第36総会期第1回宣教委員会が3月30(月)~31(火)10名の委員、3名の陪席のもと開催された。
招集者の司式で開会礼拝を行った。先ず、委員の自己紹介を行い、それから組織会がなされ委員互選により、委員長に小出望(静岡草深教会)、書記に具志堅篤(読谷教会)が選出された。
第36回総会を受け、宣教委員会の在り方、その意義を再認識するための協議を行った。それから前期委員会からの6つの申し送り事項、①「宣教方策会議の開催」、②「刑務所伝道の推進」、③「在日大韓基督教会との宣教協力の推進」、④「障がいとの取り組み」⑤「統一原理問題連絡会の開催」、⑥「農、林、漁業の問題との取り組み」についての協議がなされた。
常議員会、常設専門委員会(伝道委員会、教育委員会、社会委員会)、自主活動団体(全国教会婦人会連合、日本キリスト教保育所同盟、全国教会幼稚園連絡会、統一原理問題連絡会)……
札幌教会の負担金保留問題で議論 北海
北海教区総会は4月29日と30日、北海道クリスチャンセンターで開催された。正議員128名中108名の出席で成立した。
開会宣言がなされた直後、ある議員から、札幌教会の議員資格について疑義が出された。札幌教会は分担金未納(保留)状態にあり、負担金を納めていない教会の議員が登録されていることの当否を問うものであった。この背景には、現在「訴願問題」と呼ばれている一昨年来の問題があり、札幌教会と教区との意見が対立している。それは、札幌教会の行った信徒の戒規について申し立てられた不服(訴願)に関し、その取り扱いを巡る同教会と教区との理解の食い違いである。そうした背景も理由となって、今回の教区総会の会場も、当初は例年通り札幌教会が予定されていたが、同教会が会場提供を断り、北海道クリスチャンセンターでの開催となったという経緯がある。
札幌教会の議員資格に関……
共に伝道し、共に支え合う、三役に女性2名 四国
第67回四国教区総会は、4月28日から29日まで、徳島市内の徳島グランドホテル偕楽園を会場として開催された。議員154名中128名(開会時)が出席した。
開会礼拝・組織会の後、議長メッセージが発表された。野村忠規議長は、合同教会としての深い交わりへと導いた先輩教師たちの指導と、謝儀に関する互助運動を始めた先輩信徒たちの熱意に感謝の辞をまず述べた。次に、「そのバトンを受け継いで、足元の歩みに忠実に教区形成をなしつつ、加えて教団中央に敏感に対応しながら、歩んでいきたい、また、財政的には、教区活動連帯金がなくなりかけているなどの厳しい環境にあるが、これも教区は何のために必要かという問いを、教区は教会に仕えるためにあることを再認識する時としたい」とも述べた。最後に、6年間の任期中、すべての教師と信徒の方々から助言と祈りをもって支えられたことに……
按手礼執行方法変更可決 九州
第59回九州教区総会が5月4~6日、福岡中部教会を会場として開催された。開会時、正議員260名中188名が出席した。
西畑望議長は、8項目にわたる議長報告を行った。議事に関係する主な項目として、按手礼執行方法変更の再提案について「二種教職制の課題に向き合いながら按手礼を行なうことは、そのこと自体現行制度の中で矛盾を抱え持つ中で行なうものであることを認めざるを得」ない、「教規に定められている教区の処理すべき事項に按手礼がある」として、決議に至る審議を求めた。また、教区財政、教区互助制度について「教会負担金の会員一人当たりの負担額は『大規模教会』と『小規模教会』との比較において最大で2倍の開きがあることが判り(中略)、『小規模教会』に負担を強いる不平等な格差が存在している」として、是正する負担金算出方式検討を行なったことの理解を求めた。
「按手礼執行方法……
問安使の処遇で激論、三役再任 西中国
第58回西中国教区定期総会は、5月6日から2日間、広島市のエソール広島で正議員141人中、開会時、116人が出席して開催された。
冒頭の組織会で、「なぜ教団問安使が来訪者で、沖縄教区問安使が准議員なのか」との質問が出て、教団問安使問題が大きな論点となった。
柴田もゆる議長は、教団、沖縄教区との問安使派遣を巡る交信を文書で配布し、教団、沖縄教区とも問安使の派遣取り止めに至った経緯を説明した。両者の処遇の差について柴田議長は、「沖縄は、教区が派遣を要請したので准議員とし、それ以外は来訪者とした」と答えた。総会には、中部教区が能登半島地震報告の特使を派遣したが、来訪者として挨拶を行った。
これに対し、「受け入れる限りは准議員とするのは当然で、好きか嫌いかは議論の中ですること」との反論が出たが、柴田議長は、「教団問安使には、これまで条件を付けて来た……
嵐の気配が強まる中で
大不況、新型インフルエンザの脅威と、嵐の気配が強まる中で、各教区絵会が始まった。ここでも、嵐の予感がする。問安使の拒否、敬遠、教団新報でも取材拒否や、議席どころか座席が貰えないという事態がある。勿論暖かく迎える教区も。一方で、この世では政党の代表交代が大きなニュースになり、諸教区では三役が新しく若返る所が多い。新風が吹くのか、それとも風邪か嵐か、この号の発行日翌日はペンテコステ。聖霊の風よ吹け、新しい命を吹き込めよと、祈るばかり。
SJCFという主にある群れをご存知であろうか。これはシンガポールにある主の共同体SINGAPORE JAPANESE CHRISTIAN FELLOWSHIPの略 である。
その ミッションステートメントには「SJCFは、主イエス・キリストを主と受け入れた私達が、このシンガポールの地でキリストにより、一つの体とされた信仰者の群れである教会です。エペソ 4 章16節」とある。
この度、お招きをいただき 4 日間で 5 つの集会を担当し、交わりをなしえた。
折しも経済情勢の悪化等により日本に帰国する家族が続出する中ではあったが、活発な活動を展開している様子を目のあたりにすることができた。
会堂を持たぬゆえ、聖日は午後 3 時から 2 時間、セント・ジョージ教会を提供していただき礼拝を守っている。
往時は百人を越える出席者があったとのことだが、現在は50〜60人、それでも聖歌隊奉唱者を……
神の奇跡で進む御業
~学長就任にあたって~
1959年の8月、初めて教会に行った。最初に手にした聖書の背表紙には「宣教百年記念」とあった。一年後に受洗、このときすでに伝道者への献身の志が与えられていたが、牧師の指導もあって国立大学での哲学の学びを終え、1966年、時満ちて東京神学大学に編入学する。卒業後、小岩教会の牧会を経てドイツへ留学。1978年、ベテル教会の牧会を兼務しつつ、東京神学大学の教授会の一員となる。それから31年、教会に出会ってから50年、折しも「宣教150年記念」の今年、学長となった。
日本におけるプロテスタント伝道は逆風の中にある。近代科学・技術偏重の社会の中で人間は救いを求めている。十字架につけられし主イエス・キリストにおける神の救済の御業、ここに明確な救いがある。この一点を深く掘り下げ理解して、「現代を生きる人の心に届く新鮮な言葉」で伝道することが求められて……
「ミャンマー・サイクロン募金」
「中国四川省大地震募金」
共にACTに送金し終了いたしました
★ミャンマー・サイクロン募金総額
14,978,792円
★中国四川省大地震募金総額
16,890,347円
相次ぐ未曾有の被害に対して、多くのご献金をお寄せいただき、心から感謝します。
2009年3月13日
日本基督教団社会委員会
委員長 福井博文
★新刊から
『日本基督教団式文(試用版Ⅱ)』日本基督教団信仰職制委員会=編 洗礼式ならびに入信諸式、転入会式・転会式、正教師按手礼・補教師准允式、教会諸式、個人の信仰生活に関する諸式を収録。指針や解説、所作等の指示により手引書としての役割も果たす。B6判・2100円【好評発売中】日本基督教団式文(試用版Ⅰ)-主日礼拝式・結婚式・葬儀諸式1785円
『憶えよ、汝死すべきを-死をめぐるドイツ・プロテスタンティズムと音楽の歴史』深井智朗・大角欣矢=著 「死」を、ドイツ・プロテスタンティズムにおける「神学」と「音楽」は、いかに捉えてきたか。16~20世紀前半までの変遷を跡づける。A5判・5880円
『夕べになっても光がある-「老い」について聖書からきく』宍戸好子=著 聖書は、齢を重ねる者への慰めと警告を豊かに与えてくれる。「老い」の視点から向き合った御言葉の黙想が、高齢による悩みや不安をあた……