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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4679号】教団教誨師会の設立を目指して-教誨師教区代表者会・研修会報告-

2009年7月25日
  6月1日・2日の両日、東京代々木の国立オリンピック記念青少年センターを会場に標記の会が開かれた。教団教誨事業協力会の主催で、沖縄、北海の2教区(教団教誨師不在)以外の全教区から30名が参集した。「日本基督教団教誨師会設立に向けて」を主題として論議を深めた。 開会礼拝に続き、参加者の自己紹介も兼ね「教区報告」が行われた。地域毎に施設数、教誨師数、教区状況等の格差はあるが、教誨活動が教区や地区の伝道委員会等の中に位置づけられ、支援予算が計上されており、年毎に支援体制が強化されている状況が報告された。 教団も伝道委員会が、毎年助成金と「宗派負担金」を支弁していることや「全国教誨師連盟(全連)創立50周年大会」特別分担金を負ったこと、さらに伝道委員会担当委員と担当幹事が代表者会等に陪席し、物心両面から当協力会活動を支えていることが感謝をもって報告された。 また……

【4679号】献身のとき No.4

上田光正(美竹教会牧師) 「わたしには深い悲しみがあり、わたしの心には絶え間ない痛みがあります」(ローマ9章2節) わたしが献身を決意したのは、ほとんど一瞬のことであった。高校時代から、自分が何になるべきかを思い悩んでいた。しかし、幾ら考えても答は得られず、悶々としていた。教会に行き始めたのは、大学に入った1960年の春。その年のクリスマスに受洗した。 医学部に席を置いたのは、家業を嗣ぎたかったからではない。単に、6年間も時間があり、その間に天職が何であるかが分かるかも知れない、と考えたからである。教養学部を終え、医学部の入学式を終えた日の夜、召命を受けた。何の迷いもなく、むしろ、自分がこの世に生を受けた理由が明らかとなったことを喜んだ。自分の将来と言っても、人生の転換期になったときに、初めてリアルに示されるもののようである。翌朝東神大に行き、仮入学の許可を得……

【4679号】訂正・お詫び

教団年鑑掲載の武蔵野扶桑教会の電話番号が間違っていました。次のように、お詫びして訂正致します。 0422-51-8479     新報4676号、1面、兵庫教区総会記事中、①写真のキャプションで「マスク着用が義務づけられた」とありますが、マスク着用が義務づけられた事実はありませんでした。②文中、「特にセンター職員の採用やセンター運営について、今までより詳細な規則が定められる事となり」とありますが、これらの規則が定められた事実はありませんでした。「センターを含め教区の運営や任務について教区規則上、別に定めると規定し、その取り組みが次期総会に向けてなされることとなり」に、お詫びと共に訂正させていただきます。   教団新報4677・78号、2面、奥羽教区総会報告記事中、常置委員選挙結果の【信徒】欄、鈴木努を鈴木務に、お詫びして訂正致します。   ……

【4679号】消息

  佐々木香理氏(武蔵野教会担任教師) 4月29日、逝去。42歳。兵庫県に生まれる。'91年東京神学大学大学院を卒業後、山形本町教会に赴任、06年から武蔵野教会を牧会した。遺族は、夫・潤さん。 宮崎 洋氏(隠退教師) 2月25日、逝去。93歳。北海道に生まれる。'41年青山学院神学部を卒業後、篠の井町講義所に赴任、福田村伝道所、屋代、遠州、中遠、遠州栄光の諸教会を経て、'87年から袋井教会を牧会し'91年隠退した。遺族は、息・紀男さん。 西原 明氏(隠退教師) 4月18日、逝去。80歳。兵庫県に生まれる。'55年東京神学大学大学院を卒業後、高砂教会に赴任、品川教会を経て、'66年から島之内教会を牧会し、'98年隠退した。遺族は、妻・由記子さん。  ……

【4679号】声 明

  本日、警視庁は世界基督教統一神霊協会(統一協会)信者が運営する有限会社新世のいわゆる霊感商法の手口による物品販売等の活動について、同社代表取締役田中尚樹をはじめとする統一協会信者らの逮捕及び統一協会渋谷教会など関連施設数か所に強制捜査を行った。   有限会社新世の物品販売等の活動は、教祖文鮮明の毎月いくら、さらにいつまでにいくら送金するようにという指示を実現するために、全国各地でなされている活動の氷山の一角にすぎない。その手口の計画性、組織性、悪質性及び被害金額が莫大であることは、他の悪質商法に例を見ないものである。今回の強制捜査は、沖縄・長野・新潟・大阪・福岡の各県における強制捜査につづくものであり、長年に亘る統一協会の悪質な資金集めの実態を解明し抑止するうえで高く評価できる。   上記強制捜査を踏まえ、統一協会の経済活動を担う幹部らをはじめ事……

【4679号】教区独特の手続きを経て准允式

  第122回神奈川教区総会が6月27日、清水ヶ丘教会で開催された。正議員222名中183名の出席で成立した。 開会礼拝は逝去教師を憶えつつ献げられ、来賓紹介や組織会等、所定の手続きが進められ、議案第一号「補教師の准允執行に関する件」が上程された。 7名の志願者が、それぞれ所信を述べ質疑を経て採決に入ったが、採決の前、神奈川教区独特の手続きがここで行われることが慣わしである。それは、志願者が受験した教師検定試験が、神奈川教区から見て不当か否かを諮るもので、議長は「このたびの教師検定試験が、神奈川教区から見て不当であるとまでは言えない、と思う方は挙手を」と求めるのである。この独特な手続きについては、受験拒否者の存在や二種教職制と検定試験に関する神奈川教区からの問題提起の歴史等が背景にあるが、そもそも教団の教師検定試験の当否を教区が問うのはおかしいといった批判や議論……

【4679号】世界宣教委員会下の関連委員会

  5月・6月に開かれた世界宣教委員会下の関連委員会について報告する。 ▼5月13日、スイス協約委員会と韓国協約委員会との第1回合同委員会を開催。スイス・韓国との三国間協議会(2010年11月)開催について協議した。 スイス協約委員会の今期委員は秋山徹(上尾合同教会)委員長、廣石望(フェリス女学院大学)書記、ダーヴィト・ヴィダー(関西学院大学)の3名。 韓国協約委員会は、石田周介(日本キリスト教社会事業同盟)委員長、高田和彦(立川教会)書記、朴美愛(酪農学園)の3名。 ▼6月9日、第1回国際関係委員会を開催。アジア等からの留学生を対象とする、エキュメニカル協力奨学金の奨学生を2名選考した。 10月の「世界宣教の日」献金の一部は、この原資に充てられている。加えて、英国メソジスト教会のスカラシップを教団新報にて公募することとした。 また、昨年……

【4679号】「両教会の宣教課題と宣教協力」をテーマに 第43回日本基督教団と在日大韓基督教会との宣教協力委員会

  6月8日~9日、石和にて、テーマ「両教会の宣教課題と宣教協力-第2回宣教教議会合意文書を踏まえて-」のもとに開催された。 出席は、在日大韓基督教会側は鄭然元(総会長)、金漢範(副総会長)、金柄鎬(総会書記)、朴珍烈(宣教委員長)、金健(社会委員長)、朴太元(教育委員長)、朴寿吉(総幹事)、教団側は山北宣久議長、佐々木美知夫副議長、鈴木伸治書記、小橋孝一在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、小出望宣教委員長、内藤留幸総幹事、今泉幹夫幹事。 開会礼拝は鄭然元総会長が、「主にあってひとつ」と題してメッセージを取り次ぐ。その後、両教会の報告が行われた。 発題は、「在日『外国人』を取り巻く状況と宣教の課題」と題して金健牧師、「個人的な経験と学びから」と題して小橋牧師が行った。日程の中で、DVD「在日大韓基督教会宣教100周年史」を鑑賞し、学びを深めた。 協議事項は以下の……

【4679号】決算を入念に審議-出版局を含む-

第36総会期第2回予算決算委員会が、6月8日(月)午後及び9日(火)午前の両日にわたって、教団会議室で開催された。 伊藤瑞男委員長による開会祈祷に続き、議事日程を決定して協議に入った。 先ず前回委員会記録並びに常任予算決算委員会記録及び報告を承認、受領した。 愛澤豊重総務幹事より出版局の借入が教団責任役員会で承認されたとの報告を受けた。また、計良祐時財務幹事より ① 大阪教区総会において未納となっている自立連帯資金の支払いが決定された、 ② 教職者家族奨学貸出金会計の帳簿をデータ化した、等の報告があった。 続いて協議された2008年度経常会計第二次補正予算は、期末累計額の収支差額1,700万円の内、1,000万円を減価償却引当預金に積立てることを目的に編成することを決定した。また、2008年度決算は決算書概要の字句を一部修正の上、承認された。 教団出版局2008年度決算に……

【4679号】教区創立10周年記念感謝礼拝

日本基督教団西東京教区創立10周年記念感謝礼拝が、6月28日(日)、阿佐ヶ谷教会を会場に開催された。説教は山北宣久教団総会議長、当日の聖書日課に当たるコリントの信徒への手紙二8章1~9節から次のように語った。 第31回教団総会では21世紀の伝道に全力を注ぐことが決議された。西東京が17番目の教区として創立したのはこの総会である。2つのことは対であるように思われた。西東京は伝道する教区として出発した。10周年を迎え、立川夕礼拝が標榜するように、「更に西へ」と伝道が進展することを願っている。 「十年一剣を磨く」という漢詩がある。10年かけて神の言葉を磨き、社会へと切り込み、伝道している教区の働きに感謝してやまない。 ジョン・ウェスレーは「財布を悔い改めさせなければならない」と言った。9節には実践の力が述べられている。『主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた』。このことに感……
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