「隠退教師を支える運動」全教区推進委員会を六月二七日と二八日、教団会議室で開催した。
一年に一度、各教区(東京の各支区共)から推薦された推進委員が集まり、日頃の推進活動について報告し合い、更にこの一人が一月に一〇〇円を献金する運動が広がって行く希望について話し合う会である。
出席者は事務担当者を含めて二七名。教団からは総務幹事の愛澤豊重氏。年金局理事長小林貞夫氏。同業務室長青地恵氏の出席を得て三〇名であった。
開会礼拝で愛澤幹事より「神からの招き」(エフェソ4章1節~6節)と題して「この隠退教師を支える運動に送られて来る郵便振替用紙の伝票一枚一枚に、この運動に参加協力されている各教会の信徒の信仰と証しと交わりが実現されていることを感じている。教会において、信仰においてそれらが実現されている」という励ましの説教をいただいた。
多田信一委員長、小林年金局理事長の挨拶があり、二〇〇五年度の事業報告及び決算報告等を承認した後、年金局業務室長から「教団年金局の事業状況」の詳しい説明を聞き、その厳しさを再認識した。
「それぞれの教会に召命によって遣わされ、み言葉の役者として伝道と牧会に専心されている教師に、私たちは心から感謝いたします。私たちは、それぞれの教師が長年にわたり、伝道と牧会に全生涯を捧げられて隠退されてからの生活を少しでもお支えしたいと念願しております。このことは、私たち信徒の祈りであり責任であると自覚しています」
以上は「隠退教師を支える運動・私たちのビジョン」の抜粋であるが、今回はこの「ビジョン」の全部を出席者全員で朗読した。
教団全体としての「隠退教師を支える運動・一〇〇円献金」に対する参加・協力は、まだ50%未満であるが、更に多くの教会が参加して下さるように推進活動に励むことを申し合わせて散会した。
(多田信一報)