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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4862号】まのあちゃんのその後

2017年6月3日
 議長談話で、まのあちゃんのことを書いた。「イエス様をいただいたから、もうクリスマスプレゼントはいらない」と言い、洗礼を希望していると母親から聞いた。その後、パッタリ教会学校に来なくなった。教会付属幼稚園の担任から、引越しをしたことを知らされた。新しい住所を知ったので、早速手紙を書いたら返事が来た。  まのあちゃんは小学1年生、彼女が住所を書き、そして宛名は「えんちょうせんせいへ」となっていた。郵便局員が「園長先生の家ですか」と確認して手紙を渡してくれた。その手紙には2つの顔の絵が描いてあった。一つは泣いている顔で、「ままが入院した」とあり、もう一つの顔は「手紙をもらって嬉しい」と笑顔の顔が書いてあった。  家に悲しいことがあり、そして母親の入院、この悲しい中で「イエスをいただいたから大丈夫」と、まのあちゃんの素朴な信仰が示されている。母親は入院中のため、「これからわたしが教会……

【4860・61号】日本基督教団 国際青年会議in 京都 エネルギー持続可能社会の実現を目指して」 2017年3月28日(火)~31日(金) 於:関西セミナーハウス

2017年5月6日
青年たちによる課題の担い方を模索  2014年3月、仙台・東北学院で行われた国際会議の宣言文に原子力問題を含め震災が引き起こした諸問題を、若い人々が担いリーダーシップを発揮することが記された。今回の国際青年会議は、この「決意と呼びかけ」に応え開催された。青年運営委員たちがプログラムし、「エネルギー持続可能社会の実現を目指して」をテーマに多彩な講師陣を招き、海外の青年たちにも参加を呼びかけた。東日本大震災6年を迎えて教団が救援対策本部終了を期する会議ともなった。  3月28日から31日にかけて、日本基督教団国際青年会議in京都が、関西セミナーハウスをメイン会場にして開催された。日本全国はもとより、世界各地、カナダ、インド、台湾、ドイツ、韓国、香港、アメリカ、コンゴ、フィリピン、アルメニアから約110名の参加者が京都に集まった。  会議はまず、同志社大学寒梅館を会場にして行われた……

【4860・61号】国際青年会議in 京都 ステートメント

 わたしたち世界の各国の教会から集められた青年は、2017年3月28日(火)~31日(金)、京都にある「関西セミナーハウス」を会場に、「エネルギー持続可能社会の実現を目指して」をテーマに4日間を共に過ごし、学びと協議の時を持ちました。そして、東日本大震災によって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故と放射能汚染が何をもたらしたかを深く学びました。また、「原子力の問題:環境・健康・人権・安全などの視点」、「原発反対運動」、「裁判などの取組み」、「教会としての取組み」の観点から意見を交わしました。さらに、これによって明らかにされた人間の営みとその限界、驕りに気づかされるとともに、このフクシマからの根本的な問いかけを神からの問いかけとして、人類全体が、また特に聖書の信仰に立つキリストの教会とわたしたちキリスト者青年がどう答えて行くか互いに意見を交わし合いました。その結果、持続可能な……

【4860・61号】▼世界宣教委員会▲人事6件を可決・承認

 40総会期第1回世界宣教委員会が、2月27日〜28日、山梨・糸柳を会場に開催された。  本総会期の組織・委員は、次の通りである。委員長・秋山徹、書記・西之園路子、近藤誠、朴憲郁、ウェイン・ジャンセン、長沢道子、小海光。  今回は1泊2日の日程で、初日は夜10時過ぎまで報告・協議を重ねた。本総会期の世界宣教委員会は、世界宣教の戦略策定、神学ガイドライン作成、歴史認識共有を目標に掲げている。  「世界宣教の日」献金総額見込みが当初予算より少ないため、収支共に補正予算を組んだ。この献金が浸透していくための対策を今後考える。  また次年度の支出項目に、「語学研修」、「北米西海岸リトリート」を新たに設けた。現地宣教師のニーズを確認しつつ、教団から北米西海岸に遣わされている宣教師たちが一堂に会し共に宣教について協議・研鑽する機会を持てたらと考えている。  宣教師人事に関……

【4860・61号】▼予算決算委員会▲16年度第1次補正予算を決定

 40総会期第1回予算決算委員会が、3月2日に教団会議室で行われた。今期の委員と委員会組織は、次のとおりである。委員長・愛澤豊重、書記・宇田真、折原威男、田口博之、遠矢良男、長島恵子、中村公一。常任委員には、委員長と書記が職責上選ばれ、折原委員を互選した。  最初に道家紀一総幹事事務取扱より、現在のままでは2020年には教団の財政は行き詰まるとの39総会期予算決算委員会の見通しを受けて、これに対応するため、常議員会の下に教団伝道対策検討委員会が設置されたことが報告された。  次に計良祐時財務幹事より、常議員会費の約97万円増、人件費の約1千万円増等により、2016年度予算の第1次補正が必要なことが報告された。また、第40回教団総会報告書の予算決算委員会の次期委員会への申し送り事項を全員で確認し、前記の教団財政の見通しの他に、会館耐震工事に伴う教団三局の一時移転により、運用基金引……

【4860・61号】▼宣教研究所委員会▲継続・新規取り組み事項を確認

 宣教研究所委員会は3月6日に第1回委員会を開催し、小堀康彦委員長、岡本知之書記を選任した。  はじめに教規並びに関係規則より委員会の使命と性格を確認し、①宣教内容の把握、 ②教会形成の研究、③宣教対象の時代的・社会的特質の理解、④宣教方策の研究などに当委員会の基本的使命のあることを確認した。  今期委員会において扱うべき具体的課題として、継続事項としては「聖餐ハンドブック」の改定ならびに引き継ぎ事項の精査を、委員長の責任において行うこととした。新事項としては、以下の4分野を研究対象として挙げ、それぞれにプロジェクト委員会を設置して課題の検討に当たることとした。  ⑴「青年伝道」の推進方策について(担当・野村稔、小泉健、宮﨑新、他、外部委嘱委員数名)。  ⑵教会と付属施設との関係について(担当・岡本、村上義治、小林光)。    ⑶同時代研究「宣教対象の構造的変化……

【4860・61号】▼宣教委員会▲宣教方策会議、宣教基礎理論について討議

 40総会期第1回宣教委員会が3月13、14日、教団会議室にて招集者・米倉美佐男牧師による開会礼拝により始められた。礼拝後、自己紹介し、引き続き組織について協議し、米倉委員長、岸憲秀書記を選出した。  今日またこれからの教団の状況において宣教委員会のなすべき働きは何かということを思い描き、委員会の意義についてそれぞれの思いを語り、前回からの申し送りを確認した。特に、「障がい」を考える小委員会の設置は継続となり(堀眞知子委員長、吉澤永委員、他3名)、「牧会者とその家族のための相談室」設置推進について並行して考えていくこととした。  更に、伝道、教育、社会の常設専門委員会、全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟との緊密な連携を確認した。  2日目は教規で定められている「宣教方策会議」のあり方をめぐり、とりわけ前回の宣教方策会議を受け止め丁寧な協議に……

【4860・61号】▼教師検定委員会▲豊かな伝道力を持つ伝道者を立てるため

 40総会期第1回教師検定委員会が3月17日、教団会議室で開催された。服部修委員長、井ノ川勝書記が選出された。  まず、教師検定委員会の任務を、教規第45条、教師検定規則に従って確認した。日本基督教団の教師を立てるために、受験者の学科試験の考査と、信仰の経歴、召命の自覚についての人物考査を行うことが、委員会の任務となる。改めて、委員会に託された主からの使命と責任の重さを痛感した。  次に、これまで引き継がれて来た「教師検定委員会方針」を確認した。「本委員会は、主の召命に応えて日本基督教団の宣教を担い、主の教会に仕える教師を送り出すために、教憲教規に基づき、教師検定規則に則って教師検定試験を実施する。32総会期第5回常議員会の議決『合同教会のゆたかさの中で、教団信仰告白を基準として教師検定試験を行う』を踏まえ、和解の福音に根ざしつつ、合同教会としての日本基督教団の形成を担う教師を……

【4860・61号】▼信仰職制委員会▲ 問い合わせ2件を取り扱い

 40総会期第1回目の信仰職制委員会が、3月6日、教団会議室にて開催された。委員の構成は、招集者・藤盛勇紀、河田直子、宍戸俊介、須田拓、田邊由紀夫、田村博、武田真治の計7名である。  委員会では、最初に今期委員会の組織について協議され、藤盛委員長、武田書記を選任した。次に、新しく加わった委員のために信仰職制委員会の任務について委員長より説明があった。  続いて前期委員会よりの申し送り事項を確認した上で今期委員会の方針について協議した。  今回、当委員会に対して答申を求められた諮問はなかったが、道家紀一総幹事事務取扱からの問い合わせ2件について協議をし、委員会としての見解を答えた。その2件とは「隠退教師の退職の取り扱いについて」、「教区変更規則の取り扱いについて」であった。  最後に次回委員会での研究課題として、『日本基督教団式文(試用版ⅠとⅡ)』(2006年及び20……

【4860・61号】宣教師からの声 番外編 宮城学院創設期の女性宣教師たちの働き 嶋田 順好 (宮城学院学院長)

日本への宣教師派遣  宮城学院の基礎を築いたのは、合衆国改革派教会の外国伝道局が派遣した宣教師たちである。このボードは1838年に組織され、その使命は「全世界に出て行って、すべての造られしものに福音を宣べ伝えよ」とされていた。しかしながら、最初の35年間は本格的な活動がなされず、再組織会議が開かれ、伝道先を日本に決定したのは1873年のことであった。最初の宣教師A.D.グリングが委員会から派遣され、日本に到着したのは1879年のことで、それから1889年までの10年間に、ボードは4人の男性宣教師と3人の女性宣教師を送り出したのである。 宮城女学校創立  女性宣教師であるエリザベス(リズィー)R.プールボーとメアリー B.オールトの2人は、グリング宣教師夫人のハティが、日本に女性宣教師を派遣する必要性を訴えたことに応えた女性たちだった。この2人は日本の少女に福音に基づく教育を施し、……
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