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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4860・61号】▼宣教研究所委員会▲継続・新規取り組み事項を確認

2017年5月6日
 宣教研究所委員会は3月6日に第1回委員会を開催し、小堀康彦委員長、岡本知之書記を選任した。  はじめに教規並びに関係規則より委員会の使命と性格を確認し、①宣教内容の把握、 ②教会形成の研究、③宣教対象の時代的・社会的特質の理解、④宣教方策の研究などに当委員会の基本的使命のあることを確認した。  今期委員会において扱うべき具体的課題として、継続事項としては「聖餐ハンドブック」の改定ならびに引き継ぎ事項の精査を、委員長の責任において行うこととした。新事項としては、以下の4分野を研究対象として挙げ、それぞれにプロジェクト委員会を設置して課題の検討に当たることとした。  ⑴「青年伝道」の推進方策について(担当・野村稔、小泉健、宮﨑新、他、外部委嘱委員数名)。  ⑵教会と付属施設との関係について(担当・岡本、村上義治、小林光)。    ⑶同時代研究「宣教対象の構造的変化……

【4860・61号】▼宣教委員会▲宣教方策会議、宣教基礎理論について討議

 40総会期第1回宣教委員会が3月13、14日、教団会議室にて招集者・米倉美佐男牧師による開会礼拝により始められた。礼拝後、自己紹介し、引き続き組織について協議し、米倉委員長、岸憲秀書記を選出した。  今日またこれからの教団の状況において宣教委員会のなすべき働きは何かということを思い描き、委員会の意義についてそれぞれの思いを語り、前回からの申し送りを確認した。特に、「障がい」を考える小委員会の設置は継続となり(堀眞知子委員長、吉澤永委員、他3名)、「牧会者とその家族のための相談室」設置推進について並行して考えていくこととした。  更に、伝道、教育、社会の常設専門委員会、全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟との緊密な連携を確認した。  2日目は教規で定められている「宣教方策会議」のあり方をめぐり、とりわけ前回の宣教方策会議を受け止め丁寧な協議に……

【4860・61号】▼教師検定委員会▲豊かな伝道力を持つ伝道者を立てるため

 40総会期第1回教師検定委員会が3月17日、教団会議室で開催された。服部修委員長、井ノ川勝書記が選出された。  まず、教師検定委員会の任務を、教規第45条、教師検定規則に従って確認した。日本基督教団の教師を立てるために、受験者の学科試験の考査と、信仰の経歴、召命の自覚についての人物考査を行うことが、委員会の任務となる。改めて、委員会に託された主からの使命と責任の重さを痛感した。  次に、これまで引き継がれて来た「教師検定委員会方針」を確認した。「本委員会は、主の召命に応えて日本基督教団の宣教を担い、主の教会に仕える教師を送り出すために、教憲教規に基づき、教師検定規則に則って教師検定試験を実施する。32総会期第5回常議員会の議決『合同教会のゆたかさの中で、教団信仰告白を基準として教師検定試験を行う』を踏まえ、和解の福音に根ざしつつ、合同教会としての日本基督教団の形成を担う教師を……

【4860・61号】▼信仰職制委員会▲ 問い合わせ2件を取り扱い

 40総会期第1回目の信仰職制委員会が、3月6日、教団会議室にて開催された。委員の構成は、招集者・藤盛勇紀、河田直子、宍戸俊介、須田拓、田邊由紀夫、田村博、武田真治の計7名である。  委員会では、最初に今期委員会の組織について協議され、藤盛委員長、武田書記を選任した。次に、新しく加わった委員のために信仰職制委員会の任務について委員長より説明があった。  続いて前期委員会よりの申し送り事項を確認した上で今期委員会の方針について協議した。  今回、当委員会に対して答申を求められた諮問はなかったが、道家紀一総幹事事務取扱からの問い合わせ2件について協議をし、委員会としての見解を答えた。その2件とは「隠退教師の退職の取り扱いについて」、「教区変更規則の取り扱いについて」であった。  最後に次回委員会での研究課題として、『日本基督教団式文(試用版ⅠとⅡ)』(2006年及び20……

【4860・61号】宣教師からの声 番外編 宮城学院創設期の女性宣教師たちの働き 嶋田 順好 (宮城学院学院長)

日本への宣教師派遣  宮城学院の基礎を築いたのは、合衆国改革派教会の外国伝道局が派遣した宣教師たちである。このボードは1838年に組織され、その使命は「全世界に出て行って、すべての造られしものに福音を宣べ伝えよ」とされていた。しかしながら、最初の35年間は本格的な活動がなされず、再組織会議が開かれ、伝道先を日本に決定したのは1873年のことであった。最初の宣教師A.D.グリングが委員会から派遣され、日本に到着したのは1879年のことで、それから1889年までの10年間に、ボードは4人の男性宣教師と3人の女性宣教師を送り出したのである。 宮城女学校創立  女性宣教師であるエリザベス(リズィー)R.プールボーとメアリー B.オールトの2人は、グリング宣教師夫人のハティが、日本に女性宣教師を派遣する必要性を訴えたことに応えた女性たちだった。この2人は日本の少女に福音に基づく教育を施し、……

【4860・61号】消息

橋口徳四郎氏(隠退教師)  17年1月23日逝去、84歳。兵庫県生まれ。56年関西学院大学大学院卒業。58年より泉大津、夙川東教会を牧会し、夙川学院に務め、鷹取教会を牧会し03年隠退。  遺族は息・橋口望さん。

【4860・61号】人ひととき 平田由香里さん 与えられた主の恵み

 平田さんは、クリスチャンの母親に幼い時から弟と一緒に教会に連れられ、1999年のクリスマス、12歳の時に洗礼を受けた。11歳の時、父親の死をきっかけに、生きる意味について問いが生まれた。そして自分の力で「逃れる道」(Ⅰコリント10・3)を見つけようと努力していた。大学4年生の就職活動で行き詰っていた時も、「誰に頼っても、私の代わりに面接を受けてくれるわけではない。だから、頼っても仕方ない」と思いこんでいた。しかしそんな時、「主に自らをゆだねよ」(詩編37・4~5)との御言葉にとらえられ、「神様が再び私に現れてくださった」と感じた。  その2週間後に就職先が備えられる出来事を通して、「すべては、自分の力で得たものではない。今までは神様に支えられて自分が努力した結果ここまでこられたと思っていたが、本当は私の努力にかかわらず、私にとって必要なものをすべてその時期にあうように備えてくださっ……

【4860・61号】共に伝道を推進するために

 新しい年度の歩みが始まって一ヵ月が過ぎた。  新たに教師(牧師、伝道師)を迎えた教会においては、教会員と教師との間で丁寧な関係づくりがなされていることと思う。両者に信頼関係が無ければ教会の伝道の進展は望めないからである。  そして、教会および教師においては、各地区や分区・支区、さらに教区の他の教会との関わりも必要となる。その関係が災害等の場合に支え合うことだけではなく、教会同士で相互に祈り合い、学び合い、力を合わせて共に伝道を推進する、いわゆる協力伝道が求められるからである。  ところで、3月のある日のこと、朝、鳥の鳴く声が聞こえて空を見上げると、白鳥十数羽がきれいな逆V字編隊で北の方角に向かって飛んでいた。  聞いたところでは、渡り鳥が逆V字編隊で飛ぶ理由は、先頭の鳥の羽ばたきによって上昇気流が生まれ、後続の鳥が楽に飛ぶことができ、先頭の鳥が疲れると最後尾に回っ……

【4859号】イースターメッセージ 何ものも神の愛から引き離すことはできない 関川祐一郎

2017年4月22日
だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。「わたしたちは、あなたのために一日中死にさらされ、屠られる羊のように見られている」と書いてあるとおりです。しかし、これらすべてのことにおいて、わたしたちは、わたしたちを愛してくださる方によって輝かしい勝利を収めています。わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。 《ローマの信徒への手紙8章35〜39節》 東日本大震災・原発事故から6年  今年もイースターを迎えました。6年前に石巻の教会に赴任して以来、受難節からイースターへと向かう季節は同時に東日本……

【4859号】東日本大震災救援対策本部終了にあたって

断固たる告白に導かれた 東日本大震災救援対策本部長 石橋秀雄  日本基督教団の東日本大震災救援対策本部の活動を終える時を迎えた。被災地の抱える課題の深刻さは時の経過と共に変わるが、被災者への祈りは終わることがない。しかし主の憐みを受け、被災者支援、被災教会支援と、計画された支援活動を終結する時を迎えた。  私は2011年3月13日から16日まで幹事たちと被災教会を問安し、3月28日〜31日は、神学生と共に「祈りと奉仕」の旅をなしたことによって二つの力が示された。  一つは、御言葉が与えられたこと。石巻の津波の凄まじい破壊の中、衝撃を受けて言葉を失って歩く中で、詩編124編8節「わたしたちの助けは天地を造られた主の御名にある」との御言葉が心に響いた。この御言葉を掲げて「東日本大震災に関する議長声明」を出し、この御言葉に導かれて大震災の重い課題に取り組んだ。  二つ目は、……
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