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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4593号】荒野の声

2005年12月24日
▼教会員が、一枚の写真を携えて来た。セピアに変色した八〇年近い昔の集合写真には、青年から幼児まで九〇人ばかりの顔が見える。その最前列真ん中、おかっぱ頭の少女が当人とのこと。成る程面影を見る。▼牛込のとある民家でのクリスマス集会とは覚えているが、所番地や教会名は不確か。▼この時のことが、昨日の出来事のように鮮やかに思い出されると言う。人数に圧倒されて後ろの方にいたら、前にいらっしゃいと呼び出され真ん中に座らされた。恥ずかしいような得意なような。あの日に帰りたい。もう一度あの場所を訪ねたい。三晩続けて同じ夢を見たそうだ。▼他には手がかりがないまま、コピーをもって教団に行ったら、直ぐに有力な情報を得た。写真の一人が故M牧師だろうと見当がついた。▼初めてイエス様に声を掛けられた日、信仰の友を得て、高らかに讃美を歌った日。そんな思い出を持つ人はなんと恵まれたことか。例え写真が色褪せる程の年月が経って……

【4593号】お知らせ

「教団新報」次号四五九四・九五号を合併号とし、一月二八日に発行致します。 なお教団事務局、出版局、年金局は二九日~一月四日は休業致します。 総幹事 竹前 昇

【4593号】クリスマスメッセージ

マタイによる福音書二章一~一二節 異邦人を照らす光 上原智加子 ・全ての人が招かれている日 今年もまたクリスマスがやって来ました。至る所で、クリスマスの楽しい雰囲気で盛り上がっているのを目にします。でもどうして教会以外の場所で、クリスチャンでもない人々が、これほどまでクリスマスを祝うのでしょうか? おそらく毎年来るイベントの一つとしてお祝いしているだけかもしれません。しかし、クリスマスは、単なるイベントで、楽しみたい人だけが参加して、楽しんだらそれで終わりなのではありません。むしろ、クリスマスは、分け隔てなくすべての人が喜び祝い、この喜びに生きるように招かれている日なのであります。なぜなら、その日は、神の御子が世を照らす真の光として、すべての人を照らすためにお生まれになった日だからであります。御子が生まれたこの日、ユダヤ人だけでなく異邦人にも、神を喜び讃美する救いの道が……

【4592号】開かれた教団

2005年12月10日
教団新報に掲載されないニュースについて報告したい。職責上いろいろな関係を持つが、その中から三つを取り上げる。 ①九月一二日 東京基督教大学・神学校の教授陣と「伝道について」協議をなした。これは同国際キリスト教学科長・倉沢正則教授の申し出により実現したもので、教団からは、私のほか疋田國麿呂関東教区宣教委員長、米倉美佐男東支区長が出席、良き交歓と有意義な共有をなした。今後も継続していく予定である。議長は同じ会館にある日本福音同盟(JEA)の事務所を訪問、具志堅聖総主事らと出会いの時を持った。 ②一〇月一六日 午後四時、在日大韓基督教会関東地方会の伝道集会にて説教をさせていただいた。会場の東京教会の青年部を中心にした讃美にはじまり金柄鎬牧師(府中教会)の引き付ける司会で会は盛り上がった。各々の教会が礼拝を終えて参集し、伝道集会を持つ迫力と実力に教えられた。川崎教会長老・高麗博物館長の宋富子氏……

【4592号】人ひととき ダニエル・ヘラーさん

主にある真理に生かされて 米国育ちのダニエルさんが、はじめて教会の礼拝に足を踏み入れたのはアメリカの大学時代である。当時のダニエルさんは部活動、アルバイト、成績トップを目指しての勉強にと我武者羅に生きていた。しかしその反動による不安や疲れで、人間関係も勉強も思うようにいかなくなった。その頃、教会を訪れる機会があり、自分がそれまで生きてきたのと全く違う世界、聖書の語る真理に触れた。そして教会でしか見つけられない平安、聖書に示される神の素晴らしさに心惹かれるようになり、独り子イエス・キリストを信じ、一九九五年一〇月、受洗へと至った。それから一年後に日本へ留学、聖ヶ丘教会に導かれた。そこで日本におけるキリスト者として「神と人とを愛したい、奉仕したい」との志が与えられた。 ダニエルさんは元々ビジネスの実践に興味があり、日本のビジネスや語学の習得が来日の動機だった。しかし日本で学ぶうちに、ビ……

【4592号】被災を覚えた1日リタジー 関東教区新潟地区信徒大会

関東教区新潟地区は3年に一度、信徒大会を開催している。今年は開催年にあたり、10月10日にこの一年間に起きた新潟地区の水害、中越地震、大雪といった自然災害の被災経験を覚えて「あなたはだいじなたからもの」というテーマで、6つの被災教会のひとつである小出教会の清心保育園を会場に一日リタジーを行った。 当日は嬉しいことに新潟地区で活動する全ての教会、伝道所からの参加があり、また清心保育園関係者、関東教区からの参加も合わせ約220名の大会となった。 また、当日参加できない方々も共にこの信徒大会に参与できるようにと福引付き500円券を発行していた。当日の昼食、ミニバザーは全てこの金券で購入し、更に福引のお楽しみがあった。金券は目標の400枚を軽く上回る売上があり、大成功だった。 リタジーの中では、水害、地震、大雪被災を経験した三条、長岡、見附、栃尾、小出、十日町の六教会の思いや経験の分かち合い……

【4592号】伝道のともしび

町の灯りとして立つ 新栄教会牧師 川上 憲雄 新栄教会は、東京で初めて創立された教会である。元々は、築地にあった。一八七三年(明治六年)九月に、アメリカ長老教会の宣教師ダビッド・タムソン氏の指導の下、築地明石町六番地にてキリスト者男女八名が、東京公会と称して教会を組織した。これが、当教会の始まりである。初期の信徒たちは、伝道に燃えて東京に幾つかの教会を設立している。その後約七〇年間築地にて、福音宣教に励んだ。 第二次世界大戦の末期に、空襲対策から採られた強制疎開政策によって、築地から目黒の地に疎開してきた。それ以後、目黒中町一丁目の目黒通り沿いの地に六〇年間根を張って、宣教して来た。とにかく長い歴史を持つ教会で、今年九月二〇日で一三二周年を迎えた。 時折、見知らぬ方から「明治の終わりに祖父が洗礼を受けたが、調べてほしい」との依頼が来る。そのような依頼を聞くと、新栄教会の歴史……

【4592号】訂正

四五九一号三面、日本キリスト教社会事業同盟の現状と課題欄、小見出し「社会事業同盟と教会の関係」を、「社会事業同盟と教団の関係」に訂正いたします。

【4592号】教区コラム 四国教区

伝道のための祈りと応援 野村忠規 室戸教会に出かけた。伝道集会の応援の為である。松山から高速で南国まで、そこでコーヒーを一杯。また気持ちを入れ替えて走った。しかし、走っても走っても走っても室戸は遠い。やっと町に入ると、商店街はみなシャッターを下ろしており、ただそこには強い海からの風が通り抜けていた。いやこんな所で牧師は、また教会はどんな気持ちで伝道しておられるのだろうか? 勝手に暗い気持ちになり、教会の前に車を止めた。しかし次の瞬間、これがどんなに愚かな想像であったかを知らされた。なんと教会は隣接地を購入し、伝道をさらに前進させようとしておられたのだ。この事は室戸の町の人々からも驚かれているとの事。教会はこの町の中で、同じ厳しい状況に立たされながらも、今も生きて働き給う神によって新たな幻を与えられ、新しい時代を生み出す共同体がここに立派に形成されていたのである。この事は、室戸の教会……

【4592号】2004年度全国教会学校クリスマス献金贈呈 教育委員会

教育委員会では、毎年クリスマスに諸教会、幼稚園、キリスト教学校等にクリスマス献金を募っている。 これら全国の子どもたちからささげられた献金は、一部の事務費を差し引き、毎年、予め定められた目的でささげられているが、去る九月二二日、教団総幹事室において、二〇〇四年度のクリスマス献金を二団体の代表にお越しいただき贈呈した。 二〇〇四年度の贈呈先は、児童虐待の課題に取り組むカリヨン子どもセンターと、主としてネパールでの医療活動の働きをなしているペシャワール会で、それぞれ三〇〇万円を贈呈した。 今までは、献金を指定された振込先に送金するのみであったが、子どもたちの熱い祈りが少しでも身近なものとされ、お互いの思いをひとつとする意味でも、このような贈呈の仕方を取ることが相応しいと考え、今回このような形を取った。 なお、献金の送り先はこの他、継続的に支援しているアイヌ奨学金委員会があるが、クリスマ……
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