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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4594・95号】0422市民クリスマス 武蔵野・三鷹の諸教会が平和を希み

2006年1月28日
・0422とは 「0422って、引越し屋さんですか?」教会員からもこう尋ねられたことがありますが、そうではありません。これは東京都武蔵野地域(武蔵野市・三鷹市)の電話局番です。現在では多くの自治体で、市外局番が二桁ないし三桁になる中、この地域だけはNTTの都合上、0422のままです。しかしこれは三〇年以上も「0422キリスト教会合同プログラム実行委員会」を組織している教会にとって、ありがたいことです。 この団体は、武蔵野地域のカトリック及びプロテスタントの諸教会(日本基督教団、日本福音ルーテル、日本聖公会、日本バプテスト連盟、カンバーランド長老教会、聖書集会、単立国際基督教大学教会)そして東京YMCA西東京センター、東京YWCA武蔵野センターが教派の違いを超え、共に平和を希求しつつクリスマスなどの集会を協力して行うために組織されました。現在では一五教会と二団体で構成され、通称「0422……

【4594・95号】山梨県民クリスマス 40年の歴史を刻む教会一致運動

「第22回県民クリスマス」が一二月三日(土)に甲府市横根の山梨英和大学グリンバンクホールにて行われました。クリスチャン・アーティスト森祐理さんの歌と証、一致懇聖歌隊による賛美、そしてハンドベルクァイア・アクアによる演奏がありました。アクアは午前中は甲府刑務所にて受刑者の前で演奏をしてからの会場入りでした(大人・子ども合せて二二〇人の参加)。 「県民クリスマス」は山梨県教会一致懇談会の主催ですが、この懇談会の始まりは、甲府市内のカトリック教会、聖公会、プロテスタント諸教会などの教職の共同の研究会にその端を発し、その後一般信徒も加わり、愛餐会を行ったりする中から、だんだんその広がりを見せ、甲府市内のみならず、県下全域にわたる教会一致運動に発展してきたものです。一九六五年発足で今年で四〇年の歴史を刻んできたことになります。 六六年には世話人会がつくられました。その構成員は、カトリック、教団愛宕……

【4594・95号】荒野の声

▼『リプレイ』というベストセラー小説がある。主人公は、題名通り何度も何度も人生をやり直す。読むと惹きつけられるが、改めて紹介する程の内容はない。▼同様の主旨の小説・漫画は無数にあり、膨大な数が出版されている。一人の人の人生についてもそうだし、この世界そのものがリプレイするストーリーもある。名のあるSF作家の殆どが、このテーマに取り組んでいると言っても良いだろう。随分読んだが、まあ、かなりの時間を無駄にした。▼しかし、この手の作品は売れるし、またつい読んでしまう。リプレイ願望が私たちを捕らえているのだ。出来るものなら人生をリセットし、人生のどこかの時点に帰りもう一度やり直したい。▼目の前には、滅びが待っていて、これを避けることは絶対に出来ない。今という時に留まり続けることも出来ない。それが私たちの現実。だから、リプレイ願望が私たちを魅する。▼新しい年を終える時、またリセットしたくなるだろうか……

【4594・95号】新春・議長メッセージ

マタイによる福音書二章一~一二節 別の道を通って ・決  意 「誓うより 願うばかりの初詣」 (読み人知らず) 私たちは、決意を以って新年を歩み出したい。教会の頭なる主イエス・キリストが我らと共にいて導いて下さるのであるから。 昨年、日本基督教団出版局から世に出された画期的大著「私には夢がある」の主人公、マルチン・ルーサー・キング牧師はこう言った。 「新しい年は新しい機会である。神は我々を祝福し給うゆえに、かれを中心として、愛と平和と兄弟愛と正義の共同体を創り出すよう挑戦し給うのだ。 これらの機会に、我々が明らかに応答し、我々の主また救い主であるイエス・キリストの栄光をあらわすことができるようにと祈る」(アトランタにて) 神の挑戦に応答し、主の栄光をあらわす一年でありたい。 ・継  続 新年第一日に与えられた聖書日課はマタイ二章一節以下である。 「……

【4593号】歴史と伝統を思う

2005年12月24日
現在の立場で内外に幾つかの役目があるが、その一つに「『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議」(「同宗連」)の「副議長」がある。 これは、日本基督教団がこの二年間、「同宗連」の副議長教団に就任したことによる。従って、二~三ヶ月に一度、六教団から成る役員会に出席することとなる。 例えば、連絡で会場は「浄土宗宗務庁(住所は記載)」と来るが、この呼称でどこへ行けば良いのかが分かる人は少ないのではないか。勿論、私も分からず、調べてみると、何と一三世紀に建立された有名な「浄土宗総本山・知恩院」のこと。それ故「知恩院」に行けば会場は簡単に分かると思ったが、甘くはなかった。 つまり、私たちは、教会へ行けば、礼拝堂も牧師館もほとんど一つ所にあり、全ての事が足りる。それ故、同宗務庁も、世界最大の歴史的木造門を潜って本堂近辺へ行けばよいと思ったのが大きな間違いで、広大な敷地の故、本堂から一〇分ほど歩いた所……

【4593号】人ひととき 清水 操さん

この六月、全国教会婦人会連合中央委員長に再選された。「委員長として手腕があるのではないの。交通整理役だと思っています」と、にこやかに話す。 婦人会連合に関わったのは震災がきっかけだった。連合の委員は、地域の教会が順番制で出す。しかし当番教会が被災で委員を出せず、順番が回ってきた。自身も夫の両親を震災で失った中での関わりだった。教区の震災関連の働きにも関わった。連合三〇周年の大会が神戸で行われる時、準備委員となった。 「震災があったから今がある。全て神様のご計画で、たくさんの点が全て繋がっていくの」自分で切り開いた道ではない。神様から降ってきたものだと思った。それからは、ただひたすら、使命だと思って走ってきた。 洗礼を受けた後、「本当に自分は信じているのか」という問いがあった。パウロはロマ書七章で「内在する罪」について書いている。神様から善い物を与えられているのに、自分の罪ばかりを感じ……

【4593号】出版局ニュース

★新刊から 『「断片」の神学-実践神学の諸問題』(関田寛雄)牧師として、神学者・教育者として五〇年。生活の現場で直面する一つ一つの問題に切実な神学の課題を見出して考察、説教・牧会・宣教そして明日を目指す実践神学について現代の問題を鋭く指摘しつつ、これからの日本の教会の宣教への提言をする。*A5判・四五八頁・五七七五円 『国家を超えられなかった教会-一五年戦争下の日本プロテスタント教会』(原誠)一九三一年に始まった日中戦争から敗戦に至る一五年間におよぶ戦争状態。その時、教団・教会・教会員は戦争とどのように向き合おうとしたのか。沖縄・アジアの教会など、現地に赴き、丹念に証言を集め、その実像に迫る。*A5判・三三六頁・六七二〇円 『手話で歌おう!-こどもさんびか改訂版』(原崎悦子=監修/石橋えり子=絵)手話はとてもチャーミング。一語一語に込められた思いを全身を使って豊かに表現しよう。手話で……

【4593号】催し

★東京教区原理問題相談会 /時=2006年1月27日(金)13時~15時 /所=日本キリスト教会館4階会議室 /問合せ=東京教区事務所 TEL03-3203-4270

【4593号】お知らせ

★教団年鑑刊行のお知らせ このたび、日本基督教団年鑑二〇〇六年版を刊行いたしました。今回も新たな情報を満載しておりますので、是非、最寄りのキリスト教書店もしくは当方で直接お買い求めください(定価三六〇〇円+税)。また、ご購入いただいた方には、是非アンケートハガキにお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご批判をいただければ幸いです。来年三月発行予定の追録を送ります。なお、直接お買い求めの際は、〇三-三二〇二-〇五四一事務局総務部にお電話ください。 二〇〇五年一二月 日本基督教団総務部年鑑係

【4593号】牧師のパートナー

備えられた道の不思議さ 青砥恵美子 (春採教会員) 今私は、この四月から夫が牧会する春採教会で教会員となり、又幼稚園の副園長として働いているが、この事が不思議でならない。というのも、春採教会は、二四年前に赴任し、夫が九年間牧会した教会だからである。その時と同じ牧師館に再び住み、同じ様に幼稚園で働いている事の不思議さ。しかし、振り返って見ると、これまでの私の人生そのものが不思議と言えるのかも知れないが…。 幼稚園教諭となる為に入った学校で神学生だった夫と出会い、彼が最初の任地である男鹿教会に赴任するとき結婚してから三六年。私としては、出会った人がたまたま神学生だったのであって、自分が牧師のパートナーになる事は深く考えずに結婚したというのが、本当のところである。 その後、鳥羽教会、春採教会、玉川教会、秋田高陽教会と任地は変ったが、私はそれぞれの教会で自分の出来る事をさせて頂いてき……
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