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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4869号】在外宣教師からの報告

2017年10月7日
アメリカ「キリストとの出会いを与える「種蒔き教会」として」 カリフォルニア・シカモア組合教会  私に与えられている働きは、アメリカの地における日本語での宣教である。「外国人」として生きる海外生活者は、たとえその地の言葉を流暢に使い、その地の文化に深く溶け込める人であったとしても、やはり母国語を愛し、母国の文化に触れることができるコミュニティーを求めている。  シカモア組合教会は、1904年の創立以後、そうした人々の心に寄り添いながら、日系移民1世や2世の人たちを中心に歩みを進めてきた。しかし、3世の時代になると、日本語を話すことのできる日系人は激減する。そこで教会は、英語部を創設し、日語部と英語部に分かれて、一つ屋根の下で共に宣教を担うようになってきた。時代の変化に対応して、教会は「日本人教会」から「日系教会」へと形を変えたのである。  ところが、日本語を話す2世の方々が高……

【4869号】荒野の声

 9月の暦にある敬老の日に合わせて、幼稚園ではおじいちゃん、おばあちゃんを招いてのプログラムを準備している。全ての祖父母が参加できるわけではない。住まいが遠かったり、高齢で移動が難しかったりだ。そこで、誰々ちゃんのおじいちゃん、おばあちゃんということではなくクラス全部で参加してくれた方たちをもてなすことを考えているようだ。▼イスラエルの民は、シナイ山にて、父母を敬え、と教えられた。父母を敬うことは当然であったであろうが、改めて教えられることに意味があろう。わたしがここに存在し、生きているのは、一人の父が必ずいて、一人の母がいてくれたからだ。たとえ敬うことの出来ないような父母であったとしても、結婚がどのようなかたちであろうとも、わたしのはじまりに父がいて、母がいる。祖父母を敬うことは一世代置いているとは言え、やはり父母を敬うことである。わたしたちの隣人関係のはじまりに父と母がいてくれる。▼神……

【4869号】教区青年担当者会・教育委員会 KGK総主事・大嶋氏により講演

《教区青年担当者会》  第7回教区青年担当者会は9月4~5日、教団会議室で開かれ、26名が出席した。  1日目は具志堅篤委員長の開会礼拝後、各教区・団体からの出席者による自己紹介が行われた。その後、講師の大嶋重徳氏(KGK総主事)より「若者に届く説教を目指して」と題して講演がなされた。ルカによる福音書におけるエマオ途上のキリストを通して、若者に寄り添うこと、届く言葉で若者に語ることの在り方が説き明かされた。また、多角的な視点からなされる具体的なアドバイスは、若者への説教のみならず牧会についての大きな示唆であった。  講演後は8月に開催された「リフォユース500」の報告が増田将平実行委員長よりなされ、2018年3月に開催予定の青年大会の告知もなされた。続いて各教区等から報告がなされ、青年に対する働きの課題と実りが分かち合われるひとときとなった。  2日目は4つの分団に分か……

【4869号】教師委員会 教師継続教育研修会の主催を決定

 3回教師委員会は、9月4日、教団小会議室にて開催された。はじめに報告事項を幾つか扱ったが、その中で一つ記したいことは、「神学校日献金」が、この5年間減少を続けていることである。昨年は献金目標額500万円に対して250万円程であった。「神学校日献金」の減少は、教団の教師養成にとって大変気がかりである。祈りつつ諸教会に献金をよびかけていくことが必要である。  今回、特に重要な審議事項は、「教師継続教育研修会」に関する件であった。伝道推進室によって行われてきた教師継続教育「夏期研修会」は、今年8回目を迎えている。豊かで内容の濃い研修会であるが、教師委員会は後援というかたちで参加してきた。しかし、教師の継続教育は、教師委員会が担うことが必要ではないか、と思わされたのである。これまで教師委員会は、毎年6月に開催している新任教師オリエンテーションを行っているが、教師の継続教育の必要性が高まる今……

【4869号】熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会 新たな補助金申請2件を承認

 9月5日、第3回熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会が教団会議室で開催された。今回は、梅崎浩二九州教区議長の陪席が適わず、文書によって現況が報告された。6月の現地視察の報告書も参考にして最新の現状を確認した。  まず、建物修理が終了しているのは、大分地区は竹田教会、別府野口教会、熊本地区は熊本草葉町教会、錦ヶ丘教会(ただし、十字架塔は未着手)である。  この度、補助金を申請したのは由布院教会と別府不老町教会。  由布院教会は、既に工事は6月から始まり、現在進行中。クリスマス礼拝を新会堂で守ることを切望しており、11月末の最終支払いを前にしての補助金申請である。  別府不老町教会は、8月に工事が始まり、来年2月中旬の完成予定。10年前に購入した隣接地と牧師館集会所建築の返済がまだ残っている中での新会堂建築に不安を覚えつつの決断とのことであった。  それぞ……

【4869号】SMJ(Special Ministry to Japanese)米国日本人特別牧会主催 第40回ディスカバリーキャンプに参加して

 7月22日~8月8日にかけてニューヨークにあるキャンプクイニペットで開催されたディスカバリーキャンプに9名の中高生と共に参加した。  この企画は4年前にSMJから被災地の学生を招待したい旨の申し出を受け、東日本大震災救援対策本部と宣教協力学校協議会の後援により実現し、今年で3年目になるが、救援対策本部の後援は今年で最後となる。日本からは岸ひかりさん(千葉本町教会)が私と同じ日本側リーダーとして参加した。  ニューヨーク周辺の日本語教会を通じて現地の学生の参加もあり、参加者総数は26名。キャンプのリーダーは伊与田昭夫伝道師(ヒックスビル合同メソジスト教会)が務め、日米合同教会を中心として3名のカウンセラーが参加した。  2週間のキャンプ中は朝礼拝に始まり、午前、午後と聖書を学んだり、スポーツをしたりグループ活動等盛りだくさんだった。夜には2回キャンプファイアーを行った。初……

【4869号】委員会コラム 伝道委員会 愛する日本をキリストへ

 主の大宣教命令により、伝道は教会に与えられた第一の使命である。  しかしながら現在の伝道委員会は、宣教委員会のもとに、社会委員会および教育委員会と並置された常設専門委員会の一つに過ぎない。  現在扱っている事柄は、教区伝道委員長会議と農村伝道に関する協議会の開催があり、諸教会にお願いしていることとして「こころの友」応援伝道、諸教会の創立記念日献金および開拓伝道援助資金献金がある。また会堂建築資金の援助と貸出を扱っている。伝道推進室および刑務所伝道も管轄である。  以前からの引き継ぎ事項が多く、創意工夫による新しい伝道方策にチャレンジするという余地が人員・予算・時間の面でもなかなかなかった。しかし、伝道推進室ができてからは、伝道キャラバンや中高生大会といった大胆な試みが、自由献金に支えられてなされるようになったのは喜ばしい。  今後は、激変する時代に不変の福音を、さ……

【4869号】世界宣教委員会 宣教師人事について報告・承認

 第2回世界宣教委員会が、9月11~12日、教団会議室を会場に開催された。今回より、日本キリスト教社会事業同盟の世界宣教委員は長沢道子委員から宮本和武委員に交代した。  委員会冒頭に林田義行教師より、台湾の高雄日本語教会での長年にわたる働きについて報告を聞いた。  宣教師人事に関しては以下のことが報告・承認された。  久山康彦宣教師(センテナリー合同メソジスト教会)は、2018年6月をもって引退、吉岡恵生宣教師は(シカモア組合教会)ビザ更新のため9月19日~10月19日に一時帰国、坐間豊宣教師(バンクーバー日系人合同教会)は2018年6月30日に任期満了、一時帰国していた知花スガ子宣教師(ピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会)は9月12日にパラグアイに戻る。川合望教師(パイン合同メソジスト教会)はビザ申請から1年以上経過したが、ビザが認められず宣教師辞任を承認した。 ……

【4869号】消息

木村武志氏(隠退教師)  17年8月7日逝去、74歳。福島県生まれ。69年東京神学大学大学院卒業。同年より油木、船越、鹿屋教会を牧会し、04年隠退。  遺族は妻・木村会津子さん。   髙橋義夫氏(隠退教師)  17年8月12日逝去、86歳。大阪府生まれ。55年東京神学大学大学院卒業。同年より山手、金町教会を牧会し、12年隠退。  遺族は妻・髙橋福子さん。   笹森建美氏(駒場エデン教会担任教師)  17年8月15日逝去、84歳。青森県生まれ。59年青山学院大学キリスト教学科卒業。同年より青山学院教会を牧会し、在外教師を経て、青山学院に務め、駒場エデン教会を牧会。  遺族は妻・笹森在子さん。   野波 洋氏(隠退教師)  17年8月23日逝去、73歳。大阪府生まれ。69年同志社大学大学院卒業。同年より松山東雲学園……

【4869号】インドネシア キリスト教世界青年大会

 今回、4月21日から25日にかけてインドネシアのミナハサ福音キリスト教会とインドネシア政府が共催した復活祭祝賀会(イースター・セレブレイション)に招待を受けて、秋山徹世界宣教委員長と共に参加した。これに合わせて、キリスト教世界青年大会2017(グローバル・クリスチャン・ユース・カンファレンス)がマナドで行われた。青年大会プログラムは数日間に亘って行われた。  この青年大会では、インドネシアの地元の参加者の方も含め、14カ国以上から来た青年が、「平和への渇望」という主題を掲げ、如何にして国境を越えて若い世代が国際的な平和実現のために協力して行くことができるかが話し合われた。  大会では、幾つかの講義を通して発題がなされ、その中の一人の発題者が、「若い力が集まる時に、様々な葛藤の中にある彼らの活力を如何に過激化ではなく、社会的貢献へと昇華させられるか」が一番大きな課題だと言ってい……
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