ヨハネの黙示録七章九~一七節
涙をぬぐわれる神 竹内郁夫
・死は別れである
私たちにとって、死とは愛する人との別れです。父、母、兄、弟、姉、妹、祖父、祖母、伯・叔父、伯・叔母、従兄弟・姉妹、恋人、友人、恩師、先輩、後輩などの死には、実に厳しいものがあります。日頃は忘れていた死が身近なものになります。ある人が、「父の死は鋭く、母の死は重い」と語りましたが、実に、「愛する人の死」は鋭くて重く悲しいものです。命と愛を絆にして結ばれた人の死は、悲しみと孤独、孤絶に満ちたものです。生きる力を奪い取っていくものが、愛する人との死別です。
信仰の父アブラハムは、年が満ちて息絶え、天の民に加えられました。天寿を全うしたのですが、別れの悲しみがあったはずです。ダビデ王は、幼い息子が亡くなったとき、大地に横たわり、食を断ちました。別れの痛みに耐えられなかったのです。
私たちは、この悲しみ……
第45回(2006年)「キリスト教教育主事」認定試験を次のとおり行います。
♦ 受験願書提出期限 2005年12月5日(月)
(提出物1~7を教区に提出)
♦ 論文提出期限 2006年2月22日(水)
(試験科目ハの論文は教団教育委員会に提出)
♦ 試験期日 2006年3月7日(火)
午前11時〜午後2時
♦ 試験場所 〒540-0004 大阪市中央区玉造
Tel.06-6761-8562
日本基督教団 大阪クリスチャンセンター会議室
♦ 試験科目
イ.筆記試験 日本基督教団教憲、教規および諸規則
(60分)
*試験時間に日本基督教団「教憲教規および諸規則」を貸し出します。
ロ.面 接
ハ.論 文 400字詰原稿用紙 15〜20枚
「今日の宣教の現場における教会の教育的使命について」
♦ 提出物
◎以下の書類を整え必ず期限までに教区事務……
教会との結びつきを大切にしたい
西神戸教会で受洗、当時、教会全体で福祉と取り組んでおり、両親は神戸聖隷福祉事業団開設時からその働きに献身。感化を受ける。
小羊学園は一九六六年、静岡県浜松市の聖隷福祉事業団に身を投じていた故山浦俊治さんが隣接地を得て重度の知的障害ならびに心身障害児施設を開設、その働きが始まった。今は、知的障害者厚生施設や同デイサービスセンターなどが加わり、重度の障害をもつ方々が利用している。
稲松さんは関西学院大学を卒業してすぐに就職、勤続年数は二八年に。
「この方々との出会いが、何よりも感謝なことですね。天国に近い人たちだと思います。『幼子のようにならなければ神の国に入ることはできない』との主の言葉が心に響きます」。
ここでは人間を看る視点が徹底して換わる。どんな障害があるのか、何ができないのか、と失われている能力を数え上げても何も生じない。これができるでは……
教憲教規および教団年鑑を探しています!
宣教研究所では教憲教規および教団年鑑をすべて、一冊ずつ揃えて所蔵しています。
しかし、これらは宣教研究所が所蔵する資料の中でも最も閲覧の頻度の高いもののため、痛みが激しく、緊急に補修が必要となっています。所蔵書の補修を行う計画ですが、ご寄付いただけますならば、それを活用したいと考えています。
閲覧用と保存用の二冊ずつ備えるために、ご不要の教憲教規および教団年鑑がありましたら、ご寄付くださいますよう、お願いいたします。
▼ 教憲教規はすべての版を探しています。
▼ 教団年鑑は特に次の年度のものを探しています。
一九五六年、一九六六年、一九七六年
一九八七年
一九九一年~一九九六年
一九九九年
◎問い合せ=宣教研究所(担当・計良、川上)
◎電 話=03-3202-0546
コップ1杯の飲み物なら
髙多ひとみ
(南紀の台伝道所会員)
日曜日の朝、父が礼拝堂の扉を開けようとした途端、「産まれたそうですよ」と牧師夫人から伝えられ、父は私が産まれたことを知ったそうです。五人兄妹の末っ子の甘えん坊で、母からこよなく愛情を注がれて育ちました。
幼い頃、大人の礼拝について行き、ドサッと絵本の詰まった箱を足元に置いてもらえるのが楽しみだったことを覚えています。小学生になると、イエス様のお話を聞くのが大好きで一人で日曜学校に行くようになりました。そして、神様に捕らえられて高校三年生のクリスマスに受洗しました。
私は、学校の先生になるという夢を持っていました。浪人をし、大学に通わせてもらい、卒業後は講師として働きながら採用試験合格を目指して走っていました。
ところが、人間関係に躓き、一人暮らしにも疲れ、憧れだった先生という職業を断念することになりました。生きる目……
小室 烈氏(無任所教師・別帳)
三月四日、逝去。九〇歳。東京都に生まれる。一九三八年青山学院大学神学部卒業後、清水教会に赴任。その後二本松教会を経て、四三年まで下田教会牧師を務めた。遺族は長女の岩崎容子さん。
岡崎不二夫氏(隠退教師)
八月二九日、逝去。九一歳。岡山県に生まれる。一九四〇年日本神学校卒業後、三本木教会を開拓。修善寺教会、上大見教会を経て、六四年から八一年まで豊科教会牧師を務め隠退した。遺族長男の福本宣彦さん。
川名 勇氏(隠退教師)
八月三〇日、逝去。八〇歳。東京都に生まれる。一九五一年東京神学大学卒業後、須坂教会に赴任。五六年から九〇年まで桜新町教会牧師を務め隠退した。遺族は息子の弘さん。
清家リツヱ氏(宇和島中町教会牧師)
八月三一日、逝去。八三歳。愛媛県に生まれる。一九六〇年関西学院大学大学院修了後、神戸再度筋教会に赴任。その後竹田教……
共に働く教会
高橋和人
一九七三年以来、東北教区は「共に働く教会」を宣教基本方針としてきた。そして教会が互いを理解することで各個の殻を越えて共に働き支え合う、教区の形成の願いがそこにあった。一九八八年に地区を中心とした宣教共同体の形成が決議され、一九九四年謝儀保障制度の運営を開始した。しかし、少子高齢化、過疎化が直接教会の教勢に影響をあたえる地域にあって、各教会の伝道力の維持のため、教区の財政検討から機構改革を進めることが急務のこととなった。
二〇〇四年教区総会で地区再編を含む機構改革が可決された。各個教会の伝道力を高め、孤立しない、孤立させない、そして将来への展望を開いて行くために一層地区に重心を置いた教区機構とした。
改革の内容は、組織を簡素化し教務関係経費の大幅削減と宣教共働会計設立による謝儀保障と教会整備補助などの充実を図った。宣教共働会計は地区長が主なメンバーとなった……
第34総会期第四回式文改定小委員会が九月一二日午後一時半から五時まで、教団小会議室において開催された。
今小委員会では、主日礼拝式文の基本形(聖餐のある礼拝)が整い、最終確認をした。既に作成されていた結婚式および葬儀式の式文に加えて、これで三種の礼拝式文を信仰職制委員会に提出することになった。本来は、まず基本となる主日礼拝式文を作成しそれから諸式を整えていくのが筋道であるが、必要に迫られて結婚式文が先行した。ここで漸く「主日礼拝式文を基本としそれに基づく諸式」という原則が具体化した。
前委員会から引き継いで協議してきたことは、新しい礼拝式文を作成するにあたっては昨今の世界的礼拝刷新運動の成果を取り入れ、礼拝の構造を整えることであった。そもそも、キリスト教礼拝に必要不可欠だった要素は何か、それが礼拝の構造にどのように反映されてきたのか、ということを点検しつつ礼拝式文を整える、ということを……
今年で発足五〇周年を迎えた本研究所の、今総会期第二回委員会を八月二九~三〇日に教団会議室で行った。昨年に本研究所規定を改定し、さらに担当幹事に計良祐時氏をこの四月に迎えて、文字通り新しいスタートとなった。
執行側の責任者である竹前昇総幹事により、四月よりスタートしたこの執行体制がこれまでの流れを改め、あくまで委員会に対して従となること、執行は計良幹事を責任者として運ばれるとの確認がなされた。
今回の委員会の主な内容は、(1)今期の委員会の主たるテーマを絞ること、(2)研究所委員会内での研究発表、(3)本研究所がすでに刊行し緊要で品切れになっている出版物のオンデマンド出版についてである。
(1)については、来年秋の任期終了まで実質一年間であるので、テーマを「万博・東神大・教師検定問題年表」の本格的な改定に絞るとの委員長提案を受け、加藤幹夫、山口隆康、古賀博委員がその下準備に当ることにな……
二〇〇六年春季教師検定試験を左記の要領で行います。
一、受験要綱と受験願書の提出期限
受験要綱と教団指定の願書用紙は一六〇円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。
なお、今回の正教師受験志願者は「教師検定規則第十二条②」によるものに限ります。
①教区締切 十一月二五日(金)
(教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください)
②教団締切 二〇〇六年一月十日(火)
(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です)
*受験料は正教師一万三千円、補教師一万円
二、補教師について
①「説教」「釈義」の課題テキスト
旧約 エゼキエル書三七章一~一四節
新約 マタイによる福音書二〇章一~一六節
②補教師(Cコース第一年……