教団総会提案2議案を可決
神奈川教区
6月23日、第140回神奈川教区総会が、今年度、全教区最後の定期総会として開催された。神奈川教区は定期総会を年度末を迎える2月と、この6月、年2回開催している。主日礼拝を翌日に控えた土曜日、231名中160名の議員が清水ヶ丘教会に集った。
組織会冒頭では、総会招集について質問、意見があった。性差別問題特別委員会から教区総会前に各教会宛送られた書面に、教区総会議員選出・登録に際して女性議員の選出・登録が求められていた。これに対して、各個教会の議員選出の自由の妨害であるとの疑義が示され議長の見解が求められた。三宅宣幸教区議長はあくまで一委員会からの要望であると答弁し、不当な介入ではないとした。
続く議事日程承認では、議事に先立ち朗読されることが慣例となっている「神奈川教区形成基本方針」を巡って、方針朗読に先立って教団信仰告白を告白する……
第5回予算決算委員会が、6月7日に全委員が出席して行われた。
幹事報告を受けた後、2017年度第2次補正予算に関する件を取り扱った。これは、世界宣教委員会費、「牧会者とその家族のための相談室委員会」に関わる予算(24万円)の支出、宣教師会議への繰入金(80万円)、宣教委員会の宣教方策会議報告書作成のための積立(70万円)や伝道委員会の「農に関する協議会」報告書作成のための積立(50万円)等の超過分に対応するためのものである。
また、長期貸付金回収収入については、出版局が会館に再入居する際、その内装工事費(698万1000円)を10年の長期貸付金としていたが、それが3年で返済されることとなり、その一カ年分(232万7000円)が返済され、これについても補正を行なった。そして、収益事業会計の事業収入では、広告料(120万円)の増加があり、その分の補正を行なった。
次に……
新任教師オリエンテーションは、6月11日より13日、ハートピア熱海において開催された。
新任教師の参加者は、例年よりも多く51名であった。近年、新任教師の高年齢化が見られるが、今回は若い教師が多いという印象を受けた。希望と不安をもって遣わされた教会で伝道牧会に務めている様子を感じる三日間であった。
一日目は、石橋秀雄教団総会議長から「教団伝道推進基本方針」に基づいて講演をしてもらった。マタイによる福音書28章18節以下の「主の伝道命令」に応えての教団の姿勢となる三つの柱「①祈祷運動・共に祈ろう、②信徒運動・共に伝えよう、③献金運動・共に献げよう」について詳しく話した。そして、自らの教会の信徒の死に至るまでの証しを語り、伝道と牧会について深く考えさせられた。
二日目には、島隆三氏(前・東京聖書学校校長)に講演をしてもらった。「半世紀の伝道・牧会を振り返って」という題……
第6回教師委員会は、6月11日、ハートピア熱海にて新任教師オリエンテーション開催前後に行われた。今回、特に重要な審議事項は、「新任教師オリエンテーション」の他に、「教師継続教育研修会」、「教師検定委員会との懇談会」に関する件であった。
「新任教師オリエンテーション」は、参加する新任教師にとって教団を知る良い機会となり、教団の伝道の姿勢を学び、同時に、同労者との出会いと励ましを受ける三日間である。参加者にとって貴重な学びとなるよう、委員皆で役割の確認をした。
「教師継続教育研修会」は、伝道推進室から引き継ぎ教師委員会が開催することになっている。第1回目は、今年の8月21日より23日に開催される。テーマは、教会に仕える牧師にとって重要な働きである「説教と牧会・福音を伝える喜び」としている。二人の講師の他、教団三役や教師養成制度検討委員会の協力をしてもらい開催する。准允後10年……
第5回伝道委員会が、6月19~20日に神奈川教会で行われた。 業務報告及び会計報告を受け、2017年度会計を日独ユースミッション補助金と中高生・青年大会補助金にそれぞれ15万円の支出を含めて承認した。2018年度会計中間報告ならびに長期貸出金残高の推移を確認した。後者において返済計画と著しく乖離して滞納が続いているケースがあり、督促をすることとした。また、返済状況の諸般の実態を見たとき、貸出金規約要項の見直しが必要であり課題とした。
伝道に関する発題は、「情報化社会における伝道―自己の肥大化と伝道」と題し、木村太郎委員からなされた。インターネットの発展により、SNSの恩恵を受けながら現代人は生きている。ツールの発展段階をふまえながら、送受信する情報と人間の行動との関係性を分析した。個人の発信力が高まると共に自己偶像化の危険性もあり、三位一体の生ける神また神の言葉の前に自己を見定……
「多様化する教会に向かって」をテーマに開催
6月4日、教団会議室にて、第51回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力―多様化する教会に向かって」のテーマで開催された。
在日大韓基督教会からは、金鐘賢総会長、金健副総会長、呉永錫副総会長、趙永哲書記、中江洋一副書記、鄭然元宣教委員長、李明忠関東地方会書記、郭京煥関東地方会副書記、金柄鎬総幹事が出席した。
日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長、佐々木美知夫総会副議長、雲然俊美総会書記、米倉美佐男宣教委員長、宮本義弘在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、佐藤飛文歴史共同研究委員、秋山徹総幹事、道家紀一総務幹事、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、井合綾子職員が出席した。 金総会長の説教「希望を抱いて」(マタイ25章16~30節)による開会礼拝の後、出席者自己紹介、前回記録確認、両教会の紹……
第5回教育委員会が、6月11~12日、教団会議室で開催された。
報告事項として、今年度はキリスト教教育主事の受験者がいなかったこと、教会学校応援セットを応募のあった4教会に送付したことなどが報告された。また、18年度のクリスマス献金先として、アハリー・アラブ病院(パレスチナ・ガザ)、NPO法人灯台(アフガン難民救援協力会)、東北教区放射能支援対策室いずみ、以上3ヶ所が決定された。
また、去る3月20~21日に開催された「リフォユース500青年大会」の報告がなされた。雪に見舞われたものの、前夜祭・当日合わせて延べ1700人以上の参加があった。他教派からの応援も受けての盛大な会になった。東京から遠い地域からの参加者への補助、資金、場所等、課題は多いが、次につなげていくための準備はしていくことを確認した。
ここ数回、毎回時間を多くとっているのが、教団における青年担当部門……
中部教区は富山・石川・福井・岐阜・愛知・三重の6県7地区、104の教会・伝道所からなります。先輩牧師から赴任前にこの教区の宝は輪島に教会があることだと言われました。輪島教会は日本海に面した能登半島のほぼ先端にあります。わたしが仕えているのは太平洋側の知多半島の半田教会ですので当時はあまりピンときませんでした。
2007年3月25日、能登半島地震が発生、5月の総会でわたしは教区書記に選出され、再建の働きの一翼を担うことになりました。現地を訪れる回数も増え、初めて東海側とはまた違った風土の中で伝道している諸教会・伝道所に出会いました。全国津々浦々という言葉がありますが、本当にその通りで、先人たちが「ひとりも滅びるのは御心ではない」を胸に秘めて伝道されたことを実感しました。過疎や伝道困難な地域においても中部教区の先人たちが作り上げてきた手厚い互助制度によって教師の生活が支えられているこ……
このたび、第68回九州教区総会にて「教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件」が第41回教団総会の議案として提案することが決議されました。教憲12条に則り以下のように新報の紙面に掲載して、「本教憲は、教団総会開会3箇月前に議案を公表し」の手続きといたします。
40総会期日本基督教団総会議長 石橋秀雄
議案 教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件
提案者 第68回 九州教区総会
提案
現行の教憲第9条の規定「教師はこれをわけて,正教師および補教師とする」は、先の大戦下に宗教団体法(1940年施行)及び同施行令の命じるところに従って合同前各教派が不可抗力的に採るに至った「二種教職制」を踏襲して定められた旧日本基督教団規則第207条「教師ハ之ヲ分チテ正教師及補教師ノ二種トス」を、戦後の混乱期に充分な検討なくそのままに引き継いだ(1946年6月制定)……
2018年度「統一原理問題全国連絡会(以下、「全国連絡会」)」が、6月13~14日、教団会議室で開催された。なお、本年度の全国連絡会は、大韓イエス教長老会(統合派)異端似而非(サイビ)対策委員会より担当者を迎え、「日韓連合異端似而非セミナー」としても開催された。
全国連絡会では、4つの講演がもたれた。講演Ⅰ「日本における張在亨グループの活動とその対策について」(齋藤篤牧師)、講演Ⅱ「韓国におけるカルト宗教の現状について」(ファン・スソク牧師)、講演Ⅲ「霊感商法等カルト被害の現状と救済について」(山口広弁護士)、講演Ⅳ「摂理について」(高山正治牧師)である。
韓国を発祥とするこれらのキリスト教系カルト団体については、韓国側教会との密接な関係を持ちつつ、対策を進めていくことの重要性が毎回確認されている。
その上で、これらの活動が、いわゆる異端宗教から正統宗教への改宗と……