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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4590号】北川晋さんの死刑執行に対する抗議声明

2005年11月5日
内閣総理大臣小泉純一郎殿 法務大臣  南野知恵子殿 この度、北川晋さんに対する死刑が執行されたことは誠に遺憾であり、強く抗議致します。 9月16日の死刑執行については、衆議院選挙後の国会閉会中を選んで、本人や家族にも予告無しに突然行われたと聞いています。 人命を損なう非人道的行為は、犯罪によるのはもちろん、たとい法の執行によるといえども、許されるべきものではありません。犯罪による被害者やそのご家族のやり場のない深い悲しみや怒りまた恐怖に、心から同情し、共感いたします。それ故にこそ、加害者の命を死刑によって奪うことでは、真の解決にはならず、真の慰めを得ることにはならないことを、この度の死刑執行に際し、改めて訴えます。 私たち日本基督教団は、1982年第22回総会において、日本国家による死刑執行の中止を求める声明を採択し、死刑制度の廃止を求める運動を続けてまいりました。死刑が執行され……

【4590号】伝道のともしび

浅草に生きる 浅草教会牧師 小島 仰太 「♪テケテンツクテテツクテン♪…」祭囃子の賑やかな音、そして、足袋に町ごとの揃いの半纏を「粋」に着こなした神輿の「担ぎ手」の声が、「せいやっ!せいやっ!」「おいさ!おいさ!」と町のあっちこっちで響き渡る。神輿と担ぎ手がピタッと一つとなる。その姿、雰囲気は、活字で表現できるものではない。毎年五月、年に一度の「三社祭」で、「浅草っ子」は燃える。「俺たちは三社(祭)のために生きてんだ!」と堂々と言ってのける。その威勢のよさに、ただただ圧倒されてしまう。「祭り好き」の一言に尽きる。この浅草の「三社祭」は全国的にもよく知られ、盛大に行われるが、ここでは、その他次々と何かしらの祭りをやっている。 この町で生活を始めてから一年半が過ぎた。浅草教会は、今年の八月で百十九周年を迎えた。教会周辺は、神社は言うまでもなく、寺院も多く立ち並ぶ。教会のある芝崎東……

【4590号】訂正

四五八九号三面、消息欄、小室 烈氏の遺族、「岩崎容子氏」を「岸﨑容子氏」にお詫びして、訂正いたします。

【4590号】消息

松澤 刧氏(隠退教師) 九月一三日、逝去。八四歳。静岡県に生まれる。一九四三年日本西部神学校(現関西学院大学神学部)卒業。四六年、相良教会に赴任。その後、四九年から六九年まで嶋田教会牧師を務め、二〇〇〇年隠退した。遺族は妻ののよさん。

【4590号】教区コラム 兵庫教区

自らを問いかえしつつ 小林 聖 阪神・淡路大地震から一〇年の今年、兵庫教区は教区総会において四つの「決意(意見)表明」を採択した(「『合同のとらえなおし』に関して」「『災害と向かい合う宣教』に関して」「セクシュアル・ハラスメント控訴審判決を受けて」「いのちを脅かすものに対する働きに関して」)。一つ一つの表明について語るだけの紙面スペースはないが、そこに共通して流れているのは「私自身のありようを問う」という姿勢である。 私たちはともすれば「~問題」という形で課題を対象化してしまいやすいが、種々の課題を前にして問われているのは常に「自分自身」である。私はどのように生きるのか(あるいは、生きているのか)が問われているのであり、そのような自分自身との向かい合いがない中で何らかの課題を自らのものとして担っていくことはできないであろう。あえて例をあげるとすれば、「合同のとらえなおし」は「(ヤ……

【4590号】新しい式文の試用版出版へ 第三回信仰職制委員会

第34総会期第三回信仰職制委員会が、九月一五日(木)~一六日(金)、教団B会議室で開催された。 一、教団出版局より、教団教会暦・行事について、過去に作成された文章を検討してほしいとの問い合わせがあった。「降誕日、受難日、復活日、聖霊降臨日、宗教改革記念日」等の教会暦、「信教の自由を守る日、神学校日、伝道献身者奨励日」等の行事の由来と内容について、文章を整えた。 二、式文改定小委員会より、主日礼拝式案が提示され、新しい式文の作成の形態について趣旨説明がなされた。(a)牧師のみならず信徒も持つことの出来る礼拝書とする。(b)使用の利便性を考え、分冊で出版する。(c)信仰職制委員会編として、まず試用版を出版し、広く意見を求め、さらに内容を検討する。 三、教師検定委員会より、補教師である宣教師の正教師受験に関して次のような諮問があった。「現在日本基督教団の補教師であって、宣教師として海外に派……

【4590号】台湾基督長老教会との協議会開催 第三回世界宣教協力委員会

第34総会期第三回世界宣教協力委員会が去る一〇月三日(月)午前一一時より午後五時まで教団会議室において開かれた。 今回も前半は十数件に及ぶ報告事項を聞き、必要な事項に関しては協議をし、後半は九件の議事を取扱うなど、実に多くの案件が提出された。 世界の各地に派遣されている宣教師の方々、及びそのご家族、また現地の集会その他の働きに対する配慮、さらには受入れ先の教会や諸機関との交流、交渉等々、この委員会が負わされている責任がいかに多様で重大であるかということの表れであろう。 ここではごくかいつまんで報告させて頂きたい。 まずは協議会のお知らせ。来る一一月一四日(月)〜一六日(水)に第一〇回日本基督教団と台湾基督長老教会との協議会が東京で行われる。主題「台湾基督長老教会との協約改訂二〇年-歴史と展望」の下、台湾側から十数名、日本側から約三〇名、合計で約五〇名が出席する予定である。この協議会……

【4590号】キリスト教教育主事認定試験について協議 第三回教育委員会

第三回教育委員会は一〇月三、四日に教団会議室で委員七名の出席で行われた。主な協議と報告事項。 (1)キリスト教教育主事の件 ①第四五回「キリスト教教育主事」認定試験公告を教団新報に掲載するために内容を確認し可決した。②教規で規定されている聖和大学以外の国内の大学出身者で「キリスト教教育主事」認定試験受験を希望する方が存在する現実をふまえて協議し、今後検討する必要があることを確認した。③「キリスト教教育主事」リーフレット発行について、イラストとレイアウトをお願いしている石橋えり子氏に陪席していただき、新しいリーフレットの説明を受けた。 (2)クリスマスに関する件①二〇〇四年度全国教会学校クリスマス献金報告 ペシャワール会、カリヨン子どもセンターへは九月に贈呈、アイヌ奨学金はクリスマスまでに贈呈することとなっている。②二〇〇五年度全国教会学校クリスマス献金 献金先として、「新潟県中越地……

【4590号】06年度拠出・配分額協議 教区活動連帯金配分協議会

去る九月二〇日(火)一三時三〇分より一六時まで、全国各教区議長及び財務委員長、その他関係する者が集められて、二〇〇五年の教区活動連帯金配分協議会が開催された。開会祈祷と挨拶の後、本協議会の議長と書記を選出して議事に入った。 まず昨年九月二七日に開催された配分協議会の議事録が、一部語句を挿入・修正の上承認された。続いて上記協議会以降に開催された配分検討委員会の協議事項が報告され、承認を受けた。特に、〇四年度の受付・送金報告につき、受け入れ教区への送金が年度を越えたため当該教区の収入が未収となってしまったので、今後は事務方の配慮を要望した事、また〇五年度配分額の決定経緯が報告された。 第三の協議事項として、〇六年度配分額の件が協議された。検討委員会による原案が提案された後、兵庫教区より修正意見が出された。昨年の配分協議会より、配分額決定について新しい計算式が導入され、この計算式の大きなファ……

【4590号】「信仰の原点に立つ」をテーマに 信徒の友セミナー

去る九月六日から八日、長崎県佐世保市のハウステンボスを会場にして第二三回信徒の友セミナーが開催された。これまで関西以西で行われたことが少なかったこともあって、長崎を会場としての開催となった。 数日前より台風一四号の進路が心配されていたが、ちょうど開催日程に九州直撃となり、参加者、内容とも大きな影響を受けることとなった。 今回のテーマには「信仰の原点に立つ」を掲げた。キリシタンの信仰の歴史に触れながら、今一度現在の私たちの信仰を顧み、新たな福音の力にあずかることを願って、講師として皆川達夫氏、森禮子氏、小島誠志牧師、今橋朗牧師に依頼し、さらに地元から福井博文牧師と末瀬昌和牧師にも協力をいただくこととした。 折からの台風のため、初日の講演を予定していた皆川氏は長崎に来ることができず、福岡から駆けつけてくださっていた森禮子氏が、急遽初日と二日目の二回講演をしてくださった。 まず森氏は、長……
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