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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4682号】荒野の声

2009年9月12日

 

5000人のパンが、教会学校分級の聖書箇所となった。小3の男の子が、このパンは「かなり大きいぞ」と言い出した。「一つのパンを1000人で食べたのだから」。小6の男の子が、暗算した。「パン一つが100グラムだと、100キロ、150なら150キロ、お相撲さん並だ」。論より証拠、量った方が早いということになった。6枚切りの食パン一枚が72グラム、思ったよりも軽い。▼小6の女の子が言う。「重さよりも大きさよ。」計測し、計算した。11×12㎝。厚さは2㎝、1000枚だと、高さ20メートル。その後はかなり手こずったが、結局、110×120㎝、高さは2メートルが具合の良い大きさとなった。5000人が2枚ずつだと、この巨大パン10個。▼わかりきったことに無駄な手間暇をかけた気もしないではないが、子どもたちはこうして、主の恵みの業の大きさを実感した。▼実験と議論から得られた子どもたちの結論。イエス様のパンは、愛や友情のように、分け合う者が増えれば増えるほど、一人の取り分が増える。

 

教団新報
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