東 道男氏(千里ニュータウン教会主任担任教師)
17年6月24日逝去、96歳。兵庫県生まれ。45年日本基督教神学専門学校卒業。47年より日本力行、長崎銀屋町、交野、千里ニュータウン教会を牧会。
遺族は、妹・中林正子さん。
浅見文博氏(隠退教師)
17年6月24日逝去、80歳。滋賀県生まれ。60年日本農村神学校卒業。同年より室戸、坂出一粒、今津教会を牧会し、09年隠退。
遺族は、息・浅見覚さん。
小林辰三氏(隠退教師)
17年4月7日逝去、88歳。長野県生まれ。55年東京神学大学大学院卒業。同年より新得、藤枝教会を牧会し、98年隠退。
遺族は、妻・小林絢子さん。
追 悼
内藤留幸先生を送る
石橋秀雄(教団総会議長)
内藤留幸牧師が召され、衝撃を受けました。内藤先生は2007年から2012年まで日本基督教団総幹事の重責を担っ……
日本基督教団 総会議長 石橋秀雄
在日大韓基督教会総会長 金 性済
「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。」 (イザヤ書2章4節)
わたしたちは、主イエス・キリストを救い主として、世にあって教会に呼び集められ、そして主イエス・キリストの名によってこの世に、「地の塩」そして「世の光」(マタイ5:13-16)として「平和を実現する」(マタイ5:9)使命を帯びて遣わされている教会であります。この信仰的自覚に立ちつつ、わたしたちは、今遣わされているこの時代の世にあって、国家の政治の道が聖書の指し示す平和の道に反すると判断した時、黙認することなく、預言者の心をもって警鐘の声を挙げずにはおれないのです。日本基督教団と在日大韓基督教会は、以上のような信仰的立場を共有しながら……
6月26日から28日にかけて、「第13回日本基督教団部落解放全国会議in北海道」が、「今、アイヌモシリで差別を考える」という主題のもとに、千歳栄光教会にて開催され、97名の参加者があった。
1日目。部落解放センター活動委員長の斎藤成二さんによる基調報告では、部落差別事件が頻発している現状が分析された。部落解放への思いを新たにし、あらゆる差別と闘うための連帯へのアピールがなされ、参加者全員で「全国水平社宣言」を唱和した。北海教区アイヌ民族情報センター主事の三浦忠雄さんによる講演では、アイヌ民族の文化や歴史に関する概論的な知識が紹介された。和人によるアイヌ民族への収奪の歴史を見逃してはならない。現在も存在するアイヌ民族への差別、北海道大学などによるアイヌ民族の遺骨盗掘、アイヌを先住民族として認めた日本政府の政策不履行なども説明された。カナダ合同教会隠退教師のロバート・ウィットマーさん……
堺の地で創立112年を迎えた堺川尻教会を、初期から支えてきたいくつもの家族がある。代を重ねて教会に連なり続けている者は少なくなっているが、それでも教会と共に生きてきた家族の歴史をもつ人々がいる。柿崎孝久さんもその一人だ。
妻の恵美さんと毎週礼拝を守る柿崎さんは、父方、母方どちらからみても4代目キリスト者であり、祖父の代から堺川尻教会の長老として仕えてきた。幼い頃の記憶は、戦争で焼失した会堂のかわりに祖父母が自宅を開放して守り続けた礼拝の風景だ。祖父母や母の熱心な信仰生活の中で柿崎さんは育った。「だから日曜日の礼拝は当たり前、自分にできることで教会に仕えるのは当たり前という感覚です」と柿崎さんは言う。高校生で信仰告白して教会員となるとすぐに、ガリ版で週報を作ることが役目となり、それは大学卒業後就職のために堺を離れるまで毎週続いた。
しかし一人でがむしゃらに仕えてきた思いはな……
いつも用いている聖書に、私はたくさんの栞を挟んでいる。長く使えるので革製のものが多い。自分で買ったものではなく、記念に頂いたものがほとんどである。結婚記念、就任記念、献堂記念など嬉しい思い出もあるが、召天や召天一周年記念など寂しさの込み上げるものもある。説教や聖書研究などの際、必要な御言葉を示す度に栞を使う。そして常に挟んでいる栞の数は、20枚を超える。聖書の厚みが一倍半くらいになっている。中には数十年も使っている栞もあるが、まったく古びていない。栞そのものに記された御言葉もくっきりと鮮やかである。時々、探している御言葉が栞そのものに書いてあったりして苦笑することもある。
大切な人や教会の名前を見ながら聖書に栞を挟む。その名前と今示される御言葉を重ねて、しばらく祈ることもある。神の守りと祝福、そして慰めを深く思い、それぞれの歩みが神の国へと向かうことを感謝する。御言葉を聴き続ける……
「ハラスメント防止規則」再度差し戻し
神奈川教区
第138回神奈川教区総会は、6月24日清水ヶ丘教会で正議員236名中170名出席で開催。
議事日程承認の際、日本基督教団信仰告白をすべての議事に先立って告白したいという動議が提出された。賛成反対の意見が飛び交う中、三宅宣幸教区総会議長は、常置委員会で本件が継続中の審議であることを示した後、本日の総会で告白するかどうかを議場に問うたところ、166名中66名の賛成によって動議は否決。議案資料にある執行順序通りに行われた。
本総会において最も時間が割かれたのは、ハラスメント問題であった。教務報告を承認する段階において、常置委員会における発言内容の問題性が指摘されることに始まり、第136回総会において、常置委員会付託とされたパワー・ハラスメントに関する訴えに対しての常置委員会の対応が問題とされた件では、常置委員会で組織された「……
礼拝をささげ18年3月まで続く記念事業を開始
6月22日(木)、富士見町教会を会場に、日本基督教団宗教改革500周年記念礼拝がささげられた。礼拝の司式者として、宗教改革500周年記念事業実行委員会委員長の岡村恒牧師(大阪教会)、説教者として、東京神学大学学長の大住雄一教師が立てられた。
礼拝には513名の出席者が与えられ、富士見町教会の礼拝堂に入ることが叶わなかった出席者もあるほどであった。
ヨハネによる福音書6章34節~40節をメインテキストにしてなされた説教は、「私たちはどうすれば神に義とされるでしょうか」と始められた。「宗教改革はカトリック教会の縛りを脱しようとしたゆえに、人間性の解放を目指したものだ、との理解があるが、それは誤解である。宗教改革は、どうすれば人間は永遠の命を得ることができるのか、どうすれば神の前で義とされるのか、それを問うたのであり、神の前での悔い改め……
2017年度新任教師オリエンテーションは、昨年と同じ会場であるハートピア熱海において6月12日より14日までの3日間に亘って開催された。
新任教師の参加者は40名、6つの神学校とCコース、他教派からの転入教師という顔ぶれであった。各教区の教会に仕えている教師たちであり、年齢も様々であった。その他、教団三役及び講師、神学校教師、教師委員、担当幹事、職員が26名、合計66名が集って3日間の有意義なプログラムを共有することができた。
1日目の講演では、石橋秀雄教団議長により「48年の牧会は信徒に育てられた。牧師は信徒によって牧師となっていく。礼拝は奇跡であり、礼拝を楽しみ、礼拝を通して力強い伝道がなされていく。全教団的に伝道に取り組んでいく」ことなどが話された。
また、2日目の講演では、東野尚志牧師(聖学院教会)は「自分が召しを受けていることをいつも考えていないといけな……
6月5日、教団会議室にて、今総会期第1回目の教区議長会議を開催した。出席者は、教団三役のほか教区議長16名(沖縄教区議長は欠席)で、教団伝道対策検討委員3名、予算決算委員長、教団幹事5名が陪席した。
この教区議長会議の開催は、今総会期第1回常議員会における教団伝道対策検討委員会設置議案の提案理由の中にも記されていたことであり、各教区における伝道の現状と取り組みを、まずはお互いに聞き合い、教団における伝道の進展の具体的な取り組みについて検討することを目的として開催されたものである。
最初に、今年度はほとんどの教区が改選期であったため、各教区議長が自己紹介をすると共に、各教区における伝道の取り組みや課題等について短く述べた。
その後、雲然俊美書記が、これまで2回開催された教団伝道対策検討委員会における検討内容について報告したほか、教団伝道推進基本方針の制定について説明……
4月6日に第2回教団伝道対策検討委員会を、また、6月5日に第3回委員会を、教団会議室にて開催した。
第2回委員会においては、第1回委員会(1月30日開催)における石橋秀雄議長による教団の伝道推進のための発題と、それに対する意見等を踏まえた提案が石橋議長よりなされた。
提案の内容は、「祈祷運動-祈ろう-」(日本伝道推進の日を設けて祈ること等)、「信徒運動-伝えよう-」(伝道する信徒の養成等)、「献金運動-献げよう-」(献身の志が高められるように献金運動を展開する等)を柱として、教団における伝道の推進のために具体的な取り組みを進めるというものであった。
これに対して、「祈祷運動」についてはどのように展開しようとしているのか、宣教委員会や伝道委員会あるいは伝道推進室との関わりはどうなるのか、伝道する信徒の養成と共に伝道する牧師の養成が必要である、「献金運動」に関して一番……