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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4803・04号】核無き世界に向かって WCC声明文

2014年8月9日
 7月2〜8日ジュネーブで開催されたWCC(世界教会協議会)中央委員会が声明文「核無き世界へ向かって」を採択したとの知らせが届いた。  この知らせは、原発についての国際会議を今年3月に仙台で開催した我々がひそかに待ち望んでいたものであった。というのは、昨年11月に釜山で行われたWCC第10回総会で、右記表題の声明文は総会に上程されたが、時間切れにより、中央委員会に付託されていたからである。  ただし、この声明文原案は、その後修正されて英文A4版6ページにわたる長いものになった。この修正に関わった人々の中に、カナダのM・L・ハーレイ氏、ドイツのU・シュミットヘッセ氏、ニュージーランドのJ・ホーキー氏の名がある。この3人は、仙台の国際会議に参加し、多大の貢献をしてくださった方々である。  また、声明文の後に参考文書が挙げられているが、その冒頭に、我々の国際会議の声明文が明記し……

【4802号】2014年度教区総会報告 神奈川 総幹事報告 教団総会開催年、重要案件を審議

2014年7月26日
議員資格を巡り冒頭にて議論 神奈川教区  第132回神奈川教区総会は、6月28日、清水ヶ丘教会で正議員235名中178名出席で開催された。  会議冒頭において、北村慈郎氏の議員資格を問い質す発言があり、「緊急で常置委員会を招集し、北村氏の議員推薦を取り消したものを議場に提出。あるいは、推薦を保留とし、教区総会開始後に議論したい」との提言がなされた。平良愛香教区総会議長は、「北村氏の議員資格を問い、推薦議員から外すことを求める緊急動議」として受け止め、議場から意見を求め、採決することを判断。「教規第143条に抵触するため認められない」、「神奈川教区総会での決議では、北村氏への戒規という教団の判断は間違っているとの立場にある。この立場にありながら、北村氏を議員と認めないことはできない。規則を軽んじるわけではないが、我々は規則のもとにではなく、神の義のもとにいるのである」との賛成反対の……

【4802号】2014年度新任教師 オリエンテーション

 6月16~18日、天城山荘(伊豆市)にて、2014年度新任教師オリエンテーションが開催された。出席者は70名(そのうち新任教師44名)であった。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」であった。教師委員会としては、このオリエンテーションが、教団における宣教の働きの学びと共に、教団教師として、新しい出会いと交わりの恵み(同期の者が集まる唯一の機会)を味わうことを願って準備に当たった。 《日本基督教団の伝道》  1日目、小宮山剛委員長による開会礼拝説教では、委員長自身が新任教師として輪島教会に遣わされた時に、伝道の困難さを突きつけられた出来事を通して語られた。暗澹たる思いに支配された中で、伝道の主体が誰なのかを示され、その主体は自分ではなく、復活のイエス・キリストであることを示された。自分に力がなくとも、復活の主に力があり、神の栄光は主の福音によって現されることを力強く語られた。 ……

【4802号】全国社会委員長会議 震災取り組みを共有

 6月16日〜17日、第38総会期全国社会委員長会議が教団会議室にて開催された。  前回に引き続き今回も東日本大震災関連の取り組みの共有をおもな目的とし、「原発事故 そしてこれから-東日本大震災から3年を経て」と主題を掲げた。  第1日目には2つの講演が行われた。伊藤瑞男教団副議長からは、過日開催された東日本大震災国際会議について、その準備段階から実施に至る実務的な内容を含む報告を受けた。会場からは、同会議中採択された「東日本大震災国際会議宣言文」を評価する声と、報告者に対して同会議後の教団の取り組みについての言及を求める声が聞かれた。  続いて片岡輝美会津放射能情報センター代表からは、日々刻々と変化する東日本大震災被災地、殊に原子力発電所事故による影響を受けている地域の現実が語られた。その中、会津放射能情報センターの続ける情報の収集と発信の実践、学習会などによる相互ケア……

【4802号】免  職

   免  職 日本基督教団正教師  宮原 亨 右の者、教規第一四一条並びに戒規施行細則第四条第二号及び第四号に基づき、『免職』に附す。 2014年6月18日 日本基督教団教師委員会 委員長 小宮山 剛   戒規執行にいたる経過  2014年2月18日付で、張田眞宣教委員会委員長、他を申立人とし、統一協会(世界基督教統一神霊協会)に関与している旨の理由をもって、宮原亨教師への戒規発動の要請がなされた。当委員会はこれを受理し、委員会内に調査委員会を設置し、申立て内容の事実関係等について調査を開始し、宮原教師とも面会して弁明を聞く機会を持った。  その調査委員会の報告を受けて、慎重に検討した結果、同教師が統一協会の活動に協力している事実を認定するに至った。同教師の行動は、当教団が統一協会の活動に対して早い段階より懸念を抱き、その反社会的性格を明らかにするとと……

【4802号】《部落解放全国活動者会議》 福島・会津にて開催される

 第4回部落解放全国活動者会議in会津は、6月9〜11日の三日間、会津若松市の若松栄町教会を会場に、約180名の出席を得て行われた。主題は「『原発』という差別〜フクシマの声に聴く」。  第1日目は、小西望東北教区総会議長による開会礼拝、東谷誠部落解放センター運営委員長の基調報告、片岡輝美会津放射能情報センター代表の記念講演、僧侶の立場から田中徳雲さんの証言、強制避難者の立場から古川好子さんの証言。  第2日目は、布田秀治さん(いずみ愛泉教会)によるガラテヤ3・26〜29の聖書研究、自主避難者の立場からAさんの証言、農業従事者の立場から「赤べこの母」さんの証言、柳原敏夫弁護士による「ふくしま集団疎開裁判」の報告、山崎知行医師による「子ども健康相談」の報告、全体会での分かち合い、夕食・交流会。  第3日目は、病床から駆けつけてくださった会津放射能情報センターメンバーの渡邉規雄……

【4802号】消息

安藤 肇氏(隠退教師)  14年5月27日逝去、87歳。東京都に生まれる。50年日本基督教神学専門学校を卒業、51年石動教会に赴任。長崎平和記念、保田、新津田沼教会を牧会し、02年隠退。  遺族は妻・安藤愛子さん。

【4802号】免職処分無効確認等請求事件(北村裁判)終結する

【経過説明】  2009年7月に「北村慈郎教師への戒規適用申立書」が信徒常議員7名によって提出され、2010年1月に免職処分が決定しました。北村氏は常議員会に上告するも、審判委員会は教師委員会が下した免職(教憲1条2条に抵触する)の戒規を適正と判断し、免職が確定しました。  北村慈郎氏は、2010年11月25日、日本基督教団代表役員石橋秀雄を債務者とする「地位確認等仮処分命令申立」を東京地裁に提起し、本件は始まった。北村氏が裁判所に求めたのは、⑴免職処分の無効と、⑵正教師の地位確認であった。この申立に対して教団は島林樹弁護士を訴訟代理人として全面的に反論し、「本件申立は法律上の争訟になり得ない」と一貫して主張した。  仮処分申立事件は、北村氏側からの「取下書」提出によって終結するかにみえたが、北村氏は本訴に進み、一審(東京地裁)は、教団側の主張を全面的に受け入れ、原告の北村氏……

【4802号】宇都宮教会献堂式 会堂建築は教会の信仰を形作った

 東日本大震災被災教会の宇都宮教会会堂献堂式が、6月15日、関東、東京、中部教区の33教会、120人が出席して行われた。  献堂式で木村太郎牧師は、「甦りの主の下に」と題する説教で、「会堂建築は、単に建物の建築でなく、教会形成、教会の信仰を形作るものだった。  3月11日、金曜日午後の大震災直後、何人かの兄弟姉妹が教会に来てくれた。天井が崩落し、無数のひびが入った壁を見上げても、言葉を交わすこともなく、黙々と会堂の清掃に取り掛かった。翌土曜日、何とかして礼拝の場所を作ろうと、講壇を1階の集会室に降ろした。  会堂を再建しようと決めた後も、小さな波乱は幾つか起きた。設計者が設計途中で病死し、『幻に終わるのか』とも思ったが、その葬儀で、教会建築を手掛けた設計者と出会った。隣接のビル一室での仮会堂は、姉妹の葬儀からスタートした。この時私は、主の導きと深い思いがあること、死の先に……

【4802号】人ひととき 福田 範三さん 教会に仕える歩み

 蕃山町教会の近くで生まれ、初めて教会に行ったのは、小学校4年生ごろ。当時から、医者を志す夢を持っていた。高校2年の時に受洗。KKS(教会高校青年)キャンプの後に、仲間が洗礼や信仰告白を決意する中で、自らもまた、生涯求道生活のままで終わることはないと気づいたことによる。  岡山から離れずに大学に進学し、教会内で結婚。医者の務めの中で、礼拝出席は必ずしも良い方でもないのに、辞退者の故、長老へと繰り上げ選出された時には頭の中が真っ白になった。長老当選を機に、当直勤務以外は出席するようになった。  中学の頃から憧れた僻地医療の思いが強く、海外を見据えている時に、「海外に行かなくても、岡山にだって医師不足の所はある」と教えられ、美星町(現在は井原市に編入)の病院へと赴いた。ただし、条件をつけた。「土曜の晩から日曜の夕方までは、私の代わりの医者を派遣してください」。この条件が受け入れられ……
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