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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4852 ・53号】クリスマス メッセージ さあ、ベツレヘムへ行こう! 森島 豊

2016年12月17日
そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために……

【4852 ・53号】▼宣教委員会▲幼児教育・保育の宣教課題について発題

 10月3〜4日に開かれた「『障がい』を考える全国交流会」に引き続き、4日午後〜5日、第39総会期最後となる第6回宣教委員会が教団会議室にて開催された。  宣教委員会のもとにある伝道、教育、社会の各委員会、全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会などの自主活動団体の報告を受けた後、協議事項を取り扱った。  はじめに釜土達雄委員より「小学就学前の教育・保育と宣教の課題」と題して発題がなされた。そこで課題として、「幼稚園に関わる牧師の育成の必要性。日本伝道の初期に教育宣教師が担ってきた働きを受け止め直し、同様の役割を担う者たちを関係学校と共に育成すること。またその育成を教団のなかで位置づけること。幼稚園に関わる者たちが孤立しないように教団として相談窓口の設置が求められること」などがあげられた。また幼児教育・保育を伝道の手段とするのではなく、教育・保育そのものが目的とされるべきであり……

【4852 ・53号】▼伝道資金小委員会▲17年度、14教区が申請

 第6回委員会は10月14日教団会議室にて開催された。主な内容は以下の通りである。  ⑴15年度伝道資金報告取扱いに関する件 各教区からの伝道資金および伝道方策交付金の報告を確認した。実施に至らない計画の援助は全額返金とし実施されたが、1万円以上の誤差があった場合については返金することとした。伝道資金該当者が未受洗者陪餐を行っていることが明らかになった場合は教区議長に委員長が運用指針の遵守を求めることとした。提出する報告書には教会名を明記し、教区総会報告に準ずる内容で報告を願うこととした。  ⑵16年度伝道資金運用状況確認に関する件 負担金5660万円中30・3%相当の1719万4千円が納入されていること、交付金2575万4千円が送金済みであることを確認した。  ⑶17年度伝道資金運用の確認に関する件 伝道交付金総計4525万6千円、教区伝道方策交付金1131万4千円、総……

【4852 ・53号】▼「障がい」を考える小委員会▲国連障害者権利条約について講演

 10月3~4日、第5回「障がい」を考える全国交流会が、新宿・戸山サンライズにおいて開催された。今回の交流会は、「国連障害者権利条約と障害者法制をめぐって」を主題とし、講師に、アジア太平洋障害者センター(APCD)所長、二ノ宮アキイエ氏を迎えた。15教区39名が出席した。  1日目の講演では、15年前、タイ・バンコクで障がい者を中心に組織されたアジア初の国際機関APCDの紹介と、APCDにおける国連障害者権利条約(CRPD)の実践を聞いた。障がい者に障がいのない人のように訓練することを求めるリハビリテーション思想は、社会に障がい者を含むすべての人を受け入れる配慮を求めるインクルーシブの発想へと移行している。障がい当事者が中心的役割を担うAPCDの取り組みが、インクルーシブ社会の形成に寄与している様子が紹介された。  これを受け、夕べの分団では、講演内容の分かち合い、講師への質疑……

【4852 ・53号】▼世界宣教委員会▲ 川合望宣教師派遣式 パイン合同メソジスト教会へ派遣

 10月7日、教団会議室において世界宣教委員会主催で川合望宣教師の派遣式が行われた。司式は加藤誠幹事、説教は村山盛芳委員が担当した。当日は教団の世界宣教委員の他に、支援会や川合宣教師が3月末まで牧会していた金沢八景教会からも出席者があった。川合宣教師はビザがおり次第、米国カリフォルニア州サンフランシスコにあるパイン合同メソジスト教会の日語部に赴任する予定。  パイン合同メソジスト教会は、1870年代に渡米した日本人青年を中心に教会設立の機運が高まり、1886年に創立された。現在は、英語を話す人たちが中心の教会であるが、英語部と日語部の二つの部がある。川合宣教師は、日語部に派遣され、サンフランシスコの日系社会に向けての働きが委ねられる。同時に近隣の日本人牧師と協力しながら、カリフォルニアのベイエリア全体の日本語宣教を担うことも期待されている。米国のメソジスト教会も教会員が高齢化しており……

【4852 ・53号】▼救援対策本部会議▲本部活動終了後について常議員会へ提案

 10月17日、39総会期教団救援対策本部としては最後となる第16回(通算第50回)会議を、教団会議室にて開催した。  まず、9月30日現在で、国内募金が10億2701万1590円、海外からの献金が4億811万2041円となっていることが報告された。続いて、救援対策室および担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況(未完済16教会・2幼稚園。総額2億8145万8031円)、被災教会支援コンサート(水戸中央教会にて)・被災地支援コンサート開催、第27回こひつじキャンプ開催、本部会計等の報告がなされた。  被災教区報告として、奥羽教区からは江刺教会新会堂献堂式の予定、教区内被災教会支援会計等が報告された。東北教区からは東日本大震災救援を続けるための募金の継続、2017年度以降のエマオ・いずみの活動計画検討、教区救援特別会計等の報告がなされた。  続いて、「国際青年会議in京都……

【4852 ・53号】♦隠退教師を支える運動♦運動開始の原点を確認し課題を共有

 去る10月6・7日の両日、教団会議室にて全教区推進協議会が13教区26名の参加者により開催された。協議会に先立ち開会礼拝が捧げられ、長崎哲夫総幹事よりヨハネによる福音書4章13節~15節の御言葉によって励ましを与えられた。  その御言葉の恵みに押し出され、はじめに森啓一推進委員長より挨拶と今後の運動について、次いで鈴木秀信事務局長より2015年度諸報告として新任推進委員の紹介、献金状況と決算報告、新年度の目標等につき説明があった。自然災害等困難の中にも必要が満たされ豊かな恵みに与ったことへの感謝が述べられた。その後、籔田安晴教団年金局理事長より教団年金制度の概略説明、質疑応答の時を持った。教団形成に関わる年金局の責任の重さ、それゆえに隠退教師と遺族を支える大切な業を実感したひと時であった。  プログラムは全体会に移り、委員長、事務局長より若干の説明の後、2分団に分かれ情報を共……

【4852 ・53号】社会事業奨励日メッセージ

 今年も12月第1主日の「キリスト教社会事業を覚えて祈る日」を迎える。  今や、AI(人工知能)の時代、やがて人間の仕事は無くなるなどと言われる。(AI搭載の)工業用ロボットや軍事用ロボット、自動運転トラック等、昨今のAIの成長は目覚ましい。しかし、全ての仕事がロボットに務まるわけではない。介護や看護の現場においても、人や物の運搬用に人の力を増幅させる器具等が台頭し、使用される例が増えて来ている現実はあるが、それを使うのはあくまで「人間」である。人がその「脳内」だけでなく、その「心」で感じ、判断する。その脇に器具があり補助することがAIの役割である。器具が人にとって代わるということは、「心」の無い、ただの作業である。  心を込めて「キリスト教社会事業」に関わる者全ての人々の「思い」は決して「コピー」は出来ないし、またしてはならぬものであろう。「神を想う思い」は人にしか成しえない……

【4852 ・53号】奥羽教区社会問題セミナー

 10月10日〜11日、奥羽キリスト教センターで第31回奥羽教区社会問題セミナーが開かれた。今年は統一協会・カルト問題に取り組む東北・関東・東京・西東京・神奈川教区の世話人、委員も参加した。  1日目は藤枝宗浩氏(基督教大韓監理会宣教師)、小海基氏(荻窪教会牧師)より「最近のカルト状況と予防について〜特に統一協会と新天地」と題して話してもらった。統一協会(世界平和統一家庭連合)は三分裂した状態が続いている。新天地は既成教会の信徒を伝道対象にし、今も拡大し続けている。統一協会と違い社会的な問題を起こさず、秘密主義を徹底するため、予防教育は中・高生から始める必要がある。そのためには新天地について知り、秘密裏に行われる聖書勉強会への注意を喚起し、改めて天地創造から再臨までの全体像を学ぶことが提案された。併せて、新天地をはじめとするカルトに乗っ取られない教会形成をしていく必要がある。トップダ……

【4852 ・53号】♦国際青年会議in京都♦3月本会議に向けて意識の高まり

 来年3月に行われる「国際青年会議in京都-持続可能社会の実現を目指して」のプレ会議が、9月21日・22日、京都関西セミナーハウスに於いて開催された。13教区から代表を派遣してもらい、実行委員会、青年によって構成されている運営委員会、講師、自主参加者の総勢33名の参加者があった。  この会議は教団が主催する国際会議として、2014年3月に仙台で行われた第1回大会に続く第2回の国際会議となる。  2017年3月の本会議では、今、私たちが直面しているこの課題を、教会の青年たちが共有し、彼らが担い、世界的なネットワークを構築しながら、リーダーシップを発揮できることを目指している。  今回のプレ会議では、講師として東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」顧問の篠原弘典氏と「『避難の権利』を求める全国避難者の会」共同代表の宇野朗子(さえこ)氏、更に、早稲田奉仕園職員の片岡平和氏を迎え……
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