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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4668号】「それ行け! 伝道」の主題を掲げて

2009年2月14日
新しい試みのもと、第17回千葉県信徒大会 一月十二日、西千葉教会において、東京教区千葉支区主催による第十七回千葉県信徒大会が開催された。大会が「千葉県」と銘打つのは、信徒大会の目的が謳うように、「千葉支区内諸教会の信徒が一堂に会し」て伝道地である千葉県全体を覚えるためである。 今回は、「それ行け! 伝道」との主題を掲げて、プロテスタント教会日本伝道150周年を記念する大会として開催された。山北宣久教団議長を説教者として迎えて礼拝が献げられ、その後、それぞれのプログラムが進められた。 「それ行け! 伝道」は著書名であるだけでなく、山北議長が一貫して訴えてきた伝道する教会論を象徴する合言葉でもある。説教者紹介の中で岸憲秀副支区長(千葉本町)は、「プロテスタント教会日本伝道150年について教団内に様々な理解があるのは承知しているが、大会実行委員会は150年記念の年をしっかりと受け止めた……

【4667号】御言葉の中を歩む

2009年1月31日
 大晦日の夜、午後十一時半から教会の除夜元旦礼拝が始まった。賛美があり、祈りがあり、ちょうど説教の途中で新年を迎えるのである。誰も時計を見ていないし、年が移る瞬間を気にしてもいない。ただ語られる神の言葉に聴き入っている。普段の主日礼拝では決められた時の中に御言葉が語られている感覚を持つのだが、ここ には御言葉が語られる中で時が過ぎているという感覚があった。これは幸いな経験である。 信仰生活に於いて自分の生きる時と場に御言葉を聴くことは私共にとって大きな恵みである。そして神の言葉が語られる中に自分の人生が過ぎているという事実は本当に素晴らしい恵みである。今頃そんなことを言っているのかと思われるかもしれない。しかし天に帰られた多くの先達の信仰の言葉、その病床で聞かされた信仰の 喜びが自分の中にも染み込むようで嬉しいのである。 新しい年が与えられた。この年も教会は命の御言葉を語り続けるの……

【4667号】人ひととき 田中 顕さん

   主にまかせよ 主にまかせよ 汝が身を 主はよろこび 助けまさん 大学四年になる時、学びに意欲を失い、一年間休学し、大学のあった北海道から帰省して京都の実家で過ごした。 生きる目的が見いだせなかった『自分病』のただなかにいる時、信仰の先輩が、この讃美歌を歌い祈ってくれた。自分中心の思いと甘えを諭され、神様に心を向ける必要を教えられた。 家業を手伝う中で復学への思いを固めていったが、心の闇は消えることがなかった。 そんな中出席した無教会の聖書研究会の中で、自分の罪深い歩みを告白し、主の十字架の贖いと赦し無しに歩めないことに気付かされた。その経験を通し、信仰を持つ両親と祈りを合わせ、礼拝にも出席するようになった。 復学、卒業後も無教会の集会や教団の教会の礼拝に出席していたが、職場は日曜日も交代で日直があり、自分の趣味にも心奪われ徐々に神様から遠のいてしまっ……

【4667号】隠退教師を支える運動 東海教区・西静分区推進座談会

 二〇〇八年十月三一日(金)十一時三〇分から一四時三〇分まで、「隠退教師を支える運動・一〇〇円献金」の東海教区・西静分区推進座談会を遠州教会で開催しました。 開会礼拝で中遠教会・兵藤辰也牧師からテモテへの手紙一6章13?19節を通して「私たちに福音を宣べ伝え、信仰に導き、指導して下さって、隠退された先生方に感謝し、すべてのことが神様の御恵みの内に行われていることを信じます」とのメッセージを受けました。 昼食を共にしながら、各出席者の自己紹介があり推進座談会に入りました。 「隠退教師を支える運動」多田信一委員長から日頃の「一〇〇円献金」に協力下さっていることの感謝の意をこめて挨拶を、櫻井淳子年金局業務室長からも挨拶がありました。 折りしも、十一月二三日(日)が「謝恩日」であることから謝恩日献金のことも説明をいたしました。 質疑応答の中では、年金制度の具体的な事柄、例えば給付に関して……

【4667号】牧師のパートナー

思いがけないところで... 片岡 輝美 (若松栄町教会員) 私の両親が牧会する若松栄町教会に夫が牧師として赴任してから二四年。四人の息子たちが成長し、昨年三月に四男が私の母校K小学校を卒業。私の六年間+子どもたちの十七年間=二三年間と人生のほぼ半分を通いました。PTAとしての関わりもあったため、母校との別れに寂しさを覚えた昨年の春でしたが、秋には喜びにあ ふれた経験をしました。 会津若松市企画調整課男女共同参画推進事業の一環「子ども人生講座」の講師としての依頼を受け、市立六小学校十九クラスの授業を担当したのです。テーマは「男女平等を考える」。 会津若松は県内でも早い時期に女性の権利のための運動が立ち上がり、今でも活躍する女性たちは多いのですが、現在、会津若松市による男女共同参画推進は「自分らしく生きる」を謳っています。 授業ではクイズやグラフを多用し、事前アンケートの発表や質問……

【4667号】消息

丸尾俊介氏(隠退教師) 九月二六日、逝去。八一歳。兵庫県に生まれる。一九五五年関西学院大学大学院修了後、伏見教会に赴任。その後、五九年から二〇〇〇年まで下落合教会牧師を務め、隠退した。遺族は妻の美津穂さん。 土居通昭氏(武蔵野緑教会牧師) 十一月十二日、逝去。六七歳。愛媛県に生まれる。一九六六年関西学院大学大学院修了後、神戸栄光教会に赴任。その後、萩、福岡女学院、芦屋山手各教会牧師を務め、二〇〇六年から武蔵野緑教会を牧会した。遺族は妻の比呂美さん。 藤代泰三氏(無任所教師) 十二月五日、逝去。九一歳。東京都に生まれる。一九四〇年青山学院神学部卒業後、同志社大学文学部神学科で学び、五二年から八七年まで同志社大学神学部神学教師として奉職した。遺族は妻の幸さん。

【4667号】常設委員会等選考結果

★=招集者、○=信徒 【宣教委員会=七名】 ★小出 望(静岡草深)、小西 望(仙台北)、篠浦千史(さや)、平山正道(四條町)、○鈴木優子(小松川)、具志堅篤(読谷)、古屋治雄(福岡中部) 【教師委員会=七名】 ★松井 睦(聖徒)、雲然俊美(秋田桜)、西澤他喜衛(甲東)、森里信生(関西学院)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、張田 眞(鳥居坂)、高橋敏通(下松) 【信仰職制委員会=七名】 ★岡本知之(西宮)、○須藤 繁(谷村)、○一條英俊(札幌北光)、岩橋常久(南大阪)、小友 聡(東京神学大学)、菅原 力(弓町本郷)、芦名弘道(近永) 【教師検定委員会=七名】 ★倉橋康夫(富士見町)、小峰 擁(前橋中部)、田中真希子(真駒内)、東野尚志(鎌倉雪ノ下)、渡部和使(名古屋北)、菅根信彦(神戸)、武田真治(広島) 【予算決算委員会=七名】 ★伊藤瑞男(静岡)、○長島恵子(鴨島兄弟)、○……

【4667号】教区コラム 南支区

教会の歴史的課題を思う 橋爪忠夫 南支区は、東京都内二三区の内、目黒、品川、大田、世田谷と港区の一部に広がる区域の三〇教会で構成されている。中でも百年の歴史を越える教会が五、八〇年を越えるものが六、逆に戦後に生まれた教会は八である。総じて長い歴史をもっている。一八七三年生まれの旧・東京公会、現・新栄教会もある。 従って、どの教会も直面している課題は、いかにそれぞれの教会の歴史を振り返り、その伝統をしっかり把握して、将来への展望を切り開くかである。その課題は大きい。私はこの教会の伝統について様々に考えさせられている。一つは、私たちの教会は圧倒的にアメリカの教会の影響を受けているということだ。教会というもの の発想も、実際の活動も敢えて言えばアメリカ型で、ヨーロッパ型のそれではない。宗教史家S・E・ミードは、アメリカの教会を一口で「自由教会」であるとし、その特徴を、非歴史性、自発に基……

【4667号】人権教育は神学校の大きな課題 第21回神学校等人権教育懇談会

第二一回神学校等人権教育懇談会が十一月十日(月)教団会議室で行なわれた。各神学校・大学、教会より一〇名が出席して共に懇談し、学びの時を深めた。 開会にあたり礼拝をささげ、大住雄一東京神学大学教授は、コリントの信徒への手紙第一より、「わたしどものクリスチャン生涯の一番根底にあるものは主イエスの十字架の贖いの恵みである。この贖いの恵みに応答してゆく中でこの地上生涯の証しの歩みがなされてゆく。その中で人権の教育は各神学校の大きな課題である」と 語り、祈りが捧げられた。 続いて谷本一廣部落解放センター活動委員会委員長が、自分の体験を通しつつ部落解放運動に立ち上がったいきさつなどを諄々と語った。 その中でも米国留学時の、マルチン・ルーサー・キング牧師の牧会した教会での交わりや、キング牧師暗殺後にコレッタ夫人の働きと実際に交流した貴重な体験等に触れ、「キリストの福音が世界中の人々に生きる喜び……

【4667号】「宣教師内規」最終段階へ 第6回世界宣教委員会

 去る一〇月七日(火)、第六回世界宣教委員会が開催された。 第35総会期の最後の委員会となったため、多くの議事をこなしながら、継続性のあるものは、次期総会期委員会および実務会へ申し送り事項とした。 まず、海外の受け入れ宣教師に関して「宣教師内規」の内容を概ね確定することができた。現在は最終段階にある。その手続きを次期委員会へ申し送った。 また、派遣宣教師の派遣体制も整備しつつある。現在検討中の宣教師派遣先は、北南米の四つの教会である。応募者への対応や手続きは、次期委員会へ継続とした。 その他には、今年度四月に実施した北米退任宣教師感謝ツアーが大変好評であったこともあり、二〇〇九年度にも、ドイツとカナダの退任宣教師感謝ツアーを実施することが決定され、準備委員会が組織された。 なお、委員会の当日に、台湾より帰国した服部真奈宣教師が出席した。帰国報告を受け、その労をねぎらった。 振り……
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