今年4月2日より総幹事室に勤務することになりました。これまで金沢教会、若松教会、蕃山町教会、そして上尾合同教会と50年間、ひたすら牧師として教会に仕えてきましたが、4月1日のイースター礼拝を上尾合同教会で終えて教会とお別れし、翌日から総幹事としての生活が始まりました。月曜から金曜日までの勤務生活へと大転換。土曜日から日曜日へと緊張を高めてみ言葉を説き明かすことを中心に生活が回っていましたが、土・日は休みで今のところ近くの教会の礼拝でみ言葉を聴くことに専念する週末の過ごし方。少しばかり後ろめたさを感じながらですが、「ああ、これが信徒としての生活だ」と改めて日曜日に礼拝を守る意味をかみしめています。もちろん牧師をやめているわけではありませんが、週日の沢山の来訪者との会話、様々な会合への参加、各個の教会や牧師をめぐる問題、台湾のPCT総会や韓国の教会との交流プログラム参加、教区、教団の問題との……
二種教職制論議・再度教団総会の場で
九州教区
第68回九州教区総会は、5月2・3両日、九州キリスト教会館で開催され、議員247名中、開会時161名が出席した。総会冒頭、受按者3名、受允者1名が紹介され、会場は、大きな拍手に包まれた。
梅崎浩二議長は、8頁に及ぶ長文の議長報告の中で、「熊本・大分地震では、隈府、由布院、別府不老町3教会が再建、竹田、別府野口、熊本草葉町3教会の工事が完了し、ペンテコステ礼拝での別府不老町教会献堂式で、被災6教会への対応が事実上完了する。
教団の伝道推進基本方針における石橋秀雄教団議長の提案理由には、教団財政破綻への強い懸念が、発議の根本として述べられており、違和感を覚える。伝道とは、止め難い福音の喜びが溢れ出るところに、為されるものではないか」と述べた。
議案審議では、これまで教区が、準備・議論を重ねて来た「教憲9条・関連教規改正」……
一人の女の子が毎週、ほとんど休まず教会学校に通ってきている。お母さんに背負われていた頃からお兄ちゃんたちと一緒に礼拝に通ってきている。幼稚園ではこの春から年長さんになった。▼お父さん、お母さんに連れられて教会学校にやって来る彼女に「おはよう」と声をかけると、固い表情になってだんまりを決め込むのがこれまでいつものことだった。ところが、幼稚園では実に快活、レスポンスもいい。日曜の朝、お父さん、お母さんと一緒のときだけ、彼女は挨拶のだんまりを決め込んでいるようだった。両親とも、とても丁寧に、実に優しく、伸び伸びと、元気なお兄ちゃんたち共に、末っ子ちゃんを育ている。なぜ、日曜の朝、お父さんとお母さんといるときだけ挨拶をしないと決めたのか、わからない。▼先日、いつものように返事が返ってこないかなと思いつつ「おはよう」と声をかけると、「おはよう」とぼっそと返してくれた。うれしかった。それ以来、挨拶を……
4月3日、第5回熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会が教団会議室で開催された。
第4回常議員会で支援募金は目標額1億8000万円に対してあと約6000万円不足のため、募金期間を2019年3月31日まで延期したことを確認した。
梅崎浩二九州教区議長からは、前回の報告以後に援助金が交付された教会の現況報告がなされた。熊本草葉町教会は修理完了、熊本城東教会は牧師館のみ修理完了。隈府教会は2月18日、由布院教会は3月25日にそれぞれ献堂式が祝福に内に終了、別府不老町教会は5月20日に献堂式予定とのこと。それぞれの教会が全国の諸教会からの支援に励まされ、深く感謝している旨が梅崎議長から伝えられた。以上の5教会への交付金は合計で8072万1627円であることを確認した。
一方、修理の必要があるのに交付金申請がままならない教会の主な事情は、見積もり・工事を請け負う業者不足……
西村幸郎氏(隠退教師)
16年1月12日逝去、81歳。58年同志社大学大学院卒業。同年より今治、別府野口、洛陽教会を牧会し、同志社に務め、03年隠退。
遺族は息・西村恵さん。
富澤孝之氏(無任所教師)
18年1月3日逝去、74歳。69年東京神学大学卒業。92年より01年まで立川教会を牧会。
遺族は妻・富澤律子さん。
中山ふみ氏(無任所教師)
18年4月8日逝去、93歳。山梨県生まれ。90年日本聖書神学校卒業。同年より95年まで阿佐ヶ谷教会を牧会。
遺族は息・中山宏さん。
4月3日、教団会議室にて、第6回教団伝道対策検討委員会を開催した。
前回議事録承認、第3・4回教区議長会議報告の後、教団機構・財政検討小委員会より、「教団機構改定案・骨子」、「全国伝道推進献金試案」、「教団奨学金献金試案」が提示された。その主な内容は次の通りである。
日本伝道においては、各地域に立てられ、地域に仕えて伝道している教会・伝道所が伝道の拠点であり、それらを支えることが日本伝道の進展をもたらすものである。そのことを踏まえ、教団常議員会において、「祈祷運動」、「信徒運動」、「献金運動」の三つを柱とする「教団伝道推進基本方針」を策定した。
そして、伝道に集中する態勢を整えるために、教団の機構と財政の検討が必要であることから、「教団機構改定案・骨子」を作成した。その主な内容は、教団総会議員の減員、常議員会構成員見直し、現行委員会制の改編(総務局、伝道局の設置な……
第5回教師委員会は、4月3日、教団会議室にて開催された。主に二つの研修会について話し合い、準備をすすめた。
第一は、「新任教師オリエンテーション」である。6月11~13日、ハートピア熱海で実施する。「伝道を共に担う教団の教師」というテーマに基づき、石橋秀雄教団議長に講演をしてもらう。教団議長として教師に望むことを語ってもらうことにしている。さらに、島隆三東京聖書学校前校長に講演をしてもらう。教師の霊性に対する深い理解があり、教師として何が大切であるかを教えてもらうことになる。三日間共に集う中で、新任教師たちがさまざまな違いを超えて同労の教師としてのつながりを豊かに持てることを、毎回感謝している。今回も意味深いものとなるに違いない。
第二は、「教師継続教育研修会」である。伝道推進室が行ってきた「夏期研修会」に代わるものである。教師委員会主催としてはじめて実施することになるが……
西東京教区は1999年の設立以来、日本基督教団信仰告白を奉じ、教憲・教規に堅く立ち、宣教の三本柱「伝道・連帯・奉仕」を掲げて歩んできました。
2017年度は教区宣教活動計画により、「教区による立川開拓伝道としての立川からしだね伝道所の土地建物取得」、「教区青年活動の充実」、「他教区との交流および宗教改革500周年記念集会への参加支援」、「震災被災教区への支援」を年度の重点活動項目として共に歩んできました。
教勢という面では教団全体と同じくとても厳しい状況ですが、このような時こそ、礼拝の恵みのうちに主イエス・キリストの福音による喜びに共に生きていきたいと願います。
教区のさまざまな集会や取り組みが諸教会・伝道所の歩みを支え、キリストのからだの一部分の働きとして祝福されていることを信じています。教区のそのような歩みは、全体教会としての教団を支えるものであり、たとえば、……
宣教委員会の下に設置されている当小委員会は、「障がいを考える全国交流会」を2年ごとに主催している。10月1~2日には「牧会者ならびにその家族の精神的ケアを考える」を主題に全国交流会を開催する。
また「牧会者とその家族のための相談室」設置は当委員会の祈りの課題である。
4月16~17日、第3回委員会を瀬戸キリスト伝道所(高知)にて開催した。1日目は委員会協議の時を持ち、2日目は、今秋の全国交流会講師の杉本園子氏(高知教会員、臨床心理士)を招き学びと懇談の時を持った。委員会を高知で開催したのは、高知で働きを担っている杉本氏と会うためである。
1日目の協議では、主に全国交流会のための準備の確認をした。各教区を通して参加申込みしてもらいたい。
また、「相談室」設置準備委員会の加藤幹夫委員長より経過報告を受けた。常議員会では時間を割いて審議され、理解が深まったこと、……
去る3月27日、教団会議室にて部落解放センター主催の「第31回神学校等人権教育懇談会」が開催された。8つの学校から9名の教師と部落解放センター担当者を合わせて21名の参加があった。この懇談会は神学教育・キリスト教主義教育における人権教育の深化と発展を求めて、積み重ねられている。
今回の主題は「教会内外におけるLGBTセクシャル・マイノリティ差別について」だった。LGBTセクシャル・マイノリティの理解は教会内外に広まりつつあるが、まだまだ根強い差別と偏見があると言わざるを得ない。日本基督教団において同性愛者が牧師になることを巡って激しい議論が起こってから20年が経過した。この課題を今日的視野から問い直すと共に、セクシャル・マイノリティについてより深く学び、無意識にも意識的にも差別をしない福音共同体の形成と発展を求めて、今回の懇談会は行われた。
森なおさん(加古川東教会)によ……