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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4847号】「日本基督教団全国教師会」-教師が助け合うために-

2016年9月10日
 日本基督教団の中に「全国教師会」があることをご存知ですか?  この会は、1949年に開催された最初の全国教師大会から教団の要職者が「教師の交わり」の必要を覚えて、1951年に発足しました。当時、結核を患いながらも卵一個が買えない教師、経済的理由で自分の葬儀が出せない教師がいて、教師同士が互いに助け合って行こうという志でした。  現在も当初の趣旨に沿って、教団教職の交わりと互助の推進を深め、隠退後も教師間の交流が保たれるように、年2回の会報『全国教師会報』を発行しています。喜びも悲しみも分かち合おうと、会員の会費(年額6千円、隠退後は3千円)や献金から、祝事・慰労・見舞・弔意を贈呈し、必要な場合は融資も行っています。また、毎年7月第1主日「教師の日」を知っていただくように努めています。  今日、伝道者の生活が配慮されてかつての困窮が無くなったかのようですが、一方で教師の減……

【4847号】人ひととき 松本 宏子さん 主にある交わりに生かされて

 「大切なものは奪われていない」、15年9月の「関東・東北豪雨」による水害からの復興に向けた歩みを振り返り、松本宏子さんは語る。  お宅は床上150センチが浸水し、一階にあったもののほとんどを廃棄することになった。所属する水海道教会、併設する二葉こども園も30~40センチ程浸水した。  高度経済成長期には、飛躍的に経済が発展し、持ち物も増え、それがもたらす便利さを享受して来た。今回の水害で、持っていた物の多くを失った。しかし、失ってみると、「生きて行く上で必要なものはそれほど多くない」ということが分かって来たという。  松本さんは、教会役員として奉仕するようになってから、月報「交わり」の編集、教会ホームページの管理、更新を担当するようになった。水害が起き、実家に避難する際に、ノートパソコンを携えて行ったため、教会の電話も開通しない中、ホームページで情報を流し、月報も発行す……

【4847号】お腹を蹴飛ばされて

 越谷教会付属越谷幼稚園での礼拝は、日曜日は教会学校幼稚科として、水曜日は全園児の合同礼拝として献げられている。  今春、つばきちゃんは越谷幼稚園を卒業して小学校に行った。1年生になって、休み時間、校庭で遊んでいる時、つばきちゃんは、お腹を男の子に蹴飛ばされて泣いた。その男の子は「ごめんね」と言ってくれた。  クラスで大騒ぎとなった。次の授業は「道徳の時間」でこの問題が取り上げられた。  男の子は激しく叱られて机を持って廊下に出された。担任の教師はクラスの子どもたちに「A君をゆるせる人、手を上げて」と問うた。手を上げたのは、つばきちゃん一人だった。「何故ゆるせるのか」と教師がつばきちゃんに問うた。つばきちゃんは「ごめんねって言ってくれたから」と答えた。  教師の問いをつばきちゃんは叱られたと思って泣き出した。廊下の男の子もこれを聞いて泣き出した。  授業の終わ……

【4845・46号】第39総会期 第6(臨時)・7回常議員会

2016年8月6日
来年春、京都で教団主催国際青年会議       仙台国際会議のフォロー・アップ  第39総会期第7回常議員会は、7月4・5日両日、耐震・改修工事が終了し、新装なった日本キリスト教会館の教団会議室で、30人全員が出席して開催された。宮本義弘常議員による開会礼拝後、議事に入り、沖縄教区を除く16教区の議長・議長代理が陪席した。  総幹事報告で、長崎哲夫総幹事は、「教団社会委員会が呼びかけた熊本地震募金は、6月30日現在、1455万7000円、海外献金が6月17日現在、299万6500円となっている。伝道資金は、16年度、17教区の負担金合計5660万円に対し、申請は13教区、5150万8000円で、1教区が申請保留となっている」。  宗教改革500周年記念事業として、「聖書の福音に立って共に進もう」をテーマに、「17年6月22日、富士見町教会で記念礼拝、17年8月9〜11日、軽……

【4845・46号】荒野の声

 先日、近所のイタリアンレストランでランチメニューを食した折、前菜と次のピザとおいしく食べた。そして次にパスタ。白身魚フレークをソースにした塩味のパスタだった。▼いつもスパゲッティは何味であろうと粉チーズをかけてというのが習慣だったので、お願いした。すると店員曰く「白身魚のソースのパスタにはチーズが合いませんのでお出ししておりません。どうしてもということでしたらお出ししますが、いかがしますか」ときた。うーんなかなかポリシーのあるお店なのだ、と「どうしても」とは言えなかった。確かに麺を口にしてみると結構な塩味。これにチーズでは、塩辛いかもしれない。山と海は一緒にしないということなのかもしれない。▼シェフの料理に対する姿勢があろう。他方、客の好みもある。悩みどころである。たかが粉チーズ、この店でなくても他の店か、ご自宅でどうぞ、ということでもあろうか。都会ではイタリアンレストランも乱立気味だが……

【4845・46号】第39総会期 第7回 常議員会 15年度3局決算を承認

 財務関連議案審議にて 「予算決算委員会報告」で愛澤豊重委員長は、第4次補正を組んだこと、今後の教団予算を検討する作業委員会を設置したこと等を報告。  「16年度第4次補正予算」では、これまで「修繕費」で処理していた会館耐震工事費を、「基本財産取得支出」、「固定資産取得支出」等に仕分けたことに伴う補正、大阪教区の15年度伝道資金負担金494万円の未納を未収金としたことに伴う補正を承認。  その他、04年度以前の未払金216万5477円の処理、宣教方策会議報告書印刷費30万円の積立て、宗教改革500周年中高生青年大会会計へ35万円の繰入れ、部落解放センターに人件費33万円の繰出し、三鷹住宅賃借契約解除で80万円の敷金返金等に伴う補正を承認。経常会計予備費は、1002万4192円減、2493万6683円、収益事業会計予備費は、317万5319円増、1219万4561円となった。 ……

【4845・46号】第39総会期 第6回(臨時)常議員会

議事録確定、総幹事選考委設置否決  6月30日、第6回として臨時常議員会が開催された。用意された議案は3つ、いずれも提案者は岡本知之常議員。第1号議案「第5回常議員会議事録確定に関する件」。第2号議案「第5回常議員会において為された総幹事選考に関する議長提案と、その審議並びに議決の無効を確認する件」。第3号議案「総幹事選考委員会設置に関する件」であった。  議案上程前、議事冒頭で石橋秀雄議長は、第5回常議員会における総幹事選考委員会設置(33号議案)の取り扱いについて詫び、議長提案を出した思いを、教規55条②を土台として改めて表明した。その後、第1号議案が上程されたが、議論は直前の議長の表明についての賛否や意見、ならびに、今回の臨時の常議員会開催に関する是非等の意見を交わすところから開始された。  主な意見として、第5回常議員会の議事の中で、正式に33号議案を含む議事日程が承……

【4845・46号】▼宣教委員会▲幼稚園・保育園を巡る状況について協議

 6月28日〜29日の日程で、第5回宣教委員会が開催された。はじめに常設専門委員会、自主活動団体からの報告を受けた。「障がい」を考える小委員会より、10月3〜4日に行われる「『障がい』を考える全国交流会」の案内発送がなされたことが報告された。  協議事項として初めに2015年度宣教委員会の決算及び2016年度予算案の承認を行った。  次に釜土達雄委員より「小学校就学前の教育・保育の制度について」という主題で、幼稚園・保育園を巡る状況についての説明がなされた。教団における宣教委員会として、今後専門性を持った相談窓口の開設や園長・理事長向けの研修の機会の必要性などが確認される。また保育者の訓練の充実や幼児教育を専門に担う教育宣教師(仮称)の養成が教団としてできないだろうかという意見もあった。次回委員会において、さらにこの課題を深めることとした。  また継続審議となっている「牧……

【4845・46号】2016年平和メッセージ

2016年 平和聖日 日本基督教団 総会議長 石橋秀雄 在日大韓基督教会総会長 金 性済 「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。」 (マタイによる福音書25章40節) ヘイトスピーチのない平和と共生の社会を  日本社会ではこれまでも、朝鮮学校に通う女子生徒の制服が切り裂かれるなど、在日コリアンをはじめとするマイノリティに対する差別と暴力が繰り返されてきました。今日では、差別・排外主義的な主張を標榜する団体により人種的憎悪や民族差別を煽動するヘイトスピーチが公然と繰り広げられ、言葉によって恐怖と苦痛を与え続けています。このようなヘイトスピーチを規制する法律が今年5月に成立しましたが、禁止はせず罰則もなく、規制対象は「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」に限定され、アイヌや沖縄・被差別部落などのマイノリティ……

【4845・46号】▼年金局理事会▲約750名の隠退教師に年金給付

 第4回年金局理事会が6月16日~17日、教団会議室で開催され、理事、監事、東京教区支区代表、支える運動推進委員長ら総勢27名が出席した。  「2015年度年金局事業報告ならびに決算書」および「2017年度財務計画」が審議され、承認された。約750名の隠退教師と遺族に遅滞なく年金が給付され、その総額は4億5700万円であった。給付額が掛金額より1億2600万円多く、これを謝恩日献金、隠退教師を支える運動・100円献金、資産運用益等で補っている。収支差額は3000万円のプラスで、これを積立金に繰り入れて、2015年度末の積立金は41億4400万円となった。謝恩日献金1億1千万円を目標額に掲げて9年経ているが、教団年金、謝恩日献金が全ての教会・伝道所、信徒に理解、認識されるように努めることを確認した。  4年半を費やして今年3月末に上梓された冊子『教団年金のあゆみ』が出席者に配布さ……
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