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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4590号】消息

2005年11月5日
松澤 刧氏(隠退教師) 九月一三日、逝去。八四歳。静岡県に生まれる。一九四三年日本西部神学校(現関西学院大学神学部)卒業。四六年、相良教会に赴任。その後、四九年から六九年まで嶋田教会牧師を務め、二〇〇〇年隠退した。遺族は妻ののよさん。

【4590号】教区コラム 兵庫教区

自らを問いかえしつつ 小林 聖 阪神・淡路大地震から一〇年の今年、兵庫教区は教区総会において四つの「決意(意見)表明」を採択した(「『合同のとらえなおし』に関して」「『災害と向かい合う宣教』に関して」「セクシュアル・ハラスメント控訴審判決を受けて」「いのちを脅かすものに対する働きに関して」)。一つ一つの表明について語るだけの紙面スペースはないが、そこに共通して流れているのは「私自身のありようを問う」という姿勢である。 私たちはともすれば「~問題」という形で課題を対象化してしまいやすいが、種々の課題を前にして問われているのは常に「自分自身」である。私はどのように生きるのか(あるいは、生きているのか)が問われているのであり、そのような自分自身との向かい合いがない中で何らかの課題を自らのものとして担っていくことはできないであろう。あえて例をあげるとすれば、「合同のとらえなおし」は「(ヤ……

【4590号】新しい式文の試用版出版へ 第三回信仰職制委員会

第34総会期第三回信仰職制委員会が、九月一五日(木)~一六日(金)、教団B会議室で開催された。 一、教団出版局より、教団教会暦・行事について、過去に作成された文章を検討してほしいとの問い合わせがあった。「降誕日、受難日、復活日、聖霊降臨日、宗教改革記念日」等の教会暦、「信教の自由を守る日、神学校日、伝道献身者奨励日」等の行事の由来と内容について、文章を整えた。 二、式文改定小委員会より、主日礼拝式案が提示され、新しい式文の作成の形態について趣旨説明がなされた。(a)牧師のみならず信徒も持つことの出来る礼拝書とする。(b)使用の利便性を考え、分冊で出版する。(c)信仰職制委員会編として、まず試用版を出版し、広く意見を求め、さらに内容を検討する。 三、教師検定委員会より、補教師である宣教師の正教師受験に関して次のような諮問があった。「現在日本基督教団の補教師であって、宣教師として海外に派……

【4590号】台湾基督長老教会との協議会開催 第三回世界宣教協力委員会

第34総会期第三回世界宣教協力委員会が去る一〇月三日(月)午前一一時より午後五時まで教団会議室において開かれた。 今回も前半は十数件に及ぶ報告事項を聞き、必要な事項に関しては協議をし、後半は九件の議事を取扱うなど、実に多くの案件が提出された。 世界の各地に派遣されている宣教師の方々、及びそのご家族、また現地の集会その他の働きに対する配慮、さらには受入れ先の教会や諸機関との交流、交渉等々、この委員会が負わされている責任がいかに多様で重大であるかということの表れであろう。 ここではごくかいつまんで報告させて頂きたい。 まずは協議会のお知らせ。来る一一月一四日(月)〜一六日(水)に第一〇回日本基督教団と台湾基督長老教会との協議会が東京で行われる。主題「台湾基督長老教会との協約改訂二〇年-歴史と展望」の下、台湾側から十数名、日本側から約三〇名、合計で約五〇名が出席する予定である。この協議会……

【4590号】キリスト教教育主事認定試験について協議 第三回教育委員会

第三回教育委員会は一〇月三、四日に教団会議室で委員七名の出席で行われた。主な協議と報告事項。 (1)キリスト教教育主事の件 ①第四五回「キリスト教教育主事」認定試験公告を教団新報に掲載するために内容を確認し可決した。②教規で規定されている聖和大学以外の国内の大学出身者で「キリスト教教育主事」認定試験受験を希望する方が存在する現実をふまえて協議し、今後検討する必要があることを確認した。③「キリスト教教育主事」リーフレット発行について、イラストとレイアウトをお願いしている石橋えり子氏に陪席していただき、新しいリーフレットの説明を受けた。 (2)クリスマスに関する件①二〇〇四年度全国教会学校クリスマス献金報告 ペシャワール会、カリヨン子どもセンターへは九月に贈呈、アイヌ奨学金はクリスマスまでに贈呈することとなっている。②二〇〇五年度全国教会学校クリスマス献金 献金先として、「新潟県中越地……

【4590号】06年度拠出・配分額協議 教区活動連帯金配分協議会

去る九月二〇日(火)一三時三〇分より一六時まで、全国各教区議長及び財務委員長、その他関係する者が集められて、二〇〇五年の教区活動連帯金配分協議会が開催された。開会祈祷と挨拶の後、本協議会の議長と書記を選出して議事に入った。 まず昨年九月二七日に開催された配分協議会の議事録が、一部語句を挿入・修正の上承認された。続いて上記協議会以降に開催された配分検討委員会の協議事項が報告され、承認を受けた。特に、〇四年度の受付・送金報告につき、受け入れ教区への送金が年度を越えたため当該教区の収入が未収となってしまったので、今後は事務方の配慮を要望した事、また〇五年度配分額の決定経緯が報告された。 第三の協議事項として、〇六年度配分額の件が協議された。検討委員会による原案が提案された後、兵庫教区より修正意見が出された。昨年の配分協議会より、配分額決定について新しい計算式が導入され、この計算式の大きなファ……

【4590号】「信仰の原点に立つ」をテーマに 信徒の友セミナー

去る九月六日から八日、長崎県佐世保市のハウステンボスを会場にして第二三回信徒の友セミナーが開催された。これまで関西以西で行われたことが少なかったこともあって、長崎を会場としての開催となった。 数日前より台風一四号の進路が心配されていたが、ちょうど開催日程に九州直撃となり、参加者、内容とも大きな影響を受けることとなった。 今回のテーマには「信仰の原点に立つ」を掲げた。キリシタンの信仰の歴史に触れながら、今一度現在の私たちの信仰を顧み、新たな福音の力にあずかることを願って、講師として皆川達夫氏、森禮子氏、小島誠志牧師、今橋朗牧師に依頼し、さらに地元から福井博文牧師と末瀬昌和牧師にも協力をいただくこととした。 折からの台風のため、初日の講演を予定していた皆川氏は長崎に来ることができず、福岡から駆けつけてくださっていた森禮子氏が、急遽初日と二日目の二回講演をしてくださった。 まず森氏は、長……

【4590号】C表記載の統一・明確化を 第一回全国財務委員長会議

第34総会期第一回全国財務委員長会議が、九月二六日午後四時三○分から二七日正午まで、教団会議室において開催された。欠席の沖縄教区を除く各教区の財務委員長・議長および総幹事・財務幹事・予決委員が出席した。 今回から統一した報告様式により、教会伝道所数・現住陪餐会員数推移、前年度教区財務委員会報告・経常会計決算、今年度経常会計予算、教区内教会・伝道所の支援・互助制度、教区で取組んでいる財務に関する問題・課題、全国財務委員長会議への提言・意見、についての報告がされた。 各教区とも厳しい教勢の中でやり繰りをしている。 話し合いに入り、①教区ごとに会計基準・処理がまちまちであり統一化の必要性はないか、教区の自主性との関連、教団による教区の実態把握について、②教職謝儀基準・保障(互助)の取扱いで教区ごとの差異をどう考えていくか、③教団年金問題への取り組み、④全国財務委員長会議の持ち方、などについ……

【4590号】収入に見合った削減策を検討 第三回予算決算委員会

第34総会期第三回予算決算委員会は九月一九日・二〇日の両日、全国財務委員長会議の前後に教団会議室で開催された。 総幹事および財務担当幹事より当委員会に関わる事項の報告を受けた。二〇〇四年度決算については常議員会で承認を得たが、関係者の努力で一つずつ問題が解決しつつある事が評価された。 監査については六月一五・一六の両日行われ、教団財政の健全化に伴い監査業務範囲の拡大が指向されて来ている。 ついで二〇〇六年度の予算に関する協議では、負担金収入をまず一パーセント減として予算を立案する事を確認し、支出項目についても収入に見合った削減策を検討した。教団負担金の賦課基準については、今年度は昨年の改訂を引き継ぐ事を確認した。 今委員会の課題の一つがC表の改訂についてであったが担当委員から詳細な説明があり、全国財務委員長会議の意見も参照し、さらに検討することになった。 二日目の予算決算委員会で……

【4590号】荒野の声

▼月曜日の前夜式、火曜日の葬儀・告別式が二週続いた。▼Uさんは末期の肺癌で半年以上病床にあった。付き添う夫人が、枕もとで新聞や本を毎日読んで上げた。聖書も少しずつ読むようになった。夫人の四〇年来の願い・祈りにも拘わらず教会の門をくぐることのなかったUさんの心が動いた。いよいよ病状が悪化した時、彼は自ら受洗を志願した。▼金曜日に問安し、事実上の試問を行った。日曜日に臨時役員会を開き、その午後には洗礼式と聖餐式を病床で執行した。翌月曜日、Uさんは御許に召された。▼葬儀では、洗礼式と同じマルタによる信仰告白の箇所を読み、病院では歌うことが許されなかった、聖餐式の讃美歌六七番を歌った。▼Nさんは長くCS教師を務め、子供電話相談のボランティアをした人。マルコの幼児祝福の箇所を読み、三曲とも『こどもさんびか』にした。▼説教の概要は両者の場合とも、おおよそ察して貰えると思う。葬儀は故人自らの生き様が、信……
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