6月5日教団教区総会議長会を開催した。各教区の議長が、自己紹介を兼ねて教区の報告をしてくださった。東中国教区・大塚忍議長はその報告の中で、教会員1名の総社教会で2名の受洗者と1名の転入会があり、この出来事を教区の喜びとして報告くださった。
早速、総社教会代務者の嵐護牧師に電話して、その様子をお聞きした。総社教会の礼拝は日曜日の午後行われているということであった。総社教会の洗礼式と転入会式に予想を超える参加者があった。岡山県中部地区(8教会)の教会から27名が出席し、コーヒーとケーキが足りないと喜びの悲鳴を上げるほどだったとのこと。27名のうち教師は3名、24名が信徒たちだ。総社教会に受洗者が与えられると聞いて、中部地区の教会の信徒たちが駆け付けた。
洗礼者が与えられた喜びは総社教会だけの喜びではない、中部地区8教会の大きな喜びであり、教区の喜びとなった。
そして、……
教区の方向めぐる学習協議会開催
沖縄教区
第77回沖縄教区総会は、5月28日から2日間、沖縄キリスト教センターで、開会時、正議員43名中、34名が出席して、開会された。
平良修議長は、中間報告と題した議長報告で、「他県出身牧師が、担任教師の過半数を占める沖縄教区の現実で、昨年、沖縄出身の新三役が誕生した意味や意志は、何なのか。ここに沖縄教区の存在に関わる問題がある。伝道所信徒議員に議決権を与える教区規則改正は、教団議長の同意を得られず、1議案毎に2度採決するとの内規を設けたが、今総会から、伝道所信徒議員席を従来の准議員席でなく正議員席に設けた。『教団との間に距離を置く』という教区方針は、教区内の分裂すら招いたので、本年3月、教区方針についての第1回学習協議会を開催した。近年の沖縄の集会では珍しい130人の出席があった」と報告した。
教務報告で、那覇相愛伝道所が総会直前……
エレベータを巡り最近交わした印象深い会話を二つ。▼一つは、足の痛みを抱え主日の礼拝、平日の集会に教会へ来る教会員との言葉である。彼女は教会から歩ける距離のマンション上層階に住んでいる。東日本大震災のときはエレベータが止まり、上り下りに苦労したが、それから6年、足の痛みもなお増して今では階段での上り下りは無理であろう。エレベータのあることはありがたいと言う。家族に、教会員に寄り添ってもらいながら教会に来て2階の礼拝堂にもエレベータで上り下りする。▼今一つは、他の教会員と礼拝堂から1階に下りるエレベータに同乗したときのこと。彼女が語るに、いつかこのエレベータで棺に納まって下りるのね、と。とっさに返す言葉をみつけられなかったが、普段から関心事をユーモアと若干の皮肉を込めて話してくれる人ではある。エレベータでこのように思いながら主の御許に赴く日のことを数えているのか、と思わされた。▼けれども、二……
立川伝道、土地・建物の取得を報告
西東京教区
5月28日~29日にかけて、阿佐ヶ谷教会を会場に、第36回西東京教区定期総会が開催された。開会時の議員数は、204名中161名であった。
開会礼拝において一同で日本基督教団信仰告白を告白し、一同が聖餐に与り、信仰の一致を確認した。
議事日程が承認された後、按手礼式に関する件・准允に関する件が上程され、議場の承認後、早速按手・准允が執行された。一番初めの議事で教師を立てることを行い、教師誕生の喜びを分かち合うところから本格的な議事が始められた。
議長報告において真壁巌議長は、2016年度の重点課題として、「教区による立川開拓伝道のさらなる歩み」、「教区青年活動の充実」、「他教区との交流」、「東日本大震災被災教区への継続的支援」という4つの課題を挙げ、それぞれについて報告した。
これら議長報告に対する質疑として、「立……
前期委員会で行った『式文(試用版Ⅰ・Ⅱ)』に関するアンケート結果の報告を踏まえて、今期も『式文』改訂の取り組みを続けるが、その前段階として礼拝指針の作成が必要との認識を受け継いでいる。性急な式文改訂を危惧する声を聞くことがあるが、改訂にはまだ相当の時間を要すると考えている。
信仰職制委員会の任務については、教規第44条に、次の事項をつかさどるとされている。⑴本教団の信仰告白に関する事項、⑵教憲および教規の解釈に関する事項、⑶礼拝、礼典および諸儀式に関する事項、⑷信仰および職制ならびに教会的機能に関する事項、以上の4項。
しかし、通常の委員会で扱われている事項の多くは、⑵の教憲および教規の解釈に関する事項で、これは、各方面からの諮問や問い合わせ・照会に対する答申や回答というかたちで行っている。これまでの信仰職制委員会の答申をまとめたものが、『教憲教規の解釈に関する答申集』(……
林友二郎氏(無任所教師)
10年5月24日逝去、85歳。青森県生まれ。53年日本聖書神学校卒業。54年より白金、二本松教会を牧会。
遺族は息・小林元さん。
松井愛美氏(隠退教師)
17年5月28日逝去、87歳。京都府生まれ。55年同志社大学大学院卒業。同年より十日町教会を牧会し01年隠退。
遺族は妻・松井和榮さん。
5月29~30日、40回総会期「障がい」を考える小委員会を教団会議室にて開催した。今期委員の小友睦(二戸)、北村智史(東京府中)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、森田恭一郎(河内長野)、吉澤永(愛知)が出席し、委員長に堀委員、書記に森田委員、ホームページ担当に吉澤委員を選任した。
委員会の位置づけについて、教団総会期毎に決議の上、宣教委員会の下に活動が継続されることを確認した。
申送り事項は、①病いと障がいの理解を深めていくこと。そのために今期も現地訪問を行う。②2年に一度の牧会者全国交流会を2018年度に開催する。そのための献金を継続する。③「障がい」に関する情報発信を継続する。そのためにホームページを活用する。④牧会者ならびにその家族の精神的ケアについての取り組みを継続する。
次に、第6回「障がい」を考える全国交流会の計画について協議した。2018年10月1日~2日……
「剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。」
(旧約聖書イザヤ書2章4節)
本日、参院本会議において、多数の反対意見が表明されている中、十分な審議の時間を持たずに、組織的犯罪処罰法改正案を可決したことに対し、強く抗議します。
同法において新設される「テロ等準備罪」の実質的な内容は、過去三度廃案となった「共謀罪」そのものです。そもそも同法は憲法第31条に謳われている罪刑法定主義に反しています。また、その内容においては、処罰の対象者が極めてあいまいで、一般人が処罰の対象となる可能性を排除することはできません。
さらに、この改正により、いわゆる「監視社会」体制作りが進められることが懸念されるほか、個人の内心の自由の侵害が現実のものとなること、また、市民の自主的で自由な活動が委縮してしまうことが予想されます。
日本基督教団は第二次世界大戦中に治安維持法違反とされ……
6月1~2日、同志社びわこリトリートセンター(滋賀県大津市)にて、第50回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が「両教会の宣教課題と宣教協力~宗教改革500周年に学ぶ~」のテーマで開催された。
在日大韓基督教会からは、金性済総会長、金必順副総会長、趙永哲書記、金健副書記、鄭然元宣教委員長、朴成均関西地方会長、許伯基総会社会委員、金柄鎬総幹事が出席した。日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長、佐々木美知夫総会副議長、雲然俊美総会書記、米倉美佐男宣教委員長、宮本義弘在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、小橋孝一歴史共同研究委員、山田貞夫歴史共同研究委員、道家紀一総幹事事務取扱、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、井合綾子職員が出席した。
1日目は、石橋秀雄議長の説教「伝道力の命と力の回復」(マタイ28・16~20)による開会礼拝の後、前回記録確認、両教会の紹介および課題……
今年度も各教区総会を問安し、教区における伝道および教会・伝道所、関係学校・施設・団体等の働きの一端を知らされ、とても励まされた。教区総会において耳にした言葉の中から、心に残ったものを紹介したい。
「隣の教会と言っても距離では100キロを越えている。そこを牧師や信徒が出かけて行っている」(北海教区総会にて)。あらためて北海教区の広さを思わされ、日常的にそのような距離を移動して宣教協力されていることにとても励まされた。
「教会では70代が中核です」(西中国教区総会にて)。とかく高齢化のことが言われるが(この頃は老人クラブでも高齢化が進んでいる)、教会ではたしかに70歳代が教会を支え、働きの中心となっていると共感した。
「献げる喜び・つながる恵み~関係の豊かさを生きる『合同』教会~」(兵庫教区総会の主題)。小規模であっても各地域に教会・伝道所が存在することこそは教団の豊……