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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4598号】危機管理・年金・財政、数多い課題

2006年3月18日
第34総会期第四回常議員会は、二月一三日午後一時三〇分から二日間、教団会議室で開会時三〇人中二九人が出席して開催された。 総幹事報告で竹前昇総幹事は、兵庫教区から阪神大震災救援第二次募金の会計報告(05年9月末現在)を受領したことを報告し、「収入合計一億四、九二四万円余。貸出金一億一一八万円、現預金四、〇八四万円余(返済分)。個人貸付返済完了三八名、返済中四五名、死去四名。教会貸付返済教会九、返済中一五教会」となっていることを明らかにした。 これに対し、「常議員会の議決により集めた募金であり、返済分は教区にではなく、教団に戻すべき」「兵庫教区は貸付に当たって契約書を交わすべきだった」「貸付金は何年で完済予定なのか。死去者への請求はどうなるか」「常議員会で給付の意見が大勢であった中で、当時の兵庫教区議長が貸付を主張して決まった経緯がある」「総幹事は緊急事態に陣頭指揮をするのであり、常時指揮……

【4598号】第34総会期 第4回常議員会

教団の根幹に関わる議論 今常議員会で協議された案件の大半は、過去三回の常議員会は勿論、前総会期更にそれ以前の総会期から継続的に取り扱われてきた事柄である。時間をかけてきた分進展し解決或いは解消の方向に向かっている、とまでは言えないかも知れない。しかし、従来に比べて議論が深められ、対立点が明確になって来たようにも見える。少しずつであっても、積み重ね、時には更地に戻し、これが教団の未来を築くための基礎を固める業になるようにと祈るのみ。所謂「沖縄教区との関係回復」の課題も同様で、秋の教団総会開催を見据えるならば時間的リミットがあるが、焦らずに真の解決をこそ願う。  

【4597号】祈り祈られつつ

2006年2月25日
もう三〇年以上も早朝から教団の正常化のために祈りつづけていてくれるグループがある。朝祷会である。毎日、毎日、日本のどこかで教団のために祈っていてくれる朝祷会の存在、これは大きな恵み、そして励ましに他ならない。 信徒運動の一つとしての朝祷会。その祈りの執成しに教職は謙虚にせられ、その熱き祈りに応えていかねばならぬ。 来年で朝祷会誕生五〇年。その八割近くの時を教団が正しく機能を回復し、本来的使命に立ち帰るために割いていてくれている。 その朝祷会全国連合年頭集会が一月二〇日~二一日、東京虎ノ門パストラルと東京カテドラルで開催された。今年で第35回を数えるとのこと。 「平和と一致を願う祈り」という主題に沿って開会礼拝にて「屠られた小羊」と題し、ヨハネ黙示録五章11~14をもとに説教させていただいた。 この会でも教団のため熱き祈りを捧げて下さり感謝至極である。 折からキリスト教一致祈祷週……

【4597号】人ひととき 佐竹順子さん

礼拝で養われた奉仕のフットワーク 「朝まだきチラシ束ねて足早に十五軒巡れりと水飲みつの妻」これは、県議会議員を務めた今は天にあるお連れ合いが詠まれた歌である。 毎月第四木曜日に家庭集会を開いている。その都度、週報に家庭集会の案内が記されているので赤線を引き配って歩く。朝早く、一時間半ほど歩いては配るのである。電話をかけて案内をするより、教会の週報を見ていただきたいとの願いもある。そのお陰で健脚になったと言われる。現在では全国を歩いているかのようである。時には自分で案内書を作ることもある。配布し、声をかける。「伝道は声かけです」と熱意を語る。遡ること一九七〇年からであり、三六年続けている。 一九六二年に結婚。それは知的障害者と共に歩む始まりであった。家でもあり施設でもあるところから二分の距離に大塚平安教会があった。すぐに東京山手教会から転入する。まもなく役員となり、婦人会を立ち上げ……

【4597号】出版局ニュース

●新刊から 『キリスト教礼拝・礼拝学事典』(今橋朗・竹内謙太郎・越川弘英=監修)プロテスタント、聖公会、カトリックなど日本のキリスト教界が総力を結集して完成した、日本初の本格的事典。礼拝関連の全ての分野を網羅する四〇〇余の項目は全て書き下ろし。礼拝の歴史に学び、明日の礼拝を切り拓くための最新の事典。牧師と信徒が礼拝を知るために。 *A5判・五三〇頁・特価八九二五円(本年六月末迄) ●書評再録 『キング牧師フォト・ドキュメント 私には夢がある』 アメリカの人種差別撤廃運動を指導したキング牧師の生涯をたどる写真集。三〇万枚以上の写真から選んだ決定的な三六五枚。「キングは、非暴力のガンジー哲学を米国で実現し、二〇世紀に貢献した」。七年前、インタビューしたコレッタ夫人の声がよみがえった。(朝日新聞=〇五年一二月八日)*B4判・八九二五円

【4597号】催し

★岩村昇感謝記念会 「みんなで生きる」~岩村昇医師から受け継ぐもの~ /時=3月11日(土)13時半~16時(予定)/所= 日本基督教団信濃町教会/参加費= 五百円(当日受付にて)/内容=記念礼拝とパネルディスカッション/主催・問合せ= (社)日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)TEL03-3208-2416 ★神学校新卒者エキュメニズム研修会 時=3月15日(水)10時~16時半/所=AVACOおよびキリスト教会館/午前、講演(「現場から見たエキュメニカル運動-共に生きる社会を目指して」李清一さん)、午後、「交わりとキリスト教団体の働きを学ぶツアーなど」/対象=本年度神学校卒業予定の方(教派を問いません)。また、日本基督教団教師検定試験C3受験生の方および合格後一年以内の方/参加費=無料/締切=3月6日(月)/主催・問合せ=NCC教育部(TEL・FAX03-3203-0731……

【4597号】お知らせ

◇ 宣教師公募 任地=台湾・台北・台湾基督長老教会国際日語教会/任務=牧師/任期=2006年9月~2009年3月(2年7ヶ月)/条件=教団正教師/応募締切=2006年5月31日/他詳細はお問い合わせ下さい。世界宣教協力委員会・TEL03-3202-0544

【4597号】伝道のともしび

「子どもバザール」 下谷教会 下谷教会は、昨年一二月創立一二六周年を迎える。一八七五年、カナダメソヂスト教会によって創設され、その後メソヂスト三派が合同して日本メソヂスト教会となり、その後に日本基督教団下谷教会となった。現在、辻秀治牧師、順子牧師が牧会している。 二〇〇二年四月から新会堂は、美しい鐘の音と共に上野の新しいシンボルとして親しまれている。東京下町ならではの家庭的性格を生かし、福音伝道を展開してきたと、教会員は口々に語る。毎年行われる「子ども会」もその雰囲気を活かして、地域の子どもたちやその家族を家庭的であたたかい教会へと迎え、「主イエス・キリストとの素晴らしい出会いの場」となることを目指している。今年の会を訪れた。 一月二九日の主日、午後一時半から「子ども会」が三部に分けて行われた。受付には名札と地域通貨ならぬ教会通貨の手作りデナリが用意され、参加者は「教会学校……

【4597号】消息

田中道宣氏(隠退教師) 一月二日、逝去。八六歳。長崎県に生まれる。一九四一年関西学院神学部卒業後、久留米東町教会に赴任、八八年まで牧会し、隠退した。遺族は妻の政子さん。 加藤俊三氏(隠退教師) 一月六日、逝去。一〇一歳。愛知県に生まれる。一九三〇年私立中央神学校卒業後、日本基督撫養教会、三春教会に赴任。三七年から四四年まで福山延広教会、五四年まで久万教会、その後七五年まで篠山教会を牧会し、隠退した。遺族は長男の和久さん。

【4597号】教区コラム 神奈川教区

教区設立40周年事業への取組み 高柳竜二 神奈川教区は一九六五年四月一日に東京教区より分離し設立された。昨年二〇〇五年が教区設立四〇周年であった。 遅ればせながら、今年一月の常置委員会において教区設立四〇周年を記念した事業について話し合われた。そこでは、「伝道説教を教区内より公募し選定して説教集を出したらどうか」とか「教区内百七教会伝道所すべてから礼拝説教を出してもらって説教集を出したらいい」などいろいろな意見があった。常置委員および陪席者から「そんなことには反対だ」との意見は誰からもなかった。 話し合いとしては、教区内すべての教会伝道所から礼拝説教を出してもらって説教集を作るということに好意的な意見が多かった。このことが実現できるならば教団一七教区の中でも初めてのことではないだろうか? 日ごろから、諸教会伝道所が主から託された宣教・伝道の業に励み、その中でみ言葉の説き明かし……
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