語るべき救いの言葉を獲得するために
補教師受験者半数が判定保留に
2013年春季教師検定試験が、2月26日~28日、東京会場(日本キリスト教会館4、6階会議室)において実施された。
1日目には開会礼拝の後に学科筆記試験、2日目と3日目には全体会および個人面接試験という日程で、全て滞りなく行われた。
今回の試験に臨んだ受験者の総数は71名であった。内訳は補教師志願者60名、正教師志願者(再受験)9名、教団外からの転入志願者2名(補教師1名、正教師1名)である。
試験終了後、28日に行われた第37総会期第11回教師検定委員会において、合否の情況は次のように確認された。補教師=合格18名、保留30名、不合格3名、継続(Cコース受験者)9名。正教師=合格4名、保留1名、不合格4名。転入=保留1名(補教師)、不合格1名(正教師)。
学科試験の成績が合格点に若干足りなかった受験者に……
教会の隣に住む信徒の家の前に救急車が来た。「真紗子先生が大変」との電話があり、かけつけた。入浴中に心筋梗塞で倒れ、病院に搬送されたが、午後11時4分に召された。2月10日、日曜日の出来事であった。
この日は東岡山治先生をお迎えしての特別伝道礼拝、礼拝の前の祈りの会で説教者のために、心からの祈りを献げていた中村真紗子姉であった。93歳で召されるが実に73年間奏楽者として教会に仕え続けてこられた。
「主を賛美する人生」を歩み抜いた。主への畏れをもって奏楽者として仕え、ピアノの教師でありながら、自分の未熟さをいつも反省し、土曜日には熱心にオルガン室で練習してから奏楽者として礼拝に仕えていた。
夫が召された悲しみ、最愛の息子を失った悲しみに打ちのめされた時、最後には主への賛美と感謝の祈りを献げている姿が忘れられない。記憶力抜群で、越谷教会の歴史を正確に語ることができ、教会員の葬儀の時は、その……
家庭が貧しく、常に他人と自分を比べ、卑屈になることから自由になれなかった幼少期の宮島裕子さんを教会に誘ったのは、隣家に住む三浦綾子さんの義母だった。分け隔てない教会の交わりに接し、旭川六条教会に熱心に通うようになった。
3年程通った高校2年の頃に受洗。信仰の歩みを振り返ると、背後には、常に三浦夫妻の導きと祈りがあったという。
神様の御用のために働きたいとの思いから、教会付属幼稚園の先生を目指し、必死にお金を貯めて上京し、農村伝道神学校保育科に入学した。
綾子さんから渡されたお餞別の封筒には、一か月分の寮費、食費が入っており、「主の山に備えあり」との信仰を深められた。学生時代、夏休みは帰省し、三浦家で仕事を手伝った。
卒業後、東京で、先生が全員辞めてしまったという課題のある幼稚園で働くが、長くは続かず退職。挫折感にさいなまれつつ出席した故郷の礼拝で、綾子さんから「手伝ってくれるかい」……
◎日時 2013 年8月19日~29日
◎渡航先 ドイツ・ベルリン
◎参加資格 高校生以上22歳未満。本人の参加希望理由(400字程度)を提出のこと。求道者可。ただしキリスト者も求道者も牧師の推薦状を提出すること。
◎募集人数 10名程度
◎費用 交通費と参加費(20万円以内)
◎滞在費 不要
◎引率リーダー 山元克之牧師(仙台青年学生センター主事)他
◎申込締切 4月30日
◎問合せ先 伝道推進室(℡03-3202-0544)
開拓伝道のための祈り
北総線沿線の千葉ニュータウンは、ある信頼できるアンケートによると「日本一住みやすい場所」といわれている場所です。白井市と船橋市の一部、印西市には約13万人の人々が住み、大型店舗が進出し、駅の周辺は高層マンションやビルが立ちならぶ、今なお開発途上の街です。今後10年間は、人口増が見込まれています。
この地域に、日本基督教団の教会がなかったことから、鎌ヶ谷教会を開拓された今井万里牧師の祈りが起こされました。今井牧師は引退後、白井地区に住んで自宅を開放して伝道の展開を願いましたが、当時の公団が高齢者の独り暮らしということで売ってくれず断念されました。今井牧師は松山で天に召されるまで、白井伝道について祈り続けられたと伝え聞いています。
北総伝道の開始
鎌ヶ谷教会では白井伝道は一旦休止、白井献金も凍結されていましたが、内田汎牧師が就任された後、創立30周年記念事業として……
山中達郎氏(隠退教師)
13年1月26日逝去、84歳。静岡県に生まれる。'55年日本聖書神学校を卒業。同年掛川教会に赴任、'59年より開拓伝道、切石教会を経て、'95年まで峡南教会を牧会し、隠退した。遺族は、妻・山中和子さん。
難波 巖氏(隠退教師)
13年2月6日逝去、83歳。愛知県に生まれる。'58年同志社大学大学院を修了。同年丹後教会に赴任、三木教会を経て、'63年より12年まで大住世光教会を牧会し、隠退した。遺族は、関根眞治さん。
小澤貞雄氏(隠退教師)
13年2月15日逝去、79歳。神奈川県に生まれる。'63年東京神学大学大学院を修了。同年阿佐ヶ谷東教会に赴任、東京山手教会、秋田高揚教会、玉川平安教会、好善社を経て、'97年より'99年まで日本基督教団総幹事を務め、隠退した。遺族は、妻・小澤耶嘉さん。
2月16日、鳥居坂教会において、宮本義弘前宣教研究所委員長を講師に50余名の信徒が「改訂宣教基礎理論(草案)」を熱心に勉強した。
開会礼拝でネヘミヤ記冒頭が読まれたのは、教団全体が「宣教基礎理論」改訂に当たって、悔い改めの業として取り組む。そこには罪の自覚が求められているからである、と祈り求める姿勢から説き起こした。
改訂に至る問題点の一つは、1963年版「宣教基礎理論」の特徴である「教会の体質改善」という考え方の神学的問題点として、教会の内向きの体質を批判し、社会の激変に対応するよう外向きの姿勢を取らなければならないとした点がある。これは、教会形成や伝道が主要な内容ではなく、社会への直接的関わり社会変革に力点があった。
しかし、キリストの体としての教会にとっては、内向き外向きである以前に、神との垂直的関係において教会が教会であることが問われなければならない。そのために必要なことは、……
3月4日〜5日、第38総会期第1回社会委員会が開催された。開会礼拝の後、組織会を行い、互選により釜土達雄委員(七尾)を委員長に選任した。
冒頭、2月21日に3名の死刑が執行されたことに伴い、即日、前期社会委員長名で要望書(「死刑執行を繰り返さないよう要望します」)を内閣総理大臣、法務大臣宛てに送付したことが報告された。
協議では、前期委員会の「評価と展望」および「申し送り事項」を受け、社会委員会の扱うべき課題の多岐にわたることを確認した。その内、「社会活動基本方針」の見直しは長年の課題として引き継がれているが、これは教団全体の事柄であるゆえに、本委員会としては見直しの必要性を継続して訴えることとなる。現状では、同方針を踏まえ、総会及び常議員会において示された方針に従い、社会的諸課題を「いのちの問題」として協議、学習する。
社会的課題の一言で表される事柄の範疇は、教育、医療、福祉から始……
第38総会期第1回世界宣教委員会が、2月28日~3月1日、仙台のエマオを会場にしてもたれた。
招集者である秋山徹委員の祈りによって会議は始まり、互選により委員長には秋山委員、書記に吉岡光人委員が選出された。加藤誠幹事より、前期委員会からの活動報告を受けこれを承認、また今年度の活動計画案が協議され、これを承認した。
世界宣教委員会の主な働きは、教団と協力関係にある海外の諸教会に関する事項、宣教師受け入れに関する事項、在外教師の送り出しや現地での働きに関する事項、その他国際会議や海外での青年大会への派遣に関する事項など、扱う項目は大変多く、2日間ではとてもさばききれないほどの議事であった。
しかしながら、普段あまり触れることのできない、日本で宣教の業についている宣教師の働きや、その他在外教師の方々の働きを知ることがどれだけ大切なことであるかを改めて思い知った。
また会議中に、前期委員で……
2013年秋季教師検定試験を左記の要領で行います。
1、受験要綱の申し込み
受験要綱と教団指定の願書用紙は160円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。
2、受験願書の提出
受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。
①教区締切 2013年6月7日(金)(教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください。)
②教団締切 2013年7月4日(木)(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です。)
*受験料は正教師1万3千円、補教師1万円。
3、正教師「説教」「釈義」の課題テキスト
①旧約 エレミヤ書18章1節~10節
②新約 ヨハネによる福音書15章11節~17節
4、正教師の「神学論文」の課題
『今日における宣教の課題』に、「特に~をめぐって」とい……