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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4606号】関東教区の熱心の分かち合いを 第9回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会

2006年7月8日
第九回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会が六月六日教団会議室において開かれた。 (1)事務局報告 ◎献金累計額(六月五日現在)九六、二七二、五三三円。このうち、四月一日以降の増加額は四、四三九、九四〇円。一六六件。 ◎ 栃尾教会外壁工事費用一三六、五〇〇円を送金した。 ◎ 「支援ニュースNo.5」を各教会、各教区総会に向けて送付した。 (2)関東教区報告 村田元中越地震被災教会・被災地支援センター統括主任から被災教会の現況について報告を受けた。 ①長岡教会=会堂、牧師館、教会墓地の修繕が終わり、新しい思いで、希望に満ちて二〇〇六年度を歩みはじめた。②栃尾教会=教会の内壁、外壁、基礎部分の修復工事がおおむね終わった。③十日町教会=牧師館の取り壊しを昨年末に実施、近く建築が始まる。牧師館建築後会堂の補修、十日町幼児園、山本愛泉保育園の補修・改修工事の予定。④見附教会=……

【4606号】三宅島伝道所集会の現状は いつでもどこでも思いは同じ

先ずは、避難中のご支援に、お礼を申し上げます。ありがとうございました。いろんな意味でとても励まされました。 二〇〇〇年の三宅島雄山の噴火によって、三宅島伝道所集会も泥流と一緒に流されてしまったと思っていました。 とても素直でない自分がいました。避難して二ヶ月程過ぎた頃に、山田牧師が避難先まで訪ねてくださいました。とてもうれしかったはずなのに、あの時の驚きと感動はどこかへ行ってしまって、空回りし、ただ右往左往していました。昨年二月、避難解除になったときも、夫は「帰る」、私は「帰らない」と、意見の対立。帰島の手続きをしてしまった夫に従うしかなく島に戻りました。帰島しても自分の家はガス高濃度地区なので今も仮住まいです。が、帰島して一年と一ヶ月。今はその夫に感謝しています。 噴火前、避難中、そして帰島後の集会をさらに支えてくださっている先生方、教会員の皆さんのお心に触れて、主の影を感じていま……

【4606号】この春新島教会に赴任して 課題は若い人達への伝道

新島教会に赴任して、早一ヶ月半になろうとしています。まず、新島教会について紹介します。新島教会は伊豆諸島の新島にある教会です。新島には教会が一つしかありません。現在の会堂は一九六七年に献堂されまして約四〇年の歴史を経ています。新島特産であるコーガ石を使った立派な会堂です。屋根の上には十字架がそびえ立っていて、礼拝堂に入りますと礼拝堂の正面に十字架が見えます。以前の会堂の床柱で作られたそうで、四〇年前の伝道の熱気が伝わってきます。その当時活躍された教会員の方々は、九〇歳以上になられまして、元気な時に礼拝にみえます。教会員は八名、客員は二名で礼拝を捧げています。年齢構成をみますと九〇代が三名、六〇代が二名、五〇代が二名、八〇代が一名です。ここ新島でも、教会員の高齢化がみられます。 教会学校は時々四名程度の子ども達がきます。教会員であり元音楽の先生が子ども達に歌の指導をし、その子ども達が教会学……

【4606号】願い・幻を共有する交わり 100年を超えた伊豆諸島伝道

第39回伊豆諸島連合修養会 伝道の幻を熱く語り合う時 伊豆諸島には、大島・新島・三宅島・八丈島の四島に教団の教会・伝道所が五つある。宣教が開始されてから百年を超える島もある。大島元村教会と新島教会は今年創立九五周年を迎えた。 伊豆諸島連合修養会は始め、他の教会と交わることの少ない島の教会が、互いに励まし合うために会場を持ち回りにして行われてきた。しかし、二三年前の三宅島の噴火以来、東京教区・東支区で島の教会を支える気運が高まって、会堂を失った三宅島の伝道再開のために三宅島伝道委員会が設置された。一九八六年には伊豆諸島伝道委員会と改称されて、教区と委員会主催のもとに伝道協議会や連合修養会が、都市部の教職や信徒たちも加わって開催されるようになった。近年はことに教区や支区の婦人部の参加・協力が大きく、今回も島外参加者の65%を占めた。 今回の修養会は、大島元村教会(大森清一牧師)……

【4606号】荒野の声

▼トルストイの『人生論』冒頭。粉ひきの男が、効率を良くしようと水車の手入れをする。そのために、水車の構造を調べ上げた。やがて、根本は水車を回す水にこそあると考えつき、彼は川の研究に没頭する。そして、いつの間にか、彼の水車は、回らなくなり、用をなさなくなってしまう。▼私たちは、聖書を読み、神学を論ずる。しかし、何のためにそれをしているのかを忘れると、水車が回らなくなるように、私たちの信仰も枯渇してしまうだろう。ゲーテはファウストにこう言わせている「無駄とは知りつつ神学までも」。▼各教区総会宛ての挨拶文で、山北議長が『正しい聖礼典の執行』を強調したことが波紋を呼んでいる。▼表面的なことに留まるのではなく、そも聖餐式とは何かという一番重要なことで議論し、ここから、当然ながら、十字架の贖罪のことに展開し、更に、キリスト論へと議論が深められるならば、無駄ではないだろう。大いに聖書に聞きながら、徹底的……

【4606号】メッセージ

ルカによる福音書 12章22~34節 小さな群れよ、恐れるな 芦名弘道 ・最も良くご存じなのは主ご自身 「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる」(12・32)。 この言葉を最初に聞いたのは、全世界でたった十二人、ルカの報告によって広く捉えても七二人の主の弟子たちです。一握りとも言えない無きに等しいこの群れに、「恐れるな」と主は言われました。 私たちも微少な群れです。将来への言い知れない不安は心を去りません。その不安を育てている根は、私たちの中にある恐れであることに、この主のお言葉の前に立って改めて気づかせられました。 教会の今後を憂い悩む心の奥底には、このままでは教会が消えてなくなるのではないかという恐れが常にあります。現実を打開しようと提示される知恵に富む方策も、力を込めた叱咤も、ついには虚空に吸い込まれるように消え失せてしまうのは、すべ……

【4605号】ラバイズ・フォー・ヒューマン・ライツ

2006年6月24日
前述した日本宗教連盟理事長として各方面の会に参加させていただいている。五月十一日外国人記者クラブにて、庭野平和賞の授与式に出席した。 今回はイスラエルのラビたちがパレスチナの弱者側に立って平和と人権と正義のため貢献している働きが選ばれて二千万円が贈られた。立正佼成会が授与するのだが選考したのはノルウェーのルター派の司教がその責にあった。 私はイザヤ書32章17節を引用しつつ挨拶した。「神の姿に似せて創造された人間(Imago Dei)をパレスチナ人、イスラエル人の隔てを越えて尊重していくための実践こそ、まさにシャロームそのものです。 平和について論ずる者は少なくありません。平和を願う人も多くいます。しかし、平和を作り出す人は必ずしも多くはないのです。 そうした中にあってラバイズ・フォー・ヒューマン・ライツのなしつづけておられる平和を作り出す働きは、全世界の人々に人間の尊厳を取り戻さ……

【4605号】人ひととき 柴田 順子さん

78歳、将来を語る 新聞広告で見たカルチャーセンターの和菓子作りの講座が目にとまり、申し込んだ。「こんなにのめり込むとは思いませんでした」マイスターをはじめ数々の資格を所得し、気が付けば和菓子を作り続けて十年になる。 教会に繋がったのは母の影響だった。自由学園で羽仁もと子の薫陶を受け、卒業後、植村環に導かれて受洗した。近所の八百屋の二階を会場として、浅野順一が聖書の勉強会を開いていたのにも参加した。母の祈りに支えられて教会生活を続けていると思っていた。しかしある時、母を通して神様が捉えていて下さると気付かされる。母の姿を見て学ばされた事は多いが、それも神様の守りであり、母の姿を通してつかまえて下さったのだ、と。そもそも自分は大それた人間じゃない。意地悪をしたり、きつい事も言う。でもそんな人間が人を喜ばせたい、それを通して神様に喜んでいただきたい、そう思うように導いて下さったのだと思……

【4605号】お知らせ

★ハンセン病を正しく理解する講演会2006「いのちの尊厳を求めて」/(1)関東地区、時=6月24日(土)14時~17時、所=教団柿ノ木坂教会、講師=石田裕さん/(2)関西地区、時=7月1日(土)14時~17時、所=日本キリスト教会西宮中央教会、講師=曽我野一美さん/主催=社団法人好善社TEL03-3712-3845、関西連絡先TEL06-6491-1704(山本) ★東京地区原理問題相談会 時=7月7日(金)13時~15時/所=日本キリスト教会館4階会議室/問合せ=東京教区事務所(TEL03-3203-4270)

【4605号】出版局ニュース

★新刊から 『歴史の狭間を生きる』〈李仁夏〉戦争が暗い影を落とす一九四一年に余儀なく日本の中学に留学。教会と地域に仕えつつ、「寄留の民」として差別と向き合い、共生社会を目指して「和解の福音」に仕えた感動の記録。四六判・二三一〇円 『キリスト教徒が生きたローマ帝国』〈松本宣郎〉キリスト教公認以前のキリスト教徒は、「迫害」の中で死と隣り合わせの日々を送っていたのであろうか。彼らの実態を、社会史の観点から丁寧に紐解く。四六判・二五二〇円 『初期キリスト教の礼拝--その概念と実践』〈P・F・ブラッドショー、荒瀬牧彦訳〉教会の最初の数世紀に、キリスト者たちはどのような儀式を、なぜ行ったのか。時代背景と地域性から説得力のある叙述で考察し、その起源と展開を探る。四六判・二六二五円 『講座 日本のキリスト教芸術』全3巻〈刊行開始〉 日本の文化に溶け込み、固有の芸術として開花した、日本におけるキリ……
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