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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4888号】消息

2018年9月15日
山口千代子氏(隠退教師)  18年4月1日逝去、98歳。広島県生まれ。53年神戸神学院卒業。同年より神戸聖愛教会を牧会し、96年隠退。  遺族は甥・山口眞理さん。   萩原義春氏(隠退教師)  18年6月26日逝去、69歳。東京都生まれ。99年東京聖書学校卒業。同年より紀伊長島、玉野、都農教会を牧会し、18年隠退。  遺族は妻・萩原かつ代さん。   篠田 潔氏(隠退教師)  18年6月28日逝去、94歳。愛知県生まれ。56年東京神学大学大学院卒業。同年より半田教会を牧会し、98年隠退。  遺族は息・篠田顯さん。   今井和登氏(隠退教師)  18年7月16日逝去、97歳。朝鮮・忠清南道大田(現韓国・大田市)生まれ。53年関西学院大学卒業。55年より夕張清水沢、福山東、関西学院、芦屋三条、横田相愛、はりま平安教会……

【4888号】第5回部落解放全国活動者会議 「どうしたら部落差別はなくなるか」

 6月26日から28日、大阪市立信太山青少年活動センターにおいて、第5回部落解放全国活動者会議が開催された。出席者は51名。開会礼拝では斎藤成二活動委員長が担当し、マルコ9章33~38節の箇所で説教された。秋山徹総幹事に開会の挨拶をしていただき、東谷誠運営委員長より今回の活動者会議の目的「どうしたら部落差別はなくなるか」と題し講演された。九州教区、大阪教区、部落解放センターより活動報告を受け、自己紹介を行い、一日目を終えた。  二日目、朝祷会では井殿準運営委員が奨励をし、「地域の取り組み」と題して、部落解放同盟和泉支部の支部長と青年部長に来ていただき、「部落解放運動には夢がある~私たちの部落解放への夢と挑戦~」と題して語っていただいた。お二人が生まれ育った和泉の町の実態を話され、なぜ、人権・解放が必要かを私たち一人ひとりに問われた。そして支部長の夢と挑戦では「自分の子どもや地域の後輩……

【4888号】伝道のともしび 伝道129年、これからの展望 東北教区・三春教会牧師 佐々木 威

 山と谷間に囲まれた人口1万8000人の小さな城下町に宣教されて、教会は129年、幼稚園は103年になります。谷間にあった教会は、朝10時に太陽が昇り、2時には隠れて太陽の恵みに乏しく、常駐の牧師と無牧とが2~3年毎に繰り返えされ、無牧の方が長い困難な時代が続きました。知り合ったと思ったら何時の間にか居なくなっていましたと就任時に語られました。放置された教会は、雨もりで屋根の支柱は腐食して釘が無く、トタンが乗っているだけ、ホールは犬猫の遊び場でした。  私は三春教会に神様のご計画を信じて2度目の招きに応えて在任48年になります。1990年に太陽の恵み豊かな2千坪の土地に幼稚園と共に、移転しました。  東日本大震災の被害は、はじめ建物の壁にヒビ割れだけの微少と思われましたが、90メートルに渡って擁壁が傾き隣地に1メートル移動したり、地盤が80センチ沈下して、ガス、水道、トイレ、浄……

【4888号】教団・教区の業としての教誨活動

 第5回日本基督教団教誨師定期総会・研修会(隔年開催)が7月9~10日、オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)を会場に、正会員93名中、14教区32名が集まり、開催された。その歩みは、教団伝道委員会の下での刑務所伝道委員会が1968年の教団機構改正で消滅。その働きを有志による教誨事業協力会が継承し『教誨マニュアル』なども作成、40年にわたり現場の教誨師の働きを支援してきた。  しかし、矯正管区や他宗教との関係から、2009年に関係者が集い教団教誨師会設立準備委員会を組織。翌年、教団教誨師会設立総会を開催。設立目的を「日本基督教団における教誨師の働きを支え合い、宣教の使命を果たす」として事業協力会の働きを継承、全国からの献金や教団伝道委員会の支援を受ける任意団体として今日に至っている。  昨年度『信徒の友』で教誨師の働きが取上げられ、多くの献金が献げられた。教誨師の働……

【4888号】人ひととき 正村 明江さん 奥能登の教会で主に仕える

 輪島塗の雅びな教会看板。木造の小さな会堂に入ると、礼拝堂で『輪島教会100年史』を読みながら、笑顔の正村さんが座っておられた。  奥能登・輪島の地で生まれ育ち、父母ともにクリスチャンホームで育った。両親はペンキ屋、後に民宿を営みながら教会へ。生まれてから今日に至るまで70年間、教会を離れたことがない。子どもの頃は、牧師を招いて家族でよく食事をしたという。仏教が根強い輪島の地で教会役員、毎週のオルガン奏楽(月一度を除く)を奉仕しつつ信仰生活を続けている。  2015年、NHK朝の連続ドラマ「まれ」の舞台として一躍有名になり、奥能登に人が出入りするようになった。昔ながらの朝市のある、明るい港町。新鮮な魚、自然の恵みに囲まれたこの教会で幼児洗礼を授かり、金沢の北陸学院高校に入学。父親は厳格なクリスチャンで、高校時代も必ず礼拝に出席することを勧めた。下宿先の環境のため、涙の生活を強い……

【4888号】PCTの救援活動

 大阪北部を襲った震度6弱の地震に続いて、岡山、広島、四国の南予地方に災害をもたらした西日本豪雨が続いています。総幹事は教団の救援対策の責任者として、教会の被災状況、教団に何ができるか、直ちに情報収集と対策を講じます。  驚いたことは、わたしたちが動きを始めるや否や台湾基督長老教会(PCT)からメールが届き「見舞金1万ドルを送った」との連絡。すぐに関西各教区を幹事が訪ね、被災状況確認と見舞いを届けました。西日本豪雨の際は、直後の常議員会で救援対策委員会を立ち上げました。その後、直ちにPCTからまた、「200万円の見舞金をもって、7月26日、前総会議長陳明志牧師夫妻と林偉聯救援活動担当幹事が教団を訪ね渡したい」との連絡。矢継ぎ早の熱い申し出に驚かされ感激しました。  PCTは東日本大震災の時、千人以上ものボランティアを仙台・石巻復興のため派遣しました。その後、台湾・花蓮で起こった……

【4886・87号】第40総会期第6回常議員会 西日本豪雨被害・8教区で被害報告

2018年8月4日
 第40総会期第6回常議員会は、7月9・10両日、教団会議室で30名全員が出席して開催された。川﨑善三常議員による開会礼拝後、議事に入った。  石橋秀雄教団議長は、「災害が続いているので、審議に入る前に、西日本豪雨の被害報告をして欲しい」と述べ、梅崎浩二九州教区議長から順に北海教区まで、全教区が被害報告を行った。その結果、九州、四国、東中国、西中国、兵庫、大阪、京都、中部の8教区が被害報告を行った。  新聞・TV報道では、西中国、四国地方で大きな被害が出たことが報じられたが、被害甚大地域に教会が少なかったことから、被害は浸水、雨漏りなど比較的軽微だった。  総幹事報告で、秋山徹総幹事は、「震度6弱の大阪・関西地震に対し、台湾基督長老教会から1万ドルの見舞金が寄せられた。熊本・大分地震募金は、6月末現在、1億2971万6485円。19年3月末まで、目標1億8000万円に向け……

【4886・87号】公告 第41回 日本基督教団総会開催について

第41回日本基督教団総会を左のとおり開催いたしますので、ここに公告します。  会期 2018年10月23日(火)午後1時30分 ~25日(木)午後3時  会場 ホテルメトロポリタン               東京都豊島区池袋一丁目6番1号  2018年8月1日      日本基督教団総会議長 石橋秀雄 ◎議案の提出の締め切りは9月13日(木)(教規21条①②)となります。 傍聴希望者は左の要領に従って手続きをしてください。 1.傍聴資格  本教団の教師および現住陪餐会員たる信徒に限ります。なお、信徒の方は所属教会牧師の推薦状が必要です。 2.参加費 5千円(会場費2千円、資料代3千円) 3.締 切 10月15日(月) 4.申込先 日本基督教団事務局総務部 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2丁目3番18号 お申し込……

【4886・87号】第40総会期 第6回 常議員会 前年実績97%の18年度実行予算を可決

 常議員会二日目、財務関連の審議は予算決算委員会の愛澤豊重委員長による2017年度補正予算の説明から始まった。各教区からの負担金と伝道資金負担金の納入は予算の100パーセントに達した。年度途中で「牧会者とその家族のための相談室」設置準備委員会に24万円、宣教師会議に80万円の予算増等の補正が生じたが、当期経常事業活動収支は347万4000円の黒字決算だった。  委員長は、この差益は2017年度に財務幹事と総幹事が選任されず、人件費の支出がなかったことによると指摘し、年度途中からの大三島義孝幹事の財務幹事兼任、今年度の秋山徹総幹事の就任により、2018年度以降は年間およそ500万円の人件費増加が見込まれることを述べた。また、教団の昨今の教勢を鑑みて、今後の教区負担金の減額と予算の規模縮小が必要であると述べ、そのためには人件費と事務費のスリム化と共に機構改定が必須であると指摘した。経常会……

【4886・87号】▼伝道対策検討委員会▲検討委員会、次期総会期継続を決定

 7月5日、富士見町教会会議室にて、第7回教団伝道対策検討委員会を開催した。  前回議事録承認の後、各教区総会において教団問安使が説明した、「教団機構改定案骨子」に対する意見等が報告された。  その主なものは次の通りである。常議員数を教師6名・信徒6名としている理由は何か。上から決める進め方には反対である。教団総会議員数配分は各教区信徒3名・教師3名を確保してほしい。教団総会で3分の2以上の賛成を得ることは難しい。教団内において意見が対立している中でどのようにして信頼関係を築くのか。沖縄教区が加わっていない中で検討を進めて行くことは反対である。教区・教会において教団機構改定についての理解は進んでいない。各委員会の委員数を減らすことは慎重にしてほしい。まず教団総会議員数を減らすべきである。  続いて、教団機構改定案の検討に入ったが、最初に石橋秀雄委員長が「教団議長としての思……
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