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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4873・74号】クリスマス メッセージ 和解の言葉の受肉 川島 直道

2017年12月23日
つまり、神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられたのです。《コリントの信徒への手紙二 5章19節》 どうして一つになれないのか  地球は北半球と南半球に分かれますが、それが単に地理的なことだけではないという現実をわたしたちは知っています。政治的な南北問題があります。先進国と途上国という分け方があります。東と西も資本主義と社会主義という分け方になります。右と左も保守かリベラルかという分け方になります。もちろん教会も例外ではありません。それは歴史を見れば明らかなことです。またわたしたちの身近な人間関係もそうです。派閥をつくり、あらゆるものが二極化していきます。自分の独りよがりな正義感を振りかざして対極を作り出すのです。そのように人類は絶えず分断し二極化していく歴史を繰り返して来ました。  わたしたちはどうして一つに……

【4873・74号】伝道資金小委員会 18年度申請、大阪教区が加わり15教区に

 第2回伝道資金小委員会が10月12日教団会議室にて「伝道資金規則」(2014年10月、第39回教団総会議決)及び2018年度伝道資金運用指針に基づき、全教団的教区間互助の働きに仕えることを使命として開催された。  伝道資金特別会計報告として、2015年度繰越金、2016年度繰越金、献金等の総額が土地取得貸付資金となる報告を受けた。  各教区からの2016年度伝道資金報告書を通して、書式統一の必要等について協議した。現状では各教区の伝道資金の取扱方法が異なるため、書式の統一ではなく最低限の必要項目と2頁以内(添付資料は除く)の分量でまとめることをお願いすることとした。  2017年度の伝道資金運用状況を確認し、6月に申請教区へ半額送金済であることと、12月に残りを送金予定であることを確認した。資金繰りのためにも教規通り負担金納付を願いたいとの意見があった。  201……

【4873・74号】統一原理問題全国連絡会 「クリスチャン・トゥデイ」「統一協会」「摂理」について講演

 2017年度「統一原理問題全国連絡会」(以下、「連絡会」)が、10月12~13日、日本キリスト教会館で持たれた。  1日目の講演Ⅰでは、キリスト教メディアと自称する「クリスチャン・トゥデイ」(以下CT)の問題を取り上げた。CTについては、2008年6月13日付で当時の教団議長山北宣久氏が統一協会との関連を示唆し、「疑惑が解明されない限りキリスト教として同一の線に立つことは出来ない」と表明している。それにもかかわらず、教団関係者の投稿や記事提供などに協力している現状が懸念される。  今回は「連絡会」有志によって聞き取り調査された元信者の証言を紹介した。証言者は大学在学中に、CTとその関連団体の創設者で統一協会の核心メンバーであった張在亨(「クリスチャン新聞」2013年12月2日号参照)によって、既存の「大韓イエス教長老会」を名乗るよう指示された教会の勧誘で入信し、その活動に従事……

【4873・74号】「障がい」を考える小委員会 岩手「カナンの園」を訪問

 11月8~9日、第2回委員会を開催。1日目は奥羽キリスト教センターにて協議の時を持ち、2日目は、岩手県一戸町の奥中山の障がい者福祉事業を担うカナンの園を訪ねた。  協議では「牧会者とその家族のための相談室」設置準備委員会・加藤幹夫委員長の今期当委員会の陪席を承認。従来より当委員会で当面のこととして「牧会者ならびにその家族の精神的ケアを考える」を主題に全国交流会を4年毎に開催しており、相談室が立ち上がるまでの間、設置準備委員会との連携が必要と判断した。  常議員会、宣教委員会、設置準備委員会の報告を受け、全国交流会について確認した。講師に杉本園子氏(医療法人精華園海辺の杜ホスピタル心理室長・高知教会員)を決め、プログラム等を詰めた。日時は2018年10月1日~2日、戸山サンライズにて。案内は18年度4月頃、教区事務所に発送する。  2日目のカナンの園では、法人事務局長の佐……

【4873・74号】「韓日5教団の宣教師に関する実務者会議」

 宣教師派遣・受け入れ手続きについて協議  11月27~28日、同志社びわこリトリートセンターにて、第4回韓国3教会と日本2教会の宣教師に関する実務者会議が開催された。これは、大韓イエス教長老会(PCK)、韓国基督教長老会(PROK)、基督教大韓監理会(KMC)の韓国3教団(教会)から、教団の教会等へ派遣される宣教師の人事に関する諸課題を検討する会議である。また、教団は、在日大韓基督教会(KCCJ)との間においても教師や宣教師の人事交流があることから、同教会もこの会議に加わっている。  これまで、韓国と日本において3回の会議が開催されており、各教団(教会)における宣教師の派遣および受け入れに関する手続きの確認、派遣宣教師および受入宣教師の数と働きの現状等の報告がなされている。また、今後の宣教師人事交流における検討課題(宣教師のインターンシップ制度設置の可能性、教団における宣教師会議……

【4873・74号】山梨伝道キャラバン ♦伝道推進室主催  伝道の最前線である教会・学校へ

 伝道推進室主催の伝道キャラバンが、10月28日から30日の日程で、東海教区山梨分区の諸教会・関係学校の篤い協力のもとに開催された。伝道推進室より6名、東京神学大学および日本聖書神学校より神学生10名が参加した。  28日、東京神学大学で祈りがささげられたのち、4台の自動車に分乗して山梨・愛宕町教会へ向かった。山梨分区に属する教職との懇談会がおこなわれ、山梨分区における伝道活動の丁寧な報告をしてもらい、より理解を深める機会となった。夜には分かち合いと祈祷会をもって一日が閉じられた。  29日、参加者による早朝礼拝ののち、午前の主日礼拝は山梨分区内の7教会(愛宕町、南甲府、巨摩、山梨八代、勝沼、大月新生、富士吉田)へ、それぞれ教職・神学生が遣わされた。礼拝では教職・神学生が説教や証しを担当し、教会との良き交わりをもった。  午後には、日下部教会を会場にして「伝道協議会」が開……

【4873・74号】委員会コラム 社会委員会 排他的な対応ではなく

 先日訪れた欧州のある都市で、路上で物乞いをしている人たちが多くいた。教会の前で物乞いをしている高齢者もいた。それに対する道行く人々の対応は冷ややかであり、その国が難民受け入れ政策を掲げていることにも言葉だけの受け入れでしかないとの印象をもった。  かえりみてわが国の状況はどうだろうか。現政権は、この5年間国会で特定秘密保護法、安保関連法、そして共謀罪法などを立て続けに成立させてきた。これらの名目はテロ防止をその旨としているが、在日外国人の権利を著しく阻害する方向をもつことは明らかなことだろう。  旧約聖書・申命記の教えの中には、かつてエジプトで寄留者であった民の経験を思い起こし、孤児と寡婦の権利を守り、寄留者を愛することが勧められている(申命記10・17~19)。またこうした旧約聖書の教えの中で隣人を自分のように愛することを特に大切なものとして示された主イエスの教えがある(マ……

【4873・74号】CCAアジア宣教会議に参加して

 第4回アジア宣教会議が10月12~16日、ミャンマー・ヤンゴンで開催された。当初は400名の参加予定だったが600名に増えた。前回の開催は23年前ソウル。今回はミャンマーバプテスト連盟とミャンマー教会協議会の協力で開催された。テーマは「共に旅をする・アジアで真理と光の証をする」であった。  開会のあいさつでアジアキリスト教協議会(CCA)総幹事マシューズ・ジョージ・チュナカラ博士は「目の前には課題と問題が山積みである。外的要因で教会の宣教活動が破壊され、信頼関係が弱くなることもあるかもしれない。いくつかの国は宣教の戦場となった。しかし、アジアのキリスト教会は使命にしっかりと立ち、宣教に身を委ね、全能の神を証していく必要がある」と語った。  2日目の午後には「真理と光の証・他宗教からの視点」という主題でパネルディスカッションが行われた。ミャンマーは国民の88%が仏教徒だが、国際……

【4873・74号】消息

猿谷恭平氏(無任所教師)  17年11月22日逝去、67歳。東京都生まれ。00年日本聖書神学校卒業。同年より出町、白河教会を牧会。  遺族は妻・猿谷節子さん。   村上 伸氏(隠退教師)  17年11月23日逝去、87歳。福島県生まれ。55年東京神学大学大学院卒業。同年より安城中部、安城、岡崎教会を牧会し、ドイツ・シュツットガルト、南西ドイツ福音主義教会(現EMS/福音連帯宣教会)世界宣教部研究主事、東京女子大学に務め、みくに、代々木上原教会を経て10年隠退。  遺族は妻・村上雅子さん。   木安 透氏(隠退教師)  17年11月26日逝去、80歳。愛媛県生まれ。61年同志社大学大学院卒業。63年より須磨、琴似中央通、南大阪、児島、丹波(現丹波新生)、武蔵野緑、世光教会を牧会し、09年隠退。  遺族は妻・木安茜さん。……

【4873・74号】伝道のともしび ひとつのことを主に願う

 2017年9月3日、私共の教会は創立119周年の記念の礼拝を守った。ディサイプルス派の流れをくみ1898年マデン宣教師によって福音の種が蒔かれ、しばらく信徒宅で伝道がなされた。やがて今の福島市新町に1928年W・Mヴォーリズ氏の設計により会堂が建てられた。会堂は築89年を迎える。119年、伝道の業がとぎれることなく今日まで導かれていることは大きな恵みである。  あの東日本大震災から6年9ヶ月が経った。特に震災から今日までの教会の歩みを振り返りつつ、いくつかの点にふれたいと思う。2011年3月11日、震度7弱、礼拝堂は四方八方漆喰壁が崩れ落ち、ひたすら片付けに追われ、やっと3月13日、主日礼拝を捧げた。はたして何名礼拝に出席されるだろうかと案じていたが、22名(いつもは26名前後)もの方が出席。皆さんが励んでいらしたのに驚いた。「よくぞ、困難な中、おいでになられた」と感謝で一杯だった……
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