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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4621号】小出教会の着工は一年延期に 第一回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会

2007年3月3日

第35総会期第一回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会が一月二九日~三〇日に被災地で開催された。
Ⅰ、被災五教会の現状報告
委員会に先立ち見附教会で開かれた被災五教会連絡会に陪席し、再建途上にある各教会の現状報告を受けた。
(1)小出教会=水害、地震と昨年の豪雪被害のため、修復不可能となった礼拝堂・牧師館を十一月に解体した。
被災後、主日礼拝は近くにある清心保育園で守られている。借地であった旧会堂・牧師館跡地での再建も地主との調整がつかず、他に用地を求めることを余儀なくされた。幸いにも近隣に適地が与えられ、宅地転用許可もおり、今月、土地購入手続きを完了した。結果、建築着工は一年延期の計画となった。
(2)栃尾教会=消雪パイプ、消雪用井戸の打ち直しが終わり、水が出るようになった。
(3)長岡教会=被災関連の借入金も今年度で完済。毎週、二〇名ぐらいの礼拝を守っている。
(4)十日町教会=山本愛泉保育園の工事は完了。牧師館の再建工事については、契約額の減額交渉の関係で今夏着工を断念し、計画の再検討を行っている。
(5)見附教会=昨年末に再建用地の取得手続きを完了。四月から新任牧師を迎え、雪解けを待って再建計画に拍車がかかる。教会員は二〇〇七年のクリスマスは新会堂で守る希望をもって、準備を進めている。
Ⅱ、被災教会会堂等再建支援委員会
一、組織
互選により委員長・小橋孝一、副委員長・石橋秀雄、書記・樋田利明を選任。
二、事務局報告
(1)献金累計額(一月二六日現在)一四一、七二四、三三四円。このうち、第34総会期第六回常議員会報告から増えた金額が二三、六二四、二八一円。六一四件。
(2)一月中旬に全国各教会にあて新年度においても支援募金の配慮お願いのハガキを送付した。
三、支援計画
今総会期の支援計画をスタートさせるにあたり、再建支援事業および募金目標額の見直しについて協議。
(1)被災会堂等の再建支援
①見附教会は水害、震災による地盤崩壊のため、同地での再建は不可能と判断、用地の新規購入が必要となったこと。
②小出教会は会堂・牧師館が借地に建っていた。契約更新について地主の合意が得られず、近隣の再建用地を購入し、移転することとなったこと。
(2)募金目標額
上記、見附・小出両教会の会堂・牧師館の再建に土地購入資金が必要となったため、目標額一億五千万円に三千万円を増額し、一億八千万円とし、七月の常議員会に提案することとした。
(3)支援ニュースの作成。教区総会に向けて四月に発行する。
(4)見附教会、小出教会の購入土地を視察。
委員会二日目の午前に、今年は降雪量が少ないとはいえ雪に覆われた再建地に立ち、神のお導きと私たちの使命を強く覚えた。
(樋田利明報)

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