訟判決だった。
請求の内容
北村氏の請求の内容は次の3点(訴状より)。「1.原告(北村氏)が被告(教団)の正教師としての地位を有することを確認する。2.被告が、原告に対して、平成22年9月30日付けで行った、教師退職年金給付額減額決定が無効であることを確認する。3.被告は、原告に対し、1000万円及びこれに対する平成22年1月26日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。」
教団の主張
この北村氏の訴えについて、被告とされた教団は、この訴え……
このコラムを読んだ先輩牧師から「苦労しているね」と声を掛けられた。見抜かれたか、と赤面した。筆の立つほうではない。確かに苦労している。これまでのコラムとの文体の違いも同僚から指摘された。なかなか苦しい比較だ。しかし、負った務め、泣き言を言わず粛々と進めるほかない▼駆け出しの伝道師だったとき、教会員からこう言われたことがある。「先生、説教の準備が大変だ、大変だ、と言わないでください」正直な思いをつい口にしてしまったことからの言葉だった。今でも、説教準備が楽になったとは思わないが、顔にも口にも出さないように気をつけるようになった▼寿司屋に行って、大将がねじり鉢巻きに汗だくで握っていたら、どんな良いネタであってもおいしくは思えないだろう。白鳥が全身で足掻いて水を蹴っていては、とても優雅には思えないだろう。寿司は、飯台にさっと出され、ほろっと口でほどけるのがおいしいだろうし、白鳥は水面下で力強く水……
教憲教規および諸規則・宗教法人法(60分)
(A,B,CⅢコース、転入)
次の2題に答えてください。
1.日本基督教団が教師を生み出す過程において、公同教会であることがどのように意識されているかを、『教憲教規および諸規則』に則して述べてください。
2.『宗教法人法』において、宗教法人である教会が裁判所から解散を命じられることがある事例をすべて列挙してください。その際、条項の数字だけを羅列するのでなく、関係する各条項については具体的にその内容を記してください。
旧約聖書神学(60分)(B,CⅢコース)
次の3題のうちから2題を選んで答えてください。
1.旧約聖書における契約について述べてください。
2.ホセア書の預言の特質について述べてください。
3.旧約聖書における知恵について述べてください。
新約聖書神学(60分)(B,CⅢ、転入)
次の2題を新約聖書のテキ……
語るべき救いの言葉を獲得するために
補教師受験者半数が判定保留に
2013年春季教師検定試験が、2月26日~28日、東京会場(日本キリスト教会館4、6階会議室)において実施された。
1日目には開会礼拝の後に学科筆記試験、2日目と3日目には全体会および個人面接試験という日程で、全て滞りなく行われた。
今回の試験に臨んだ受験者の総数は71名であった。内訳は補教師志願者60名、正教師志願者(再受験)9名、教団外からの転入志願者2名(補教師1名、正教師1名)である。
試験終了後、28日に行われた第37総会期第11回教師検定委員会において、合否の情況は次のように確認された。補教師=合格18名、保留30名、不合格3名、継続(Cコース受験者)9名。正教師=合格4名、保留1名、不合格4名。転入=保留1名(補教師)、不合格1名(正教師)。
学科試験の成績が合格点に若干足りなかった受験者に……
教会の隣に住む信徒の家の前に救急車が来た。「真紗子先生が大変」との電話があり、かけつけた。入浴中に心筋梗塞で倒れ、病院に搬送されたが、午後11時4分に召された。2月10日、日曜日の出来事であった。
この日は東岡山治先生をお迎えしての特別伝道礼拝、礼拝の前の祈りの会で説教者のために、心からの祈りを献げていた中村真紗子姉であった。93歳で召されるが実に73年間奏楽者として教会に仕え続けてこられた。
「主を賛美する人生」を歩み抜いた。主への畏れをもって奏楽者として仕え、ピアノの教師でありながら、自分の未熟さをいつも反省し、土曜日には熱心にオルガン室で練習してから奏楽者として礼拝に仕えていた。
夫が召された悲しみ、最愛の息子を失った悲しみに打ちのめされた時、最後には主への賛美と感謝の祈りを献げている姿が忘れられない。記憶力抜群で、越谷教会の歴史を正確に語ることができ、教会員の葬儀の時は、その……