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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4616号】JOCS 日本キリスト教海外医療協力会

2006年12月16日
命と向き合う~ キリスト教医療ミッションの現場から JOCSの歴史は、日中戦争の惨禍の只中、一人の牧師の情熱に打たれたキリスト者医学生が中心となって中国難民救済施療団が赴いた(一九三八年)ことに遡ります。それは、学生YMCA・学生キリスト教運動のうねりと呼応し全国各地の若者たちを巻き込んでいきました。 第二次大戦後、日本キリスト者医科連盟が設立(一九四九年)され、その後創立(一九六〇年)されたJOCSは二〇一〇年に五〇周年を迎えます。私たちの歩みは、JOCS二五年史「アジアの呼び声に応えて(新教出版社:隅谷三喜男著)」に克明に記録されています。それは日本における海外での保健医療協力の草分けとして、時代の荒波を乗り越え草の根の人々と共に歩んだ歴史でもあります。 "Go to the people"(人々の中へ行きなさい)-これは、私たちの基本的な精神です。故岩村昇さんがあのネパール……

【4616号】荒野の声

▼十二月二四日も深夜、帰省もできず、どこといって行き場もなく、一緒に過ごす恋人もない、哀れな神学生数人が、寮のロビーで、たむろしていた。未だコンビニのない時代、「お腹が空いたね」と愚痴りつつ、教会で貰ってきた菓子を、貧乏たらしく分け合っていた。▼突然の来客があった。神学生へのプレゼントにと綺麗に包装された品々と、クリスマスらしいご馳走もあった。残っていた神学生が皆呼び集められ、にわかにイブの祝会が始まった。▼客は作曲家の安部正義さん。『馬槽のなかに』が生まれる逸話、働いて弟妹を養わなければならない貧しい生活の中で音楽を志し、成人してからやっとピアノを弾くことができたという苦労話、否、証を伺った。讃美歌も一緒に歌った。▼田舎の貧しいノンクリスチャンの家庭に、サンタクロースは一度も来てくれなかったが、この日、神学校の寮で、確かにサンタクロースを囲んで、イブの宴が持たれた。三〇年程も昔の古い古い……

【4616号】お知らせ

「教団新報」次号四六一七 ・一八号を合併号とし、一月二〇日に発行致します。 なお教団事務局、出版局、年金局は二九日~一月四    日は休業致します。 総幹事 竹前 昇

【4616号】クリスマスメッセージ

ルカによる福音書 1章39~45節 幸いなものたち 広田叔弘 ・大変なことを言ってしまった 「マリアは言った。『わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。』そこで、天使は去って行った。」(1章38節) にわかに訪れた天来の客人。用を済ませると帰って行きました。マリアの心には昂ぶる気持ちがあったでしょう。天使と対面して神の心を打ち明けられたのです。天使が去った後は、いつもと変わらぬ時間が戻ってきました。 そこでマリアは我に返るように思った。 〝アッ、大変なことを言ってしまった…〟 特別な時間は過ぎました。後に残るものは、神の言葉と信仰の決心のみ。人生全体がかかる重大な決断です。 ほんのわずかな時間で、「お言葉どおり、この身に成りますように。」言ってしまった。 〝これから先、わたしはどうなるのだろう〟 マリアは怖くなりました。 自分で決断……

【4615号】お詫び・訂正

2006年12月2日
4614号1面、信徒常議員、津村正敏氏の「◎(初)」を「○(元)」にお詫びして訂正いたします。

【4615号】出版局ニュース

●新刊から 『日本基督教団式文(試用版)-主日礼拝式・結婚式・葬儀諸式』〈日本基督教団信仰職制委員会編〉一九五九年『日本基督教団口語式文』、一九九〇年『新しい式文 試案と解説』をふまえ、特に会衆の礼拝参加を念頭に置いて構成された式文。B6判・一七八五円(会衆用の購入は教団事務局へお申し込みください) 『J・S・バッハ-時代を超えたカントール』〈川端純四郎〉当時の宮廷・議会・教会の軋轢の中で、バッハの目指したものとは。社会史的視点で生き生きと描き出された、大音楽家の生涯。A5判・三一五○円 『総説 キリスト教史』 全3巻〈監修=荒井献・出村彰〉第2巻 宗教改革篇〈出村彰〉最新の研究成果と改革者が記した原典文献を駆使して書き下ろされた激動の時代史。A5判・三九九〇円 *続刊=1原始・古代・中世篇/3近・現代篇 『講座 日本のキリスト教芸術』全3巻 1音楽=横坂康彦編・二六二五円/2美術……

【4615号】お知らせ

★JOCSチャリティー映画会「こころの湯」 時=12月2日(土)19時 所=なかのZERO小ホール 入場料=千円/申込み・問合せ=JOCS TEL03-3208-2416

【4615号】人ひととき 吉田 好里さん

黒鳥・清水・浅見裁判に勝訴、支援を感謝して 統一協会問題に関わりをもつようになったのは自分から進んでのことではない。二〇年近く前当時の東京教区でも、この問題に対応しようとの話が持ち上がり六支区から代表者一人が参加することとなった。その一人として出席しただけ。そもそも統一協会についての知識も持ち合わせてなく親泣かせの原理運動、そんな程度であって「はからずも関わってしまった」と吉田さんは言う。 やがて「六支区原理問題世話人会」が発足し、相談会を行うと共に、教団では「原理問題全国連絡会」が発足し各教区代表による情報交換が年一回行われるようになった。「原理問題全国連絡会」で長年この問題に関わり、所謂「救出」を行ってきた人たちが経験談を話した。特に、この問題で熱っぽく語っていた牧師として、すでに亡くなった小林健志牧師のことを今でも忘れられない。そのようなことが「結局は泥沼にはまってしまった」……

【4615号】顔の見える交流を 東中国教区「教区の集い」報告

一〇月八~九日、休暇村蒜山高原において東中国教区「教区の集い」が、好天のもと開催された。隔年で開催されている集いであるが、今回で四回目となる。参加者は、三三教会より一八五名であり、回を重ねるごとに増加している。 教区が目標としている、顔の見える交流、を具体化するための集いであるが、今回のテーマは『主にあって一つ-互いに知り合い、課題を共有する-』であった。二日間を通して、テーマを深めるためのプログラムが組まれた。 一日目の「交流アワー」は、子供たちも共に参加していることもあり、各教会の自己紹介の合間に、讃美の時や、クワイアチャイムの演奏などがなされ、楽しい雰囲気のうち、特徴の出た教会紹介がなされた。 また、教区が開設予定の「セクシュアル・ハラスメント相談窓口」のアッピールのためにスタンツが演じられた。 夕食後は、バザーを楽しむひと時を持つのが、この集いの特徴でもある。それぞれの教会……

【4615号】宣教師からの声

連携交流を深め、共に力強く 石原 兆魁 (台湾基督長老教会からの派遣宣教師) 使徒パウロは「神の御前で、そして、生きている者と死んだ者を裁くために来られるキリスト・イエスの御前で、その出現とその御国とを思いつつ、厳かに命じます。御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい」(テモテ二4章1~2節)と言われましたが、正に福音伝道者は、いかなる状況、いかなる場所においても、忠実に宣教しなければいけないと私は絶えず激励されて来ました。 一九八八年、私は台湾基督長老教会から宣教師として日本に派遣され、今日に至るまで台湾人宣教を最重要課題として尽力してきました。この十数年間、在日台湾教会の諸先生方をはじめ、多くの方々のご助力を得、また皆様と協力して参りました。また、教団の諸先生方からもご指導を頂き、愛と励ましとご代祷を賜りました。心から厚く感謝申し上……
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