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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4610号】祈っている中で

2006年9月16日
小泉首相が靖国神社を参拝した。しかも八月十五日敗戦記念日、本殿に昇殿してまでである。 「公約通り」というが、一体誰に対しての公約なのか。それは総裁選挙の際の自民党に対してであり、また日本遺族会に向けてであろう。 公約といってもごく内輪に対しであり、「公」などという言葉を使える代物ではない。私的な約束を公約として意地でも貫く強引さは、まさに公私混同の成れの果てそのものだろう。 本人は有終の美を全うした積もりかも知れぬが、憂愁の媚で身近な者に媚を売った分、今後に大きな憂いを播き散らしただけでたまったものではない。 それにしても、靖国神社というものの性格を熟知し、歴史教育の問題点を知り尽していながら参拝を決行する首相において最悪の居直り、開き直りを見てとる。 国民もずいぶん舐められたものだ。本当に目覚めを経験しなければ危ういと痛感させられる。 八月十五日、多くの人々と千鳥ヶ淵戦没者墓……

【4610号】人ひととき 北橋 節男さん

子供たちと地域を巻き込む、風呂屋のおやじ 小学校時代、紙芝居に誘われて教会学校に通い始め、やがて自身も教会学校の教師を二〇年担当することとなる。高校教員をしていた独身時代に父親を亡くし、家に戻って母親と共に家業の銭湯を続けた。教員を続ける道もあったが、銭湯を選んだのは「銭湯が人の心の奥に効き目があるすばらしい商売だと思えた」からだ。 同じ教会員の敬子さんと結婚、銭湯と家庭と教会の生活を歩み六人の子供に恵まれた。上はようやく高校一年、下はまだ四歳。おかげで小学校、中学校とも長くPTAに関わり続け、家庭と地域と学校との関係の中で、どう子供たちを支えていけるのか心をくだく日々である。 日本人の生活スタイルの変化と共に銭湯は激減。一方、スーパー銭湯などの登場と大増殖によって、さらに経営的には厳しい。しかし、この危機の時代こそチャンスだと思っている。日曜日に人々が教会に行き、銭湯にも人が集……

【4610号】「隠退教師を支える運動」 全教区推進委員会開催

「隠退教師を支える運動」全教区推進委員会を六月二七日と二八日、教団会議室で開催した。 一年に一度、各教区(東京の各支区共)から推薦された推進委員が集まり、日頃の推進活動について報告し合い、更にこの一人が一月に一〇〇円を献金する運動が広がって行く希望について話し合う会である。 出席者は事務担当者を含めて二七名。教団からは総務幹事の愛澤豊重氏。年金局理事長小林貞夫氏。同業務室長青地恵氏の出席を得て三〇名であった。 開会礼拝で愛澤幹事より「神からの招き」(エフェソ4章1節~6節)と題して「この隠退教師を支える運動に送られて来る郵便振替用紙の伝票一枚一枚に、この運動に参加協力されている各教会の信徒の信仰と証しと交わりが実現されていることを感じている。教会において、信仰においてそれらが実現されている」という励ましの説教をいただいた。 多田信一委員長、小林年金局理事長の挨拶があり、二〇〇五年度……

【4610号】伝道のともしび

聖書研究会 土浦教会牧師 吉岡 誠人 土浦教会の開拓伝道は一九六五年に始まりました。教団の幹事を定年退職した塚原要牧師が未知の地ではありましたが家庭集会から始めた開拓でした。塚原牧師は聖書講義を大切にし、一〇年後に私が引き継いだ時には金曜日に教会で、水曜日と木曜日には信徒の家庭で講義を行っていました。私は一年間伝道師として火曜日に別の場所で聖書講義を行いました。 塚原牧師の講義には水、木、金と続けて出席する人があったので毎日別の聖書の箇所で講義が行われていました。塚原牧師が引退後に私が主任となった時点では火、水、木、金と四つの別々の聖書の箇所で講義をしなければなりませんでした。これは新任の者としては大変な重荷でした。毎日曜日の説教と共に、毎日別々の箇所に基づいて準備をしたのでした。しかし幸いなこと(?)に私の講義には毎日出席する人がなかったので同じ箇所で火、水、木、金と講義す……

【4610号】公告

第35回 日本基督教団総会開催について 第35回 日本基督教団総会を左のとおり開催いたしますので、ここに公告します。 会 期 三日間 二〇〇六年十月二十四日(火) 午後一時三十分〜二十六日(木) 午後三時 会 場 ホテルメトロポリタン 東京都豊島区池袋一丁目六番一号 二〇〇六年八月一日 日本基督教団総会議長 山北宣久 傍聴希望者は左の要領に従って手続きしてください 一 傍聴資格は、本教団の教師及び現住陪餐会員たる信徒に限ります。なお、信徒の方は所属教会牧師の推薦を要します。 二 参加費 五千円 (会場費二千円、資料代三千円)を同封の上お申し込みください。 (傍聴券を発行します) 三 宿泊を希望される方は、左の費用をそえて申し込んでください。 宿泊費一泊朝食付(ツイン利用一名)一万五百円 四 申込先 日本基督教団事務局総務部 五 締切日 十月三日(火) 六 ……

【4610号】消息

白神章道氏(水戸教会牧師) 一月二一日、逝去。七〇歳。岡山県に生まれる。一九六一年同志社大学神学部卒業後、倉敷教会に赴任。その後、霊南坂、中目黒、緑野各教会を経て、七九年から水戸教会を牧会した。遺族は妻の宏子さん。 小川貞昭氏(隠退教師) 七月九日、逝去。九九歳。東京都に生まれる。一九三六年青山学院大学神学部卒業後、柿ノ木坂教会に赴任。八六年の隠退まで同教会を牧会した。遺族は妻の文さん。 樽川 濶氏(隠退教師) 七月一七日、逝去。六九歳。東京都に生まれる。一九六二年同志社大学大学院修了後、西宮教会に赴任。その後、倉吉、桐生東部各教会を経て、九七年から二〇〇五年まで扇町教会を牧会し隠退した。遺族は妻の早苗さん。  

【4610号】お知らせ

★特別展「満州基督教開拓村と賀川豊彦」記念礼拝と講演会/時=10月3日(火)14時~16時半/所=賀川豊彦記念松沢資料館 礼拝堂/第一部=記念礼拝 挨拶山北宣久教団総会議長、輿石勇NCC議長、第二部=記念講演 石浜みかる氏、証言 榎本和子氏、第三部=お茶の会/特別展開催期間=10月3日~12月2日

【4610号】教区コラム 大阪教区

共に歩むために 向井希夫 教区議長に選ばれてから、教団以外の教派・教会の会議等に出席する機会が与えられ、感謝しています。特に、「宣教協約」を結んでいる在日大韓基督教会・関西地方会総会には毎年出席させていただいています。 今年度、初めて総会中の按手礼に出席、按手に加わり新しい牧師の誕生を共に祝福することがゆるされました。式の誓約の中で「どんな迫害や反対があっても忍耐し…福音の真理を守り…」との問いがあり、わたし自身ドキッとしました。もちろん彼らが歩んできた歴史の中から出た言葉にちがいありません。そして、教団の式文の中には無い言葉です。 わたしは改めて在日大韓基督教会の憲法(教団の教憲・教規にあたる)を読みました。第1章「原理」、第2章「教会」(以下略)です。「原理」の第1条は「良心の自由」で条文はこう結ばれています。「私たちは全ての信仰問題に関して各自の良心に従って判断する自由を……

【4610号】ジャカルタ日本語キリスト教会へ 松本章宏宣教師派遣式

松本章宏宣教師派遣式が六月二九日に大宮溥世界宣教協力委員長の説教、上田博子宣教幹事の司式により教団会議室で執り行われた。 松本氏は北海道で道立高校の英語教師として勤務した後、韓国の亜細亜連合神学大学院で学んだ。同校卒業後、北海教区十二使徒教会を二〇〇五年三月まで牧会した。その間、米国ウェスタン神学校大学院で一年間学んだ。 その後、シンガポールの弟子訓練センターで研修を受け、この度、ジャカルタ日本語キリスト教会の招聘により宣教師として派遣される運びとなった。教団からジャカルタ日本語キリスト教会へは、初めての宣教師派遣となる。 インドネシアではイスラム教・仏教・ヒンズー教・キリスト教が公認され、イスラム教徒が約八〇パーセントを占めている。ジャカルタ日本語キリスト教会は、インドネシアで毎週日本語礼拝を守る唯一のプロテスタント教会である。単立教会として創立以来二八年、インドネシアの経済状況と……

【4610号】「宣研五〇年の歩み」を冊子に 第四回宣教研究所委員会

七月二六・二七日の両日、第34総会期第四回宣教研究所委員会が教団会議室において開催された。 今回は、今総会期の最後の委員会として、主に前回からの継続審議事項と次期総会期委員会への申し送り事項について話し合いがなされた。 継続審議事項は次の通り。 ①資料の保守整備について。「教団年鑑」「教憲・教規」のコピー製本はほぼ完了。次に「教団総会議案報告書及び議事録」のコピー製本に取りかかる。 ②ラクーア伝道プロジェクトが完了した報告を承認。 ③『九、一・二の記録』オンデマンド出版がほぼ完了した報告を承認。 ④『万博・東神大・教師検定試験問題年表』の「東神大年表」について。研究会を立ち上げることが前委員会で承認されたが、山口隆康氏、近藤勝彦氏、芳賀力氏に研究員を委嘱することを可決した。 ⑤『教団史資料集第4巻』の宣研設立当時の記録について。改訂増補の必要があることが前回において加藤幹夫書……
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